2018年10月下旬
林縁の花壇に咲いたセンニチコウ(千日紅)の群落でイカリモンガ(Pterodecta felderi)が訪花していました。
いつものように翅をしっかり閉じて吸蜜しています。
センニチコウの花壇には薄いピンク色の花とマジェンタ(赤紫色)の品種が咲き乱れています。
イカリモンガが花から花へ飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@3:41〜)
翅表の紋様を見るには飛翔シーンをスローモーションで撮るしかありません。
この花壇は通りかかる度にチェックしているのですけど、この日はイカリモンガの他に目ぼしい訪花昆虫は見当たりませんでした。
(小型のアブが一匹だけ)
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
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イカリモンガ(蛾)@センニチコウ訪花吸蜜 |
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イカリモンガ(蛾)@センニチコウ訪花吸蜜 |
2018年8月下旬・午後15:39
ゴイサギ(Nycticorax nycticorax)の幼鳥が池の岸の草むらをゆっくり歩き回っていました。
羽根の地味な斑点模様が見事な迷彩になっていて、じっとしていればまず見つからないでしょう。
茂みに隠れてしまったので私が対岸で横に少しずれると、幼鳥は石垣の上から池の水面を見ていました。
水中で泳ぐ鯉などの魚を目で追っているのでしょう。
最後は急に飛び去りました。
しつこいパパラッチに嫌気が差したようです。
飛び立ちのスローモーションは1/5倍速。
ゴイサギは夜行性なのですが、幼鳥は昼間も覚醒していて塒の周囲でチョロチョロと動き回り活動的です。
昼行性のヒトに例えて言えば、若者が夜遊びや夜更しをしているようなものでしょう。
逆に、ゴイサギの幼鳥がいつ寝ているのか、気になります。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
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ゴイサギ(野鳥)幼鳥@池畔:岸辺 |
2018年10月中旬
ブロッコリー畑で育ち過ぎた(薹が立った)株に菜の花のような黄色い花が咲いています。
アブラナ科を食草とするモンシロチョウ(Pieris rapae)が忙しなく飛び回っていました。
まずは1/5倍速のスローモーションでご覧下さい。(その後で通常速度の映像が流れます)
紫外線カメラを使わない限り、飛んでいるモンシロチョウの性別は見分けられないので、行動から推測するしかありません。
交尾相手を求める♂の探雌飛翔なのでしょう。
あるいは♀が産卵する場所を物色しながら飛んでいるのかもしれません。
3、4頭が乱舞に参加したものの、交尾には至らずすぐに解散してしまいました。
後半は、ブロッコリーに訪花する個体を撮っていたら、♀の交尾拒否行動も偶然記録されていました。
同じ株の花に複数の個体が相次いで飛来します。
吸蜜中に別個体の接近を感じる度に、閉じていた翅を広げ腹端を高々と持ち上げました。
これはモンシロチョウで有名な♀の交尾拒否行動です。
おそらくこの個体は既に交尾済みの♀で、♂に追い回されたり求愛されるのは煩わしいだけなのでしょう。
飛来した個体も♀にしつこくつきまとったりせずに自分も近くで吸蜜を始めたので、こちらも♀なのかもしれません。(私には外見で性別を見分けられません)
1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。