2021/03/17

セイタカアワダチソウの花を舐めるヤドリバエ科Gonia属の一種

 

2020年11月中旬・午後14:00頃・晴れ 

山間部の道端に咲いたセイタカアワダチソウの群落で寄生バエが訪花していました。 
撮影中はてっきりセスジハリバエだと思い込んでいたのですが、違和感を覚えてよくよく調べ直したら別種で、Gonia属の一種と判明しました。
▼関連記事(1年前の撮影) 
セイタカアワダチソウの花蜜を吸うセスジハリバエ
セイタカアワダチソウの花穂を歩き回りながら口吻を伸縮させて花粉や花蜜を食べています。 
隣接する花穂には飛ばずに伝い歩きで移動していました。 
左右の複眼がかなり離れていて、独特の顔つきです。 
すぐ横の車道を車が通りかかると飛び去ってしまいました。

越冬明けのアカタテハ:日光浴と飛翔【HD動画&ハイスピード動画】

 

2020年4月下旬・午後16:20頃・晴れ 

神社の境内の原っぱを越冬明けのアカタテハVanessa indica)が激しく飛び回っていました。 
桜の花びらが散乱している地面にようやく止まると、翅を広げて日光浴を始めました。 
日が陰ると翅をしっかり閉じ、日が射すと再び翅を少しずつ開きます。 
翅を閉じると翅裏は地味で全く目立ちません(捕食者対策の保護色)。 
越冬明けの個体なのに、翅は無傷できれいでした。 

ときどき飛び立つのは縄張りを張っているのかもしれませんが、同じ場所には戻らず日光浴の場所を変更しました。 
苔むした地面(コンクリート)に止まった時は苔の水分を舐めているのかと思ったのですが、口吻は伸びていませんでした。 

アカタテハが飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:35〜1:43) 
ラストの飛翔・着陸シーンのみ1/5倍速のスローモーション。


実は、今回の動画でも見直すと翅を閉じたときに細かく震わせていました。

2021/03/16

道草(の種子)を食うハシボソガラス(野鳥)

 

2020年11月中旬・午後14:35頃・くもり 

山間部の道端の草むらでハシボソガラスCorvus corone)が長々と採食していました。 
枯れかけた背の低い雑草を嘴でかき分けながら何か小さい物を啄んでいます。 
どうやら何か草の実(種子?)を啄んでいるようです。 
手前に生えたアメリカセンダングサのせいで肝心のカラスにピントがしっかり合いません…。 
横の車道を車が通りかかる度にカラスは逃げ腰になるものの、同じ場所で採食を続けています。 
人馴れした個体なのか、それともよほど魅力的な餌がそこにあって執着しているのでしょう。 

撮影中はてっきりアメリカセンダングサの種子を拾い食いしているのかと予想したのですが、よくよく考えてみると、アメリカセンダングサの種子は動物散布型(いわゆる「ひっつき虫」)ですから、地面に数多く落ちているはずがありません。
あんなに鋭い棘があって喉越しが悪そうな種子をカラスが好んで食べるとも思えません。 

ハシボソガラスは途中で草むらを離れて近くに立っているコンクリート電柱の辺りで続けざまに何か虫を捕食しました。(@1:16および@1:26) 
再び道端の草むらに戻って採食を再開。

どうしても採食メニューが知りたくなった私が動画を撮りながら歩いてカラスに近づくと、食事を中断し飛んで逃げて行きました。 
現場検証するとカナムグラが地面に生えていたので、その種子を食べていたのかもしれません。

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