2024/03/30

山道でニアミスしたニホンカモシカ♂の目の前で座り込んでみると…

 

2023年7月上旬・午後14:35頃・晴れ 

里山で私が静かに下山していると、下から登ってきたニホンカモシカ♂(Capricornis crispus)とややカーブの死角で鉢合わせしました。 
カモシカの方が先に気づき、慌てて身を翻して逃げました。 
(映像はここから。) 
少し離れたところで立ち止まって振り返り、警戒しながら私を見ています。 
下り坂でカモシカの方が私よりも下に位置していたので、劣勢な位置のカモシカは自ずと逃げ腰になっています。 
キョロキョロと辺りを見回し、耳をそばだてています。 

いつもなら私はその場に突っ立ったまま(なるべく動かずに)撮影を続けるのですけど、前回の反省から、試しに動画を撮りながら山道にゆっくり腰を下ろしてみました。
重いザックを背負ったまま、両足を前に伸ばして地面に座ったのです。 
そのまま背中のザックにもたれかかるように坂道に座って、姿勢を低くしました。
すると私の身長(体高)がカモシカよりも低くなり、私に対する恐怖や警戒心が解けたようです。 
私がすぐには立ち上がれない無防備な体勢であることを理解したのでしょう。 
ゆっくり近づいてきてくれました。 

カモシカの顔にズームインすると、どうやら顔馴染みの個体♂のようです。 
ペロペロと舌舐めずりをしました。 
濡れた鼻をヒクヒクと動かして風の匂いを嗅ぐと、鼻水(涎?)が滴り落ちます。 
私の汗の匂いでカモシカ側も「またお前か!」と認識してくれているようです。

最近もこの山系で出会った顔見知りの同一個体のようです。
関連記事(0、2ヶ月前の撮影)▶  


夏も毛皮を着込んだカモシカは暑いのか、忙しなく腹式呼吸しています。 
胴体の皮膚をピクピク動かすのは、吸血性昆虫を追い払うためです。 
カモシカの周囲をブヨ?が飛び回っています。 

こちらに向かって山道をゆっくり登り始め、私にどんどん近づいて来ます。 
接近するカモシカが立ち止まり、私をじっと見下ろしています。 
慎重に数歩ずつ近づいてきます。 
山道で急に座り込んだ私の体調を心配してくれているのでしょうか? 
遭遇時にこんな奇妙な行動をするヒトをかつて見たことがなかったはずですから、好奇心が掻き立てられたのかもしれません。 
カモシカ猟をするマタギの話でも、カモシカの近くで踊ってみせると興味津々で逆に近寄ってくるのだそうです。 (※ 追記参照)

カモシカが横向きになった際に、下腹部に珍しく陰茎が見えました。 
次に後ろ向きになると、股間に睾丸がぶら下がっていました。 
やはり性別は♂で間違いありません。 

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後ろ向きになったのに、振り返ってこちらを見ています。 
短い尻尾を素早く振って、吸血性昆虫を追い払っています。 

カモシカも逃げるべきか葛藤したものの、好奇心が勝ったようです。
再び方向転換して、更に私の方へ近づいてきました。 
もう少しでカモシカの体に触れそうです。
私が汗ばんだ手を差し出しても、さすがに舐めてはくれないかな? 

肝心なときにカメラがトラブルを起こし、再起動でもたついている間にカモシカ♂は私から逃げ、山道を少し下ってしまいました。 
そのまま山道でカモシカ♂とすれ違えるかと期待したのですが、カメラが再起動するノイズに驚いたカモシカ♂が坂道の下へ飛び退いてしまったのです。 
山道で立ち止まって振り返り、私の様子を伺っています。 

下り坂を歩き去るカモシカ♂の後ろ姿でも、睾丸と陰茎がしっかり見えました! 
フィールドで野生カモシカの性別を見分けるのは至難の業なのですが、どんな地形条件でどんな体の向きだと♂の外性器が見えるのか、少しずつ分かってきました。 

遂にニホンカモシカ♂は山道を左に逸れ、法面の雑木林に入って行きました。 
ガサガサと薮漕ぎする音が聞こえます。 

今回の出会いで、カモシカ♂が鼻息を荒らげたり蹄で硬い地面を踏み鳴らしたりして私を威嚇する行動は一度もやりませんでした。
私も身の危険を感じることはありませんでした。



