2011/01/08

イラガの繭を割って食べるアカゲラ【冬の野鳥】




2010年1月上旬

アカゲラ♀(Dendrocopos major)がケヤキの細い枝先にぶら下がり、嘴で頻りに何かを突付いていました。
よく見るとイラガMonema flavescensの繭でした。
不安定な足場に苦労した挙句ようやく繭を突き破ると、中で越冬していた蛹をペロッと食べました※。
イラガがいくら硬い繭で身を守っても、流石にキツツキの方が一枚上手なのですね。
イラガの生き残り戦略としては、もっと鳥が止まれないぐらい細い枝先に造繭してはどうだろう?

【追記】
後日、イラガ繭を割って中を見る機会がありましたが、ずんぐりした前蛹で越冬するようです。
映像で繭から引きずり出した時にビローンと伸びたように見えたのは虫体ではなくアカゲラの長い舌と思われます。



  (関連記事→「イラガの繭を突付くシジュウカラ」)


雪の日の雀【冬の野鳥】




2009年12月中旬

大雪が降った後、賑やかなスズメPasser montanusの群れが木に止まっていました。
鳴き声もかすかに録音されています。
雀が羽毛を逆立てて冬の寒さに耐える様を「ふくらすずめ」と呼ぶそうです。
同名の蛾もヤガ科に居ますね。
 


2011/01/07

雪の日のキジ♂2009【冬の野鳥】




2009年12月下旬

雪に覆われた農地で採餌中?のキジPhasianus versicolorの群れを発見。
なんとか動画を撮ろうと近づいたら、早足に近くの杉林(防風林)へ逃げ込んでしまいました。
♂ばかり4羽いました。
同じ巣から生まれた兄弟なのでしょうか。
この時期に♀を見かけたことがないのですけど、♀は♀同士で群れを作っているのかな?


関連記事(14年後の撮影)▶ 白銀の雪原を歩くキジ♀3羽の群れ(冬の野鳥)
 


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