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2023/11/20

春に穴を掘って巣口を拡張するニホンアナグマの♀とヘルパー♂【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年4月下旬 

新旧2台のトレイルカメラを設置して2つのアングルから同時にニホンアナグマ♀(Meles anakuma)の営巣地(セット)を監視しています。 
二次林の林床に巣穴はRとLの2つ並んでいるのですが、周囲に藪のように生えた多数の灌木に遮られて巣穴Lがよく見えないのが悩みです。 
(巣穴Lの監視が不十分で、見落としがあるかもしれません。)

アナグマの穴掘り行動を初めて観察できて感動しました。


シーン1:4/23・午前4:35・(@0:00〜) 日の出時刻は午前4:51。 
日の出前にアナグマが巣穴Rに頭を突っ込んでいました。 
てっきり、夜這いに来た♂が巣口Rに侵入しようとしているのかと思いきや、巣穴Rから掘った土砂を前脚で外に掻き出していました。 
そのまま巣穴Rの奥へ入りました。 
この個体の性別を見分ける手がかりが得られませんでした。


シーン2:4/23・午後19:57・気温7℃・(@0:38〜) 日の入り時刻は午後18:25。 
約15時間20分後の晩は雨が降っていました。 
セットの奥から登場した♂が右の林縁から回り込んで手前の巣穴Rへ来ました。 
入巣Rするかと思いきや、巣穴Rに頭を突っ込むと、中から土を掻き出し始めました。 

この個体の体型は♂っぽいのですが、求愛の鳴き声を発していませんし、巣穴の主♀が怒って追い払う様子もありません。 
撮影当時の私はてっきり、♂が夜這いに来て、♀が籠城する巣穴へ強引に押し入ろうとしているのかと思いました。 
後にアナグマ関連の本を読むと、巣穴の土木工事は全てヘルパー♂(実家暮らしの若い息子♂)の仕事なのだそうです。 
独立しないで親の子育てを手伝うヘルパーと言えば鳥類でよく知られています。
子育ての練習として♀がヘルパーになるものとばかり思い込んでいた私は、アナグマのヘルパーが♂と知って驚きました。
穴掘りは重労働ですから、上半身の筋肉が隆々と発達したヘルパー♂に任せるように進化したのでしょう。 
ということは、どうやらこの個体はヘルパー♂のようです。 
狭い入口を拡張すると、ようやく入巣R。 


シーン3:4/24・午前0:51・気温4℃・(@1:21〜) 
日付が変わった深夜、雨は上がりました。 
♂がセットの奥をうろついています。 
奥の巣穴Lの横を回り込んでから手前の巣穴Rへ近づいてきました。 
入巣Rせずに、巣口Rで少し穴掘りをしました。 
巣穴Rの外に出ると、身震いして体の土を落とします。 
そのままセットを離れ、右の二次林へ立ち去りました。 


シーン4:4/24・午前5:00・(@2:12〜) 日の出時刻は午前4:50。 
アナグマの巣穴を隠すように生えた細い落葉灌木に青々とした若葉が展葉し始めました。
樹種はマルバゴマキ(別名マルバゴマギ、ヒロハゴマキ、オオバゴマキ)と後に判明します。

日の出直後からアナグマ♀が穴掘りしていました。 
巣口Rに頭を突っ込み、後退しながら巣内の土を後ろに掻き出しています。 
上半身の毛皮が黒い土で汚れていて、本来の毛並みの色が分かりません。 
黒い過眼線がくっきりしていてシャープな顔立ちなので、明らかに♂ではなく♀と分かります。 
巣穴の主♀は左右の目の大きさが非対称なのですが、赤外線の暗視映像でしか区別できません。 
明るい昼間は黒い過眼線に隠れて瞳の大きさが見分けられないのです。 
定説に反して♀も穴掘り作業に従事することがあるのか、それとも未成熟の若い♂は♀っぽい体型に見えるのか、この点が今の私には分かりません。 
(外性器をしっかり確かめたいのに、なかなか見ることができません。)
外で身震いしてから入巣Rしました。 


シーン5:4/24・午前5:03・(@3:11〜) 
約1分30秒後にカメラが起動すると、ずんぐりむっくりした♂が巣口Rの右に来ていました。 (よそから来たのではなく、出巣Rした直後だと思われます。) 
体に土汚れも無く、明らかにさっきとは別の個体です。 
巣口Rの匂いを嗅ぎ回ると、この♂個体も穴掘りを始めました。 
巣口Rを拡げようと前脚で掻き出した土砂を後ろに跳ね上げています。 
そのまま入巣Rしました。 

アナグマ関連の本を読んで勉強するまで私はヘルパーの存在を知らず、アナグマの♀♂つがいが春は同じ巣穴で暮らしているのかと動画を見て勝手に解釈していました。 


シーン6:4/24・午後18:28・(@4:41〜) 日の入り時刻は午後18:26。 
夕方まで近くの田畑を耕耘していたトラクターの騒音がようやく止みました。 
日没直後に♂がセット付近をうろついています。 
巣口Rの窪みに入ると、右に向かって穴を掘り始めました。 

