2022年9月中旬・午後13:15頃・晴れ
ホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)が里山の尾根道に残した溜め糞場cを定点観察しています。
この地点は日当たりが良いので、溜め糞の乾燥が早く進みます。
古い溜め糞が乾燥してザクザクした状態を経て、ほとんど土のようになっていました。
「うんちレストラン」にハエ類は居なくなり、この日はオオセンチコガネ(Phelotrupes (Chromogeotrupes) auratus auratus)とセンチコガネ(Phelotrupes laevistriatus)だけが見つかりました。
赤紫色のオオセンチコガネは、溜め糞場に穴を掘って潜り込もうとしているのか、耕すような動きをしていました。
一方、右に居た藍色のセンチコガネはじっと静止しています。
遠足に来た子供たちが私の後ろから賑やかにやって来ます。
狭い尾根道で通行の妨げにならないように、撮影を早々に打ち切って先へ急ぎます。
その代わり、糞虫を2匹とも手早く採集して持ち帰りました。
後で時間のあるときに、標本の写真を撮って載せるつもりです。