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2020/09/02

コンクリートや土を舐めるクモガタヒョウモン♂



2020年6月上旬・午後13:00頃・晴れ

里山の峠道で側溝の乾いた底にクモガタヒョウモン♂(Nephargynnis anadyomene)が降り立ち、伸ばした口吻で土塊を舐めていました。
半開きの翅を開閉しながらミネラル摂取しています。
たまにコンクリートの表面も舐めています。

翅表に♂の性標を認めました。
翅裏をしっかり撮れなかったものの、おそらくクモガタヒョウモン♂と思われます。

▼関連記事(同日同地域で撮影)
ヒメジョオンの花蜜を吸うクモガタヒョウモン♂の群れ


図鑑でクモガタヒョウモンの習性を調べると、

・路上で吸水することもある。人の気配に敏感で、すぐに飛び立ち、なかなか近寄れない。(ヤマケイポケットガイド9『チョウ・ガ』p137より引用)

・路上や崖の湿った場所で吸水も行う。(フィールドガイド『日本のチョウ』p193より引用)

この日は路上の獣糞で吸汁している蝶も見かけたのですが、私が気づかずに近づくと飛んで逃げてしまい、しばらく待っても戻って来ませんでした。


土舐め
コンクリート舐め

2020/09/01

ニセアカシア林縁のホオジロ♂(野鳥)



2020年5月中旬・午後16:45頃・晴れ

堤防路沿いにニセアカシア(別名ハリエンジュ)の灌木が蔓延る一帯があり、その林縁でホオジロ♂(Emberiza cioide)を見つけました。
至近距離なのに、止まり木の枯枝からなかなか逃げません。
もしかして、近くに巣があるのでしょうか?

頻りに嘴を枯枝に擦りつけているのは、何か不満や不安の現れなのかな?
鳴いているようですが、すぐ横を流れる用水路の水音にかき消されて、残念ながらほとんど聞き取れません。

最後に飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。




2020/08/30

ハシボソガラス2羽のモビングにも動じないノスリ(野鳥)



2020年6月上旬・午前11:40頃・晴れ

郊外の農村部でまっしぐらに飛んで来たノスリButeo japonicus)が電柱の天辺にフワリと着陸しました。
辺りをキョロキョロと見渡しています。
するとすかさず、2羽のハシボソガラスCorvus corone)が鳴きながら飛来し、ノスリのすぐ横の電線に止まりました。
カーカー♪と鳴き騒きながら電線から電線へ飛び移り、嫌がらせのようにノスリを牽制しています。
カラスに2対1のモビング(擬攻撃)されても、珍しくこのノスリは動じずに平然としています。
このノスリが特別に豪胆というよりも、カラスのモビングがいまいち迫力に欠けるような気がします。
近くの巣で育雛中ならもっと必死でモビングすると思うのですが、若くて経験不足のカラスなのでしょうか?
ノスリの鋭い眼光で睨まれたカラスはすぐに諦めて、2羽とも鳴きながら飛び去ってしまいました。
縄張り内でノスリの存在を黙認したことになってしまいますけど、それで良いのか?

しばらくすると、ノスリも電柱から飛び立ちました。
電柱に向かって歩いて近付こうとした私を警戒して逃げたようです。
広大な農地(畑)の上空で羽ばたきと上昇気流に乗った滑翔を交互に繰り返しながら高度を上げていきます。
カラスはもうノスリを追って来ませんでした。


ハシボソガラス2(野鳥)@電柱+モビング♪vsノスリ
ノスリ(野鳥)@滑翔:翼下面
翼上面

2020/08/29

採餌のためイタチハギに訪花するヤマトツヤハナバチ♀の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



2020年6月上旬・13:30頃・晴れ

峠道の横に生えたイタチハギ(別名クロバナエンジュ)の群落でヤマトツヤハナバチ♀(Ceratina japonica)が訪花していました。

この日見つけた2匹目の個体♀bの採餌行動をマクロレンズで接写してみましょう。
イタチハギ雄しべの葯から大量の花粉が採り放題なので、ヤマトツヤハナバチ♀は夢中になって集粉しています。
ときどき身繕いして、体に付着した橙色の花粉を後脚のスコパ(花粉採集毛)に移しています。

花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:46〜)




つづく→イタチハギの花で採餌するヤマトツヤハナバチ♀に噛み付くアリ【名前を教えて】

長い舌を伸ばしたところ

ヒメジョオンの花蜜を吸うクモガタヒョウモン♂の群れ



2020年6月上旬・午後13:00頃・晴れ

峠道の横の斜面に咲いたヒメジョオンの群落でヒョウモンチョウの仲間が訪花していました。
半開きの翅を開閉しながら吸蜜しています。
ズームアウトすると、複数個体(4頭?)が訪花中でした。
探雌飛翔中の♂個体もいて、訪花中の別個体♂に誤認求愛しているようですが、私には性別がなかなか見分けられません。