夜這いに来た♂ではなく、ヘルパーの♂だと考えています。 
よそから求愛に来た♂が暇潰しで穴を掘っているという可能性もあるのですが、それなら巣内の♀(またはヘルパー)が怒って直ちに撃退するはずです。 


シーン7:4/27・午後18:26・(@5:20〜) 日の入り時刻は午後18:28。 
3日後は日没直前から♀が活動開始。 
巣穴Rの外を少しうろついてから、巣口Rの縁で穴を掘り始めました。 
拡張した巣口Rに入ってしばらくすると、巣口Rから♀が顔を出しました。 
そこで1.5分間の録画時間が終了しました。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。






【追記】
少し古い本ですが、鈴木欣司『アナグマ・ファミリーの1年』(2000年)によると、著者の観察したヘルパーは♀でした。
 アナグマのヘルパーは、イギリスなどにすむヨーロッパアナグマでは知られています。ヨーロッパアナグマは、開けた牧草地などに「セット」とよばれるたくさんの巣穴を掘り、そのなかで「クラン」とよばれる母親、おばあさん、姉妹など血縁どうしのグループをつくって生活をしているからです。
 ところが日本にすむニホンアナグマは、「クラン」はつくらないで、単独で生活しています。(中略)
(著者が観察している:しぐま註)フィーダーに前年生まれた♀が残り、ヘルパーがたんじょうしたのはなぜでしょうか。
 わたしたちは、フィーダーをふくむこの近辺は、食べ物に困ることが絶対にないからだと推測しました。
 自分の食べる分がへるようだったとしたら、母さんアナグマは、何がなんでも子どもを追いだしたでしょう。残ることをゆるした♀の子どもに、子育てを手つだわせることで、育児負担は少なくなり、赤ちゃんアナグマの安全もまもれる。♀の子どもにとっても、子育てを手つだうことが、自分の子育てのときに役に立つのです。
 わたしたちが観察しているフィーダーでは、前年生まれた子どもが残ることは、母親にとっても残った子どもにとっても、利益が生まれたのでした。(p22〜23より引用)

その後、ニホンアナグマでヘルパー♂の存在が明らかになったのは、常識外れというか、かなり大きなパラダイムシフトだったに違いありません。
無人カメラという文明の利器による長期観察(カメラトラップ)が可能になった功績が大きいです。


2023/11/08

捕食されたクロツグミ♂?の羽毛が散乱するスギ林【野鳥のフィールドサイン】

 

2023年4月上旬・午後15:55頃・晴れ 

平地のスギ林を探索していたら、1箇所に鳥の羽毛が大量に散乱していました。 
狩りに成功した猛禽が獲物の羽毛を毟り取った跡だと思われます。 
辺りに血痕や鳥の死骸(肉や骨)は見当たりませんでした。 
捕食者は、テンやキツネなど肉食獣の可能性もありますかね? 

近くのスギの根本が白い鳥の糞で汚れていました。 
スギ樹上にねぐら入りした鳥が襲われて餌食になったのか、それとも羽根を毟る作業中に猛禽が脱糞したのかな? 

さて、捕食された鳥の種類は何でしょうか? 
白くてフワフワした短い保温用の羽毛と、黒くて長い飛翔用の羽毛が混じっています。 
他に色の付いた羽根は無く、地味な色合いの鳥のようです。
カラスの羽根は真っ黒でもっと長いはずなので、除外しました。 
留鳥のドバトやムクドリにしては生息環境がおかしいです。(スギ林に居るのは変) 
しかし、捕食者が近くの農地などで狩った獲物をここまで運んできてから羽毛を毟った、という可能性もあり得ます。 
鳥の専門家は採取した羽毛を詳細に調べて種類を同定できるそうです。 
今回、私はそこまでしていません。 
DNAバーコーディングの外注キットが安価に普及すれば、羽毛や糞の試料から素人でも同定できるようになるはずです。


犠牲者の黒い鳥が不明で長らくミステリーだったのですが、この森には夏鳥のクロツグミ♀♂(Turdus cardis)が生息していることが後に判明しました。 (映像公開予定)
繁殖のために早くも渡来したクロツグミ♂が捕食者に狩られてしまったのではないか、と推理しています。 
山形県でクロツグミが見られるのは4月下旬ぐらいからとされているので(参考:『やまがた野鳥図鑑』)、例年よりもかなり早い渡来になってしまいます。(温暖化の影響?)

