ラベル 飲水 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 飲水 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2023/02/06

夜の池で対岸に渡れる地点を探し当てる野ネズミ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2022年9月上旬 

湧き水が溜まった山中の泉を見張っている監視カメラに夜行性の野ネズミ(ノネズミ)がこの時期は2回写りました。 

シーン1:9/4・午後22:24 
池の左岸に現れた野ネズミが水際に降りて、対岸に渡れるかどうかあちこち探し歩いています。
暗闇でも水深が分かるのでしょうか。 
対岸まで来た野ネズミは、狭くなっている出水口(沢の源流)を見つけると、ピョンと跳び越えました。 
今回の個体は夜の池を泳いで渡りませんでした。 
草深い右岸を少し登ると、トラバースして此岸の死角へ走り去りました。 


シーン2:9/10・午後18:46 (@0:18〜) 
6日後の晩に画面奥の森からコウモリが夜の池に飛来しました。 
池の上空を往復して帰るついでに着水し、飛びながら一瞬で水を飲んだようです。 

その直後に、対岸の出水口に野ネズミが現れ、チョロチョロと徘徊しました。 
残念ながらカメラの電池が消耗していて、尻切れトンボで録画が打ち切られてしまいました。 

夜の水場に最も頻繁にやって来るのはコウモリです。 
しかし他の野生動物が水場に来たときには、コウモリは遠慮して(警戒して?)同時には飛来しないのが普通です。 
今回は珍しく例外で、コウモリと野ネズミが入れ違いで水場に登場しました。 
野ネズミは体が小さいですから、草むらに隠れているとコウモリの超音波(エコロケーション)では存在を検知しにくいのかもしれません。 
逆に、野ネズミはコウモリの発する超音波が聞こえているのかどうか、興味があります。 
お互いに天敵として恐れるべき存在ではないので、気にしなくなっていても不思議ではありません。 

 最後に1/3倍速のスローモーションでシーン1をリプレイ。(@0:28〜) 

2022/11/30

コウモリが飛来する夜の池でカエルがトレイルカメラを相手に「だるまさんが転んだ」【暗視映像】

 

2022年8月上旬
前回の記事:▶ 霧の立ち込める夜も池を飛び回るコウモリの群れ【トレイルカメラ:暗視映像】

トレイルカメラで山中の泉を見張っていると、いつも通り、夜になるとコウモリが飛来しました。 
今回の注目ポイントは夜行性コウモリの飲水行動ではなく、水面下に潜んでいるカエル(種名不詳)です。 
カエルは変温動物ですから、水中で動き回ってもトレイルカメラが熱源として動体検知することはありません。 
たまたま恒温動物のコウモリが飛来してカメラが起動したときに、水中のカエルが一緒に写っていたのです。
音量を上げてみても、カエルの鳴き声は録音されていませんでした。 

シーン1:午後19:22・夜霧 
冒頭の赤い丸に注目して下さい。 
夜霧が立ち込める池の水面からカエルが顔を出しているようで、両目が暗視カメラの赤外線を反射してギラギラと光って見えます。 


シーン2:午後19:38・霧が減少 (@0:23〜) 
約15分後にコウモリが飛来すると、池のカエルがいつの間にか少しだけ前進していました。
カメラが録画中には、カエルは水中でじっとしています。


シーン3:午後19:44・霧が晴れた 
コウモリが水場の上空を低く飛び回っても、池のカエルは無反応で瞬き一つしません。 


シーン4:午後19:48・晴れ 
カエルに動きなし。


シーン5:午後19:49・晴れ 
カエルに動きなし。


シーン6:午後19:57・晴れ (@1:24〜) 
水中のカエルがいつの間にか再び前進して、落枝の手前まで来ていました。 
まるでカエルがトレイルカメラを相手に「ダルマさんが転んだ♪」をして遊んでいるようです。(イカゲームならぬ、カエルゲーム! )
夜行性カエルの遊泳シーンが記録されていなかったのが残念です。 

ちなみに、午後20:23にコウモリが飛来した時には、池のカエルは居なくなっていました。(映像は割愛) 
おそらく此岸に上陸したのでしょう。 

※ 霧が立ち込める冒頭のシーンのみ動画編集時に自動色調補正を施しています。



 

Netflixで大ヒットしたドラマ『イカゲーム』で登場したように、韓国でも「ダルマさんが転んだ♪」と同じ子供の遊びがあります。
鬼は韓国語で「무궁화 꽃이 피었습니다」(むぐんふぁ こち ぴおっすむにだ:=ムクゲの花が咲きました)と言ってから振り返ります。 
英語圏では、鬼が「Red light, Green light」(=赤信号、青信号)と言って遊びます。 

2022/11/13

沢の源流で水を飲み排尿する夏毛のホンドテン♂(キテン)

 