ヒョウモンチョウ仲間を見分けるのは慣れるまで難しく、私はこれまで『札幌の昆虫』という図鑑のお世話になっていました。
北方系の昆虫がたくさん掲載されていて、東北地方の昆虫を調べる際にとても参考になるのです。
この図鑑のおかげ
で私もヒョウモンチョウの種類を見分けられるようになりました。
ところが今回撮った個体はミドリヒョウモンと似ているものの、図鑑との絵合わせではどうにも翅裏の斑紋が一致しません。
そこで最新の別な図鑑『フィールドガイド:日本のチョウ』で調べると、クモガタヒョウモン♂(Nephargynnis anadyomene)とようやく判明しました。
クモガタヒョウモンは北海道にも分布しているらしいのですが、『札幌の昆虫』に未掲載なので、分からなかったのも当然です。








2020/08/26

採餌のためシロツメクサを訪花するクロマルハナバチ♀の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



2020年6月上旬・午後15:50頃・晴れ

空き地の原っぱに咲き乱れるシロツメクサの群落でクロマルハナバチBombus ignitus)のワーカー♀が忙しなく訪花していました。

後脚の花粉籠に橙色の花粉団子を大量に運んでいますが、これは同じ原っぱに咲いているノボリフジ(別名ルピナス)の花粉を集めてきたのだと思います。(映像公開予定
もしかすると花蜜の量はシロツメクサの方が多くて、ハナバチは目的に応じて訪花植物を選んでいるのかもしれません。(花粉はルピナス、花蜜はシロツメクサで効率的に採餌?)

クロマルハナバチ♀の訪花シーンを240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:28〜)
個々の花筒の開口部に長い口吻を丹念に差し込み(正当訪花)、吸蜜していることが分かります。
集合花上で歩いて移動する際は、体のバランスを崩さないように軽く羽ばたいています。
吸蜜が済むと力強く羽ばたいて飛び立ち、別な株の花へ移動します。




川の水を飲み行水するスズメとカワラヒワ(野鳥)【HD動画&ハイスピード動画】



2020年6月上旬・午前10:50頃・晴れ

田園地帯を流れる小川(用水路)の岸で1羽のスズメPasser montanus)成鳥が水際から川の水を2、3口飲みました。
河原はカンカン照りの日向で、スズメは川岸を歩いている間も嘴を半開きにして暑そうです。
少し上流の川岸に飛んで移動すると、川の中に入り浅いところで水浴を開始。
嘴を水面に付けた瞬間に顔を左右に激しく振り、水飛沫を跳ね飛ばしています。
胸の羽毛も濡らしています。
次に翼も使って本格的に水浴するようになりました。
スズメの行水を240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:08〜6:46)
スズメの水浴シーンを観察するのはこれで二回目です。

▼関連記事(1月前の撮影)
川で水浴しハクセキレイ♂を擬攻撃するスズメ(野鳥)

しばらくすると、もう1羽のスズメbが飛来して隣に着地すると(@5:20)、同様に水浴をはじめました。

更に1羽のカワラヒワ♂(Carduelis sinica)も飛来し(@6:36)、川岸に着陸すると、スズメと並んで川に入りました。
カワラヒワもスズメと一緒に行水するかと期待したのですが、私に対する警戒心が強くてすぐに飛び去ってしまいました。
カワラヒワの水浴シーンを見れず残念でした。


▼関連記事(7年前の撮影)
水溜まりで行水、飲水するヒガラとカワラヒワの混群(野鳥)

スズメの方がカワラヒワよりも「人馴れ」しているのか大胆で、川に居残って水浴を続けました。
最後はスズメbも川から飛び去りました。


スズメは雪浴びもするらしい。




2020/08/23

ノイバラの花を舐めるツマグロコシボソハナアブ♀



2020年6月上旬・午前11:00頃・晴れ

農道沿いに咲いたノイバラの群落で、細い体型の見慣れない黒いハナアブが訪花していました。
広げた翅をかすかに上下しながら花蜜や花粉を口吻で舐めています。

まるで毒針を持つ狩蜂(有剣類)のように腰が細いので、もしかすると狩蜂にベイツ型擬態しているのかもしれません。
透明な翅に黒い縁紋が目立ちます。
左右の赤い複眼が接していないので♀のようです。
調べてみると、ツマグロコシボソハナアブ♀(Allobaccha apicalis)と判明しました。

そこへ1匹のセイヨウミツバチApis mellifera)のワーカー♀が飛来するとツマグロコシボソハナアブ♀は少し飛んで逃げ、隣の花に移動しました。
おかげで今度は側面から撮れました。
見れば見るほど狩蜂にそっくりで格好良く、とても気に入りました。
再びセイヨウミツバチが乱入して、追い払われてしまいました。
どうもミツバチは蜜源植物でライバルとなるハナアブに対して占有行動しているようです。
だとすれば、ミツバチの目には狩蜂に擬態する作戦は通用しないことになります。
ベイツ型擬態は、鳥などの捕食者に対する自衛手段なのでしょう。

