2016年8月下旬・午前11:44
低い山地の上空を3羽の猛禽類が帆翔しています。
遠いのにこのときは望遠レンズを使えず、姿形で鳥を見分けるのは無理そうです。
しかしピーヒョロロ♪という鳴き声が聞こえるので、トビ(Milvus migrans)ですかね?
直前に一羽の猛禽類が道端の法面の灌木から飛び立ったのが気になります。(撮り損ね)
一月前にサシバを目撃した地点に近いので、この空域はサシバの縄張りだったりして?
カラスにモビングされてるのかと一瞬思ったのですが、そうではありません。
猛禽類同士で空中戦を繰り広げている光景は初めて見ました。
巣立ったばかりの幼鳥同士で遊んだり空中戦の練習したりしているのか、それとも縄張り争いや子別れなのかな?
サシバの縄張りに侵入したトビを番が協力して追い払っているところ?
2016年8月下旬
郊外の住宅地の道端に咲いたニラの群落でオオハラナガツチバチ♂(Megacampsomeris grossa matsumurai)が訪花していました。
この組み合わせは初見です。
初めは複数個体がこのニラ群落で訪花していたのに、撮り始めたら逃げてしまいました。
2016年8月中旬・午前5:35〜5:57
▼前回の記事
ゴイサギ幼鳥同士の喧嘩と威嚇誇示
早朝の明るさが増してくると、溜池に集結していたゴイサギ(Nycticorax nycticorax)幼鳥群が次々に飛び去ります。
この移動は、朝になって(明るくなって)集団塒の池から自発的に離れて行く行動なのか(離塒)、それともブラインドの陰に隠れている私の存在がバレて逃げ出したのか、一回の観察では判断がつきませんでした。
なんとなく、後者の可能性が高い気がしています。
一斉に飛び立つときにクワックワックワッ♪と小声で鳴くのが警戒声なのかな?(リップシンクロを確認できていないので、ゴイサギではなくカルガモの鳴き声だったりして…。)
近くの湿地帯で立ち枯れしたハンノキの枝に着陸するシーンが撮れました。
ほとんどの個体は更に遠くに飛んで逃げたようです。
ゴイサギ幼鳥は警戒時も擬態姿勢にならず、すぐに飛んで逃げてしまいます。
後半は、ハンノキの枯木に一羽だけ居残った個体に注目します。
ゴイサギの幼鳥に特有な羽根の模様が見事な保護色(カモフラージュ)になっていて、樹上に静止していればまず気づかれないでしょう。
細い枯れ枝上でバランスを保つのに苦労しています。
やがて、枝から枝へ軽くジャンプしながら上へ上へと登り始めました。
高い枝から飛び立つのかと思いきや、ただ辺りをじっと見下ろしています。
枯れたハンノキの実を急に嘴で挟んだ行動が面白かったのですが、目の前の実を軽く甘噛みしただけで採食しませんでした。(@4:13)
幼鳥特有の好奇心から来た行動、あるいは退屈しのぎでしょうか。
軽く羽繕いした後はじっとしています。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。