2011/01/10

身重のヘラクヌギカメムシ/サジクヌギカメムシ♀



2009年10月下旬

雑木林で葉の上に居たクヌギカメムシの仲間。
産卵を間近に控えた♀なのか腹部が膨張しています。
カメムシBBSにて問い合わせたところ、
腹部腹面にある気門が黒くないのでヘラクヌギカメムシまたはサジクヌギカメムシらしい、と教えて頂きました。
あとは交尾器を精査しないと2種の区別はできないそうです。
手に乗せて仰向けにしてもすぐに起き上がりました。
特に悪臭を発することはありませんでした。

【追記】
カメムシに疎い当時の私は知らなかったのですが、細川貴弘『カメムシの母が子に伝える共生細菌:必須相利共生の多様性と進化』という本を読むと、♀の産卵行動および幼虫の孵化直後の行動がとても面白そうです。
次回は意識して探してみようと思います。
・クヌギカメムシ属( Urostylis)に含まれるクヌギカメムシ,ヘラクヌギカメムシ,サジクヌギカメムシの3種は,必ず地上1~2mくらいの高さの樹幹に産卵するという習性があるため、産卵シーズンにクヌギやコナラ、ミズナラなどの林を歩けば、産卵のために低いところまで降りてきた♀と、交尾するために♀を追いかけてきた♂の姿を観察することができる。

・クヌギカメムシ属3種では,産卵が11~12月におこなわれる。

・これらのカメムシの幼虫は、2月というまだまだ寒い時期に生まれる。(以上、第3章より引用)


 






走り去るニホンザル



2009年11月上旬

山道を登っていたら目の前にニホンザルMacaca fuscata)が一頭、現れました。
四足で小走りに逃げて行きます。
サル者は追わず。
カーブを曲がる直前にこちらを振り返りました。
赤い顔と尻が印象的。
その後、谷の方からニホンザル達の騒ぐ鳴き声が盛んに聞こえてきたものの、残念ながら群れの姿は見えませんでした。
 


瀕死のキリギリス♀



2009年11月上旬

ヒガシキリギリスGampsocleis mikado)と思われる♀が歩道で力無く歩いていました。
気の毒に足先が全て壊死しているようです。
まさか前日の初雪で凍傷になった訳ではないでしょうが、果たして老化でここまで磨耗するのだろうか。
病気?
 


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