羽根を毟られた時期が私には判断できません。
もしも冬の積雪期に狩りが行なわれたのだとすると、被害者クロツグミ♂説はご破算になります。
もしかして留鳥のヒヨドリですかね?(ヒヨドリの羽根はもっと茶色の気がします)

その後も定点観察に通うと、スギ林床に残る大量の羽毛が少しずつ減っていき、最後には全て無くなりました。 
屍肉食性の昆虫が集まるかと期待したものの、古い羽根を食べる昆虫は全く見ていません。 (※追記参照)
春から初夏にかけて野鳥の繁殖期(造巣期)ですから、産座に敷くための巣材として鳥が持ち去ったのでしょう。 
鳥が巣材集めに通う様子を無人センサーカメラで撮影したかったのですが、今後の課題です。 
限られた台数でやりくりしているので、今回は泣く泣く諦めました。 

関連記事(2、5、15年前の撮影)▶ 



※ いつもの私の悪い癖で、カメラを忙しなく振り回しながら撮影してしまい、酔いそうな動画になってしまいました。 
現場の状況を映像で記録するときは、もっとゆっくりゆっくりカメラを動かさないといけません。 
苦肉の策として、1/2倍速のスローモーションに加工してお届けします。 
落葉落枝を踏みしめる音声が間延びしているのはそのためです。


【追記】
中村圭一『たくましくて美しい 糞虫図鑑』という本を読んで知ったのですが、コブスジコガネの仲間は糞虫の仲間なのに獣糞を食べず、動物や鳥の古い死骸やペリットを食べるのだそうです。
鳥の羽を与えて飼育することが可能だとか。
私は未だ出会ったことがありません。


【追記2】
捕食者の猛禽はタカ類を想定していたのですが、フクロウStrix uralensis)の可能性も出て来ました。
2024年3月上旬に少し離れたスギ林内で昼間からフクロウの鳴き声を聞きました。

2023/10/25

野生動物が越冬する謎の巣穴を見つけた!

 

2023年3月下旬 

平地の二次林を雪解けした早春に探検してみると、林床に謎の巣穴が2個並んでいるのを見つけました。 
この日は写真しか撮らなかったので、動画の前半部はスライドショーになっています。 

周囲に足跡や糞が見つからなかったので、もう使われていないのか、それとも巣穴の主はまだ冬眠中なのかな? 



2023年4月上旬 

17日後に現場を再訪してみると、林床の残雪はすべて溶けていました。 
ノイバラの藪が展葉を始めています。 
他の落葉灌木の樹種は未だ分かりません。 

今回は現場の様子を動画で記録しました。 
せっかちな私の悪い癖で、カメラをぶんぶん振り回して撮影してしまい、視聴すると酔いそうな映像になってしまいました。 
仕方がないので、60%のスローモーションに加工しました。 
音声が間延びしているのはそのせいです。 

片方の巣穴の方が立派に整備されています。 
巣穴の近くの林縁を浅く掘り返してあるのはトイレかと思ったのに、糞が残されていません。

巣口の形状が前回から少し変わっているので、古巣ではなく現役で使われている巣穴のようです。 
トレイルカメラを設置して、巣穴の主が何者なのか突き止めましょう。 
候補として考えているのは、ニホンアナグマMeles anakuma)、ホンドタヌキNyctereutes viverrinus)、ホンドギツネVulpes vulpes japonica)です。 
限られた台数のトレイルカメラをやりくりするのは大変ですが、どうしてもこの巣穴が気になるので、他所のプロジェクトを打ち切ってこちらに回すことにしました。 
カメラの設置アングルを決めるために私が営巣地を何度も歩き回ったので、もし野生動物が巣内に潜んでいるとしたら、ストレスになったかもしれません。 

監視カメラを設置した当日は何も写っていませんでした。 
警戒して巣穴に籠城しているのか、それともまだ冬眠中なのかな? 



2023/10/08

雪解け後の農道に現れたハタネズミの掘ったトンネル網

 

2023年3月下旬・午前9:10頃・晴れ 

深い根雪がようやく溶け去ると、田んぼの農道に浅いトンネル跡があちこちにうねうねと掘られているのが見つかります。 
秋にはこれほど目立たなかった構造なので、冬の積雪期に小動物が地表と積雪層の間にトンネルを掘って縦横無尽に移動していたようです。 
私は幼少期から見慣れていたものの、てっきりアズマモグラMogera imaizumii)の巣穴だと思い込んでいました。
ところが最近になって、ハタネズミMicrotus montebelli)の掘ったトンネル網のフィールドサインと知りました。 
トンネルの天井は積雪層で覆われていることになります。 
冬は地面が凍結しているため地中深くにトンネルを掘れないのかな? 
雪が降らない暖地では、もう少し深いトンネルを地中に掘るのでしょうか? 

氷の板のように薄くなった最後の残雪を地表から剥がしてみたときに現れるトンネル網も撮影したかったのですが、思いついたときにはもう時期が遅かったです。 
来年の早春にまた改めて撮影します。 

地表のトンネル網を見る限り、ハタネズミは農道脇の側溝を横切れないようです。 
つまり、コンクリート3面張りの側溝がハタネズミの移動を妨げるバリアとなっています。 
あるいはもしかすると、側溝の下をくぐる深いトンネルを掘って隣の刈田に侵入しているのでしょうか? 