2022年8月上旬・午後14:10頃・晴れ 

山中の湧き水が溜まっている泉で私がオタマジャクシの定点観察をしたり、池畔に設置したトレイルカメラの電池を交換したりと、独り静かに長時間作業していると、意外な珍客が現れました。 
野生のホンドテンMartes melampus melampus)です。 
いわゆるキテン(黄貂)と呼ばれる夏毛の個体でした。 

スルスルと崖を降りて、池から流れ出る小川の右岸まで来ると、首を伸ばして水面に口を付け、冷たい流水を飲み始めました。 
途中で私を見上げても、逃げたり恐れたりする素振りが全く無くて、無邪気な様子でした。

次にホンドテンは草むらをかき分けて水路に入ると、下流を向いてチョロチョロと小便を排泄しました。 
テンが水洗トイレで用を足すとは知らず、衝撃を受けました。 
飲み水となる水場を汚染しないように、ちゃんと池から流れ出る水路に小便しています。
他の多くの哺乳類のように、尿で匂い付けマーキングしないのは不思議です。 
テンは肉食獣ですから(厳密には雑食性)、獲物となる小動物に尿の匂いで自分の存在を知られたくないのかもしれません。 
テンは尿ではなく糞で縄張りのマーキングを行うのでしょう。
▼関連記事(2ヶ月前の撮影) 
ホンドテンの糞を舐めて吸汁するイチモンジチョウとニクバエ
野生動物のフィールドサインに関する書籍を読むと、テンの糞のことはサインポストとして有名でも尿については何も書いていません。

排尿を済ませたホンドテンは、林道へと歩き去りました。 
ミゾソバなどの下草がテンの目線より高く生い茂っている林道を、長い胴体でピョコピョコ飛び跳ねるように走ります。 
名残惜しい私は、テンが立ち止まってくれないかと(テンの気を引こうと)撮影しながら舌を鳴らしてみたのですが、全く無視されました。 
後ろ姿で尾を上げたときに股間に白毛で覆われた睾丸が見えたので、どうやら♂のようです。 
林道を横断すると、スギ植林地の斜面を下って谷へ降りて行きました。 

動画の最後に、水場の全景を記録しておきます。 
湧き水(地下水)の溜まった池から流れ出る小川が蛇行しながら林道を横断し、杉林の斜面を下る沢の源流となっています。 

トレイルカメラを池畔に設置し直す直前だったので、ホンドテンの出没シーンを別アングルの映像で撮れてないのが残念です。 
それでも、この夏一番嬉しい野生動物との出会いでした。 

ヒトを全く恐れないということは、生まれてから一度もヒトを見たことがないウブな個体なのかな? 
平凡社『日本動物大百科1:哺乳類I』の記述を読むと、今回私はとんでもなく幸運だったようです。
 テンはきわめて神経質な動物で、観察者の衣服のこすれる音にも敏感に反応する。日中に人前に姿を見せることはあまりないため、完全な夜行性と思われがちである。野生のツシマテンに電波発信機を装着させたテレメトリー調査により1日の活動を追跡すると、森の中では日中でもかなり活動していることがわかった。(p138より引用)
この日の私の出で立ちは、本格的な迷彩服ではないものの、目立たない服装が奏功したようです。 
 テンは夏の間は動物食が強く、小鳥やネズミ、リスやムササビなどを襲っている。いわば毎日「命のやりとり」をしているわけだから、警戒心も強くてなかなか姿を見ることもできない。 (熊谷さとし『動物の足跡学入門 ‐形とつき方から推理する‐』p164より引用)
もしかすると、それまで水場で私が作業する様子をテンが崖の上からじっと見ていて、人畜無害だと判断してくれたのかもしれません。 
あるいは暑い夏に喉の渇きを我慢し切れずに水場にやって来たのでしょうか? 

この水場を監視するトレイルカメラに以前記録されていた謎の獣の正体は、アナグマではなくホンドテンだったのかもしれません。
関連記事(1月前の撮影)▶ 夜霧が立ち込める山中の池に現れた謎の野生動物!【トレイルカメラ:暗視映像】



【追記】

今回の個体が小川で排尿したのは、私が見ていたせいで草むらに隠れて用を足しただけかもしれません。 

一般的な排泄行動なのかどうか、もっと観察例を増やさないといけませんね。


つづく→深夜の水場で排便する夏毛のホンドテン【トレイルカメラ:暗視映像】

2022/11/11

霧の立ち込める夜も池を飛び回るコウモリの群れ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2022年7月下旬
前回の記事:▶ 日没直後の黄昏時に水場を飛び回り始めたコウモリの群れ【トレイルカメラ:暗視映像】

山中の水場の周囲は湿度が高いので、気温が下がる夜には霧が断続的に発生します。 
冷たい湧き水(地下水)が溜まった池なので、夏は気温と水温の差が大きいのです。
その上空をコウモリが夜な夜な飛び回ります。 
コウモリは有視界飛行ではなく超音波によるエコロケーションですから、霧がかかっていても飛翔には全く支障がないようです。 
トレイルカメラの記録映像の中で、夜霧の中を飛び回るシーンをまとめてみました。 

