2023/01/20

ヘリアンサス「レモンクイーン」の花で採餌するツヤハナバチの一種♀

 

2022年8月下旬・午後16:00頃・くもり 

山麓の裏庭に咲いた園芸植物ヘリアンサス「レモンクイーン」にツヤハナバチの一種♀(Ceratina sp.)が訪花していました。 
キオビツヤハナバチまたはヤマトツヤハナバチだと思うのですが、採集して標本をじっくり精査しないと見分けられません。 

小さな蜂は吸蜜に夢中で、カメラのレンズを近づけても逃げませんでした。 
後脚の花粉籠に橙色の花粉団子を付けています。 
採餌活動の合間に身繕いして体に付着した花粉を花粉籠に移します。 
中央の筒状花から一旦レモン色の花弁に移動してから飛び去りました。

2023/01/19

ツキノワグマの大量出没? 晩夏に5日連続でスギ林道を通過【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2022年8月下旬〜9月上旬 

里山のスギ林道にツキノワグマUrsus thibetanus)がなんと5日連続で登場し、トレイルカメラに記録されていました。 

シーン1:8/28・午後15:09・気温20℃ 
明るい日中に林道を右から左へ足早に歩いて通り過ぎました。 
全身の黒い毛皮に緑のひっつき虫(動物散布型の種子)が大量に付着しています。 
短い登場シーンを1/4倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:07〜) 


シーン2:8/29・午後20:25・気温18℃ (@0:21〜) 
闇夜の林道を右から登場。 
初めからカメラ目線で様子を窺っています。 
タヌキとアナグマが残した溜め糞場sの匂いを嗅ぎながら左へ歩き去りました。 


シーン3:8/30・午前1:50・雨天・気温17℃ (@0:41〜) 
雨が降る深夜、対面に立っているスギ(胸高直径約60.5cm)の根元で立ち止まり、匂いを嗅いでいました。 
林道を左から右へ立ち去りました。 
短い登場シーンを1/4倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:51〜) 


シーン4:8/31・午後16:58・気温25℃ (@1:16〜) 
夕方のスギ林道を右から左へ通り過ぎました。 
開いた口の中が赤いのが気になりました。 
カラスだと口内が赤い個体は幼鳥なのですけど、クマだと何かあるのでしょうか? (それともクマ全般に共通の特徴?)
心なしか目も充血してるように見えます。 
まさか花粉症のアレルギーなのかな? 
こういう個体が苛々してヒトを襲ったりするのでしょうか。 (ただの個人的な妄想です)
短い登場シーンを1/4倍速のスローモーションでリプレイ。 

全身の毛にひっつき虫が点々と付着しています。 
この時期の山林で心当たりがあるひっつき虫は、キンミズヒキやヌスビトハギなどです。 
ひっつき虫の種類はまだ色々ありますが、これから少しずつ勉強しないといけません。 


シーン5:9/1・午後21:43・気温22℃ (@1:46〜) 
右から左へカメラの前を足早に通り過ぎました。 


ツキノワグマの個体識別ができていないので、5日間で計何頭の熊が登場したのか分かりません。 
複数個体であることは間違いありません。 
8月下旬にクマの出没頻度が急増したのは、何か理由があるのでしょうか? 
マスコミが騒ぐようにツキノワグマの「大量出没」(異常事態)なのか、それとも毎年のことなのか、これからも地道に調査を続ける必要があります。 

熊は昼間も活動していますから、山中でヒト(登山客)とのニアミス事故が無いように、各自が対策しないといけません。 
気休めの鈴を持ち歩くだけでなく、護身用の熊よけスプレーを必ず携行するようにしましょう。 
少し高価ですが、銃器よりも有効ですし、命には代えられません。 
いくら口を酸っぱくして忠告しても、どうして熊よけスプレーの費用を惜しんで(ケチって)徒手空拳で無防備に入山する人が多いのか理解できません。 
イヌを連れて歩くのも良い対策らしいのですが、飼い犬と普段から山歩きの訓練をする必要があります。



アカタテハ前蛹の蠕動【100倍速映像】蛹化前の眠状態

 


アカタテハの飼育記録:2022年#8 




2022年8月下旬

クサコアカソの葉裏に腹端で懸垂して前蛹となったアカタテハVanessa indica)は、みん状態でも実は自発的に激しく蠕動しています。 
蛹化の瞬間を見落とさないように、夜通しで微速度撮影を続けました。 
100倍速の早回し映像をご覧ください。 
まるで激しく痙攣しているようです。
ヒトも入眠時にビクッと大きく痙攣することがありますが、そのジャーキング現象を連想しました。(実際には無関係です)
これからいよいよ蛹になります。


 

↑【おまけの映像】 
素材となった元々の10倍速映像をブログ限定で公開しておきます。 

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