オオエグリシャチホコ(蛾)の飼育記録#5
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オオエグリシャチホコ(蛾)終齢幼虫の身体測定
2019年10月上旬
オオエグリシャチホコ(Pterostoma gigantinum)の終齢幼虫が食欲を失って徘徊を始めたので、ティッシュペーパーと共に小箱に閉じ込めました。
するといつの間にか、ティッシュペーパーの裏に潜り込み、隙間に白い絹糸を張って粗い繭を作り、黒い蛹になっていました。
前蛹からの脱皮殻(蛹化殻)も残されていました。
蛹化の一部始終を動画で記録できなかったのが残念です。
(本来は地中で蛹化するそうです。)
黒光りする蛹を方眼紙に乗せて採寸します。
蛹を指で摘み上げようとしてもツルツル滑って非常に持ちにくかったです。
ピンセットで蛹を転がしたり指で摘んだりすると、腹部をぐるぐると回して暴れました。
天敵(捕食者)に対するせめてもの威嚇のつもりなのでしょう。
このとき鳴き声を発することはありませんでした。
解放してもしばらくは自発的に動き続け、転がりました。
胸部および頭部はガッチリと固められていて動けないようです。
オオエグリシャチホコは蛹越冬らしいので、このまま初夏まで休眠するのでしょう。
無事に羽化してくれるか楽しみです。
つづく→#6:休眠中に寝返りを打つオオエグリシャチホコ(蛾)の越冬蛹【10倍速映像】
オオエグリシャチホコ(蛾)蛹:側面@方眼紙 |
オオエグリシャチホコ(蛾)蛹:腹面@方眼紙 |
オオエグリシャチホコ(蛾)蛹化殻:背面@方眼紙 |
オオエグリシャチホコ(蛾)蛹化殻:腹面@方眼紙 |
オオエグリシャチホコ(蛾)蛹化殻:側面@方眼紙 |