早春から季節が進むと、ハタネズミが農道を掘り返したトンネル網はいつの間にか消失します。 (目立たなくなります。)
田植えする前に農家のお百姓さんが丹念に埋めたり踏み固めたりしているのでしょうか?
それとも雨が降ったり雑草が生い茂ったりすれば、地表の凹凸は自然に風化するのかな? 

さて、早春の雪解けした農道に現れる複雑怪奇なトンネル網が本当にハタネズミの仕業であることを、どうやったら証明できるでしょうか? 
「百聞は一見に如かず」をモットーにしている私は、自分の目で実際に見なければ本にもっともらしく書いてあることも鵜呑みにできません。 
仮にトンネルに罠を仕掛けてハタネズミが捕獲できたとしても、本当にハタネズミが掘った巣穴なのか居候している巣穴なのか区別できません。 
決まったトンネルに定住しているのであれば、小型カメラを冬季のトンネル内に設置してみたいものです。 
野外に巨大な飼育施設(コンクリートの箱)を作り、土を深く入れて雑草を生やしてから、生け捕りにしたハタネズミを放飼したらどうなるでしょう?
もし同じ構造のトンネル網が再現されたら、疑り深い私も納得します。 
しかし、そんな壮大なプロジェクトは素人の手に余ります。 

難しいことを考えなくても、夏の田んぼの農道にトレイルカメラを適当に(雑に)設置するだけでハタネズミの活動がよく写るのかもしれません。 
田園地帯でよくホバリングからの狩りをするノスリやチョウゲンボウなどの猛禽に獲物を見つけてもらうのが一番確実です。 
猛禽の背中や胸にGoProなどの小型カメラを仕込んで、田んぼのトンネルから出てきたハタネズミを狩る瞬間を自撮りしてもらえたら面白そうです。(夢想)

関連記事(2ヶ月後の撮影)▶ 草地でハタネズミの死骸を見つけた!


【追記】
ポケット版 学研の図鑑〈9〉『フィールド動物観察:足あと、食べあと、ふん』でハタネズミについて調べると、
 ハタネズミは、地表から地下50cmくらいにかけて、トンネルのような通り道をほって、中にかれ草などを集めた巣を作ります。畑や野原にすててあるベニヤ板などをどかすと、トンネルがあらわれることがあります。(p88より引用)
下線部が観察のヒントになりそうです。
例えばベニヤ板の代わりに透明なガラス板を使えば観察しやすいかもしれません。(他の本で読んだことがあるような…)


2023/09/25

クリ樹上に作り始めた巣から飛び去るハシボソガラス(野鳥)

 

2023年3月中旬・午後16:00頃・晴れ 

郊外で道端のクリ(栗)樹上にハシボソガラスCorvus corone)の♀♂ペアが今季も造巣を始めました。 
早春の営巣木は未だ落葉したままで、クリの枯れ葉が枝に残っているだけです。 
カラスの親鳥がペアでせっせと巣材を搬入していたようですが、私がカメラを向けた途端に1羽は警戒して飛び去ってしまいました。 
(映像はここから。)

残った1羽は作りかけの巣に座り込んでいました。 
時期的に抱卵を始めるには早い気がしますし、なによりも巣が未完成だったので、おそらく♀が座り心地を確かめていたのでしょう。 
私がしつこく撮り続けると、もう1羽も嫌がって巣の外に出て樹上から飛び去りました。 

近所のカキノキの枝を折り取って巣材として持ち去っていたのは、 おそらくこのハシボソガラスの♀♂番(つがい)だと考えています。 


2023/09/12

カキノキの枝を折り取って巣材用に加工するハシボソガラス(野鳥)

 

2023年3月上旬・午前10:30頃・晴れ 

早春はカラスの繁殖期です。 
平地でも溶け残った残雪が未だ少しありますが、いよいよカラスの巣作りが始まりました。 
住宅地でハシボソガラスCorvus corone)の巣材集めを観察することができました。 



落葉したまま未だ芽吹いていないカキノキに1羽のカラスが飛来しました。 
庭木の樹上をうろついて物色すると、カラスは嘴で手頃な枝を折り取りました。 
折った枝はやや長くて持て余し気味ですけど、なんとか中央部を咥えてバランスを取ります。 
樹冠に移動してから、採取した枝を足で押さえ、二股になった部分をつついて余計な小枝を取り除こうとしています。 

