2022年9月下旬・午後15:30頃・晴れ
川沿いの民家の庭で生け垣の隙間にカラムシの群落が生えていました。
カラムシの花が咲き終わり、実が穂になっています。
カラムシの葉裏は白いので、葉裏を表側にして絹糸で綴り合わせた隠れ家は、緑のカラムシ群落では逆に目立っています。
食草(食材)を巣材としているため、中に潜むアカタテハ幼虫が食べ進むと食事中の上半身が丸見えになります。
巣材のカラムシ葉の縁からきれいに蚕食していました。
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食事シーンを記録した後で、アカタテハ幼虫の隠れ家を暴いてみることにしました。
巣材のカラムシ葉同士を綴り合わせる絹糸をペリペリと剥がして巣を開いても、中のアカタテハ幼虫は丸まってじっとしているだけでした。
暴れて威嚇したり、擬死落下したりすることはありませんでした。
アカタテハ幼虫の体表に並ぶトゲトゲは見掛け倒しで、ヒトが触れても痛くないのですが、威嚇効果に自信があるのでしょうか?
別の大きな巣をもう一つぐらい暴いてみるべきでしたね。
アカタテハ幼虫がカラムシの葉を綴り合わせて隠れ家を作る様子をタイムラプスで記録するのが来季以降の課題です。