ときどき夜蛾や蚊も暗い池の上を飛び回っていますが、そうした夜行性の昆虫をコウモリが空中で狩るシーンは一度も捉えたことがありません。 
コウモリが低く飛ぶと池の水面(しかも特定の場所)に一瞬だけ着水して波紋が広がるので、ツバメのように飛びながら水を飲んでいるのか、あるいは素早く体を濡らして水浴しているのだと考えています。 


シーン1:7/26・午後20:00 

シーン2:7/26・午後23:09 (@1:03〜) 
濃い霧が出ると、水面に触れたかどうか映像では見えなくなってしまいます。 

シーン3:7/26・午後23:37 (@1:30〜) 
煙のような濃い霧が風に巻かれています。 

シーン4:7/26・午後23:54 (@1:55〜) 

シーン5:7/27・午前1:03 (@2:03〜) 

シーン6:7/27・午前1:20 (@2:12〜) 
対岸の森から夜蛾が池に飛来し、その後を追うようにコウモリも飛んで来たものの、蛾には目も来れずに水面を掠めるように飛んで飲水しました。 
この夜蛾はコウモリの発する超音波に対してステルス性能を備えているのですかね? 

シーン7:7/27・午前1:57 (@2:43〜) 
霧がほとんど晴れたのですが、此岸付近から煙のように水蒸気が立ち昇っています。 

シーン8:7/27・午前2:07 (@3:17〜) 

シーン9:7/27・午前2:59 (@3:30〜) 

シーン10:7/27・午前3:29 (@3:41〜) 

シーン11:7/27・午前3:39 (@3:51〜) 
同一個体が池の上をグルグルと何周も回っています。 
水を飲むのが目的なら、水場上空に長居するのはなぜでしょう? 
途中から別個体も飛来しました。 
これだけ切り出して見ると、「霧がかかるとエコロケーションが不調になる」ように見えます。 

シーン12:7/29・午後21:50 (@5:19〜) 
風が吹かないと霧が停滞します。 
トレイルカメラの電池が消耗し、数秒間しか撮れていません。

シーン13:7/29・午後23:58 (@5:22〜) 
電池切れで数秒間しか撮れていません。



2022/10/29

山で泉の水を飲むニホンザルと群れの遊動【トレイルカメラ】

 



2022年7月下旬・午後15:30頃

自動撮影カメラ(トレイルカメラ)で山中の泉を監視していると、ニホンザルMacaca fuscata fuscata)の小群がやって来ました。 

対岸をゆっくりと右へ歩いて来た個体が、画面右端のギリギリで座り込みました。 
すぐに立ち上がると、右へ遊動して姿を消しました。 

それと入れ替わるように、雑草が生い茂る林道を左から別個体が登場しました。 
草が揺れる動きでニホンザルの行動を推理するしかありませんが、どうやら道草を食っているようです(採食)。 
周囲からニホンザルの鳴き声♪がかすかに聞こえます。 

15分後にカメラが再び起動すると、対岸で静かに水を飲むニホンザル♀が写っていました。(@1:20〜) 
頭を下げて水面に口を付けています。 
右に移動しかけたものの、池から流れ出る水路で立ち止まり、再び水を飲みました。 
水路を右に渡る際に長い乳首が見えたので、経産♀と判明。 
近くに子ザルが居ないのは、どうしたのかな? 

続いて、子ザルを腰に乗せた母猿♀が林道を左から登場しました。 
しかし水場に立ち寄るどころか見向きもせず、林道を右に遊動して行きました。 

奥の林の灌木が揺れ、別個体が林道を右に遊動。 
猿の鳴き声は聞こえなくなり、静かになりました。 

※ 古い機種で撮影すると、昼間の映像なのに色が失われてしまう症状が出てしまいます。
ほとんどモノクロの動画で見劣りしますけど、「無いよりマシ」と思って記録を残しておきます。




2022/10/28

日没直後の黄昏時に水場を飛び回り始めたコウモリの群れ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2022年7月下旬

里山の泉をトレイルカメラで監視していると、夜な夜な飛び回るコウモリが頻繁に写ります。 
珍しく日没直後の黄昏時に飛来していました。 
まだ真っ暗闇ではなく、太陽の残照があります。 
気の早い個体というか、「早起き」の個体が水場に飛んで来たのでしょう。 

シーン1:7/28・午後19:04・日の入り時刻は午後18:54 
複数個体が池の上空を何度も往復し、いつも水面の特定の地点で一瞬だけ着水しています。 
捕食行動ではなく飲水行動(または水浴)だろうと私は考えているのですけど、結論が出ていません。 


シーン2:7/28・午後19:10 (@0:46〜) 
未だ完全に暗くなっていません。 (薄明)


