2019/05/23

電柱から飛び立つチョウゲンボウ♀♂の羽ばたき(野鳥)【HD動画&ハイスピード動画】



2018年11月下旬
▼前回の記事
屋上の梯子から飛び立つチョウゲンボウ♂(野鳥)

屋上から飛んで逃げたチョウゲンボウ♂(Falco tinnunculus)を追いかけると、♀と同じ電柱に止まっていました。
田んぼに隣接した住宅地です。
チョウゲンボウのつがいを一緒に撮れたのは初めてです。
電柱の天辺に居る♀(頭部が茶色)は、初めに刈田を飛び去るのを撮った個体です。

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刈田を低空で飛ぶチョウゲンボウ♀(野鳥)

頭部が青っぽい♂は♀より一段下の電線の金具に止まっていました。
♂が頻りに会釈を繰り返しています。
鳴き声は聞き取れませんでした。
チョウゲンボウは♀の方が♂よりもやや体格が大きいらしいのですが、この映像では逆(♀<♂)に見えるのは遠近法の影響なのでしょう。

チョウゲンボウが電柱から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:29〜)
♀♂つがいがなぜか右の方を気にして見ています。
まず♀が一度フェイントした後で、右下へ飛び去りました。
♂はそれを見送り、しばらく辺りをキョロキョロ見渡していました。
ようやく♂がこちらに向かって飛び立ち、左下に滑空して消えました。(見失った)

※ 動画編集時に手ブレ補正処理したら、副作用で不自然な動きが残ってしまいました。

シリーズ完。


チョウゲンボウ♀a♂b(野鳥)@電柱天辺/電線
チョウゲンボウ♀a♂b(野鳥)@電柱天辺/電線
チョウゲンボウ♀a♂b(野鳥)@電柱天辺/電線

2019/05/22

黄葉したイチョウ街路樹に塒入りするハクセキレイ♂♀の群れ(野鳥)



2018年11月中旬・午後16:48〜16:57(日の入り時刻は午後16:28)

ハクセキレイMotacilla alba lugens)の群れがねぐらとして毎晩使っているイチョウ並木を久しぶりに定点観察に来ました。
大通りのイチョウ並木は見事な黄葉になっていました。
ここは繁華街で人通りが多いため、街路樹に悪臭を放つ銀杏が実らないように、イチョウの雄株しか植えられていないようです。
ちなみに、下に掲載した参考写真は同じ日に別な大通りで撮ったイチョウ並木(今時珍しい雌株)です。

日が落ちて辺りが暗くなると、周囲からハクセキレイが三々五々と集まってきて、イチョウ並木周辺の電線や建物の屋上に群がるようになります。
ハクセキレイは集団塒を目がけて一気に飛び込むのではなく、塒の近くの分かりやすい場所で一旦待ち合わせして時間を潰す習性があるのです。
これを就塒前集合と言います。
某施設の屋上の縁に止まった個体が、大通りを見下ろしています。
大通りの交通量が多いため、鳴き交わしているハクセキレイの声が車の騒音でかき消されてしまってよく聞き取れません。

塒に危険がないことを確かめると、屋上から相次いで真下にあるイチョウの木に飛び込みました。
葉が青々と茂る夏季にはイチョウ並木の何本かを塒として分散利用していたのですが、黄葉した晩秋のこの日、ハクセキレイは特定の1本のイチョウの木に集中して飛び込んでいました。
群れには♀♂両性が居ることを確認しました。
イチョウの枝葉に飛び込む前にホバリング(停空飛翔)することもあります。
塒内でハクセキレイが枝から枝へと飛び回ると、イチョウの葉が枝からハラハラと落ちます。
やがて塒への出入りがなくなり、落ち着いたハクセキレイは寝静まりました。
辺りが真っ暗になると、行き交う車のヘッドライトに照らされてイチョウの黄葉が一層きれいです。

※ 手持ち夜景モードに切り替えて動画撮影しました。
暗い映像なので、動画編集時にコントラストではなく彩度を少し上げました。
建物の外壁が写っているシーンでは外壁に規則的な細かい縦縞模様があるため、手ブレ補正処理すると副作用で却って不自然な動きになってしまいます。

さて、冬になってイチョウが完全に落葉したらハクセキレイは一体どうするのでしょう?
枝が丸見えになり雪が降っても北国のハクセキレイは同じイチョウ並木を夜の集団塒として利用し続けるのでしょうか?
この点を知りたいので、頑張って定点観察に通い続けます。

つづく→初冬に塒の街路樹を変更したハクセキレイの群れ(前編)就塒前集合【冬の野鳥】


イチョウ黄葉
イチョウ黄葉+果実(銀杏)@雌株
イチョウ黄葉+果実(銀杏)@雌株
イチョウ黄葉+果実(銀杏)@雌株
イチョウ黄葉+果実(銀杏)@雌株
イチョウ落葉(黄葉)+落果(銀杏)
イチョウ落葉(黄葉)+落果(銀杏)

クリの木をつついて虫を探すアカゲラ♀(野鳥)



2018年11月下旬

郊外のクリ(栗)林に聳え立つ巨木でアカゲラ♀(Dendrocopos major)がヒョコヒョコ登っていました。
すっかり落葉した枝を嘴で突付くと木屑が飛び散ります。
残念ながら材中に虫は潜んでいなかったようで、捕食シーンは見れませんでした。

あいにく、逆光がキツくて非常に撮りにくいアングルでした。


アカゲラ♀(野鳥)@クリ樹上
後頭部が赤くないので♀

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