採餌活動に忙しいミツバチはハナアブのことなんか眼中に無くて、ツマグロコシボソハナアブ♀の方が勝手に怖がって逃げ出したように思うかも知れません。
しかしミツバチとの二度の小競り合いを1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると、一回目のミツバチは空中で狙いを定めて訪花中のツマグロコシボソハナアブ♀に飛びかかっている(威嚇)ように見えます。
二回目のニアミスは確かに、ミツバチはハナアブのことなんか眼中に無さそうです。




2020/08/22

店舗外壁に開いた巣穴を物色するスズメ親鳥(野鳥)



2020年5月下旬・午後16:20頃

繁華街の大通りに面した某店舗の白っぽいトタン外壁に破れ目があります。
その穴にスズメが出入りしているのを数年前からときどき見かけて、気になっていました。
この日たまたま通りかかると、1羽のスズメPasser montanus)成鳥が穴の縁に足を掛けて、キツツキのように垂直の外壁に止まっていました。
巣材となるイネ科枯草の長い茎が穴の外に1本突き出しています。

巣口に親鳥が居るのに雛が餌乞いする鳴き声が巣内から全く聞こえないので、雛が巣立った後なのでしょうか。
おそらくスズメの親鳥が今季2回目の繁殖のため、新しい営巣地を探索中(中古の物件を内検)かな?と想像しました。
嘴の動きは鳴いているように見えますが、横の大通りを走る車の騒音でかき消されてしまいます。
私にはスズメの性別を見分けられませんけど、♂が配偶者♀を呼び寄せているのかもしれません。


▼関連記事(1年前の撮影)
二回目の繁殖のため巣穴を物色するムクドリ【HD動画&ハイスピード動画】(野鳥)

しばらくすると、意外にもスズメは穴の中には入らずに飛び去ってしまいました。
飛び去る瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。

別の解釈としては、カメラを構えた私が巣口をじっと見上げていたので、巣材を搬入中の親鳥が警戒し、入巣を諦めた(延期した)のかもしれません。
巣の位置をヒトに知られたくないのは、どの野鳥でも同じです。
それでもスズメは卵や雛を天敵のカラスに襲われないように、わざわざ人通りの多い場所に好んで営巣します。
(ヒトに巣を守ってもらいたい。)
親鳥を警戒させないように、大通りを挟んで反対側から望遠で撮りたいところですが、歩道に並ぶ街路樹の枝葉で巣口の穴が目隠しされてしまいます。

▼関連記事(同日に撮影)
巣材の枯草を集め軒下の穴に搬入するスズメ(野鳥)【HD動画&ハイスピード動画】




2020/08/21

ラジオ送信局のアンテナ天辺で見張り、縄張りを守るハシボソガラス(野鳥)



2020年3月上旬・午後16:00頃

モミ樹冠に営巣を始めたハシボソガラスCorvus coroneつがいの1羽が、近くに聳え立つラジオ送信所の巨大なアンテナの天辺に止まっていました。
この専用アンテナは特殊な構造をしていて、地上数十mの高さまで垂直に伸びた支柱の天辺に同心円状の枠組みが、広げた傘の骨組のように取り付けられています。
ここに止まると見晴らしが良い(営巣木よりも高い)ので、この辺りを縄張りとするハシボソガラス夫婦にとって格好の見張り台になっています。
下界を見下ろし、お辞儀しながらガーガー♪と鳴いていました。
アンテナの上をトコトコと歩き回ることもありました。

♀♂つがい以外のカラスが領空侵犯すると直ちにアンテナから飛び立ち、追い払ってしまいます。
縄張りを守ったハシボソガラスは、再び見張り台の送信アンテナに戻ります。

縄張りに侵入したカラスとときどき空中戦を繰り広げていたのですが、その様子は上手く撮影できませんでした。
周囲に住宅や電柱、樹木などの障害物が多過ぎて、見通しが悪いのです。

※ ストーリーを分かりやすくお伝えするために、撮影した順番から入れ替えています。
遠い高所で鳴いているカラスの声を聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して強制的に音量を上げました。


2020/08/18

巣材の枯草を集め軒下の穴に搬入するスズメ(野鳥)【HD動画&ハイスピード動画】



2020年5月下旬・午後16:00頃・晴れ

2階建てコーポの2階廊下の天井隅が破れていて、その穴にスズメPasser montanus)が繰り返し出入りしていました。
巣材の搬入だ!と気づいた私は、巣口に狙いを定めて動画を撮り始めました。