シーン3:7/29・午後19:08・日の入り時刻は午後18:55 (@1:03〜) 
翌日も同じ時間帯(日没直後の黄昏時)にコウモリが現れました。 
雨上がりで、やや霧がかかっています。 
まだ真っ暗闇ではなく、太陽の残照があります。 




2022/10/25

深夜の池で水を飲み餌を探す野ネズミ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2022年7月下旬・午前2:26・ 

トレイルカメラで監視している山中の泉で、対岸の草むらが少し揺れました。 
草むらを右往左往する夜行性の野ネズミ(ノネズミ)目だけが白く光ってチラチラと明滅して見えます。 
よくぞこんな小さな熱源を動体検知できるものだと、トレイルカメラの性能に感心します。
対岸の水際まで降りてきたのは、水を飲みに来たのかな? 
野ネズミは左岸をチョロチョロと走り、落枝の上に乗って立ち止まって何かを採食しています。 
まさか、池の左岸付近に集結しているオタマジャクシを捕食したのでしょうか?
野ネズミはドングリなどを食べる、と言われていますが、夏の間は何を食べているのでしょうね?
残念ながら、尻切れトンボで録画が終わっていました。 

草木も眠る丑三つ時で晴れているものの、時おり池の上に発生しかけた霧が風でフワッと流れていきます。

2022/10/22

ホンドタヌキの溜め糞から吸汁するイチモンジチョウ

 

2022年7月下旬・午後14:30頃・晴れ 

スギ林道の溜め糞場sを監視しているトレイルカメラの電池を交換するために現地入りすると、林床に1頭のイチモンジチョウLimenitis camilla japonica)が居ました。 
私が知らずにズカズカと近づくと警戒して少し飛び去ったものの、しばらくじっと待つと舞い戻って来ました。 
スギの落葉や落枝が敷き詰められた林道の地面が日溜まりになっています。 
イチモンジチョウは口吻を伸ばして地面を味見しながら歩き回り、お気に入りの場所を探り当てたようです。 

翅を緩やかに開閉しながら口吻を伸ばして林床の地面を舐めています。 
性成熟に必須のミネラル成分を獣糞から摂取しているのでしょう。 
この個体は翅先が丸みを帯びているので、性別は♀ではないかと思うのですが、どうでしょうか?(自信なし) 
真横から見ても翅を閉じると腹端が隠れて見えないのですが、腹部は常に真っ直ぐなので「吸い戻し」の排尿はしていないと思います。 

しばらくすると、イチモンジチョウはようやくタヌキの糞塊そのものに移動して長々と吸汁を始めました。 
溜め糞の表面は新鮮な下痢便で覆われています。 
しかし糞塊そのものは味が濃厚過ぎるようで、辺縁部に移動して糞が付着したスギ落葉を舐めて回ります。 
糞塊には糞虫やハネカクシ類などの先客が集まっているので蝶はあまり落ち着いて吸汁出来ない、という事情があるのかもしれません。
満ち足りたイチモンジチョウは自発的に飛び立ち、辺りを低く飛び回るともう戻って来ませんでした。 

この溜め糞場sはタヌキとアナグマが共有しています。 
トレイルカメラで撮れた映像を確認すると、イチモンジチョウが舐めていたのはニホンアナグマではなくホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が排泄した糞でした。 

イチモンジチョウは汚物をよく舐めていますが、獣糞で吸汁するシーンは初見です。
関連記事(12、14年前の撮影)▶  
イチモンジチョウのペレット吸汁 
ニホンカモシカの白骨化死骸から吸汁するイチモンジチョウ

2022/10/14

溜池で水浴するカルガモの親子群(野鳥)

 

2022年7月下旬・午後17:00頃・晴れ 

夕方の溜池でカルガモAnas zonorhyncha)の家族群を見つけました。 
幼鳥8羽の群れを1羽の親鳥が引率して、水面を遊泳しています。 
水面の水を嘴ですくって飲む個体がいます。 
元気な幼鳥同士が水面で追いかけっこのように水面を勢い良くダッシュしています。 

やがてカルガモの幼鳥が次々と水浴びを始めました。 
幼鳥の水浴シーンは初見です。 
頭から水中に何度も潜ってから、水面で背伸びをして短い翼を羽ばたき水気を切ります。 
最後に尾羽を左右に振るのも、成鳥と同じ一連の水浴行動でした。 
親鳥がまず水浴の手本を幼鳥に見せている訳ではありませんでした。 

手前の土手に繁茂するススキやクズの草むらが撮影の邪魔で、苦労しました。 
しびれを切らした私が池を見通せる場所に移動すると、カルガモの家族群は完全に警戒してしまい、池から水路の方へ泳ぎ去ってしまいました。 
じっくり撮影するには、予めブラインドを張って隠し撮りする必要がありそうです。

