2010/12/31
クマバチ♀の帰巣と穿坑
2010年6月上旬
前回の観察から2日後。
キムネクマバチ(Xylocopa appendiculata circumvolans)の巣作りはかなり進展したようで、穴に頭部がすっぽり収まる深さになっていました。
頭隠して尻隠さず。
(つづく)
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ハチ・アリ(膜翅目),
造巣
材に巣穴をかじるクマバチ♀
2010年5月下旬
年季の入った木材の下面でキムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)が巣作りのため穿坑していました。
鋭く強力な大顎でガリガリと木を齧り取っていきます。
梁にぶら下がって作業するので、腹面に木屑が溜まっています。
蜂は複眼ですから、ゴミが目に入っても当然痛くありませんね。
顔が半分ぐらい穴に埋まるようになりました。
クマバチにとってこの梁は恰好の営巣地のようで、ほぼ同じ大きさの巣穴が幾つも並んでいます。
その全てが下面か側面に掘られていました。
上面に穿坑すると雨水が侵入したり、木屑の排出に支障を来したりするのでしょう。
初めての観察でとても感動しました。
しかしこんな狼藉を働くのでは木造建築の害虫と言われても仕方ないですね。
(つづく)
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