ちょっとした実験のつもりでしたが、私の身長を低く見せるだけで顔馴染みのカモシカがいつもとは違う行動を見せてくれたので、大満足です。 
ブラインドを使わず餌付けをしないで野生のカモシカにどこまで近づけるか、という個人的なチャレンジの記録を更新しました。 
もう少しでカモシカの体に触れそうでした。 
私が腕を伸ばしたら、カモシカは私の塩っぱい汗を舐めてくれたでしょうか? 
もちろん、「カモシカに出会ったらその場に座れ」と皆さんに推奨している訳ではありません。 
真似する人は、くれぐれも自己責任でお願いします。 
私は入山する時にはいつも護身用の「熊よけスプレー」を携帯しており、今回も万一ニホンカモシカ♂に襲われたら躊躇なく噴射する気満々でした。


※【追記】
鳥海隼夫『カモシカの民族誌』によると、
カモシカは好奇心が強い反面、頭はあまりよくないといいます。カモシカは大抵同じ場所に現れるので、猟師は頭に布をかぶったり、布を振り回して手足を動かしたり、踊りながらカモシカに近づきます。
 カモシカはそれを猟師だとは気づかず、逃げるどころか踊りに見とれている間に、猟師の接近を許して命を落とすはめになるのでした。(中略)
 林業を営んでいる古畑菊雄さんという知人が、植林地の下草刈り作業の合間に作業員たちと休憩していた時、こんな体験をしたといいます。
 「近くの木の切り株の上で、カモシカが休んでいた。カモシカは踊りを見るのが好きだと年寄りから聞いたことがあったので、面白半分に(佐渡おけさ)を唄い、踊りながらカモシカに近づいてみた。するとカモシカは、驚いて立ち上がりはしたが、逃げる様子もなく踊りを見物しているようだった」(趣旨)。
 古畑さんとカモシカとの距離は、4〜5メートルほどだったそうです。 (p39より引用)
私も次に機会があれば、カモシカの前で踊ってみせる作戦を試してみようと思います。
(踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々♪)
しかし単独行の場合、それを見たカモシカの反応を自撮りで動画撮影するのは難しそうです。

山道の水溜まりに集まって産卵するオオハナアブ♀

 

2023年7月上旬・午後14:05頃・晴れ 

里山の中腹で林道のわだちが水溜まりになっていました。 
そこに複数のオオハナアブ♀(Phytomia zonata)が群がり、ブンブン♪と羽音を立てながら忙しなく飛び回っていました。 
岸の泥濘や草地に降り立ったオオハナアブは、左右の複眼が離れている♀ばかりでした。 
♂が居ないのは不思議です(性比の偏り)。 

背側から見下ろしても何をしているのかよく分かりません。 
夏の日差しを浴びて腹式呼吸しています。 
身繕いや日光浴以外の目的がきっとあるはずです。 
側面から撮りたくて私が下手に移動すると、警戒したオオハナアブ♀は羽音を立てて飛び立ってしまいます。 
しばらくホバリング(停空飛翔)してから同じ地点に再着陸することがあります。 
泥水を舐めに来ているのかと思ったのですが、口吻を伸縮させている個体がいなかったので、吸水ではなさそうです。 
かなり粘って撮影すると、どうやら腹端の産卵管を水溜まりの岸の泥濘や泥まみれの枯草に挿し込んで卵を産んでいるようです。 

【参考ブログサイト】
オオハナアブの産卵 @海野和男デジタル昆虫記
オオハナアブの産卵か? @ぶんぶん・ぷらっと・・・写真ブログ


水溜まりの上を低空でジグザグに飛び回る様子はあまりにも高速のため、その動きについて行こうとカメラを振り回す羽目になり、見ると酔いそうな動画になりました。 
そこで1/5倍速に加工したスローモーションでご覧ください。(@2:20〜) 
1/8倍速のハイスピード動画でも撮りたかったのですけど、固定焦点になってしまうので、使い道が限定されてしまいます。 
オオハナアブ同士で縄張り争いや求愛飛翔などの空中戦が繰り広げられているのかどうか肉眼では分かりませんでした。
スロー再生すると、ただ次の産卵地点を探索している低空飛翔だと判明しました。 