2022/09/24

夜の池畔で産卵するガガンボ♀【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2022年7月上旬・午後22:12・気温23℃ 

山中の泉を自動撮影カメラ(トレイルカメラ)で監視していると、画面の左下で ガガンボの一種♀が忙しなく脚の屈伸運動を繰り返していました。 
岸辺の崖または落枝の表面に産卵しているようです。 
ガガンボ♀は昼間だけでなく夜も産卵するのですね。 
産卵シーンの全身がしっかり写ってないのが残念です。

関連記事(1、6、14年前の撮影)▶  
ガガンボ♀の打泥産卵飛翔【HD動画&ハイスピード動画】名前を教えて 
苔に産卵するガガンボ♀【名前を教えて】 
地面に産卵するガガンボ♀

その間、夜行性のコウモリ(種名不詳)が水面すれすれを低く飛び回り、着水した瞬間に水を飲んでいます(水浴?)。 
岸辺で目立つ動きをしている(産卵中の)ガガンボ♀がコウモリに捕食されるのではないか?と予想したのですが、無事でした。
コウモリの超音波エコロケーションでは小さなガガンボの存在を検知できないのか、それとも獲物として小さ過ぎるなどの理由で見逃されているのでしょうか?

ところで、此岸付近の水中をよく見ると、黒いオタマジャクシ(アズマヒキガエル?の幼生)がときどき尾を左右にくねらせて遊泳しています。 
昼間は捕食されないよう左岸に密集していたオタマジャクシは、夜になると池の中で分散するようです。
関連記事(同時期の撮影)▶ 山の泉で育つオタマジャクシの大群をすくって見る

2022/09/20

水場に着水する前にホバリングする夜行性コウモリ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2022年7月上旬・午後22:25・霧・気温19℃
前回の記事:▶ 夜の泉に飛来するコウモリは岸のザトウムシを捕食するか?【トレイルカメラ:暗視映像】

里山の水場を夜な夜な訪れるコウモリ(種名不詳)をトレイルカメラ(無人センサーカメラ)で撮影すると、また一つささやかな発見がありました。 

コウモリは池の水面を掠めるように低く飛んで一瞬だけ着水する行動を繰り返しているのですが、その合間にホバリング(停空飛翔)することがありました。 
着水する前に超音波のエコロケーションで狙いを定めているのでしょうか? 
てっきり水浴または水を飲むための行動だと思っていたのですけど、こうなると水中の獲物(水生昆虫やオタマジャクシなど)を狙っている可能性も復活しそうです。 

それとも、右岸に生えた灌木の葉上に獲物となりそうな虫を見つけたのかな? 
コウモリが灌木ギリギリを飛んだら木の葉が1枚だけ揺れました。(@0:06) 
このとき虫を捕食したのだとしたら面白いのですが、羽ばたきの風圧で揺れただけかもしれません。 
池に少し霧がかかっているため、飛行中にうっかり障害物にぶつかったのでしょうか?  
コウモリは視覚に頼らないはずですけど、超音波エコロケーションが霧の発生に影響されるのか気になります。
霧がもっと濃くなったときにコウモリの飛翔に支障を来すのかどうか、今後も注目していきます。 

後半に飛来したコウモリは別ルートを飛んだ(ホバリングなし)ので、別個体だと思います。 

1/3倍速のスローモーションでリプレイしても(@0:20〜)、コウモリが暗闇での高速飛翔で何をしているのか、いまいち分かりません。 
動画のフレームレートが25fpsでは不十分です。 
ハイスピード動画240fpsは無理でも、せめて60fpsは欲しいところです。 



 
↑おまけの動画 
「Why Bats are Better Than Humans at Dealing with Viruses」by Smithsonian Channel

新型コロナウイルスのパンデミックの発生源がコウモリではないか?と疑われたこともあって、危険なウイルスを媒介するコウモリなんか見つけ次第、駆除・抹殺すべきだと暴論を吐く人がいます。
確かにコウモリは様々なウイルスを保菌していますが、不思議なことにコウモリ自身は症状が出ません。
その理由を科学的に研究することで、ヒトの医学(ウイスル感染の予防や治療)に応用することが期待できます。
中間宿主のコウモリを恐れる人の気持ちも理解できるのですが、コウモリのコロニーを安易に駆除して絶滅させてしまうと、ウイルスと共存する秘密が解き明かされる前に失われてしまい、人類にとって大きな損失です。



 

2022/09/19

夜霧が立ち込める山中の池に現れた謎の野生動物!【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2022年7月上旬・午後22:00頃・気温20℃ 

トレイルカメラ(無人センサーカメラ)で監視している山中の泉で晩に謎の獣が登場しました。 
夜霧が立ち込めており、レンズが結露して曇っています。
夏でも水温が低い湧き水なので、湿度が高い梅雨時(雨季)には特に霧が出やすくなります。 