親鳥が左から飛来したものの、帰巣しませんでした。
巣口を見上げている私を警戒して、帰巣を中断したようです。
しかし私が不動で撮り続けると、すぐに再び親鳥が下から飛び上がって来ました。
今度も入巣せずに、コーポの屋根の上に止まりました。
嘴には巣材の枯草を数本まとめて咥えています。
キョロキョロと辺りを見回してから、トトトトトっと跳ねて屋根の左端に移動すると、飛び降りました。
巣口とほぼ同じ高さでホバリング(停飛)してから、一気に入巣しました。
帰巣シーンをまずは1/5倍速のスローモーションでご覧ください。
その後に等倍速でリプレイ。

未だ巣造りの段階ですから、当然ながら親鳥が帰巣しても巣内から雛鳥が餌乞いする鳴き声は聞こえません。
おそらく今季二度目の営巣ではないかと思います。
しばらくすると、親鳥が巣口から顔を覗かせて外の様子を伺っています。
安全を見極めてから巣口の左下に飛び降りました。
親鳥の行方を追うと、隣の空き地を徘徊し始めました。
ここは新築工事のために更地にされた空き地で、砂利の混じった地面には雑草がわずかに生えているだけです。
巣材集めも一瞬の出来事なので、まずは1/5倍速のスローモーションでご覧ください。
スズメは地面に散乱している枯草を素早く採取すると、すぐに右へ飛び去りました。
どうやらヒトに見られていることを嫌い、死角になる右へ右へと移動してしまうのです。
私が横にずれてしつこく撮ろうとすると、スズメは更に右へ飛んで逃げてしまいました。
スズメにとって巣材集めはトップシークレットなのか、とにかく現場を私に見られたくない様子です。
それでもスズメが巣材集めするシーンは初見だったので、嬉しい収穫です。

次にスズメが軒下の穴に飛び込んだ際には、搬入した長い枯草が少し引っかかりました。
天井裏でスズメが巣材の枯草を編み上げる様子は外から見えませんが、機会があれば(親鳥の負担にならない範囲で)ファイバースコープや暗視カメラで観察してみたいものです。
親鳥が出巣の前に巣口から外の様子をしばらく伺うのは前回と同じでした。
軒下の穴から真っ逆さまに飛び降りて出巣します。
空き地の一番奥のコンクリート土台に着陸したスズメは、嘴を足元のコンクリートに擦り付けました。
私を警戒したスズメは、もう空き地での巣材集めをしてくれなくなりました。
(枯草はそこら中に豊富にありますから、おそらく近くの別な場所で巣材を集めるのでしょう。)

スズメが嘴に咥えた枯草を巣に搬入したり出巣したりする様子を240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@3:08〜)

巣材を搬入していたのが特定の1羽(片親)だけなのか、それとも♀♂つがいが共働きしていたのか、私には分かりませんでした。
スズメは外見で性別を見分けられないのです。
その後は私がしばらく巣口を見張っていても、スズメの親鳥は帰巣してくれなくなりました。
ほとぼりが冷めるまで(私が立ち去るまで)造巣作業を中断するつもりなのでしょう。
あまりしつこく見ていると私のせいでここでの営巣を諦めてしまう可能性もあるので、私も撮影を打ち切って帰りました。
楽観的に考えると、夕方になってスズメが作業を止めただけかもしれません。

大田真也『スズメ百態面白帳』によると、

巣材運びは、巣の在処を気取られないように大変慎重である。人に見られていることに気づくと、巣材をくわえていてもなかなか巣のある場所に入って行かず、巣材をくわえたままその場でじっと石のようになってしまったり、あるいはとんでもない方向に一時的に飛び去ったりしてフェイントをかけ、しばらくしてから帰って来たりする。(p58より引用)


ちなみにスズメが巣材を集めていた空地(更地)では後日、住宅の新築工事が始まりました。


▼関連記事(2、4、6年前の撮影)
電柱の丸パイプ内に巣材を搬入するスズメ(野鳥)
巣材を持ち帰らないスズメ(野鳥)
巣材として羽毛を集めるスズメ(野鳥)


【追記】

1.5年後に現場を再訪すると、コーポ全体がすっかりリフォームされていて、軒下の破れた穴も無くなっていました。

スズメの営巣地が失われてしまったことになります。

このままスズメの住宅難が全国的に進行すると、大昔のように樹上で巣作りするように進化するのでしょうか?

