2011/01/13

カンタン♂の鳴き声♪



2009年10月上旬


クズの葉に開いた穴からカンタン♂(Oecanthus longicauda)が顔だけ出して鳴いていました。
葉裏から忍び寄って接写してみると、黒い腹面だけ撮れました。
こちらの気配を感じたのか、すぐに鳴き止んでしまいました。
他のアングルからも撮ろうとしたものの、警戒して逃げられてしまいました。



 【追記】

『なく虫ずかん』p29の解説によると、コオロギ科のカンタンは
葉の破れから頭を出して、鳴く癖があります。音の向きや大きさを調節しているのかもしれません。カンタンの声がどこから聞こえてくるのか、分かりにくいことも関係ありそうです。

『クワガタのいるところを教えましょう』という本p73に意外な記述を見つけて驚きました。
クズやヨモギなどの植物上にいて、アリマキ(アブラムシ)なんかを食べている。♀は草の茎の中に産卵する。


逃げるヤマカガシ



2009年10月上旬

ヤマカガシRhabdophis tigrinus)の生きている姿を撮れたのは久々です。
いつも気づくのが遅れてしまい、逃げられたり死骸だったりします。

オオアオイトトンボ♂もじもじクネクネ



2009年10月上旬

翅を半開きにしたまま休息中のオオアオイトトンボ♂(Lestes temporalis)が、腹部をくねらせながら奇妙な身繕い行動をしていました。


【追記】
トンボの専門書を読んでいたら、イトトンボ類の♀による連結拒否行動(♂が接近した際の成熟♀による腹部湾曲行動、および未成熟♀による腹部屈曲行動)と似ていることを知りました。
『トンボの繁殖システムと社会構造』第6章:雌の繁殖戦略と産卵様式の適応進化 p209より


映像の個体は♂だと思うので関係あるのかどうか分かりませんが、個人的に面白いと思ったので覚書として記しておきます。

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