2022/02/09

柳の灌木に潜むジョウビタキ♂(野鳥)

 

2021年10月下旬・午前10:45頃・くもり 

民家の裏庭に植栽された柳の灌木(樹種不明)にジョウビタキ♂(Phoenicurus auroreus)が止まっていました。 
冬鳥のジョウビタキが渡来したようで、今季初見です。 
シャイなジョウビタキ♂は私がカメラを向けてズームインすると警戒し、枝から枝へ飛んで隠れようと逃げ回ります。 

柳の樹種は、なんとなくネコヤナギかな? 
春になったら花を確認します。

 

晩秋の曇り空を帆翔するトビ(野鳥)

 

2021年11月上旬・午前11:00頃・くもり 

猛禽が山の方から数羽のカラスに追われて(モビング)田んぼの上空に逃げて来ました。 
カラスは深追いせず、猛禽は稲刈り後の広大な田んぼ(刈田)の上空で帆翔を始めました。 
(映像はここから。) 
カメラでズームインしてみると、猛禽の正体は珍しくトビMilvus migrans)でした。 
羽ばたきと帆翔を交互に繰り返し、曇り空にくるりくるりと弧を描きます。 
両翼の背面(上面)に太い白帯が目立ちます。 
帆翔中にトビは鳴きませんでした。 

記録を辿ると、ちょうど2年前の11月上旬にもトビを見ています。 
季節の風物詩なのかもしれません。
▼関連記事(2年前の撮影) トビの帆翔(野鳥)
この辺りはノスリの縄張りだったのですが、秋が深まるとめっきりノスリを見かけなくなりました。 
入れ替わるようにトビが現れたのは偶然でしょうか? 
秋の渡りで南下したノスリの縄張りを埋めるようにトビが侵入してくるのかな?
なぜか夏の間にトビを見かけないのです。

2022/02/08

川の岩場に落枝を拾い集めて独り遊びするダイサギ【野鳥:10倍速映像】

 

2021年11月上旬・午後14:30頃・晴れ 

川の岩場の周囲で休んでいる白い鳥の混群にほとんど動きがないので、微速度撮影に切り替えて長時間監視してみました。 
10倍速の早回し映像をご覧ください。 
岩場に乗って羽繕いしていた2羽のダイサギArdea alba)のうち、1羽が岩から離れ、川で採食を始めました。 
1羽のコサギEgretta garzetta)も続けて岩場から下りて、川で採食開始。 
一方、岩場の手前の川面で寝ていたコハクチョウCygnus columbianus bewickii)6羽の群れは、覚醒すると川面を泳いで岩場から離れて行きました。 

岩場に残ったダイサギが川に沈んでいた長い落枝を嘴で拾い上げ、足元の岩に乗せました。 
まさかこんな晩秋に(季節外れに)巣作りを始めるのか?と私は驚いて見守りました。 
しかもダイサギは高い樹上に営巣するはずです。 
せっかく拾い上げた枝を再び持ち上げて捨てたり拾い直したり、という謎の行動を何度も繰り返しています。 
どうやら巣材集め行動を転用して、ただの独り遊びというか暇つぶしの行動のようです。 

他の仮説を無理やりひねり出すと、岩場を独占したいダイサギが自分の隣の空席に物を置いて仲間が戻って来にくいように嫌がらせしたのですかね? 
ヒトではよく見られる席取り行動です。
しかしダイサギはそもそも群れで暮らすことが多い※ので、それは考えにくいでしょう。 
(※ 繁殖期にはコロニーを形成しますし、非繁殖期でも毎日夕方になると群れで塒入りします。) 
先にネタバレすると、これから夕方になるとダイサギはこの川に就塒前集合します。
岩場で隣に誰も来て欲しくなければ、近づく相手に対してつつく素振りをして牽制すれば済むのに、岩場に並んでいたときにはそんな敵対行動は見られませんでした。 
実際に、タイサギの中には単独行動が好きな個体も居て(一匹狼タイプ?)、同じ時間帯に群れから離れて中州に独り佇んだり、近くの樹上に単独で止まって休んでいる個体も同じ日に見かけました。(映像公開予定?)

落枝で遊ぶ合間に岩場のダイサギは川の水を飲みました。 
独り遊びに飽きると、岩の上で片足立ちになりました。 

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