2015/01/09
川で魚捕りするアオサギ幼鳥(野鳥)
2014年9月下旬
街中を流れる川が合流する地点の堰でアオサギ(Ardea cinerea jouyi)を見つけました。
橋の袂からこっそり近づくも隠し撮りに失敗し、上流へ少し飛んで逃げられました。
追いかけて撮影開始。
体格が小柄で全身が灰色っぽく、嘴が黒っぽいので、幼鳥と判明。
頭に黒い冠羽が生えかけている?
【参考】:アオサギの成鳥と幼鳥
アオサギ幼鳥は浅い川をゆっくり遡行し、小魚を捕食しました(@0:25)。
その後も歩き続け、岸辺の草むら(芦原?)に隠れました。
こちらも堤防沿いに近づくと、横を向いていたアオサギが警戒して急に羽ばたき上流へ飛び立ちました。
高度を上げると旋回して住宅街に姿を消しました。
2015/01/08
巣口周りの外被を増築するキイロスズメバチ♀
2014年8月下旬
▼前回の記事
キイロスズメバチ♀の巣作り【微速度撮影】
キイロスズメバチ移動巣の定点観察#12
微速度撮影に引き続いてリアルタイムで(通常のHD動画)キイロスズメバチ(Vespa simillima xanthoptera)ワーカー♀の造巣行動を撮ってみました。
真下から見上げたアングルです。
巣内から出てきた1匹が巣材を薄く伸ばして作る新しい外被が巣口を螺旋状に取り巻いています。
面白がって撮りまくった結果、似たような動画ばかり続けて載せてしまいました。
ブログを見ている人は退屈かもしれませんね。
真社会性蜂の行動は一々理に適っていて、なるほど上手いこと巣作りするもんだなーと感嘆するばかりです。
造巣行動の記録は、これで終わりです。
残念ながら帝国の繁栄は儚いものでした。
最大最悪の天敵とは…。
つづく→シリーズ#13:駆除により再度引っ越したキイロスズメバチ移動巣(第三次巣)
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ハチ・アリ(膜翅目),
造巣
交尾中のオオヒラタシデムシ♂は♀の触角を噛む性癖がある
2014年9月下旬
川沿いの遊歩道でミミズの死骸にオオヒラタシデムシ(Necrophila japonica)が群がっていました。
橋の下に近く、小径の両側はニセアカシアなどの河畔林でした。
死骸を覆い隠していたクズの葉を撮影のために取り除いたら、一部のオオヒラタシデムシが慌てて逃げ出しました。
ミミズの死骸は喰い千切られ、内臓が露出しています。
食事中の♀に♂が背後からマウントしています。
交尾器の結合状態はよく見えません。(交尾後ガードの可能性もあります。)
♀は頻りに脚を動かして、マウントする♂を払い除けるような仕草をしました。
交尾中のペアを接写してみると、♀の左触角を♂が噛んで引っ張りながらマウントしていることが分かりました。
この性癖は本に書いてある通りでした。
▼関連記事
クロボシヒラタシデムシ♂は交尾中♀の触角を噛む性癖がある
『日本動物大百科10昆虫Ⅲ』p103によると、
シデムシ亜科の多くは、交尾をするとき、♂が♀の背中に乗り、大顎で♀の触角の左右一方を掴む。そして♂は交尾がすんだ後も触角を捕らえたまま♀の背中に乗っていることがあり、時に産卵がすむまで放さず、ほかの♂を寄せつけないこともある。
色気より食い気の♀は構わずに食事を続けます。
別個体が死んだミミズのご馳走をめがけて交尾中の♀の腹の下に潜り込んできたせいで、♀が転倒してしまいました。
先程逃げた個体が次第に戻ってきた結果、計4匹が死骸に密集しています。
あぶれた独り身の2匹は交尾干渉するでもなく、食餌に夢中です。
形態による性別判定法を知りませんが、おそらく♀なのでしょう。
『山渓フィールドブックス13甲虫』p37によると、本種の生活史は
オオヒラタシデムシも年1世代で、越冬した成虫が4月から7月にかけて現れ、土中に1個ずつ卵を産みつける。孵化した幼虫は腐敗動物質を食べて8月末頃までに成虫になる。
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