2022/01/15

コスモスの花粉を舐めて飛び立つナミハナアブ♂【HD動画&ハイスピード動画】

 

2021年10月中旬・午後15:00頃・くもり 

農村部の道端に咲いたコスモス(秋桜)の群落でナミハナアブ♂(Eristalis tenax)が訪花していました。 
花弁が薄いピンク色の品種でした。 

ナミハナアブ♂は口吻を伸縮させて雄しべの先の葯から黄色い花粉を舐めています。 
蜜腺のある位置ではないので、吸蜜とは言えません。 
ときどき左右の前脚を擦り合わせて身繕いしました。
脚に付着した花粉を払い落とすのではなく、口吻で舐め取っています。 
秋風が吹いて秋桜の頭花が激しく揺れてもナミハナアブ♂は平気で食事を続けています。 
アングルを変えながら同一個体を撮影しました。 

飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@2:17〜)

2022/01/14

山中の水場に夜な夜な飛来するコウモリ(その2)【トレイルカメラ:暗視映像】

前回の記事:▶ 夜の水場に飛来するコウモリ【トレイルカメラ:暗視映像】
2021年10月中旬 

里山の水場に夜な夜な飛来するコウモリが無人センサーカメラ(トレイルカメラ)に写っています。 
1週間分の暗視映像をまとめました。 
コウモリの登場時刻はまちまちです。 
森の中や池の周囲を飛び回り、獲物となる昆虫を探索しているのでしょう。 
気温が下がる秋の夜は虫があまり飛ばない気がしますが、この機種は動画モードの際に気温のデータが記録されないのが残念です。 
カメラの存在に慣れてきたのか、コウモリはときどき池の水面をかすめるように飛びながら水を飲んでいるようです。 
バットディテクターとトレイルカメラを組み合わせて、超音波によるエコロケーションを聞いてみたいものです。 

シーン1:10/12 午前00:20頃 
水面にさっと素早く触れる行動を2回続けてやりました。 
このとき水を飲んでいるのではないかと思います。 
あるいは水面のアメンボを捕食しているのでしょうか?
それとも、ツバメのように飛びながら水浴してるのかな? 
▼関連記事(1年前の撮影)
録画のフレームレートや画質をもっと上げたトレイルカメラの上位機種が欲しくなります。 
水面にアプローチする方向は毎回違いました。 

シーン2:10/15 午前00:40、1:25、および3:20頃(@0:20〜) 
水面すれすれを往復してから飛び去りました。 
コウモリが水面に触れると、波紋が広がるので分かります。 

シーン3:10/17 午後18:00頃(@0:55〜) 
少し霧が発生しているようです。 
水場の上を活発に飛び交いました。 

シーン4:10/18 午後19:20頃(@1:00〜) 
池の上を活発に飛び交いました。 

シーン5:10/19 (@1:11〜) 
此岸で野ネズミが活動しているようですが、カメラの死角で見えません。 
そのタイミングでコウモリが画面奥の森から飛来しました。 
果たして偶然でしょうか? 
獲物と期待して確かめに来たのかもしれません。 

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 


 
↑【おまけの動画】 
Bats Dodge Crocodile Infested River | Nature's Biggest Beasts | BBC Earth 
オーストラリアに生息する昼行性のコウモリは暑い夏に体を川の水で濡らして体温調節するそうです。 
塒に戻り、濡れた毛を舐めて水を飲むのだとか。 
所変わればコウモリの飲水行動・水浴行動も変わるのですね。

サザンカ(白花)で訪花吸蜜するキイロスズメバチ♀の群れ【HD動画&ハイスピード動画】

 

2021年10月下旬・午後13:10頃・晴れ 

民家の庭先に咲いたサザンカ(山茶花)の白い花にキイロスズメバチVespa simillima xanthoptera)のワーカー♀が集まり、忙しなく訪花していました。 
この日見た様々な訪花昆虫の中で、最も個体数の多い優占種がキイロスズメバチでした。 
なぜかハナバチ類は全く訪花しておらず、スズメバチ類がサザンカの授粉を助けているようです。 

隣り合う花で複数のキイロスズメバチ♀が吸蜜しても互いに無関心で、喧嘩にはなりませんでした。(蜜源の占有行動なし) 
おそらく同じコロニー出身なのでしょう。

吸蜜するキイロスズメバチ♀が別の花に飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@2:47〜) 
いつも花弁をよじ登ってから飛び立っていました。 

キイロスズメバチ♀の数が多いので、サザンカの白花のあちこちで様々なドラマが繰り広げられていました。 
つづく→

 

ランダムに記事を読む