2015/08/12
クサフジの花でアブラムシを捕食するナナホシテントウ
2015年7月上旬
堤防に咲いたクサフジの群落で咲きかけの蕾に止まっているナナホシテントウ(Coccinella septempunctata)を見つけました。
小さなアブラムシを捕食しているようです。
クサフジの花に近い部分の茎がアブラムシのワックスで白い粉をふいたように汚れています。
アブラムシに随伴するボディーガードのアリが居ないので、ナナホシテントウは食べ放題です。
アブラムシのコロニーは天敵に次々と捕食されても逃げ出すこともなく、吸汁しながらときどき尻を振っています。
ナナホシテントウが横を向いて食べ滓を捨てるシーンが撮れました。
ナナホシテントウは食後に身繕い。
捕食する口元をマクロレンズでしっかり接写しようとしたら逃げられてしまいました。
手元の図鑑『校庭のクモ・ダニ・アブラムシ』でマメ科植物をホストとするアブラムシを調べてみると、マメアブラムシ、ソラマメヒゲナガアブラムシ、エンドヒゲナガアブラムシ、コンドウヒゲナガアブラムシが載っていました(p194)。
2015/08/11
ノシメマダラメイガ(蛾)終齢幼虫の繭作り【100倍速映像】
ノシメマダラメイガの飼育記録#19
2015年6月下旬〜7月上旬
ノシメマダラメイガ(Plodia interpunctella)終齢幼虫の繭作りがなかなか終わりません。
私のカメラではジオラマモードで10倍速の微速度撮影動画に記録(3fps)することが出来ます。
3日間にわたり断続的に撮り続けた素材から制作した100倍速の早回し映像をご覧下さい。
写真でインターバル撮影するよりも動きが滑らかな早回し映像になります。
次第に白い繭が厚くなり、中の様子が見えにくくなりました。
完成した繭は他種の繭と比べてとても薄く、どうしてこんなに長時間かかるのか不思議なくらいです。
最終的に幼虫は、頭部を左に向けて静止しました。
羽化に備えた脱出口の隙間を繭に残しています。
※ 透明プラスチックの容器越しに撮ったやや不鮮明な早回し映像に自動色調補正を施してあります。
怒涛の繭作り動画の連作はこれで終わりです。
つづく→#20:ノシメマダラメイガ(蛾)の蛹化【微速度撮影】
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柳の葉を舐めるモンスズメバチ♀
2015年7月上旬
湿地帯に生えた柳(種名不詳)の灌木でモンスズメバチ(Vespa crabro flavofasciata)のワーカー♀が飛び回り、柳の葉を舐めていました。
葉に付着したアブラムシの甘露を摂取しているのではないかと予想しているのですが、肝心のアブラムシのコロニーを見つけていません。
柳には花外蜜腺があるらしいので、益々弱気になってきます。
花外蜜腺の場所は具体的にどこにあるのでしょう?
濡れているようなテカテカ光って見える葉を蜂は選んで舐めています。
甘い樹液が葉に滴り落ちた可能性も考えてみましたが、それなら独特の発酵臭がするはずですし、スズメバチは幹から樹液が滲むスポットを直接目指すはずです。
※ 柳の木陰でしかも曇り空のやや薄暗い夕方に撮った映像素材に対して動画編集時に自動色調補正を施してあります。
柳の葉を舐めるという謎の行動はクロマルハナバチ♀だけではありませんでした。
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柳の葉を舐めるクロマルハナバチ♀の謎
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