その間、♀♂つがいのパートナーは巣材集めを手伝わず、近くの柵の上で警戒していました。 

私に近くから見られているのを嫌ったのか、カラスは折った枝を持って柿の木から飛び去りました。 
近くの電線の上に止まり直したのですが、手前の木が邪魔で上手く撮れず、そのシーンは割愛。 
すぐにまた少し飛んで、民家の屋根の上に着陸しました。 
複雑に曲がって分岐した枝を運ぶ際に重心を取るのが難しそうで、何度も持ち替えています。 
持ってきた枝を片足で押さえつけながら、邪魔な分枝を嘴で取り除こうと苦労しています。 

ようやく満足したようで、ハシボソガラスは巣材を咥えて巣へ飛び去りました。 
おそらく近くのクリ樹上で営巣したペアだと思います。 




※ 映像がやや不鮮明なのは、雪国(寒冷地)に特有の二重窓を通して室内から撮影したからです。 
ガラスの表面が汚れてますね。

2023/08/12

夏の夜にスギ林道でトレイルカメラに写った人魂の正体は蜘蛛の粘球?【暗視映像】

 

2022年8月下旬・午後18:07・気温24℃ 

里山のスギ林道にあるタヌキの溜め糞場sを自動センサーカメラで見張っていると、謎の現象(物体)がときどき写ります。 

地平線に日が沈む日の入り時刻は午後18:21ですが、現場は山の東斜面なので、それよりもずっと早くから太陽が山の端に隠れて暗くなります。 
トレイルカメラは熱源の動きを検知して起動する仕組みですから、昆虫やクモなどの変温動物が動いても反応しないはずです。 
動画の冒頭には何も写っておらず、今回はなぜ起動したのか不明です。 
おそらく飛来したコウモリが素早く横切ったのかもしれません。 

やがて夜蛾らしき小さな昆虫が飛来し、右から左に高速で横切りました。 
そして画面の左端から明るく白く光る謎の玉がちらっと登場します。 
まるで人魂(火の玉)や怪しいUMAが空中に漂っているように見えますが、おそらく日没直前に造網を始めたクモの糸の粘球ではないかと思います。 
幽霊の正体見たり枯れ尾花。 

クモの粘球にしても巨大で、しかも一つだけブラブラしているということは、珍種のナゲナワグモなのか?と期待が膨らみます。 
日本の北国ではナゲナワグモの仲間は生息していないことになっているからです。
日本でナゲナワグモの習性を持つのは、コガネグモ科イセキグモ属に属するマメイタイセキグモとムツトゲイセキグモの2種である。いずれも熱帯系のクモであり、日本では本州南部以南に分布し、採集例はきわめて少ない。(wikipedia:ナゲナワグモより引用)

 

関連記事(10月中旬、下旬の撮影)▶ 

未だ撮影例が少ない(n=2)のですが、この謎の人魂?粘球?は秋にしか現れないのかと思っていました。
トレイルカメラの映像記録を遡って見返すと夏にも写っていたので、記事にしておきます。
今回でようやく3例目です(n=3)。
記録が蓄積すれば、通年見られるありふれた現象だと分かってくるかもしれません。

残念ながら粘球を作った主(クモ?)がいつも写っていないのが、もどかしいです。
粘球が自ら発光しているのか、それとも暗視カメラが照射する赤外線を強く反射しているだけなのか、突き止めたいところです。 
前者だとしたら、グローワームのように糸で生物発光して獲物を誘引する新種の虫かもしれず、ロマンがあります。 
夜に現場入りして実際に探すしかなさそうですが、ツキノワグマが出没すると分かってからは二の足を踏んでいます。 


2023/08/07

巣材の泥玉を作るスズバチ♀

 



2022年9月下旬・午前後14:20・くもり 

里山の尾根道でスズバチ♀(Oreumenes decoratus)が巣材の泥団子を作っていました。
地面は乾いていますが、スズバチ♀は予め飲んでおいた水を吐き戻しながら細かい砂のような土を丸めて泥玉に加工しています。 
微小な赤アリ(種名不詳)が近づいてニアミスしても、スズバチ♀は気にせずに作業を続行。 
作りかけの泥団子を小石の上に乗せると、小石が濡れました。 
丸い泥玉を作り終えると、稜線の上空を北に飛び去りました。 

今回も営巣地を突き止められず、残念でした。 
クロスズメバチの巣を見つける達人のように、スズバチが泥玉を夢中になって作っている間に細いリボン(こより?)を蜂にくくりつけることが出来たら、それを目印として、作りかけの泥巣へ飛び去るスズバチを追跡できるでしょうか? 
しかしスズバチ♀は採土中も警戒を怠らないので、撮影のために近寄るのも難しいのです。
クロスズメバチに与える獲物と違って、スズバチの巣材はどこにでもあるので、採土場も1か所に執着する必要がありません。 
超小型の電波発信機(GPS?)が開発され、素人でも気軽に使えるようになるのを待っています。

2023/08/04

堅果給餌場の近くに野ネズミの巣穴を見つけた!

