2022年7月中旬・午後16:30頃・晴れ
下山中の山道で(標高約390m地点の山道)久しぶりにヤマナメクジ(Meghimatium fruhstorferi)を見つけました。
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道端の茂みに近い日陰で、勾玉(Cの字)のように曲がった姿勢でした。
右上の頭部から黒い大触角が伸びています。
定規を並べて置いて採寸してから、ヤマナメクジを裏返してみました。
触れるとヤマナメクジの大触角が慌てて引っ込みました。
腹足は白いことが分かります。
警戒してしばらく擬死(死んだふり)するかと思いきや、意外にも直ちに起き上がり運動を始めました。
落ち葉に引っかかって完全な仰向けには裏返せなかったのですが、体をねじりながら前進徘徊すると、簡単に起き上がることができました。
起き上がって体勢が戻ると、徘徊運動(前進)が止まりました。
ナメクジが這った後には分泌した粘液が薄く残ります。
粘液が乾くとテカテカと光って見えるために、ナメクジが移動した軌跡が読み取れます。
三脚を持参していれば長時間の微速度撮影が出来たのに、残念でした。
今思えば、採集して飼育すればよかったですね。
暑い夏だと家に持ち帰るまでに弱ってしまいそうです。