2022/02/14

雨の降る夜に池畔をうろつくホンドタヌキ【暗視映像:トレイルカメラ】

 

2021年11月中旬・午後21:10頃・雨天・気温6℃ 

山中の水場の対岸(画面右上)にホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が現れました。 
トレイルカメラ(無人センサーカメラ)の動画が起動する前に右岸へ移動して姿を消しました。 

小雨が降る中、しばらくするとタヌキが右岸から戻って来ました。 
対岸の林道で泥の轍を軽快に飛び越え、左に立ち去りました。 

空白の1分20秒間にタヌキは画角の右外で池の水を飲んだのかもしれません。 
そのためには右岸の急な崖を水際まで降りる必要があるため、タヌキがそれをやる可能性は低いと私は思っています。 

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

2022/02/13

川で水浴中にはしゃぎ回るカルガモ群れの謎(野鳥)

 

2021年11月上旬・午後15:00頃・晴れ
前回の記事:▶ 川で水浴中にはしゃぎ回るオナガガモ♀♂の謎(野鳥)
オナガガモの群れが川で水浴する行動を記録するために、4分以上長撮りしてみると、画面奥に集まっていたカルガモAnas zonorhyncha)の群れも水浴びを繰り返していました。 
ときどき、ただの水浴ではない興奮状態(に見える)の個体がいました。 
何か危険を感じた群れがパニックになって逃げ惑う逃避行動ではありません。 
周囲の個体はのんびり過ごしているからです。 

水浴の前後に急に川面を突進したり、潜水したりしています。 
一旦潜水してから急角度で曲がり(フェイント)、浮上すると別方向へ突進する個体もいました。(画面左上隅から登場@0:40) 
1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@1:06〜) 

元気があり余っている個体がはしゃいでやる水浴行動のバリエーションなのでしょうか? 
川面が混み合ってくると、もっと空いた場所で水浴したくて移動するのかな? 
なんとなく私は異性にアピールする誇示行動ではないかと予想しているのですけど、カルガモの性別を外見で見分けられないので解釈が難しいです。 

証拠映像を撮るのが難しいだけで、実はよくあることなのでしょうか? 
まさかとは思いますが、もしも水鳥の興奮状態が異常行動だとすると、川の深刻な水質汚染を疑ってしまいます。 


 

↑【おまけの動画】 
謎の行動は前後の文脈に意味があるかもしれないので、4分強(4:18)長撮りした映像素材をブログ限定で公開しておきます。 

山中の池で水を飲むニホンカモシカ♂【トレイルカメラ】

 

2021年11月中旬・午後12:10頃・晴れ・気温10℃
前回の記事:▶ 山中の水場で水を飲むニホンカモシカ【トレイルカメラ】
トレイルカメラ(無人センサーカメラ)で里山の池を監視していると、珍しく真っ昼間からニホンカモシカCapricornis crispus)が水を飲みに来ました。 
しかも、いきなりカメラから至近距離でどアップの横顔が写りました。 
左岸の急な崖をわざわざ降りて水場に来たのかな? 

池の水面に口を付けて静かに水を飲んでいるようですが、残念ながら肝心の口元が写っていません。 
イヌのように舌を使って水をすくうように飲んでいるのならピチャピチャ♪という音がするはずですが、音量を上げても静かです。 
顔を上げたカモシカの口から水が滴り落ちました。 

喉の乾きを癒やしたカモシカは、左岸の泥濘を歩き去ります。 
このとき股間に睾丸らしきものが見えたので♂ではないかと思うのですが、どうでしょうか? 
野生ニホンカモシカの性別を外見から見分けるのは非常に難しいと言われています。 
奥の林道に出ると、地面の匂いを嗅ぎながら右に立ち去りました。

野生カモシカの自然な飲水行動をこれほど間近で警戒されることなく撮影できたのも、トレイルカメラという技術革新(文明の利器)のおかげです。

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