 



2022年12月中旬・午前11:30頃・晴れ 

これまで山林の斜面に立つカラマツの根元に様々な堅果(ミズナラのどんぐり、オニグルミ、クリ)を給餌して、野ネズミ(ノネズミ)が貯食のために持ち去る様子をトレイルカメラで記録してきました。 
餌場から堅果を運んで行った野ネズミがときどき左斜面のシシガシラ群落の下に隠れて長居してました。 
どうやら巣穴(または隠れ家)がありそうなので、その辺りを探してみることにしました。 

シシガシラ(常緑のシダ植物)を掻き分けながら斜面を探すと、野ネズミが食べ残したミズナラ堅果が転がっていました。 
コナラシギゾウムシ幼虫による虫食い穴(脱出痕)のあるドングリで、野ネズミが殻を割って中身を食べた後の半分だけが残されていました。 
これは以前、私が給餌場に置いたドングリのひとつでしょう。 (カラーペイントで目印をつけておけば良かったですね。)

さらに地面の落ち葉をめくると、すぐ近くに野ネズミの巣口を発見できました。 
指を差し込んで探っても、坑道(トンネル)は深そうです。 
奥に野ネズミが貯め込んだ堅果類や巣材(断熱材)の落ち葉が詰め込まれているかどうか、巣穴の発掘調査をしたいところです。 
迷った挙句、結局諦めました。 
私は独学で野ネズミを調べているので、巣穴を掘るのも全く初めてです。
発掘作業のノウハウを知りません。 
諦めた理由のひとつは、 掘る道具(移植ゴテ)を何も持ってこなかったからです。 
コロナ禍が収まっていないので、野生動物からヒトへの万一の病原体感染(スピルオーバー)を予防するために、ゴム手袋やマスク、ゴーグルなどを着用すべきかも?と土壇場で躊躇してしまいました。 
巣穴を暴いてしまうと野ネズミが引っ越してしまい、トレイルカメラに写らなくなってしまうはずです。
 
それでも今思うと、やはり思い切って棒で掘り返してみるべきでしたね…。 
ファイバースコープがあれば、巣穴の中の様子を非侵襲的に撮影することも可能かもしれません。 
根雪が積もる前の最後の観察となりました。

2023/07/26

夜の池に張られた網を自ら取り壊すクモ【蜘蛛:トレイルカメラ:暗視映像】

 

2022年8月中旬・午前0:15頃 

里山の湧き水が溜まった泉を自動センサーカメラで見張っていると、コウモリが飛来する合間に小さなクモが写っていました。 
画面の左上から造網性クモ(種名不詳)が下に降りてきました。 
引き糸(しおり糸)にぶら下がりながら懸垂下降しているのか、何度もバウンドするように池の水面に触れています。
このクモはまさか水を飲んでいるのでしょうか? 
こしきから降りてきたクモが水面の落枝などに引き糸を固定したはずです。 
引き糸の上部で強く光る白点は円網のこしきなのでしょう。 
途中からクモが大きく見えるようになったのは、カメラに対して近づいたからです。 
どうやら左岸から此岸へ斜めに円網の枠糸が張り渡してあったようです。 
以上、クモの動きから推理すると、池の上に張った網を自分で壊しながら登り返しようです。 

こんな真夜中に破網するということは、網にたくさんの獲物がかかって破け、使い物にならなくなり、張り替えるのでしょう。 
あるいは夜霧が立ち込めるようになり、円網の横糸に水滴が付いて粘着性が落ち、捕虫網として使い物にならなくなったのかもしれません。 
飛来したコウモリに網を壊されて獲物を盗まれた可能性もありそうです。 



2023/07/05

スギ林道のタヌキ溜め糞場に野ネズミの巣穴を見つけた!

 



2022年11月下旬・午前11:35頃・晴れ 

トレイルカメラに最近撮れた監視映像に写っていた野ネズミ(ノネズミ)の巣穴を探すために現地入りしました。 
晩秋のスギ林道はスギの落葉落枝や広葉樹(ホオノキなど)の落ち葉で覆われています。 
下草として生えていたトリアシショウマの葉が枯れかけています。 
映像と見比べながら落ち葉を掻き分け地面を探すと、トリアシショウマ群落の根際とスギ落枝の間に丸い小さな穴が開いていました。 
遂に野ネズミの巣穴の入口を見つけました。 
トレイルカメラという文明の利器で野ネズミが夜な夜な出入りしている証拠映像がなければ、現場で巣穴を見つけるのはまず無理でしょう。
巣口に巣材の枯葉は詰まっていませんでした。 
指を巣口に差し込んでみても、奥まで届きません。 

野ネズミの巣穴のすぐ近くには、ホンドタヌキの溜め糞場sがあります。 
糞の一部には白いケカビが生えていました。
この日タヌキの糞に来ていたのは、1匹のベッコウバエだけでした。

