2018年7月下旬
耕して畝が作られたばかりの広い畑でキジ♂(Phasianus versicolor)とバッタリ遭遇しました。
おそらく種まきした直後の畑で採食中だったのでしょう。
一緒に居たキジバトは、私がカメラを向ける間もなく、慌てふためいて飛んで逃げてしまいました。
このキジ個体がほっそりした体型なのは、若鳥♂なのかな?
繁殖期を終えた夏の羽毛は量が少ないのでしょうか?
歩き去る途中で地面を喋みましたが、手前の草が邪魔でよく見えません。
私を警戒したキジ♂は走って逃げ出すと、畑に隣接する草むらに逃げ込みました。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
撮影時点では畑を耕した直後で、何が生えてくるのか不明でした。
9月になってから現場を再訪すると、一面のソバ畑になっていました。
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キジ♂(野鳥)@ソバ畑 |
2018年7月中旬
山麓の用水路沿いでオオシオカラトンボ(Orthetrum triangulare melania)の未成熟♂が枯れた小枝の先に止まっていました。
翅を深く下げて休息中です。
頭部をグリグリ動かして、大きな複眼で辺りを油断なく見回しています。
体色は♀と同じですが、腹端が大きく膨らんでいないので未成熟♂ですね。
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飛べ!オオシオカラトンボ♂【HD動画&ハイスピード動画】
飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画で撮ってみました。
後半は更に1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
物を投げつけて飛び立たせたら、同じ小枝には戻って来ませんでした。
離陸直後に脚を胴体に引き付けて畳み、空気抵抗を減らしています。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
2018年7月下旬・午後16:51
街中の電線にスズメ(Passer montanus)の成鳥が一羽で止まっていました。
そろそろ夕方なのに気温35℃と猛暑の日でした。
このスズメは嘴を開けて暑さに喘いでいるように見えました。
鳥類は暑い時にどうやって体温調節しているのでしょう。
金子凱彦『銀座のツバメ』によると、
犬と同じように鳥類には発汗作用がなく、口を開けて暑さをしのぐ。 (p78より引用)
我慢できなければ日陰に移動したり水浴するのかな?
最後は電線からどこかに飛び去りました。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
▼関連記事(3年前に撮影。気温データなし)
スズメ(野鳥)の耐暑法?
【追記】 体温が限度を超えると脳の機能は著しく低下する。体温を下げる機能として哺乳類には汗腺がある。ところが鳥類は呼吸器と気嚢からの放熱に頼る。(中略)鳥類は体温が上昇すると、あえぎ呼吸(パンティング)によて気道と口から放熱をさかんにする。 (p144〜145より引用)
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スズメ(野鳥)@酷暑:電線 |