2012/01/02

エサキモンキツノカメムシの雪上徘徊



2011年11月下旬・雪面気温11℃

軽く雪の積もった車道を元気に歩くエサキモンキツノカメムシを発見。
本種は成虫で冬越しするようです。
雪道で遭難しないうちに安全な越冬地を見つけてね。





2012/01/01

ミルンヤンマ♂

新年明けましておめでとうございます。
これからも「Σ こんちゅーぶ!」をよろしくお願いします。
辰年ということで、干支に因んだDragonflyネタからお届けします。

2011年10月下旬


林縁の枝先にトンボが止まっていました。
動画を撮ろうとしても薄暗い夕方でストロボ必須なので断念。
素手で捕獲すると大して暴れることもなく、地面に置いても逃げずにじっとしています。
体長72mm。
帰ってから調べてみると、日本特産種のミルンヤンマ♂と判明。
嬉しい初物です。
ミルンとは耳慣れない謎の名前ですが、明治時代に来日した英国人地質学者ジョン・ミルン氏に因んで命名されたそうです。



【追記】
井上清、谷幸三『トンボのすべて:第2改訂版』によると、
 トンボは飛び出すとあまり止まらない「飛翔型」と止まっている比率の高い「静止型」に分かれますが、「飛翔型」のトンボはぶら下がって止まります。それは胸の筋肉が大部分翅を動かす方に使われ、肢でからだを支えることにあまり配分されていないためと考えられています。 (p88より引用)

ミルンヤンマなどヤンマ科の種の止まり方は大概「ぶら下がり型」なのだそうです。


2011/12/31

ヤマガタヒメバチ♂@ガードレール徘徊



2011年11月下旬・気温8℃

里に下山する途中で車道のガードレールを歩く大型の蜂を発見。

胸背に黄点があり、いかにもヒメバチの仲間です。
長い触角で探りながらせかせかと歩いています。

顔正面から撮りたくて、前方でカメラを構えて待ち構えていたら気づいて引き返しました。
ガードレール支柱の丸い台のところを暫し堂々巡り。


いまにも飛び立ちそうな素振りを見せたので、撮影を打ち切り捕獲しました。

写真鑑定してもらうために、ありあわせのビニール袋で採集しました。
この蜂の名前が分かる方は教えて下さい。

【追記】
コメント欄にてBaconLさんより、ヤマガタヒメバチ♂(Chasmias major)だろうとご教示頂きました。




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