2020年10月中旬・午後14:30頃・くもり
翅を半開きにした状態で、コウリンタンポポの花上で自ら方向転換しながら熱心に吸蜜しています。
この組み合わせは初見です。
花も蝶も鮮やかなオレンジの同色系で、なかなか絵になります。
しばらくすると小さなハナアブ(種名不詳)が飛来して、隣の花で吸蜜を始めました。 (@3:20)
ところがベニシジミは吸蜜に夢中で無反応。
飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@6:00〜)
自発的に飛び立つまで動画を撮り続けようとしたのですが、この花はよほど蜜量が多いのか、ベニシジミはなかなか飛び立ってくれません。
私が痺れを切らして帽子を投げつけても逃げませんでした。
先に飛び立ったのはアブの方でした。
その瞬間、隣のベニシジミも開いていた翅を反射的にピクッと閉じて警戒したものの、逃げませんでした。
何かに警戒して急に翅を閉じましたが、しばらくするとゆっくり翅を半開きに戻しました。
私が花に近づいてもベニシジミは逃げません。(映像なし)
終いにはハイスピード動画を撮りながら右手人差し指で軽く翅に触れても逃げませんでした。
驚くほど図太い(鈍感な)個体です。
飛ぶのがよほど億劫なのでしょう。
ベニシジミの背後から隣の花を軽く揺らすと、嫌々ながら(?)ようやく飛んでくれました。
飛翔能力に問題はありませんでした。
吸蜜シーンをもっと短くコンパクトに編集しようか迷ったのですが、あまりにも長々と同じ花に居座るのが珍しく思い、長尺のままお届けします。