巣穴の発掘調査をして、野ネズミが持ち込んだ巣材の落ち葉や貯食物が詰め込まれている様子を観察しようか迷ったのですが、結局諦めました。 
独学で野ネズミを調べている私にとって、巣穴を掘るのも全く初めての経験なので、作業の注意点が分かりません。 
諦めた理由としては、 
  1. 掘る道具(移植ゴテ)を持ってくるのを忘れてしまった。 
  2. コロナ禍が収まっていないので、野生動物からの万一の感染症を予防するためにゴム手袋やマスク、ゴーグルなどを着用すべきなのか?と土壇場で躊躇してしまいました。 
  3. 巣穴を暴いてしまうと野ネズミが引っ越してしまい、トレイルカメラに写らなくなってしまうはずです。 
今思うと、やはり思い切って棒で掘り返してみるべきでしたね…。 
ファイバースコープがあれば、巣穴の中の様子を非侵襲的に撮影することも可能かもしれません。



2023/07/03

落ち葉を拾い集めて巣穴にせっせと運び込む晩秋の野ネズミ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2022年11月中旬〜下旬

里山のスギ林道に設置したトレイルカメラでタヌキの溜め糞場sを見張っていると、野ネズミ(ノネズミ)がよく写ります。 
この地点では野ネズミにドングリやクルミなどの堅果を給餌するプロジェクトをやらなかったのに、活発に活動しているのは不思議です。
その巣穴の位置を遂に突き止めました! 


シーン1:11/19・午前5:09・(@0:00〜) 
日の出時刻は午前6:20。 
夜明け前に登場した野ネズミが画面の右下で下草の陰を少しウロチョロしてから姿が見えなくなりました。 
巣穴の入口があるのでしょうか? 


シーン2:11/21・午前1:01・(@0:16〜) 
2日後の深夜、野ネズミが溜め糞場sの周辺で下草の葉(または落ち葉?)をちぎり取ったり拾ったりしては、巣穴に持ち帰る行動を繰り返しています。 
やはり、林道上(画面右下)に野ネズミの巣口があるようです。 
雪国の冬越しに備えて断熱材として落ち葉を巣内に詰め込んでいるのでしょう。 
スギ林道に降り積もっている落ち葉と言えば当然ながらスギがメインですが、野ネズミは落葉性広葉樹の落ち葉だけを選んで集めています。 

後半は立ち止まって休んでいます。 
毛繕いしているのか、警戒しているのか、よく分かりません。 


シーン3:11/21・午前5:54・(@1:19〜) 
約4時間50分後、小雨が降る未明に野ネズミは巣穴から少し外出しかけたものの、すぐに巣穴へ戻りました。 
雨を嫌ったというよりも、そろそろ明るくなるので夜行性の野ネズミは巣穴に帰って寝るのでしょう。 
日の出時刻は午前6:22。 


後日、現場入りした際に野ネズミの巣穴を実際に突き止めました。



2023/06/27

晩秋の河畔林で野ネズミが巣材集め【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2022年11月中旬・午前0:15頃 

河畔林の溜め糞場rvを自動センサーカメラで見張っていると、深夜に現れた野ネズミ(ノネズミ)が林床で立ち止まって何か怪しい行動をしています。 
画面右下の赤丸で囲んだ部分に注目してください。 
2倍に拡大してリプレイしてみましょう。(@0:27〜) 
落ち葉をめくって餌を探しているのかと思いきや、口で下草(落ち葉?)を千切り取ったようです。 
おそらく冬ごもりに備えて、集める巣材を吟味していたのでしょう。

関連記事 ▶ 秋のスギ林道で落ち葉を拾い集める野ネズミの謎【トレイルカメラ:暗視映像】

カメラの電池が消耗していて、設定した録画時間(1分間)に達する前に24秒間で切れてしまいました。 
集めた巣材を巣穴に運ぶ様子を見届けられず、残念でした。 



2023/06/19

秋のスギ林道で落ち葉を拾い集める野ネズミの謎【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2022年11月中旬 

自動センサーカメラを設置したスギ林道に夜な夜な現れる野ネズミ(ノネズミ)が興味深い行動を始めました。 

シーン1:11/14・午後19:40・(@0:00〜) 
林道をうろちょろ探索していた野ネズミが、目の前の落ち葉(の欠片?)を咥えて右に持ち去りました。 
食料としての価値はありませんから、貯食ではなく、おそらく巣材にするのでしょう。 
ということは、近くに巣穴があるはずです。 
他の季節では見られない行動なので、冬ごもりのための断熱材がたっぷり必要なのでしょう。
俄然、面白くなってきました。 


シーン2:11/14・午後19:57・(@0:18〜) 
約15分後に、野ネズミが再び登場。 
画面の下端で小さな落ち葉を拾うと、口に咥えて右に運んで行きました。 