得体の知れない謎の野生動物(UMA)が左岸から身を乗り出し、水面に口を付けて飲んでいました。 
すぐに方向転換して左岸に戻り、左の林道へ立ち去りました。 
トレイルカメラの存在に気づいて警戒・逃走したのでしょうか? 
 1/3倍速のスローモーションでリプレイ。 

映像を何度見返しても私には分かりません。 
霧でぼやけているせいか、素人目には体表がツルンとした印象で、毛があまり生えてないように見えます。 
疥癬などの皮膚病に侵された個体とかアルビノ(白毛)ですかね? 
尻尾が長いです。 
赤外線の暗視映像は体色に関する情報が得られないので、何という種類の哺乳類なのか素人には推理するのが途端に難しくなります。 
まさかヌートリア(南米原産) が山地には登ってこないはずですけど、誰かが山に捨てたのでしょうか? 
ホンドテン? ニホンアナグマ? 
ニホンカモシカの幼獣? 
ツキノワグマの幼獣にしては尻尾が長いのは変です。 

正体を見破った達人がいらっしゃいましたら、ぜひとも教えてください。 

※ 前半のみ動画編集時に自動色調補正を施して明るく加工しています。 

2022/09/14

山中の池で水を飲むニホンザル母子の群れ【トレイルカメラ】

 

2022年7月上旬・午後17:25頃・気温24℃ 

無人センサーカメラ(トレイルカメラ)で監視している山中の泉に野生ニホンザルMacaca fuscata fuscata)の群れがやって来ました。 
この水場でニホンザルを見かけるのは初めてです。 
母子を基本単位として、何組も次々に水場を訪れます。 
ニホンザルはトレイルカメラの存在を全く意識していません。 


シーン1: 
母猿♀が対岸から身を乗り出し、水面に口を付けて吸うように水を飲んでいます。 
犬のように舌を使ってピチャピチャと音を立てる飲み方ではありません。 
子ザルは喉が渇いていないようで、母親から少し離れて待っています。 
母親は子ザルを岸に残したまま、さっさと奥の林道へ遊動を始めました。 
子ザルは慌てて母親の後を走って追います。 
母親におんぶしたり抱っこしてもらわなくても自力で移動できるぐらい、子ザルは順調に発育しています。 

右岸に別個体の成獣(♀?)が登場しました。 
後ろから子ザルが付いて歩いています。 
子ザルが水辺に降りかけたのに、母親が構わず遊動するので慌てて追いかけて行きました。 

別の母子が水場には立ち寄らず、奥の林道を左から右へ遊動しています。 
この母子は子ザルが母親の腰にしがみついていました(おんぶによる運搬)。 


シーン2: 
右岸と左岸に別れて2頭の猿が泉の水を飲んでいました。 
岸から身を乗り出し、水面に口を付けて喉の乾きを癒やします。 
この群れのニホンザルは夏でも基本的に池に入って水浴することはないようです。 
左岸に登場した子ザルが飲水中の母親に合流しました。 
子ザルも母親の真似をするように並んで水を飲む様子が可愛らしいですね。 
次に子ザルが左手を水中に突っ込みました。(@1:10) 
もしかすると、左岸の浅瀬に集結している黒いオタマジャクシ(または水生昆虫)を見つけて手掴みで捕食しようと試みたのかもしれません。 
成獣は食わず嫌いなのか、新しい挑戦や遊び(オタマジャクシの掴み取り)をやりませんでした。 
横で待っていた母親の背中を飛び越えて子ザルは奥の林道へ元気に走り去りました。 

池の水面に波紋が次々に広がっているので、小雨がポツポツ降ってるようです。 
(それともアメンボが水面を滑走する動きによる波紋ですかね?) 


シーン3: 
左岸で1頭が泉の水を飲んでいます。 
水を飲み終えたニホンザルはゆっくり歩いて奥の林道に向かいました。 
水場から流れ出た水溜まり(林道のわだち)で再び水を飲んだ気がしたのですが、林道に生い茂った雑草に隠れてよく見えません。 


シーン4: 
辺りが少し薄暗くなってきました。 
池の左岸で1頭の母猿が水を飲んでいます。 
左から登場した子ザルが母親に合流。 
急にカメラの上から土砂が落ちてきたのは、別個体の猿が此岸の崖を降りて来たのでしょう。 
子ザルも母親の真似して飲水を試みるものの、口がなかなか水面に届かないようで苦労しています。 
子ザルが左手を水に浸しました。 
夏でも冷たい湧き水(地下水)なので、暑い夏にはひんやりと気持ち良さそうです。
長いこと水を飲んでいた母猿が左岸を立ち去り、奥の林道へ移動開始。 
置いてきぼりにされそうになった子ザルは焦りながらも、どうしても水を飲みたいようです。
右手を伸ばして水に浸しました。(水中から何かを取ろうとした?) 
なんとか水面に口を付けて飲めたかな? 
母猿の後を慌てて追いかけようとした子ザルが池に落ちました。(@3:09) 
すぐに対岸に上陸しようとしたら、バランスを崩して対岸から再び池に転がり落ちてしまいました。 
浅い池なので落水しても子ザルは無事です。 
元気に走って母猿の後を追いかけて行きました。 
子ザルの行動は見ていて飽きません。

