2017/05/21
パン屑を採食するハクセキレイ♂(冬の野鳥)
2016年12月中旬
川岸の桟橋でカモ類にパンを千切って給餌する家族連れがいました。(映像公開予定)
その家族と鴨の群れが帰った後でハクセキレイ♂(Motacilla alba lugens)がやって来て、桟橋の板に散乱した白くて細かいパン屑(パン粉)を丹念に啄み始めました。
(ハクセキレイが食べているのは雪ではなくてパン屑です。大き目の欠片は全てカモ類が食べ尽くした後なのです。)
ハクセキレイがパンを食べる行動は以前、都市鳥に関する本で読んだ通りでした。
ヒトをあまり恐れなくなり、学習した結果、いつも給餌のおこぼれに預かってるのでしょう。
ただし、先程の家族連れからカモ類に混じってハクセキレイが直接パンをもらっていた記憶はありません。
私も試しに給餌してみれば良かったのですけど、あいにくパンなど食物を何も持ってきていませんでした。(そもそも野鳥への給餌行為があまり好きではありませんし。)
※ 夕方に撮った薄暗い映像に対して動画編集時に自動色調補正を施しています。
枝先で脱糞し飛び立つモズ(野鳥)
2016年11月下旬・午前9:50
郊外の庭で落葉したナナカマド?の木の天辺でモズ♂(Lanius bucephalus)を発見。
猛禽類のモズが純肉食性なのに赤い果実を採食したら大発見?…と内心期待しながら息を潜めて見守りました。
モズは枝先で辺りを油断なく見回しています。
頻りに首を傾げる仕草が可愛らしいですね。
朝の陽射しの中で日光浴しているのかもしれません。
すぐ近くでヒヨドリやカラス鳴いているのに、高鳴きなどせずにモズは黙っています。
この辺りは結構賑やかな環境です。
飼い犬が鳴いても車が通り過ぎても鉄道の踏切が鳴っても、里のモズはあまり気にしていないようです。
やがて尾羽を持ち上げたタイミングで白い糞を排泄しました。(@1:29)
最後は細い枝で突然バランスを崩したのか、激しく羽ばたき、そのまま飛び去りました。
結局、赤い木の実は食べませんでした。
まぁ、当然ですね。
【追記】
水野仲彦『野鳥のくらし―卵から巣立ちまで』によれば
ほとんど木の実を食べず、昆虫や小動物が餌のモズの冬の生活は、ことのほか厳しい。(p20より引用)
【追記2】
唐沢孝一『モズの話 (1985年) (よみもの動物記)』を読むと「木の実を食べるモズ」と題した章が設けられていて、具体的な観察記録が日本各地から報告されていました。
モズが木の実や芽を食べることは確かで、それも偶然食べたというよりも、かなりの頻度で、どの季節にも食べているらしい。 (p136より引用)
2017/05/20
杉の実を採食するシジュウカラ(野鳥)の群れ
2016年11月下旬
▼前回の記事
杉の実を採食するヒガラ(野鳥)の群れ
峠道の横の斜面に生えたスギ林で遭遇したカラ類の混群の中で、シジュウカラ(Parus minor)もスギの球果を啄んで採食していました。
冒頭シーンは、コガラ(Poecile montanus)が休んでいた枝にシジュウカラが乱入して追い払いました。
混群で個体数が多いのはシジュウカラでした。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
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