 





2020/08/17

水たまりの水を飲むカワラヒワ♂(野鳥)



2020年5月下旬・午後15:45・晴れ

公園に隣接する原っぱ(駐車場?)に降り立ったカワラヒワ♂(Carduelis sinica)が水たまりの水を飲んでいました。
頭を低く下げて水を2回飲むと、身震いして嘴の水気を切りました。

喉の乾きを癒やしたカワラヒワ♂は飛び立ってすぐ近くの電線に止まり、嘴を足元の電線に擦り付けました。
カワラヒワ♂のさえずる鳴き声♪が聞こえるものの、被写体の嘴の動きと一致しません(リップシンクロしない?)。
おそらく別個体が近くで鳴いているのでしょう。
あるいは、この♂が腹話術のように嘴をほんの少しだけ開けて鳴いたような気もします。
最後は警戒声を発して電線から飛び去りました。




2020/08/16

川で水浴びするハクセキレイ若鳥♂(野鳥)



2020年5月下旬・午後13:20頃

街中を流れる川の浅瀬でハクセキレイ♂(Motacilla alba lugens)が水浴びを始めました。
成鳥♂ならば背中も黒くなるはずなので、この個体は若鳥♂と思われます。

軽くホバリングしたり歩いたりして位置を変え、浅瀬のあちこちで行水を繰り返しています。
頭を水に漬けながら左右に振り、翼を小刻みに羽ばたかせて水飛沫を全身に跳ね上げます。
水浴の作法は、カラスの行水と似ていました。
望遠レンズを装着してハイスピード動画に撮りたかったのですが、私がもたついている間に逃げられそうなので、今回は最後まで撮り切ることに専念しました。


▼関連記事(1〜2年前の撮影)
夕暮れの川瀬で虫を捕り水浴するハクセキレイ♀(野鳥)
川岸で水浴びするヒヨドリとハクセキレイ♂(野鳥)


ハクセキレイ若鳥♂は水浴後に少し飛んで石だらけの中洲に移動すると、身震いして羽根の水気を切りました。
嘴を足元の小石に何度も擦りつけているのは、何の意味があるのか分かりません。(真空行動、転移行動?)

さっぱりしたハクセキレイ♂は中洲から飛び上がると、コンクリート護岸の中段へ移動しました。
羽根の水気を切りながら石垣の苔に頭を擦り付けています。
羽繕いをして濡れた羽根を整えると、コンクリート護岸に沿って歩きながら餌を探し始めました。




2020/08/15

シロツメクサの花蜜を吸うヤマトツヤハナバチ♀



2020年5月下旬・午後13:40頃

平地の原っぱに咲いたシロツメクサの群落で、最近お気に入りのヤマトツヤハナバチ♀(Ceratina japonica)が訪花していました。

正当訪花でシロツメクサの細長い花筒に長い舌を差し込んで吸蜜する様子をマクロレンズで接写してみました。
後脚の 花粉籠 スコパ(花粉採集毛)は空荷でした。
マメ科のシロツメクサを接写すると、小さな蝶形花の丸い(球状の)集合体であることがよく分かります。
最後に花から飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。

この原っぱにはルピナス(=ノボリフジ)の大群落が咲き乱れていて、この日もツヤハナバチ♀はせっせとルピナスの花粉を集めていました。
ルピナスでの集粉が一段落するとヤマトツヤハナバチ♀は同じ原っぱに咲くシロツメクサに切り替えて吸蜜に専念する、というように訪花する植物を使い分けているのだとすれば、興味深いところです。
同じ原っぱでも下層にシロツメクサの花が咲き、上層では丈の高いルピナスが咲いている、というようにマメ科植物の花もニッチを上下に棲み分けています。


庭でご飯粒を食べるスズメ(野鳥)



2020年5月下旬・午後13:55頃・晴れ

郊外の住宅地に飛来した1羽のスズメPasser montanus)成鳥が家と家の間の地面で何か白くて丸い塊を繰り返し喋んでいました。
転がったり辺りに飛び散ったりした白い粒を追いかけて丹念に採食しています。
なぜか完食せずに飛び去りました。
もう満腹したのなら、スズメはずいぶん少食ですね。

急いで裏庭を現場検証すると、砂利の固い地面に雑草が疎らに生えていました。
気になるメニューは、小さなオニギリのような、白米を炊いたご飯粒の塊でした。
生ゴミの残飯を目ざとく見つけて持ってきたのかな?
誰か近所の住人がスズメに給餌しているのかもしれません。
撮影中の私は、キク科植物の白い綿毛の種子を食べているように勘違いしたのですけど、大外れでした。




2020/08/14

ナミハンミョウ♂の身繕いと飛翔【HD動画&ハイスピード動画】



2020年5月下旬・午後14:20頃

道端に生えたオニノゲシの実になぜかハンミョウ♂(Cicindela japonica)が乗っていました。
今回の出会いは色々と初めて尽くしでした。
まず、こんな平地で見かけるのは初めてです。
この辺りは意外に自然度が高い環境なのでしょう。
しかも今季初見です。
近くの境内や原っぱから羽化したばかりの成虫かと思いきや、調べるとハンミョウは成虫で越冬するらしい。
肉食性のハンミョウがどうして丈の高いオニノゲシにわざわざ登って訪花してるの?と不思議に思い、マクロレンズで接写してみました。
獲物の待ち伏せなら、花が咲き終わったオニノゲシに居るのは変です。
しばらくすると「やみくもに飛び回って塀に衝突」という一連の動きを繰り返していたので、たまたま塀の下のオニノゲシに落下したのでしょう。
オニノゲシから次はスギナの群落に飛び降りました。
顔を正面からクローズアップすると、大顎の白色と毛深い前脚の特徴から♂と判明。

