2016/10/30

マルバハッカの花蜜を吸うキタテハ



2016年7月下旬

農村部の民家の花壇に咲いたアップルミント(=マルバハッカ)の群落でキタテハPolygonia c-aureum)が訪花していました。
翅を開閉しながら吸蜜しています。
映像の前後半で別個体(計2頭)を撮影。





アガパンサスの花で採餌するトラマルハナバチ♀?



2016年7月下旬

農村部の道端の花壇に咲いた園芸植物アガパンサストラマルハナバチBombus diversus diversus)のワーカー♀が訪花していました。
後脚の花粉籠に少量の白い花粉団子を付けています。
隣に咲いたピンクの花(園芸植物;オイランソウ=クサキョウチクトウ)には見向きもせずに、やや萎れかけの青紫のアガパンサスの花でせっせと採餌しています。




2016/10/29

ハクセキレイ(野鳥):ケヤキ樹冠への集団就塒



ハクセキレイ(野鳥)集団塒の定点観察#11


2016年6月中旬・午後18:58〜19:29

19日ぶりの定点観察です。
記事を書く順番と実際の観察日時の順番がずれてしまいました。

塒入り予想時刻の少し前に現場に着くと、月が出ていました(月齢13.0。)。
午後18:53には未だどの塒にもハクセキレイMotacilla alba lugens)は不在でした。
就塒前集合もしていませんでした。
5分後、近くの大型店の屋根でハクセキレイ♂が一羽鳴いていました。
広い駐車場に鳴き声がよく響き渡ります。
駐車場の外灯は既に点灯しています。
鳴き終わると塒のあるケヤキ並木のへ飛び去りました。

しばらくすると、塒となるケヤキ並木の真上を通る電線にハクセキレイ♂♀の群れが集まり始めました。
鳴き交わしながら嘴を電線に擦りつけたり羽繕いしたりしています。
その中に♀も見つけました。
早目に塒入りした個体がケヤキの茂みの中で枝から枝へ飛び回っています。

塒を見下ろす建物の屋根で独り鳴いている♂個体が居ます。
奥にある某店舗のトタン屋根(三角屋根)にはこの日はなぜか就塒前集合していません。
大通りを照らす水銀灯やナトリウムランプも点灯しました。

以前集団塒に使っていた電柱N、Sを見てみましょう。(この2本の電柱は電線2本で結ばれています。)
電柱Nにはハクセキレイは一羽も集まっていませんでした。
一方で通りを挟んで反対側の電柱Sには、2羽の個体が電線に止まっていました。
この後、すぐ近くにあるケヤキの樹冠に飛び込むのでしょう。

この日の観察で一番興味深かったのは、メインの集団塒から離れて通りの反対側にあるケヤキの樹冠に単独で就塒した♂個体を帰りがけに見つけたことです。(@4:53〜)
鳥が止まった横でケヤキの葉は糞で白く汚れていました。
赤外線の暗視動画でなくとも外灯の光でなんとか撮影できました。
カメラで撮られていることに警戒したのか、一匹狼の♂は鳴きながら(警戒声を発しながら?)飛びたつと車道を渡り仲間が居る集団塒に合流しました。
もし私が邪魔しなければ、そのまま独りで寝たのかな?



ちなみに、この日の公式な日の入り時刻は午後19:05。

私の観察スタイルは動画撮影を最優先にするため、ハクセキレイ個体数のカウントまでとても手が回りません。
それでも集団塒を利用するハクセキレイの数が以前よりも少し減ったような印象を受けました。
三角屋根で就塒前集合しなくなった点も気になります。
繁殖期が進んで雛が巣立つと、集団塒を次第に解消するのか、あるいは別な場所に引っ越すのかもしれません。
これは未だ個人的な仮説です。

つづく→#12

記事を書く順番と実際の観察日時の順番が合わなくなってしまいました。
時間軸に沿うと、#10(翌朝の離塒)に続きます。


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