左岸に登場した若い個体(赤ん坊よりは年長)が右手で岸の水際から何かを拾い食いしました。(@2:58) 
左岸の浅瀬に大群で蠢いているオタマジャクシを捕食したのかと思ったのですが、植物質(水草?)のような気もします。 


ニホンザルの飲水行動をこれほど集中的に繰り返し観察できたのは初めてです。
関連記事(3年前の撮影)▶ 用水路内に降りて水を飲み苔を採食するニホンザルの群れ

 

※ 猿の鳴き交わす声(クーコール♪)や水音が聞き取れるように動画編集時に音声を正規化して音量を上げています。 

気温が24℃から28℃まで急上昇したように画面上では表示されますが、気温データの解釈には注意が必要です。
動画を連続で撮影するとカメラが発熱し内部温度が急上昇するのです。

2022/09/10

夕方の水場でピチャピチャ水を飲むツキノワグマ【トレイルカメラ】

 

2022年7月上旬・午後18:46・気温21℃(日の入り時刻は午後19:04) 

山中の泉を監視している無人センサーカメラ(トレイルカメラ)に、いきなりツキノワグマUrsus thibetanus)の横顔がどアップで写り、驚きました。 
しかも、未だ日没前の明るい時刻にまたもや登場したことに戦慄します。 
熊が夜行性だという思い込みは通用しないようです。

左岸から水面に首を伸ばして、ピチャピチャ♪ズルズル♪と音を立てながら水を飲んでいました。 
舌を使って水を飲んでいると思うのですが、カメラに近過ぎて肝心の口元が見えないのが残念です。 

喉の乾きを癒やしたクマがトレイルカメラを見つけました。 
間近で匂いを嗅ぐ鼻息♪が聞こえます。 
カメラを壊したり持ち去ったりしなかったのは助かりました。 
なんとなく、熊の目のまぶたが腫れぼったい気がします。 
2日前に水浴に来たツキノワグマと同一個体ですかね?
関連記事(2日前の撮影)▶ 昼間の水場に浸かって涼むツキノワグマ【トレイルカメラ】

浅い池を横切ると右岸の崖をよじ登ったようです。 
上陸シーンは画角外で残念ながら写っていません。 
身震いして濡れた毛皮の水気を切る音が聞こえました。 
今回の熊は水浴しませんでした。 

※ 熊が水を飲む水の音や鼻息が聞こえるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。

こんな大迫力の映像を素人が安全に撮れるのですから、トレイルカメラの発明はとんでもない革命です。
カメラを回収に行く時に水場付近で熊とばったり出くわさないかと緊張します。
護身用の熊よけスプレーを必ず携帯するようにしています。

 

2022/08/22

里山の池で水を飲むニホンカモシカ♂【トレイルカメラ】

 

2022年6月下旬・午前10:00頃・晴れ・気温22℃ 

トレイルカメラ(無人センサーカメラ)を設置した山中の水場に明るい午前中からニホンカモシカCapricornis crispus)がやって来ました。 
池の対岸に現れたカモシカが頭を下げて水面に口を付け、静かに水を飲み始めました。 
犬や猫のように舌を使ってピチャピチャと水を掬い上げるのではなく、ほぼ閉じた口で静かに水を吸い込んでいます。 
ゴクゴク水を飲む音も聞こえませんでした。 

関連記事(7〜8か月前の撮影)▶  
山中の水場で水を飲むニホンカモシカ【トレイルカメラ】 
山中の池で水を飲むニホンカモシカ♂【トレイルカメラ】
ニホンカモシカの飲水シーンをトレイルカメラで撮れたのはこれで3回目で、いずれも明るい日中でした。 
カモシカは夜行性でもありますが、暗い夜にはこの池の水を飲んでいないのが興味深いです。 
たまたま記録漏れがある(撮れていない)だけなのか、それとも夜の水場に潜んでいるかもしれない捕食者を警戒して夜は水を飲まない習性があるのかな? 