林道上に積もっているのはスギの落ち葉がメインですが、ホオノキの大きな落ち葉も目立ちます。 
画面の左上の奥に自生するホオノキ(落葉性広葉樹)の大木から大量に落葉しているのです。 
ただし、ホオノキの落ち葉を丸ごと運ぶのは野ネズミにとって大き過ぎます。
野ネズミの巣材は落ち葉なら何でも良いという訳ではなく、かなり選り好みしている様子です。 
チクチクした肌触りのスギ(針葉樹)の落ち葉には目もくれません。


シーン3:11/15・午後17:00・(@0:38〜) 
日の入り時刻は午後16:31。 
翌日の日没後にも野ネズミが現れました。 
目的地を目指した素早い移動と異なり、ゆっくりしたランダムウォークで林道上を探索しています。 
画面の下で目の前の落ち葉から何かを咥え上げたものの、気に入らなかったようで、すぐに捨てました。 
前日と同じく巣材集めをしているようです。 





最後は何かに驚いたのか、慌てて林道を横切り、奥の下り斜面へ一目散に走り去りました。 

※ 映像が暗い場合には、動画編集時に自動色調補正を施しています。 



2023/06/08

砂利道で巣材の土塊を集めるオオハキリバチ♀【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2022年8月中旬・午後14:20頃・くもり 

里山の林道(砂利道)でオオハキリバチ♀(Megachile sculpturalis)が低く飛び回っていました。 
巣材集めの採土がしたいのだろうとピンときました。 
オオハキリバチ♀はかすかに羽音を立てて飛び回り、あちこちで試掘して土質を調べ、気に入ったら採土します。 
大顎で地面をガリガリ削り取るのです。
ドロバチ科やクモバチ科のように水を吐き戻しながら滑らかな泥玉を作るのではなく、ただの土塊を巣に持ち帰ります。 
今回は雨上がりで、湿り気を帯びた土を採掘していました。 

採土後に飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画に切り替えました。(@1:03〜) 

※ 薄暗い後半は明るく加工しました。 


オオハキリバチは造巣過程の各段階で異なる巣材を用います。 
土塊を使うのはごく一部なのですが、フィールドで見かける巣材集めは圧倒的に採土行動が多いです。 
我々の目に付きやすいからなのでしょう。
メインの巣材は樹脂なのに、オオハキリバチ♀が樹脂を集める行動は1回しか観察したことがありません。 

関連記事(1、2、10、13年前の撮影)▶  

2023/05/26

秋の夜にスギ林道でトレイルカメラに写った人魂の正体は蜘蛛の粘球?【暗視映像】

 

2022年10月下旬・午後17:50頃・気温14℃ (日の入り時刻は午後16:56) 

晩のスギ林道を野ネズミ(ノネズミ)が横切り、監視カメラが起動しました。 
野ネズミよりも気になる怪奇現象?が赤外線の暗視映像に撮れていました。 
画面の左端で、人魂のように光って動いている塊は何でしょうか? 

なんとなく、クモの糸の粘球ではないかと思います。 
後半は複数の粘球が付いた1本の糸が風に吹かれているように見えます。 
小雨が降り始めて、水滴がクモの糸に付着したのかもしれません。 
それにしても、これほど大きな粘球を作る造網性のクモがいるのでしょうか? 
まさかナゲナワグモ…? 
造網を始めたクモが枠糸を吹き流しているのだとして、吹き流しの糸の先端部には重りとして粘球をつけるのかな? 


前回撮れたのも秋(10月中旬)だったのは偶然でしょうか? 
季節の風物詩のように毎年写る現象なら、もう少し真面目に調べる価値があるかもしれません。 (追記参照)

今回の場合は明らかに、恒温動物の野ネズミが動いたことが原因でカメラのセンサーが熱源を動体検知して起動しました。
その前後にも謎の巨大粘球がカメラの前をぶらぶら動いていたはずなのに、それは録画されていないということは、巨大粘球自体は熱を帯びていないことになります。
もし人魂が冷光ではなく炎のように発火する現象だとすれば、熱を発しているはずなので、単独でもトレイルカメラのセンサーが反応して録画されているはずです。

海外の洞窟内で光るグローワームを連想したのですが、もし日本の里山に居たら大発見かも?と妄想・ロマンが捗ります。
(ニュージーランドとオーストラリアに生息する)ヒカリキノコバエ属の幼虫は捕食活動に発光を用いており、粘着性の高い糸へユスリカ等の飛行昆虫を誘き寄せている。(wikipediaより引用)



※【追記】

実は同じ地点で夏にも同様の現象が撮れていました。

したがって、秋だけの怪奇現象ではありません。

関連記事(2ヶ月前の撮影)▶ 夏の夜にスギ林道でトレイルカメラに写った人魂の正体は蜘蛛の粘球?【暗視映像】 



↑【おまけの動画】
"Glow Worms Trap Insects With Bioluminescent 'Fishing Lines'🪱 Into The Wild New Zealand " by Smithsonian Channel

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