2015/08/23
クサフジで交尾および吸汁するヒメマルカメムシ
2015年7月上旬
農道に咲いたクサフジの群落で、小さくて丸いカメムシが茎に止まって交尾していました。
左側に居る大型の個体が♀だと思いますが、茎から吸汁してるようです。(色気よりも食い気。)
やがてペアを解消して別れました。
茎に口吻を突き刺しています。
見慣れないカメムシでしたが、交尾しているということは、小型でも幼虫ではなく成虫です。
図鑑で調べてみると、ヒメマルカメムシ(Coptosoma biguttulum)ですかね?
山間部のハギ(マメ科)に集まるらしい。(旺文社『野外観察図鑑1昆虫』p132より)
萩は未だ咲いていませんが、クサフジも一応マメ科になります。
マメ科牧草に加害する飼料作物害虫という扱いらしい。
近縁種タデマルカメムシとの違いはこちらのサイトで解説があります。
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セミ・カメムシ・サシガメ(半翅目),
食事,
配偶行動
2015/08/22
柳の枝先で初期巣を造るキボシアシナガバチ創設女王
2015年7月上旬
キボシアシナガバチ巣の定点観察@柳#1
水辺に近い堤防に生えた柳(樹種不詳)の枝先にキボシアシナガバチ(Polistes nipponensis)の初期巣を見つけました。
未だワーカーは羽化していないものの、中央部の育房には黄色い繭キャップが作られています。
巣盤周縁部の浅い育房では幼虫が育っています。
創設女王は巣盤にぶら下がったまま急に短く羽ばたきました。
扇風行動にしては短いですし、それほど暑くありませんでした(気温を測り忘れた)。
軽い威嚇行動なのでしょうか?
やがて女王は幼虫に肉団子を給餌し始めた…と現場では思ったのですが、映像を見直すと違ったようです。
女王が口元に咥えていた白っぽいペレットは肉団子ではなく巣材(パルプ)でした。
帰巣後にかなり長時間噛みほぐしていました。
この巣材を幼虫が入っている育房の壁に薄く伸ばしながら追加して、育房の高さを増しています。
下から巣盤を見上げるアングルで撮ると、育房数は計30室でした。
繭13、幼虫4、卵13と全ステージが揃っています。
造巣を終えた女王は育房を点検して回ります。
つづく→#2:初ワーカーと女王の夜
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ハチ・アリ(膜翅目),
造巣
スズメ幼鳥(野鳥)の居眠り
2015年7月上旬・正午頃
巣立ったばかりのスズメ(Passer montanus)の幼鳥が民家の板塀の天辺に座り込んでいます。
親鳥が給餌しにやって来るのを待っている間、眠そうに目を瞑ってうたた寝する様子が可愛らしい。
最後は目覚めて飛び去りました。
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