2017年4月中旬
湿地帯の根雪は溶けたものの、一面のヨシ原は未だ枯れた状態です。
未だ落葉した状態の樹上に1羽の猛禽類が止まっていました。(後にノスリと判明)
梢から辺りをキョロキョロ見回し、原野に潜む獲物を眼光鋭く探していました。
近くの線路を列車が通っても慣れっこなようで、逃げませんでした。
梢の細い枝先でなぜかバランスを崩して慌てたように羽を広げた際に、翼の下面が見えてノスリ(Buteo japonicus)と判明しました。
横向きになると、風を受けて翼の羽毛が少し逆立つ様子がよく見えます。
ノスリが急に羽ばたいて原野に飛び降りました。
慌ててカメラを三脚から外したのですが、枯れたヨシ原で保護色のノスリを見つけるのに手間取りました。
おそらく狩りには失敗し、獲物(野ネズミ)に逃げられたようです。
私を警戒したノスリは飛び去ってしまいました。
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ノスリは首が後ろまで回るのですね。 |
2016年10月下旬・午後16:52~16:58(日の入り時刻は16:46)
▼前回の記事
ヒトに追い払われ就塒前集合の場所を変えるムクドリの大群(野鳥)
逃げて行ったムクドリ(Sturnus cineraceus)の大群を追って高圧線の鉄塔#30に近づいてみました。
実を言うと、街中にそびえ立つこの鉄塔は3ヶ月前にも2晩連続で就塒前集合していた同じ場所なのです。
▼関連記事
・ムクドリ(野鳥)の大群が高圧線の鉄塔Aに就塒前集合
・ムクドリ(野鳥)小群が前日の就塒前集合場所を経由して塒入り
ムクドリは鉄塔の天辺付近に集結して、賑やかに鳴き交わしています。
鉄塔に着陸する前にホバリング(停空飛翔)している個体も多いです。
一方で鉄骨から少しずつ溢れ落ちるように飛び降り、まるで木の葉落としのように真下の電線に移動しています。
いわゆる普通の高さの電柱に張り巡らされたこの電線がこの日三番目の(最後の)就塒前集合になります。
実はこの自発的な移動パターンも3ヶ月前に観察した通りでした。
ムクドリの群れは一発で塒入りするのではなく、塒(予定地)に少しずつ近づきながら段階的に何度も就塒前集合するようです。
塒の安全を入念に確認するためなのでしょう。
つづく→いよいよ塒入りを見届けます(集団就塒)。
2017年4月下旬
溜池の水深を計るために、電柱ほどの高さのあるコンクリートの柱が立ててあります。
その天辺にカワセミ♂(Alcedo atthis)が止まっていました。
嘴(くちばし)全体が黒いので♂ですね。
キョロキョロと池の水面を見下ろしています。
田んぼに水を入れる前の溜池は雪解け水で満水でした。
最後カワセミ♂は池に飛び降りたものの見失ってしまい、漁の成否は不明です。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。