2016年7月中旬
山間部の道端に咲いたソバナの群落で紫色の花の蕾に頭を突っ込んでいるハサミムシが居ました。
おそらく花粉や花蜜を食べているのでしょう。
ラッパ形に開いた花も近くに咲いているのに、なぜ花ではなくわざわざ蕾をこじ開けて採食しているのか、不思議ですね。
「頭隠して尻隠さず」とは無防備な状態を指しますけど、ハサミムシの場合は腹端に武器を持っていますから、臨戦態勢で心強いですね。
しばらくすると、ハサミムシはようやく花からを頭を抜きました。
触角が白い花粉で少し汚れています。
前脚を少し舐めて身繕い。
化粧が済むと再び花に頭を突っ込みました。
花蜜ではなくおそらく花粉を食べているようです。
蜜腺の位置はもっと奥だと思いました。(思うだけじゃなくて、花を分解して調べるべきでしたね。)
ソバナの花を徘徊している謎の白っぽい微小の虫も気になります。(撮影中は気づきませんでした。)
ゲンセイ幼虫とか?(当てずっぽうです)
それにしては花からハサミムシの体に乗り移りませんでした。
ソバナの花 |
ソバナの葉 |
私はハサミムシに疎いので、同定するため撮影後に採集しました。
以下は標本写真。
ハサミを含む体長は11mm。
翅がはっきりしないので、幼虫の可能性もありそうです。
ハサミ(尾角)が長く、内側に棘がありません。
どなたか名前の分かる方がいらっしゃいましたら、教えて下さい。
コブハサミムシ♂のルイス型で合ってますかね?(当てずっぽう)
素人目には、こちらのサイト(朝日庄内いきもの図鑑)でハサミムシspと題した写真が似ている気がしました。