2023/03/09

タヌキの溜め糞が乾燥しても居残るオオセンチコガネとセンチコガネ

 

2022年9月中旬・午後13:15頃・晴れ 

ホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が里山の尾根道に残した溜め糞場cを定点観察しています。 
この地点は日当たりが良いので、溜め糞の乾燥が早く進みます。
古い溜め糞が乾燥してザクザクした状態を経て、ほとんど土のようになっていました。 
「うんちレストラン」にハエ類は居なくなり、この日はオオセンチコガネPhelotrupes (Chromogeotrupes) auratus auratus)とセンチコガネPhelotrupes laevistriatus)だけが見つかりました。 
赤紫色のオオセンチコガネは、溜め糞場に穴を掘って潜り込もうとしているのか、耕すような動きをしていました。 
一方、右に居た藍色のセンチコガネはじっと静止しています。 

遠足に来た子供たちが私の後ろから賑やかにやって来ます。 
狭い尾根道で通行の妨げにならないように、撮影を早々に打ち切って先へ急ぎます。 

その代わり、糞虫を2匹とも手早く採集して持ち帰りました。 
後で時間のあるときに、標本の写真を撮って載せるつもりです。 
体長と性別を調べること。
左:オオセンチコガネ、右:センチコガネ

2023/03/08

水溜りのある林道を早朝に駆け回るニホンリス【トレイルカメラ】

 



2022年9月中旬・午前5:20頃・(日の出時刻は午前5:15) 

里山の林道で常に水溜りができている区間があり、ミゾソバなど湿った土を好む雑草が一面に生い茂っています。 
そこをニホンリスSciurus lis)が日の出直後に走り回っていました。 
この近くの樹上にリスの巣やねぐらがあるのかな? 
短い映像を1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:08〜) 

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



オカトラノオで訪花吸蜜するコキマダラセセリ♂【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2022年7月下旬・午後14:00および15:45頃・くもり後晴れ 

山腹の細い山道に沿って咲いたオカトラノオの群落でコキマダラセセリ♂(Ochlodes venatus)が訪花していました。 
晴れているせいか、翅を半開きにしたまま吸蜜しています。 
翅表の斑紋からヒメキマダラセセリではなくコキマダラセセリと判明。 
嬉しいことに、コキマダラセセリを撮れたのは初めてでした。 
同じ日に複数個体(2頭)を撮影。

オカトラノオの花穂に潜んで獲物を待ち伏せしていたハナグモ(蜘蛛)?がそっと歩脚を伸ばして触れた瞬間に、コキマダラセセリ♂は驚いて飛び去りました。 

2頭目の個体は、くもり空のせいか翅をしっかり閉じたままで口吻を伸ばして花蜜を吸っていました。 

飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみましょう。(@1:27〜) 
素早く羽ばたいて、隣の花穂へ移動します。 

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