2023/03/12

仰向けにしたヤマナメクジが起き上がるまで

 

2022年7月中旬・午後16:30頃・晴れ 

下山中の山道で(標高約390m地点の山道)久しぶりにヤマナメクジMeghimatium fruhstorferi)を見つけました。
関連記事(8年前の撮影)▶ ヤマナメクジの交尾【50倍速映像】
道端の茂みに近い日陰で、勾玉(Cの字)のように曲がった姿勢でした。 
右上の頭部から黒い大触角が伸びています。 

定規を並べて置いて採寸してから、ヤマナメクジを裏返してみました。 
触れるとヤマナメクジの大触角が慌てて引っ込みました。 
腹足は白いことが分かります。 
警戒してしばらく擬死(死んだふり)するかと思いきや、意外にも直ちに起き上がり運動を始めました。 
落ち葉に引っかかって完全な仰向けには裏返せなかったのですが、体をねじりながら前進徘徊すると、簡単に起き上がることができました。 
起き上がって体勢が戻ると、徘徊運動(前進)が止まりました。 

ナメクジが這った後には分泌した粘液が薄く残ります。 
粘液が乾くとテカテカと光って見えるために、ナメクジが移動した軌跡が読み取れます。
三脚を持参していれば長時間の微速度撮影が出来たのに、残念でした。 

今思えば、採集して飼育すればよかったですね。
暑い夏だと家に持ち帰るまでに弱ってしまいそうです。


関連記事(2か月後の撮影):▶ 脱糞中のヤマナメクジを裏返してみる



2023/03/11

スギ林道に現れた謎の鳥【野鳥:トレイルカメラ:暗視映像】(名前を教えて)

 

2022年9月中旬 

里山のスギ植林地を通る林道を監視する自動撮影カメラに謎の野鳥が写りました。 
別種だと思うのですが、私の知らない地味な鳥をまとめました。 
名前を教えていただけると助かります。 

シーン1:9/14・午後12:01・気温26℃ 
冒頭から画面の右で林道上に佇んでいました。 
背中に白い羽根の部分があるのが目立ちます。 
すぐに右へ飛び去ってしまいました。 
警戒声などの鳴き声は聞き取れませんでした。 
飛び立つ瞬間を1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:05〜)


シーン2:9/19・午前5:12・気温23℃(日の出時刻は午前5:21) (@0:12〜) 
夜明け前の未だ暗い林道を地味な鳥がピョンピョン跳んで右から左へ移動しました。 
地味な鳥ですけど、クロツグミのように真っ黒ではありません。 
薄明薄暮性の鳥なのでしょう。

※ 動画編集時に後半の暗視映像を暗くして、白飛びを解消しました。 


ここに鳥が来るのは、アナグマとタヌキが共有している溜め糞場sに糞虫やハエなど虫が多く集まるのを経験的に知っていて、それを捕食しに来るのでしょう。 
しかし、この2羽は虫取りどころか、虫をろくに探しもしませんでした。 
この時期は獣糞の供給が減り、虫もあまり集まらなくなったのかもしれません。


ナワシロイチゴの花蜜を吸うウラギンヒョウモン♂

 

2022年6月下旬・午後16:35頃・晴れ

里山の山頂広場に咲いたナワシロイチゴの群落でウラギンヒョウモン♂(Fabriciana adippe)が訪花していました。 
翅を開閉しながら吸蜜しています。
この組み合わせは初見です。

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