2020/03/10

オオエグリシャチホコ(蛾)終齢幼虫の身体測定



オオエグリシャチホコ(蛾)の飼育記録#4



▼前回の記事
オオエグリシャチホコ(蛾)終齢幼虫がニセアカシアの葉を蚕食・脱糞【30倍速映像】

2019年9月下旬

食樹植物(ニセアカシア)を新鮮な枝に交換するついでに、オオエグリシャチホコPterostoma gigantinum)の終齢幼虫を1mm方眼紙に載せてみました。
こうするとイモムシを簡単に採寸することが出来ます。
『イモムシハンドブック2』p71によると、オオエグリシャチホコ終齢幼虫の体長は「44mmほど」と書いてありますが、それより少し大きいですね。

緑色だった体表のクチクラが白っぽくなった気がするのですけど、次の脱皮(または蛹化)が近いのでしょうか?


つづく→#5:触れると腹部を回すオオエグリシャチホコ(蛾)の蛹


オオエグリシャチホコ(蛾)終齢幼虫@方眼紙
オオエグリシャチホコ(蛾)終齢幼虫@方眼紙+方向転換+徘徊

2020/03/09

秋の田んぼで虫を捕食する冬羽のノビタキ♂♀(野鳥)



2019年9月上旬・午後17:40頃

稲穂が実る夕方の田んぼで、畦道に突き刺したプラスチックの支柱の天辺に鳥が止まっていました。
初めはモズかと思ったのですが、どうやら冬羽で渡りの途中のノビタキSaxicola torquata)のようです。
少なくとも2羽が互いに近くで行動していました。

▼関連記事(1年前の撮影)
田んぼで羽繕いする冬羽のノビタキ♀♂(野鳥)

支柱の天辺から周囲の田んぼを油断なく見張り、ときどき素早く飛び降りては隣の支柱へ止まり直します。
羽ばたく際に翼に白い帯が目立ちます。
バッタやトンボなど田んぼに棲む昆虫をせっせと捕食しているのでしょう。
必死に飛んで逃げる虫を追いかけて、ノビタキは空中でフライングキャッチを試みています。
狩りの成否や捕食メニューは不明ですが、支柱の天辺に戻ると羽繕いをしました。
華麗なフライングキャッチの様子を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
次回はもっと明るい昼間の時間帯に捕虫シーンを撮影できればと思います。

驚いたことに、畦道に張り巡らせた細いテグス糸の上にノビタキが止まることもありました。
このテグスは(私の理解では)カラスやスズメなど稲穂を食い荒らす種子食性の鳥に対する防鳥効果を期待して田んぼに張り巡らされているはずなのに、ノビタキは全く嫌がる素振りはありませんでした。
ノビタキは昆虫食性なので、収穫前の米を食害する心配はありません。
むしろ害虫を食べてくれる益鳥になります。

また、この田んぼには畦道のあちこちに鳥よけの風車が設置されていて、秋風が吹くと目玉模様がクルクルと回っていました。
ノビタキは風車のすぐ近くでは捕食活動していなかったので、多少は目玉風車を忌避しているのでしょうか?
たまたま適当な止まり木(畦道の支柱)が風車の近くに無かっただけかもしれません。


▼関連記事
田んぼの稲穂を鳥害から守る目玉風車
田んぼの鳥害対策例:テグスを張り黒ビニールの旗を立てる(野鳥)


最後に私が更に近づいて撮ろうとしたら、警戒したノビタキは田んぼの奥に隣接するトウモロコシ畑に逃げ込みました。
雄花の穂先に並んで止まって私の様子を伺っています。
かなり薄暗い上にカメラのデジタルズームの限界まで強引に拡大したので、ラストシーンは画質がかなり粗いです。



山渓カラー名鑑『日本の野鳥』でノビタキの冬羽について調べると、
秋には黒い頭の♂は見られないが、これは繁殖期後に換羽があったためで、冬の間に羽の先の褐色の部分がすり切れると、繁殖期の黒い頭に変化する。(p438より引用)


▼関連記事(約2週間後の撮影)
畑で脱糞後に飛び立つ冬羽のノビタキ♀(野鳥)

ノビタキ冬羽(野鳥)@水田畦道:支柱天辺
ノビタキ冬羽(野鳥)@水田畦道:支柱天辺


野菊の花蜜を吸うスズバチ♂



2019年9月下旬・午前10:37

▼前回の記事
スズバチ♂の探雌飛翔とミネラル摂取【HD動画&ハイスピード動画】


砂利の敷かれた農道で探雌飛翔を繰り返していたスズバチ♂(Oreumenes decoratus)が、道端に咲いた野菊の群落で訪花を始めました。

野菊について私は未だ勉強不足でしっかり見分けられませんが、ノコンギクですかね?




栄養補給(吸蜜)が終わるとスズバチ♂は飛んで砂利道に戻りました。
1/5倍速のスローモーションでリプレイ。


スズバチ♂:背面@野菊sp訪花吸蜜
スズバチ♂:側面@野菊sp訪花吸蜜

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