2023/03/04

珍しくタヌキの溜め糞のすぐ横に排便するニホンアナグマ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2022年9月中旬 

里山のスギ林道にトレイルカメラを設置して、タヌキとアナグマが共有する溜め糞場sを長期監視しています。 

シーン1:9/13・午後20:23・気温23℃ 
冒頭から、画面の左端にニホンアナグマMeles anakuma)が登場しました。 
おそらくスクワットマーキングで下草に匂い付けしているのでしょう。 
しばらくすると、また左から戻って来ました。 
自分たちの溜め糞場の匂いを嗅ぎ回ると、カメラの方を向いてしゃがみました。(@0:20〜) 
手前に向かって歩きながら脱糞したように思うのですが、横向きまたは後ろ向きになってくれないと肛門が見えず、排便の有無は分かりません。 
下草やスギ落ち葉にスクワットマーキングしただけかもしれません。 


シーン2:9/16・午後20:33・気温21℃ (@0:37〜) 
3日後もほぼ同じ時刻の晩に登場しました。 
林道上のあちこちで腰を落として尻を擦りつけながら歩き回ります。 (スクワットマーキング)
今回初めて、アナグマがタヌキの溜め糞のすぐ横で対抗するように排便しました。(@0:48〜) 
今までは同じ溜め糞場sの中でもタヌキとアナグマは棲み分けるように別々の場所に排便していたので、今回の所業に驚きました。
遂にタヌキとの長い冷戦(膠着状態)が破られて、アナグマが挑発行為に出たのでしょうか?

アナグマはいつものように糞切りが悪く、後半は軟便をボトボト垂れ流しながら左に立ち去りました。 
タヌキと違ってアナグマは溜め糞場の広範囲に匂い付けするために意図的に大便を撒き散らすのでしょう。

この個体はアルビノではなく、顔に黒い縦縞があるようです。 
(シーン1とは別個体のような気がするのですが、自信はありません。)

※ カメラから照射される赤外線が強過ぎるので、動画編集時に白飛びを少し和らげました。 



シラハギの花で採餌するハキリバチの一種♀【名前を教えて】

 

2022年9月中旬・午後16:00頃・晴れ 

墓地の片隅に咲いたシラハギ(白萩)にハキリバチの一種♀が訪花していました。 
ハエのような羽音♪を立てて、花から花へ忙しなく飛び回ります。 
1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると、腹部下面のスコパに黄色い花粉を運んでいました。 
白萩の蝶形花で吸蜜し、花粉を集めていたようです。 

横の道を車が通ると、蜂は逃げてしまいました。 
風揺れにも悩まされ、他にはシジミチョウの仲間も来ていたのに撮り損ねてしまいました。

2023/03/03

雑木林の斜面を夜な夜な徘徊して餌を探す野ネズミ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2022年9月中旬 

里山の林道脇の斜面に育ったカラマツ大木の幹にひどく泥汚れがついていました。 
イノシシが林道で泥浴び(ヌタ打ち)した後に体を擦り付けに来るのではないかと期待して、監視カメラで見張っています。 
すると、野ネズミ(ノネズミ)が夜な夜な現れて、雑木林の林床で餌を探し回っていました。 

シーン0:9/12・午後16:09・ 
フルカラーで昼間に撮った現場の状況です。 


シーン1:9/12・午後19:19 (@0:04〜) 
カラマツ大木の右上の斜面に白く光る小さな目が動いていました。 
よく見ると、野ネズミが斜面をチョロチョロと右往左往しています。 


シーン2:9/14・午前00:50・ (@0:22〜) 
今度は左下の斜面で活動していました。 
シシガシラというシダ植物が生い茂る林床を登ると、一旦左に消えました。
しばらくすると再び戻ってきました。 


シーン3:9/15・午後22:44・ (@1:06〜) 
カメラが起動すると、画面中央(やや左寄り)の林床で野ネズミが立ち竦んでいました。 
警戒を解くと左下に向かって駆け下りて画面の外に消えてから、すぐに戻ってきて右へ走り去りました。 


シーン4:9/16・午後21:18・ (@1:25〜) 
画面の中央から現れ、カラマツの根本(手前)を右へ通り過ぎました。 


※ 動画編集時に自動色調補正を施して明るく加工しています。 

画面の中央下に生えている下草というか幼樹の葉がカメラの赤外線を至近距離で反射して白く光り、邪魔ですね。 
次回は取り除くことにします。 

画面左の斜面に野ネズミの巣穴があることが後々分かってきます。 




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