2011/01/02
半壊したコガタスズメバチの巣
2010年8月下旬
春から定点観察しているコガタスズメバチ(Vespa analis insuralis)の巣を16日ぶりに見に行ったら、破壊されていて大ショック。
軒下に外被の欠片が散乱していて、巣口を含む外被の下半分が転がっていました。
拾って裏返してみると断熱性に優れる多重構造がよく分かります。
幸い全壊は免れたようで、残った蜂が活動していました。
全体に初期巣状態より小さく形も歪になってしまいました。
肝心の巣盤や育房は果たして無事だろうか。
オオスズメバチやヒト、クマタカなどの天敵に襲撃されたのだろうか。
台風が上陸した日に、巣の隣に吊り下げられた栓抜きが嵐で激しく揺れて巣に何度もぶつかり破壊したのかもしれません。
こんなことなら、お盆の期間も頑張って通えばよかった...。
(つづく)
コガタスズメバチ発達期の巣作り(10倍速映像)
2010年7月中旬・気温29℃
軒下に営巣したコガタスズメバチ(Vespa analis insuralis)発達期のコロニーを10日ぶりに定点観察。
ワーカーが外被を増築する様子を10倍速の早回しでお届けします。
巣口で目を光らせている門衛は他よりも巨漢なので、やはり創設女王が率先して門衛を勤めているのだろうか。
(つづく)
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ハチ・アリ(膜翅目),
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微速度撮影
コガタスズメバチの門衛
2010年7月上旬
コガタスズメバチ(Vespa analis insuralis)の巣の定点観察。
巣口から常に門衛が顔を出して辺りを見張っています。
厳重に門番して蟻の這い出る隙も無いかと思いきや、そうでもないようです。
極小のアリが巣内から這い出ましたが、門衛は僅かに反応を示しただけで攻撃を加えることはありませんでした。
他のワーカーが帰巣すると、門衛とキスしています。
成虫間の栄養交換、あるいは挨拶でしょうか。
狩りで仕留めた獲物を咥えたワーカーが帰巣すると、巣口で門衛に肉団子を口移しで分配しました。
咀嚼および幼虫への給餌を分担するようです。
出巣の際にも門衛とキスを交わしています(お出かけのキス)。
(つづく)
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