2016/07/03

農道で道草を食うニホンザル



2012年5月中旬

山間部の水入れ前の田んぼで、奥の農道を遊動する野生ニホンザルMacaca fuscata)を見つけました。
二頭が相前後して左へ向かっています。
途中で立ち止まり、文字通り道草を食っています。
採食メニューは残念ながら遠過ぎて不明ですが、何やら草を毟っているように見えます。
二頭がすれ違う際にマウントするかと思いきや、毛繕いすらしませんでした。
最後は杉林の中へ消えました。

林縁の農道に水仙の群落があり黄色い花を咲かせていますが、通りすがりのニホンザルが猛毒の水仙の葉には見向きもせず採食しなかったのは流石です。
人間界ではニラと誤認して水仙の葉を食べてしまい中毒死する事故が毎年報じられています。



クマイチゴの花蜜を吸うシロオビクロナミシャク(蛾)



2016年5月中旬

里山の林縁でクマイチゴの幼木に咲いた白い花にシロオビクロナミシャクTrichobaptria exsecuta exsecuta)が来ていました。
翅を開閉しながら吸蜜しています。
隣の葉に移動し、休みました。
(日光浴するほどの日差しはありません。)



2016/07/02

ハルニレの葉裏で交尾するルイスアシナガオトシブミ♀♂



2016年5月中旬
▼前回の記事
飛べ!ルイスアシナガオトシブミ

里山に生えたハルニレの幼木でルイスアシナガオトシブミHenicolabus lewisii)の♀♂カップルが若葉の裏面で交尾していました。
接写の大敵である風が絶え間なく吹いて悩まされるのですが、マウントしているだけで交尾器は結合していませんでした。
♂は交尾を済ませた後もライバル♂から♀を守っている(交尾後ガード)のでしょう。
♂の腹端に見える白いものは精子なのかな?(交尾器?)
一方、♀は揺籃作りの途中だったのかもしれません。


撮影後にペアを採集しました。
以下は標本写真。(掲載予定)


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