2012/03/15

ニホンザル群れのラッセル跡と糞@雪山



2012年2月中旬

野生ニホンザルを追ってスノーシューで雪山を進みます。
一部の猿が直登した急斜面のルートは下を覗くのも足がすくみました。
先刻群れが林道を横切った地点に到着すると、猿がラッセルした跡が雪面に残っていました。
また、杉の根元周辺に新鮮な糞が多数残されていました。
(我ながら静物の撮影がどうも未だ下手糞…。状況説明の記録映像はカメラをもっとゆっくり動かさないと画面酔いしますね...。)

この後、猿の群れをしつこく追って道なき雪山を直登するべきか迷いました。
土地勘と体力にあまり自信が無かったので、無理せず安全で通い慣れた林道を進むことにしました。
迂回してニホンザルとの再会を期待したのですが、行き先が違ったようで果たせませんでした。
それでもこの日の山行は大成功で、かなり自信が付きました。



2012/03/14

樹上で採食するヒヨドリ【野鳥】



2012年1月下旬

川べりの雑木林でヒヨドリHypsipetes amaurotisの群れが騒々しく鳴いています。
樹上で何かを啄んでいる個体を撮影しました(樹種不明)。
被写体の手前に生い茂った枝が邪魔というカメラのAFが苦手とする状況で、なかなかピントが合いません。
ようやくピントが合ったらすぐに飛び立ってしまいました。

ヒヨドリが口にしたのはクズの豆果かと現場では思ったのですが、映像を見直すとただの枯葉のような気もしてきました。



2012/03/13

雪中行軍中にマウンティングするニホンザル



2012年2月中旬・気温10℃

杉を植林した斜面の林縁を野生ニホンザルMacaca fuscata fuscata)の群れが次々に登って来ます。
群れに近づこうと撮影の合間に私が少しずつ前進したので、警戒した猿たちが雪の絶壁直登ルートから林縁ルートに変更したのかもしれません。
沢の奥の広場を経由して小群が遊動を始めました。
子猿が高い枝から身軽に飛び降りました(@0:12)。
すごい跳躍力ですね!
白毛の猿もいます。
周りは銀世界ですけど、白猿も完全な保護色とは言い難いようです。
斜面の途中を切り開いて作られた林道をサルが続々と横切ります。
遊動中に一頭が別の個体に背後から近づきマウントしました(@2:00、 3:13)。
遠くて性別まで見分けられませんが、この時期はニホンザルの交尾期ではないので、群れ内での優位行動と思われます。
wikipediaによると、「繁殖形態は胎生。主に秋季から冬季にかけて交尾を行い、妊娠期間は161-186日。春季から夏季に1回に1頭(まれに2頭)の幼獣を2-3年に1回産む。」

高崎山のニホンザルは11月から3月までが交尾期です。 
(『サルの子どもは立派に育つ:生態観察30年の記録』p36より) 



ときどき左手の谷から猿がギャーギャー騒ぐ鳴き声が聞こえてきます。
一ヶ月前に平地の雪原(田んぼ)や車道を遊動していたニホンザルの群れとは違い、傾斜のきつい山中では子猿も母猿におんぶせず自力で歩いて付いくようです。

群れの中には首輪を付けた猿が少なくとも2頭、映像に写っていたような気がしました(@5:30、 7:48)。
遠いので私の眼の錯覚かもしれません。


(つづく→「ニホンザル群れのラッセル跡と糞@雪山」)



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