2014年8月中旬
▼前回の記事
日の出と共に巣作りを始めるキイロスズメバチ♀【暗視映像】
キイロスズメバチ移動巣の定点観察#8
キイロスズメバチ(Vespa simillima xanthoptera)の移動巣(第二次巣)の建築作業が続いています。
(撮影開始時刻は8:38 am。)
帰巣したばかりのワーカーが巣口の横で巣材を噛みほぐし唾液とパルプを混ぜ合わせています。
巣口は外被の一番下に開口しています。
そのすぐ横まで伸びた新しい層の外被作りを担当するようです。
この個体に注目してズームインしてみました。
尻すぼみになった外被ポケットの縁に巣材を大顎で薄く伸ばしながら器用に付け足していきます。
後退しながら外被の伸長作業を進めます。
巣材を使い切った♀は巣の外被をウロウロと歩き回っています。
その間、常に門衛が巣口の中から外界を見張っています。
巣口は1匹の蜂しか通れないぐらい狭く、2匹がすれ違うことは出来ません。
つづく→シリーズ#9:巣に離着陸する蜂のハイスピード動画