※ 撮影順ではなく入れ替えて編集してあります。 
複数個体を撮影。 


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2024/03/29

一時帰還した巣穴の近くで昼間に活動するニホンアナグマの母子【トレイルカメラ】探餌徘徊、幼獣の格闘遊び、相互毛繕いなど

 



2023年7月上旬 

旧営巣地に戻ってきたニホンアナグマMeles anakuma)家族の映像記録の続きです。 
夜行性だと思っていたアナグマが明るい昼間にこれほど活発に活動するとは意外でした。
幼獣が元気一杯なのは、どの種類の動物でも同じようです。

シーン1:7/9・午前6:25・晴れ(@0:00〜) 
晴れた朝ですが、前夜の雨で濡れたレンズがまだ少し曇っています。 
旧機種トレイルカメラの映像がなぜか急にフルカラーに戻りました。 

多数のアナグマ個体が奥の二次林で採餌していました。 
巣穴Rのアクセストレンチに1頭が残っているだけです。 
5倍速の早回し映像でご覧ください。 


シーン2:7/9・午前6:26・晴れ(@0:12〜) 
アナグマ家族群の全個体が林内をゆっくり歩きながら採餌活動しています。 


シーン3:7/9・午前6:29・晴れ(@0:24〜) 
ようやくレンズの曇りが乾き、画面がすっきり見やすくなりました。 
アナグマの♀成獣は褐色で、幼獣の体毛は白っぽく見えます。 

4頭の幼獣が先を争うように巣穴Rに入りかけました。 
何か危険が迫っている訳ではなく、はしゃぎ回っているだけのようです(遊び)。 
先頭を切って実際に入巣Rしたのは母親♀でした。 

幼獣は疲れて巣内で寝るのかと思いきや、未だ遊び足りないようです。 
広場に残った幼獣2頭が取っ組み合いの格闘遊びを始めました。 
巣内Rに入っていた幼獣個体も再び外に出て参戦。 


シーン4:7/9・午前6:32・晴れ・気温22℃(@1:24〜) 
別アングルに設置した監視カメラの映像に切り替えます。 
東から差し込む朝日が逆光になっています。 

巣口Lの周囲で3頭の幼獣が遊んでいます。 
しばらくすると、母親♀が左からノソノソと歩いて登場しました。 
獣道を辿って右上奥の灌木林へ向かいます。 
幼獣4頭も♀について歩きます。 

道中で1匹の幼獣が立木(樹種不明)に前脚を掛けながら立ち上がり、幹の匂いを嗅ぎました。(@2:07〜) 
何の目的がある行動なのか分かりませんが、アナグマは幼獣の時期から後脚で起立できることが分かりました。 

幼獣たちは遠くへは行かず、セットに駆け戻ってきました。 


シーン5:7/9・午前6:33・晴れ・気温24℃(@2:24〜) 
新機種のトレイルカメラなのに、昼間の連続撮影でなぜかモノクロ映像に戻ってしまいました。 (初めての症状で原因不明です。) 

幼獣が巣穴Lに出入りを繰り返しています。 
広場で2匹の幼獣が互いに突進して、ぶつかり稽古のように遊び始めました。 
突進すると見せかけてフェイントをかけたり、挑発するように横にピョンピョン跳ねたりと、微笑ましい遊びです。 
喧嘩の鳴き声は発していませんでした。 

母親♀が独りで採食に出かけた間、4頭の幼獣はセットで留守番しているようです。


シーン6:7/9・午前6:34・晴れ・気温26℃(@3:08〜) 
モノクロからフルカラーの映像へと自然に戻りました。 
これ以降、モノクロとフルカラーを交互に繰り返す謎の症状が発生します。 
直射日光がレンズに当たると眩しすぎて発症するのかな? 
気温の測定値が短時間で不自然に上昇したのも、カメラ本体に直射日光が当たったせいでしょう。(異常値とみなします) 

母親♀に呼ばれたのか、広場で遊んでいた幼獣2頭が獣道を辿って右上奥へ走り出しました。 
しばらくすると、画面の左下から幼獣1頭が登場しました。 
最後までセットに残っていた個体のようです。 
巣口Lをピョンと飛び越えると、仲間の後を追って獣道を駆け去りました。 


