2020/03/28

マリーゴールドの花蜜を吸うオオハキリバチ♂の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



2019年10月上旬・午後12:50頃・晴れ

農村部の畑の端に線虫対策のコンパニオンプランツとして植えられたフレンチ・マリーゴールドの群落でオオハキリバチ♂(Megachile sculpturalis)が訪花していました。
この組み合わせは初見です。
頭楯が黄色い花粉で汚れているので顔色が分かりにくいのですが、白い口髭がある上に腹端が丸みを帯びているので雄蜂♂と分かりました。
途中(@0:54〜0:59)で画面下に登場するのが♀で、他は全て♂でした。

吸蜜しながら後脚同士を擦り合わせています。

花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:31〜)
飛来したモンシロチョウや別種のハナバチ♀とニアミスすることがあっても、オオハキリバチ♂は吸蜜に夢中です。


オオハキリバチ♂:背面@マリーゴールド訪花吸蜜
側面

2020/03/27

腹部を回して暴れるホシヒメホウジャク(蛾)の蛹



ホシヒメホウジャク(蛾)の飼育記録#4



▼前回の記事
ホシヒメホウジャク(蛾)終齢幼虫の巣作り【30倍速映像】

ホシヒメホウジャクNeogurelca himachala sangaica )の終齢幼虫が食草ヘクソカズラの葉を絹糸で綴り合わせて巣を作ってから2日後、粗末な繭の中で前蛹が脱皮して蛹になりました。


2019年10月上旬

蛹化から9日後、繭を開いて中を調べてみました。
ヘクソカズラの葉をそっと剥がして焦げ茶色の蛹を取り出すと、腹部をグルグル回して必死に暴れました。
(実はそれ以前にも、繭内で蛹がときどき自発的にガサガサと動くのを目撃していました。)
右回り、左回り、どちらにも旋回可能です。
このとき威嚇の鳴き声は発しませんでした。
可動部は腹部だけで、頭部および胸部はクチクラが固まっていて関節が動きません。

ホシヒメホウジャク蛹の腹端とヘクソカズラの葉裏を結んで固定していた絹糸をようやく引き剥がすことが出来たので、取り出した蛹を方眼紙に置いて採寸。
無防備になった蛹は腹部を旋回して、しばらく活発に暴れ続けていました。
しかし蛹が紙面を転がることはありませんでした。

「神秘的な完全変態が行われる昆虫の蛹は羽化までじっと静止している」というイメージ(先入観)をお持ちの方が多いようなので、色々な種類で「動く蛹」を動画で記録するように努めています。




つづく→#5:ホシヒメホウジャク♂(蛾)の羽化【20倍速映像】


ホシヒメホウジャク(蛾)繭:ヘクソカズラ葉@方眼紙・全景
ホシヒメホウジャク(蛾)繭:ヘクソカズラ葉@方眼紙
ホシヒメホウジャク(蛾)蛹@繭open
ホシヒメホウジャク(蛾)蛹:側面@方眼紙


河川敷の芝生で虫を捕食する冬羽のノビタキ(野鳥)



2019年10月上旬・午後14:05頃

川岸のヨシ原で冬羽のノビタキSaxicola torquata)が1羽、茎に止まっていました。
河川敷の芝生に飛び降りたものの、私を警戒して再びヨシ原へ戻ってしまいました。
ヨシの茎に止まり、神経質に尾羽をピクピクと上下に動かしています。
私がじっと動かずに撮り続けると、ようやく警戒を解いたノビタキが河川敷の芝生に飛び降りて何か虫を捕食しました。

河川敷を散歩に来た人を警戒したノビタキが少し飛んで逃げ、柳の灌木に止まり直しました。

しばらくすると再び横の芝生に降り立ち、地上採食(虫の捕食)を始めました。
背伸びして辺りを警戒。
最後は別な通行人に驚いて、どこかへ飛び去りました。


ノビタキ冬羽(野鳥)@河川敷:芝生
ノビタキ冬羽(野鳥)@ヨシ茎

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