大谷剛、栗林慧『カラー自然シリーズ70:ハンミョウ』を紐解くと、ナミハンミョウの性別判定法が書いてあります。

・♂と♀の大あごの色のちがいに注意してください。♂の大あごは白い色です。♂は、獲物をとらえるこの大きな頑丈なあごで♀の背をがっしりはさみ、おさえこみます。
♂の前脚は♀にくらべて、毛がたくさん生えています。♂はこの毛でさわって、♀をたしかめます。(p13より引用)


『くらべてわかる甲虫1062種』という図鑑p16にはナミハンミョウの性差が更にもう2点、写真に図示されていました。
鞘翅の肩の部分には♂にだけ白斑があり、♂は前脚の跗節が太くなるとのことで、確かにこの個体でもその通りでした。


ナミハンミョウ♂が急に走り出したので行き先を慌てて追いかけると、舗装された路上で小休止。
私の今までの経験上、ハンミョウは警戒心がとても強いはずなのに、これほど近づいて接写できたのは奇跡です。
七色に輝く構造色が非常に美しいですね。
触角まで構造色とは知りませんでした。

近くを微小なアリ(種名不詳)や赤いタカラダニ(種名不詳)が通りかかっても、ナミハンミョウ♂はなぜか捕食しませんでした。

▼関連記事(4年前の撮影)
ナミハンミョウの狩り捕食

逆に恐れ知らずのアリがハンミョウの脚の爪先(跗節)に繰り返し噛み付いています。
もう少し引きの絵にしてアリとの攻防に注目すべきでしたが、撮影時の私はハンミョウを画面いっぱいに接写することに熱中して微小なアリをよく見ていませんでした。
ハンミョウはアリに何も反撃せず、やがて身繕いを始めました。
左前脚で顔(触角、複眼)を拭います。
アリに噛まれた右中脚を慌てて持ち上げ、背中を掻きました。(@0:58)
これは身繕いというよりも、アリを振り払う動きかもしれません。
次に右の中脚、後脚を擦り合わせます。
腿節が毛深く、密生した毛が白く光っています。
右前脚で顔を拭いました。
再びアリが右中脚の先を噛んだようで、ハンミョウは嫌がって振り払いました。
閉じた鞘翅を少しだけ開閉するようになったのは、飛び立つ前兆かな?

ナミハンミョウ♂が飛び立つ瞬間を狙い、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@2:24〜)
身繕いシーンも編集でカットせずに残してあります。
鞘翅をパカッと広げると後翅を羽ばたきながら脚力でジャンプして飛び立ちます。
しかし1/40倍速のスーパースローでリプレイしても、羽ばたきが速すぎてよく見えませんでした。
普段は鞘翅で隠されていた腹背も玉虫色に輝く構造色(金属光沢の青緑色)なのですね。

ハンミョウが地上で飛翔を繰り返すと、有名な「道教え」行動になります。

▼関連記事(4年前の撮影)
ナミハンミョウの道教え【HD動画&ハイスピード動画】


ナミハンミョウ♂@路上
身繕い:頭掻き
身繕い:腹背掻き

2020/08/13

ルピナスの蝶形花で採餌するクマバチ♀の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



2020年5月下旬・午後14:00頃・晴れ

平地の原っぱに咲いたノボリフジ(別名ルピナス)の群落で、この日はキムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)が訪花していました。
青い花にもピンクの花にも両方来て採餌していました。
後脚の花粉籠に橙色の花粉団子を付けています。
前脚や顔、腹部下面も大量の花粉で汚れています。

ルピナスのメインの送粉者(の本命)はおそらくクマバチだろうと予想した私は、ルピナスの花畑にしつこく通っていました。
粘った甲斐があって、狙い通りの被写体が撮れました。