シーン7:7/9・午前6:36・晴れ・(@3:38〜) 
幼獣4兄弟(姉妹)が獣道からセットに戻ってきていました。 
その後から母親♀が獣道を歩いて来ると、幼獣が嬉しそうに出迎えて♀にまとわりつきます。 
既に離乳しているのか、母親♀を横から見ても腹面の乳首があまり目立たなくなっている気がします。 
親子全員が左に消えました。 


シーン8:7/9・午前6:40・晴れ・(@4:11〜) 
別アングルの監視映像に切り替えます。 
幼獣4頭はバラバラになり、各自が林床の地面を掘り返して採餌の真似事をしているようです。 
母親♀は巣口Rから離れ、独りで左奥の林内へ入って行きました。 


シーン9:7/9・午前6:44・晴れ・(@5:11〜) 
幼獣は3頭しか写っていません。 
そのうちの1頭が後ろ向きで巣穴Rの奥に引っ込みました。 
しばらくするとまた巣口Rに顔を出しました。 

別の幼獣2頭が広場で頭を突き合わせながら探餌徘徊しています。 
軽く突進して相手を牽制し、小競り合いが始まりました。 
軽い取っ組み合いで巣口Rの窪地に転がり落ちても、平気で起き上がります。 


シーン10:7/9・午前6:50・晴れ・(@6:11〜) 
ようやく幼獣4頭の全個体を確認できました。 
(母親♀は採餌に出かけていて留守です。) 
各自があちこちで採餌活動しています。 
幼獣の個体識別はできていませんが、幼獣にも個性がありそうです。 
例えば、いつも♀のそばに居たがる幼獣個体は将来のヘルパー候補♂なのかな? 

林縁で取っ組み合いの格闘遊びが勃発しました。 
巣穴Rへの出入りを繰り返して遊んでいます。 


シーン11:7/9・午前6:59・晴れ・(@7:11〜) 
いつの間にか母親♀がセットに戻って来ていました。 
巣口Rで1匹の幼獣と♀が相互毛繕いで挨拶しています。 

成獣が横を向いた際に、腹面に乳首が見えました。(@7:44〜) 
これでようやく成獣が母親♀であることが確定しました。 
それまでは、ヘルパー♂かもしれないという疑念を除外できませんでした。 

幼獣は♀に授乳を求めることはなくなり、完全に離乳したようです。 

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シーン12:7/9・午前7:44・晴れ・(@8:11〜) 
巣口R付近に母子全員が勢揃いしていました。
林縁の広場で寄り添い、相互毛繕いを始めました。 

ヘルパー♂の姿を全く見かけないのですけど、一体どこに居るのでしょう? 
幼獣が乳離れすると、ヘルパー♂はお役御免で追放されるのでしょうか?
この旧営巣地から転出した先の巣穴がどこにあるのか、私はまだ突き止められていません。 
アナグマ母子も懐かしの巣穴に一時帰還しただけで、本格的に再転入するつもりはないようです。 

やがて母親♀は仰向けになり、自分で毛繕いを始めました。 

幼獣2頭が相次いで巣穴Rに駆け込みました。 
巣外に残ったメンバーはのんびり過ごしてしています。 


シーン13:7/9・午前7:45・晴れ・(@9:11〜) 
親子で相互毛繕いしたり、体を掻いたりしています。 
幼獣の中には、巣穴Rへの出入りを繰り返したり、地面を前足で掻いて採餌の真似事をする個体もいます。 


シーン14:7/9・午前7:47・晴れ・(@10:11〜) 
幼獣1頭だけが母親♀の後をついて右へ立ち去りました。 
他の幼獣3頭はセットに残り、各自が探餌に励んでいます。 


シーン15:7/9・午前7:50・晴れ・(@11:11〜) 
採食に出かけていた母子がセットに帰ってきていました。 
幼獣が母親♀に向かって突進して甘えています。 
母子の順に巣穴Rに入りました。 
他の幼獣3頭の姿が見えません。 


シーン16:7/9・午前7:58・晴れ・気温24℃(@11:22〜) 
別アングルに設置した監視カメラの映像に切り替えます。 
新機種なのに、なぜか白黒映像です。 

