2021/02/12

軒下に巣材を運ぶスズメ親鳥と隣接トウモロコシ畑の防鳥グッズ(野鳥)

 

2020年8月上旬・午後12:35頃・晴れ 

郊外で平屋建ての木造民家の軒下にスズメPasser montanus)が営巣しているようです。 
親鳥が細い枯草を嘴に咥えたまま、入巣を躊躇っているのは私の視線を警戒しているのでしょう。 
私の目を盗むようにこっそりと軒下の隙間に潜り込みました。 

その一方、営巣地のすぐ横の家庭菜園でトウモロコシを栽培していました。 
せっかく育ったトウモロコシの実が野鳥に食害されないように、黒いビニール袋や防鳥テープ(赤銀)が多数吊りくくりつけられていました。 
しかし、こうした鳥よけグッズはスズメの営巣に影響を与えるほど忌避効果が強くないことが分かりました。

マリーゴールドの花蜜を吸うオオタバコガ♀(蛾)

 

 2020年10月中旬・午前11:30頃・晴れ
▼前回の記事 
ナスの葉に産卵するオオタバコガ♀(蛾)
農村部のナス畑で産卵していたオオタバコガ♀(Helicoverpa armigera armigera)が飛んで移動し、隣に咲いたマリーゴールドに訪花しました。 
冒頭の飛翔シーンはほんの一瞬なので、1/5倍速のスローモーションでご覧ください。
翅を広げたまま八重咲きのマリーゴールドの花で吸蜜を開始。 

マリーゴールドは土壌で作物の根に悪さをする線虫を殺すコンパニオンプランツとしてナス畑の横に植えられています。
しかし、ナスの害虫であるオオタバコガ成虫にとってマリーゴールドの花は蜜源となってしまっています。 
だからといってマリーゴールドの有用性を否定したい訳ではありませんが、自然界の営みは一人勝ちを許さない(万能な必勝法が無い)という生態学の真髄と農業の難しさをつくづく実感しました。 
非の打ち所が無い完璧な防除法なんてありませんから、どこかで折り合いを付けるしかありません。 
仮にマリーゴールドの花を除去しても、オオタバコガ♀はきっとナスの花で吸蜜するでしょう。

2021/02/11

カワミドリの花畑で獲物を探し飛び回るキイロスズメバチ♀

 

2020年10月中旬・午後12:45頃・晴れ 

里山の峠道に沿って咲いたカワミドリの群落でキイロスズメバチVespa simillima xanthoptera)のワーカー♀が飛び回っていました。 
花に止まって吸蜜しないので、獲物を探しているようです。 
探餌飛翔があまりにも忙しないので、まずは1/5倍速のスローモーションでご覧ください。 
直後に等倍速でリプレイ。 
訪花していた白黒縞模様のハエ?/アブ?と空中でニアミスしたものの、狩りは失敗に終わりました。 
カワミドリの花に一瞬だけ着陸するも、すぐに飛び立ちました。 
カワミドリの葉が紅葉していて(草紅葉)、紫色の花と相まって秋らしい風景です。

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