前回観察したヤマトツヤハナバチ♀よりもクマバチ♀は大型で体重も重いので、ルピナスの蝶形花の翼弁に着陸すると蜂の重みで左右の翼弁が自然に開きます。
同時に内部の竜骨弁がテコのように動いて、先端の葯と雌しべがクマバチの毛深い腹部下面に押し付けられます。
蝶形花が開くと、旗弁の根元に口吻を差し込んで吸蜜しているようです。
クマバチは穿孔盗蜜の常習犯として悪名高いのですが、ルピナスの花に対しては正当訪花を繰り返し、盗蜜行動をしていません。
クマバチ♀は吸蜜しながらも前脚で雄しべの葯から花粉を掻き集めています。
体毛に付着したオレンジ色の花粉を掻き落として後脚の花粉籠にまとめ、巣に持ち帰るのです。
一方、クマバチの無駄のない洗練された採餌行動によってルピナスは効率よく他花授粉してもらえます。
こうしてルピナス(ノボリフジ)とクマバチは相性が良く、見事な共生関係にあることが伺えます。
クマバチが飛び去ると軽くなったルピナス蝶形花の翼弁はバネ仕掛けのように自然に閉じ、竜骨弁は自動的に隠されます。
(既にこじ開けられて戻らなくなった蝶形花もクマバチ♀は律儀に訪れていました。)
個々の花での滞在時間は短く、クマバチ♀は忙しなく飛び回っています。
小型のヤマトツヤハナバチ♀が苦労して花弁をこじ開けているのと大違いでした。

花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:48〜)
花に着陸すると羽ばたきを止めます。
飛び立つ際にクマバチ♀が花から顔を離すと口吻を引き抜いたので、吸蜜後と分かります。
次の花に向かう途中も空中でホバリング(停空飛行)しながら身繕いして、顔や体に付いた花粉を拭って花粉籠に移しています。
ルピナスの花序を回りながら順番に訪花しているようですが、重複による無駄もありました。

ラストシーンは、クマバチ♀が青い花だけでなくピンク色のルピナスにも訪花したという証拠映像です。(@7:30〜)
残念ながら蜂にピントが合う前に飛び去ってしまいました。
やはりクマバチは通説通り、ピンクよりも青い花の方が断然好みだという印象を受けました。

クマバチ以外ではマルハナバチ類も重要な送粉者としてルピナスに訪花しているのではないかと予想したのですけど、今季はなぜか一例も見ることができませんでした。
たまたまなのか、それともマルハナバチはルピナスの花が好みではないのか、来年以降も引き続き注意して見ていくつもりです。
今年の春は暖冬明けで花の開花が異常に早まり、ハナバチ成虫の羽化とタイミングが合わなくなってしまったのではないか?という気がなんとなくしています。(※追記2参照)


【追記】
坂上昭一、前田泰生『独居から不平等へ―ツヤハナバチとその仲間の生活』という専門書の第5章は『クマバチの生活』を扱っています。
多くのクマバチは草本よりも木本の花を好む。宮本(1961)※は兵庫県を中心として、キムネクマバチの訪花植物29科59種をあげた。そのうち30種が木本花で、また最も好まれたマメ科(全体の25%)の多くは、ヤマフジ・ナンテンハギ・クララなどの木本花だった。逆にいえば、体が大型なため、草本の小さい花からは採餌しにくいためもあろう。(p149-150より引用)
私もクマバチが好きなので、個人的にクマバチの訪花植物リストを動画でコツコツと撮りためているところです。
先人の偉業には未だ到底及びません。

※ 宮本セツ. (1961). Xylocopa appendiculata circumvolans Smith の訪花性: 日本産花蜂の生態学的研究 XXIII. 昆蟲, 29(1), 4-13.

(原著論文の全文PDFファイルを国立国会図書館のデジタルコレクションからダウンロードすることができました。)

抄録
1. Xylocopa appendiculata circumvolans Smithの訪花性について1952-1959年に篠山盆地において研究した.2. X. appendiculata circumvolansは, 近縁のCeratina japonicaと同様の生活史をもつもので, その訪花内容と卵巣発達度との関係も同様のものであつた.3. X. appendiculata circumvolans♀は29科53属59種の植物を訪花対象としたが, その約25%はマメ科植物であつた.訪花植物種のほぼ半ば以上が落葉喬木あるいは灌木の花であり, さらに草木の中でも草丈の高いものを訪花対象としていた.4. X. appendiculata circumvolansが盗蜜を行なつた植物種はナツグミ(グミ科), ツリフネソウ(ホウセンカ科), ハコネウツギ(スイカズラ科), クララ, ヤブマメ(マメ科), オオバギボウシ, ギボウシ(ユリ科)などである.5. 盗蜜の習性および草木より樹木の花を好む習性などから, いわゆる有用植物の花粉媒介者としての価値は低いものと推定される.

