2023年12月下旬〜2024年1月上旬
シーン0:12/27・午後14:20・晴れ(@0:00〜)
明るい日中にたまたまフルカラーで撮れた現場の状況です。
平地のスギ防風林で、画面の奥に向かって根こそぎ倒れたスギの根元に掘られたニホンイタチ(Mustela itatsi)の越冬用巣穴bを自動センサーカメラで見張っています。
画面のほぼ中央にぽっかり開いているのが、問題の巣穴bです。
丸木橋のような細い水平のスギ倒木で遮られて見えませんが、その下をくぐったすぐ左奥にも、イタチが越冬する「根曲がり巣穴a」があります。
2つの巣穴a,bは内部でつながっていそうですが、限られた数の撮影機材でやりくりしているために、2つの巣穴を同時に監視することが出来ません。
カケス(Garrulus glandarius)の登場シーンをまとめました。
シーン1:12/29・午前8:29・晴れ(@0:03〜)
2羽のカケスが交互にやって来て、水平倒木に止まったり、スギ風倒木の土が付いたままの根を啄んだりして、餌を探しています。
画面右端の手前に生えている細いスギ幼木のせいで、肝心の探餌行動が隠れてよく見えません。
シーン2:1/3・午前8:03(@0:29〜)
年が明けた朝にも計3羽のカケスが写っていました。
小さな群れで一緒に行動しているようです。
手前の林床で餌を探していた個体が、水平倒木から剥がれ落ちたスギ樹皮の下からドングリを見つけると嘴で拾い上げました。
この辺りでドングリがなる木は見当たりませんから、もしかすると剥がれかけた樹皮の隙間にカケスが予め隠しておいたドングリが樹皮と一緒に落ちたのかもしれません。
そのままカケスはドングリを咥えて手前に飛び去りました。
後で食べるために、どこか安全な場所にドングリを隠しに行ったのでしょう(貯食行動)。
奥で採食していた2羽のカケスも相次いで飛び去りました。
カケスがドングリを拾う様子を、1.5倍に拡大した上で1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:45〜)
シーン3:1/5・午前6:57・くもり(@1:17〜)日の出時刻は午前6:52。
2日後も日の出直後に2羽のカケスが登場しました。
これ以降はカメラの電池が消耗していて、たった1〜2秒間しか探餌行動が録画されていません。
シーン4:1/6・午前10:41(@1:23〜)
翌日もカケスが止まり木に来ていました。
イタチは鳥を狩る天敵(捕食者)のはずなのに、その巣穴の周囲でカケスを含む様々な野鳥が採食に通ってくるのが不思議です。
襲われないことを知っているのか、それとも逃げ切れるという自信があるのでしょうか?
※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。
つづく→
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