母親♀が左の巣口R付近で仰向けになり自分で毛繕いしています。(乳首が見える) 
そこへ幼獣が近寄ると、対他毛繕いしてやります。 


シーン17:7/9・午前7:59・晴れ・気温26℃(@11:41〜) 
母親♀が獣道を辿って右上奥へ向かいました。 
旧営巣地からあまり遠くへは行かず、林内で独り採餌活動をしています。 
幼獣3頭はセットに留まり、おとなしく留守番しています。 
親の躾が行き届いているのか幼獣の本能なのか分かりませんが、勝手に動き回って林内で迷子にならない点に感心します。 


シーン18:7/9・午前8:01・晴れ・気温27℃(@12:41〜) 
再び母子の群れが勢揃いしました。 
幼獣のある個体が立木に前脚を掛けて立ち上がり、幹の匂いを嗅ぎました。(@13:10〜) 
続けて幼獣同士の格闘遊びが始まり、キャン♪と軽く吠えました。 
まるで避難訓練のように、幼獣たちは巣穴Lへの出入りを繰り返して遊んでいます。 
巣口Lをピョンと跳び越える様もかわいいですね。 
最後は4頭の兄弟姉妹が連れ立って左の死角へ行きました。 
「そして誰もいなくなった」 


シーン19:7/9・午前8:02・くもり・(@13:41〜) 
別アングルの広角映像に切り替えます。 
母親♀の周囲で4頭の幼獣が元気いっぱいではしゃぎ回っています。 
たまに♀が近くの幼獣に対他毛繕いしてやります。 
幼獣の中に黒っぽい個体がいますが、巣穴に出入りした際に黒土で汚れてしまったのでしょうか。 


シーン20:7/9・午前8:03・くもり・(@14:41〜) 
右から左へ母親♀が横切ります。(乳首が見える) 
営巣地に散乱する長い落枝をアナグマが踏むと落枝が動くので、逆に落枝に注目することで死角にいるアナグマの動きを想像することが出来ます。 


シーン21:7/9・午前8:04・くもり・(@15:21〜) 
♀が奥の二次林へ入り、採食しています。 
幼獣からはぐれないように、セットからあまり遠くには行かないようにしているようです。 
幼獣4頭も各自が地面を嗅ぎ回り前足で掻いて餌を探します。 

細長い立木に前脚を掛けて立ち上がる幼獣がいました。(@16:00〜) 
今回この行動を何度も見かけるのですが、特定の幼獣個体の癖なのか、何の目的があるのか、知りたいところです。 

そこへ別の幼獣個体がやって来て、幼獣同士の取っ組み合い(兄弟喧嘩)が始まりました。 
相手に噛み付いて組み伏せているものの、鳴き声は聞き取れません。 


シーン22:7/9・午前8:05・くもり・(@16:21〜) 
元気があり余っている幼獣2頭が巣穴R付近でひたすら格闘遊びを繰り広げています。 
その一方で、いつも母親♀について歩きたい甘えん坊の幼獣が1頭います。 
親の採餌法をよく見て覚えようとする勉強熱心な個体なのかもしれません。 
幼獣の性別が関係しているのかな? 


シーン23:7/9・午前8:08・くもり・(@17:20〜) 
各々がばらばらに活動しています。 
林縁の灌木の根本で虫でも見つけたのか、重点的に匂いを嗅いでいる幼獣がいます。 


シーン24:7/9・午前8:08・くもり・気温25℃(@18:21〜) 
別アングルの監視映像に切り替えました。 
幼獣1匹が巣口Lの近くで地面の窪みに顔を突っ込んで餌を探しています。 


シーン25:7/9・午前8:09・くもり(@19:20〜) 
別アングルの広角映像に切り替えます。 散発的に幼獣同士で小競り合いが始まります。 
奥の農地からトラクターの騒音が聞こますけど、アナグマ家族は気にしていません。 

前脚を立木に掛けて起立する幼獣がいました。(@x:xx〜) 


シーン26:7/9・午前8:12・くもり・気温25℃(@20:20〜) 
別アングルの監視映像に切り替えます。 
幼獣1匹が右下隅から登場し、アクセストレンチLの落葉に鼻面を突っ込んで穴を掘りながら餌を探しています。 




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