※【追記2】
石井博『花と昆虫のしたたかで素敵な関係 受粉にまつわる生態学』という名著によると、私の予想した通りのことが起こっているようです。
気候の変動は、生物種間の活動季節のずれを引き起こす可能性があります。これをフェノロジカルミスマッチといいます。植物が特定の送粉者に受粉を依存している場合、フェノロジカルミスマッチはその植物の受粉成功を大きく低下させる原因になります。(p277より引用)

具体例としては、
春先に開花するエゾエンゴサク(ケシ科)の集団を14年間にわたって調査し、春先の雪解け時期が平年よりも顕著に早い年には、送粉者が不足して種子生産量が低下してしまう傾向があることを示しました。これは、雪解けが早い年にはエゾエンゴサクの開花時期が早まるものの、主要な送粉者であるマルハナバチの女王バチが越冬から目覚める時期が、エゾエンゴサクの開花時期ほどには早くならなかったためでした。(p276より引用)




2020/08/09

河原の砂地から飛び立つ春のジガバチ♂



2020年5月中旬・午後14:45

川岸のサラサラした細かい砂が堆積した場所にジガバチの一種♂を見つけました。
触角で地面を探りながらその場で方向転換すると、顔色が白い雄蜂♂でした。
砂地に巣穴を掘るのかな?と期待して撮り始めたのですけど、♂は造巣しません。
もしかすると湿った砂を舐めて水分補給(ミネラル摂取)をしたのかと思いましたが、肝心の口元がよく見えません。

蜂は優性先熟(成虫♀よりも♂が早く羽化する)が多いとは言え、5月にジガバチの成虫を見かけたのは初めてかも知れません。
暖冬だった今年はよほど季節の進行が早いのでしょうか?

最後に飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。

現場は平地を流れる川ですが、サトジガバチ♂(Ammophila sabulosa nipponica)とは限らず、ヤマジガバチ♂(Ammophila infesta)かもしれません。
採集して標本を精査しないと見分けられません。




耕耘中の田んぼを飛んで逃げるキジ♂(野鳥)



2020年5月中旬・午後16:10頃・晴れ


▼前回の記事
墓地に出入りするキジ♂(野鳥)
墓地を駆け抜けるキジ♀(野鳥)

墓地から田んぼに戻ったキジ♂(Phasianus versicolor)が、田起こし(耕耘)の済んだ田んぼや農道を歩き回っています。
ときどき立ち止まると辺りを見渡すように伸び上がるので縄張り宣言の母衣打ちをするかと期待したのですが、予想は外れ再び歩き続けます。
田んぼを横断しながら地面を啄んで何かを採食しました。
畦道に登り、水入れ・代掻きが済んだ田んぼの区画の手前まで来ました。

そのとき農家の方の運転するトラクターが農道をこちらに走って来ました。
エンジン音に警戒したキジ♂が慌てて向きを変えてから飛び立ち、低空で滑空すると、田んぼの端に着陸。
最後は枯れヨシ原に逃げ込んで隠れました。
飛んで逃げる際に、鳴き声は聞こえませんでした。
キジ♂の飛翔シーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると、地味な羽根色のキジ♀の方が♂より先に枯れヨシ原に逃げ込んでいました。
見事な保護色のため、それまで♀が田んぼのどこに居たのか全く見つけられませんでした。



【追記】
森林総合研究所 鳥獣生態研究室に所属する川上和人氏のインタビュー記事『「飛ぶ」ってすごいぞ 鳥類学、骨が語る多様な進化』を読んでいたら、興味深い鳥ビアを知りました。
鳥の筋肉って、普通は赤いんですよ。長距離を飛ぶために酸素をたくさん使うのでミオグロビンが大量に含まれていて。でも、ニワトリをはじめとするキジ目の鳥の筋肉って、ピンクです。人間でも赤い筋肉は長距離走者に多くて、白っぽい筋肉は短距離走者に多いわけですけど、ニワトリを含むキジ目の鳥もまさに短距離型、瞬発型で、一気に筋力を使ってボンって飛んで、100メートルとか先で降りてくるわけです
確かにキジやヤマドリの飛び方はいかにも不器用で重そうですし、短距離しか飛べないことを私もフィールドで何度も観察しています。



2020/08/07

スイバの実をついばむカワラヒワ♀♂の群れ(野鳥)



2020年5月中旬・午後16:50・晴れ

川岸の原っぱに自生するスイバの群落でカワラヒワ♀♂(Carduelis sinica)が群がり、実を食べていました。
これは季節の風物詩であることが私にも分かってきました。


▼関連記事(1、7年前の撮影)
スイバの実を食べるカワラヒワ♀(野鳥)
スイバの実を採食するカワラヒワ(野鳥)

カワラヒワが止まると体重でスイバの茎がしなります。
途中からもう1羽が合流して、♀も♂も含む計5羽が集まっていました。

最後は何かに驚いて一斉に飛び立ちました。
すぐ近くの草むらに隠れただけという少数派の個体は、警戒心より食への執着が強いのでしょうか。(それとも逃げ遅れただけ?)
群れが飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。

カワラヒワ♀♂(野鳥)群れ@スイバ実採食

動画撮影直後に現場検証し、採食メニューがスイバであることをしっかり確認しました。


スイバの実
スイバの葉
ギシギシと違いスイバの葉は茎を抱く。

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