2023年12月下旬
シーン0:12/25・午後12:18・晴れ(@0:00〜)
明るい昼間にたまたまフルカラーで撮れた現場の状況です。
根雪が積もった里山のスギ植林地でニホンカモシカ(Capricornis crispus)の溜め糞場sr1をトレイルカメラで見張っています。
画面の手前から奥に向かって斜面を見上げるアングルです。
林床の雪面にスギの落葉落枝が散乱しています。
画角の右外には渓谷(山肌を深く侵食した沢)があります。
日中にカケス(Garrulus glandarius)が来るようになりました。
この地点でカケスが写ったのは初めてです。
シーン1:12/28・午前10:47(@0:04〜)
左に立つスギ大木の枝葉に1羽の鳥が止まっていました。
横枝から横枝へ飛び移り、スギ幹の背後に隠れました。
逆光で同定するのが難しかったのですが、ジェー♪という嗄れた鳴き声でカケスと分かりました。
しばらくすると、スギに巻き付いた太いフジ蔓にカケスがぴょんと飛び移りました。
ようやく右の雪面に飛び降りると、雪面に散乱したスギの落ち葉を調べたり凍った雪面を啄んだりしています。
越冬中の虫が隠れていないか、獲物を探しているのかもしれません。
1.5倍に拡大した上でリプレイ(@1:37〜)。
シーン2:12/28・午前10:49(@3:08〜)
20秒後にトレイルカメラが再び起動したときにも、カケスが居残っていました。
スギの横枝にまた止まっています。
カケスがスギの球果や冬芽を食べるとは思えないので、越冬中の虫を探しているようです。
秋の間に貯食しておいたドングリを取りに来た可能性も考えられます。
いずれにせよ、説得力のある証拠映像は撮れていません。
横のフジ蔓に止まってから、上の横枝に向かって飛び上がりました。
1.5倍に拡大した上でリプレイ(@3:39〜)。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
※ カケスの鳴き声が聞き取れるように、音声を正規化して音量を強制的に上げています。