2022/04/12

杉の木を下り雪道を走るニホンリス【トレイルカメラ】

 

2021年12月下旬・午前8:05頃・晴れ 

里山でタヌキの溜め糞があったスギ林道を積雪期になってからもトレイルカメラで監視し続けています。 
朝の雪山にニホンリスSciurus lis)が登場しました。 
同じ場所で前回は写真だけだったのですが、ようやくニホンリスの証拠映像が撮れました。
関連記事(11日前の午後12:26)▶ 杉林の獣道を往来する野生動物たち【トレイルカメラ:スライドショー】
前回もリスの登場時刻は日中でした。 
野ネズミと異なり、ニホンリスは昼行性と分かります。 

スギの幹から雪面に飛び降りたリスが林道を走って横断しました。 
1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると、どうやら口に餌を咥えて運んでいるようです。 
餌の正体は分かりませんが、リスがスギの球果を食べるはずはありません。(松ぼっくり? ドングリ? クルミ?) 
秋の間にスギ林に貯食しておいた餌を冬になって取りに来たのかもしれませんね。 

同時期に別のトレイルカメラで監視している平地の河畔林とは違い、この場所(里山のスギ植林区画)には野ネズミが一度も現れません。 
そのおかげで、トレイルカメラ(無人センサーカメラ)の無駄撮りが少ないのは助かります。 
また川沿いと違って山中(特にスギ林の林床)は微気象が安定していて、霧が発生する時間帯がありません。 

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 



2022/04/10

タヌキのペアが河畔林を夜に巡回し溜め糞をチェック【トレイルカメラ:暗視映像】

前回の記事:▶ 排便後に吹雪で埋もれるホンドタヌキの溜め糞【暗視映像:トレイルカメラ】

2021年12月中旬

河畔林に残された溜め糞場を監視する無人センサーカメラ(トレイルカメラ)の記録です。 
根雪が積もる前の時季に♀♂ペアと思われるホンドタヌキNyctereutes viverrinus)2頭が一緒に(続けて)登場したシーンをまとめてみました。 


シーン1:12/11・午後19:57
落葉したニセアカシア立木の奥を2頭のタヌキが前後に並んで歩いて行きます。(川沿いを上流へ) 
先導していた個体が寄り道して溜め糞場をチェックしに来ました。 
匂いを嗅いだだけで排便せずに通り過ぎた…と思いきや、何があったのか画角内に駆け戻りました。 
振り返ってカメラを見上げてから画面左に立ち去りました。 


シーン2:12/12・午後21:57 
翌日の夜にも小雨がぱらつく中をタヌキの夫婦が現れました。 
今回は2頭が歩く間隔が開いていました。 
(ノーカットでそのまま流すと間延びするので、2頭目が登場するまで4倍速の早回し映像に加工しました。) 
立木の奥を右へ(川沿いを上流へ)歩いて行きました。 
今回は溜め糞には全く興味を示しませんでした。 


※ 赤外線の暗視映像を動画編集時の自動色調補正で明るく加工しています。



2022/04/07

冬の河畔林でタヌキ溜め糞場の周囲を深夜徘徊する謎の昆虫【トレイルカメラ:暗視映像】

前回の記事:▶ 夜の河畔林で活動する謎の昆虫【暗視映像:トレイルカメラ】

2021年12月中旬・午後23:20頃 

平地の河畔林に残されたタヌキの溜め糞を長期監視しているトレイルカメラに謎の夜行性昆虫がまた写っていました。 
(トレイルカメラが起動したのは、野ネズミなど何か別な野生動物にセンサーが反応したのだと思います。)
溜め糞の周囲の林床を黒っぽい虫がゆっくりと歩き回っています。 
頭部が白く光ってるのは、複眼に赤外線が反射しているのでしょう。 
溜め糞から遠ざかり、落ち葉の下に潜り込んだり出たりしています。 
動画モードで記録したので、残念ながら気温データを取得できませんでした。 
この時季は昼間に現場を訪れても、溜め糞に集まるハエ類ですら見かけません。

映像を見直しても、この虫は小さ過ぎて、何の仲間かも分かりません。 
なんとなく甲虫類のような気がするのですけど、どうでしょうか? 
それとも翅が退化した冬尺蛾の♀が羽化して林床を徘徊しているのだとしたら、面白いですね。 


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