カモシカが水を飲み終えた後に林道に戻ろうと方向転換した際に、後ろ姿の股間に睾丸が見えたような気がしたので♂ですかね?
白っぽい毛が密生していて、性別判定がとても難しいです。 

水場を離れるとカモシカ♂は画面奥の林道で立ち止まり、幼木(広葉樹:樹種不明)の葉に顔を近づけました。 (@0:40)
カメラからやや遠い上に後ろ姿のため、採食したのかどうか不明です。 
縄張り内であちこちの枝葉に眼下腺を擦り付けるマーキング行動のような気もします。 


※ トレイルカメラを新調したら画質もFHD(1920 × 1080)へと向上し、明るい昼間でも総天然色で問題なく動画撮影が可能となりました。
(画面全体が不自然なピンク色に染まったり点滅したりしない。) 

2022/08/18

飛びながら夜の池に着水するコウモリの目的は飲水か捕食か?【暗視映像:トレイルカメラ】

前回の記事(撮影:2021年11月中旬):▶ 飛びながら池の水を飲むコウモリ【暗視映像:トレイルカメラ】
2022年6月中旬〜下旬 

山中の水場にトレイルカメラ(無人センサーカメラ)を設置すると、今季も毎晩のようにコウモリ(種名不詳)が飛来していました。 
今回は単独で飛来したシーンをまとめました。 
コウモリの活動時間帯は日によってまちまちのようです。 

トレイルカメラを新調したら画質が格段に向上(FHD:1920×1080)しただけでなく、フレームレートが15fpsから25fpsに上がったおかげで、コウモリの素早い羽ばたきが旧機種よりも滑らかに記録できるようになりました。 

夜行性のコウモリは池の水面スレスレを掠めるように低く飛びながらときどき一瞬だけ着水し、その度に水面に波紋が広がります。 
この着水時にコウモリは何をしているのでしょうか? 
1/3倍速のスローモーションでリプレイしてみると、口ではなく足を水面につけているような気がします。 
てっきり私はコウモリが飛びながら池の水を飲みに来ているのだと思っていたのですが、海外のウオクイコウモリのように水中または水面の獲物を捕食している可能性が出てきました。 
残念ながら動画のフレームレートが25fpsでは未だ非力です。 
説得力のある映像を撮るためには、せめて60fpsは欲しいところです。
4Kや8K画質とかの高画質競争よりも、動画のフレームレートを上げてくれるようメーカーにお願いします。 
写真家なら複数のストロボを連続で焚いてコウモリが着水する瞬間を切り取る工夫を考えるのでしょうが、私はあくまでも動画で勝負したいのです。 
コウモリはツバメのように飛びながら水面に口を付けて水を飲むのではなく、とりあえず体を適当に濡らしてから後でどこかにぶら下がって口で毛繕いしながら水分補給するのかな?

波紋が広がる直前の水面にミズスマシやアメンボは居なかったので、水生昆虫の捕食が目的ではなさそうです。 
着水ポイントの水中にオタマジャクシなどの獲物の姿は見えませんでした。 
また、私はこの小さな池で小魚を見たことはありません。

コウモリの着水地点が毎回ほぼ同じであることも、飲水説を裏付けていると思います。 
もし池の獲物を捕食しているのであれば、コウモリは水面のあちこちで(ランダムに)着水するはずです。 
被捕食者も天敵に狩られないように必死で逃げたり隠れたりするはずだからです。

雨が降る夜にコウモリが水場に飛来しないことも飲水説を支持しています。 

エコロケーションのためにコウモリが発する超音波をヒトの可聴域に変換するバットディテクターとトレイルカメラの動画を組み合わせて同時に記録できたら面白そうです。(今後の課題) 
獲物を狩る直前に発する超音波と、飲水行動の際の超音波は声紋パターンが違うはずです。
なによりも、超音波の声紋だけでコウモリの種類を同定できるかもしれないという可能性が魅力的です。


シーン1:6/20・午後19:54・気温19℃ 

シーン2:6/20・午後20:48・気温20℃(@0:53) 
池の上を低くぐるぐる回っただけで奥に見える森に飛び去りました。 

新しいトレイルカメラでは気温データも映像の下に表示されるようになりました。
しかし、連続して動画撮影するとカメラ内部の発熱により、気温が急上昇しているように見えるため、気温データの解釈には注意が必要です。 
夜が更けているのに短時間で気温が1〜2℃不自然に上がります。 
昼間の撮影ではこの症状が出ないので、暗視映像のための赤外線投光器が特に高熱を発するようです。 
トレイルカメラをしばらく放置するとすぐに冷めます。 

シーン3:6/20・午後23:05・気温18℃(@1:04) 

シーン4:6/21・午前00:15・気温18℃(@1:13) 

シーン5:6/21・午後20:20・気温19℃(@1:51) 

シーン6:6/23・午後21:24・気温18℃(@2:06) 
池を何周も飛び回った後に、画面右上隅に写っている此岸のスギの枝葉を掠めるようにコウモリが飛び、枝葉が揺れました。(@2:20) 
コウモリの翼がうっかり杉の枝葉に触れてしまったのか、それとも杉の枝葉に止まっていた虫を素早く捕食した可能性もありそうです。 
1/3倍速のスローモーションでリプレイしても、狩りをしたかどうか分かりませんでした。(@2:51) 

シーン7:6/23・午後21:42・気温19℃(@4:49) 
ガガンボや夜蛾などの昆虫が暗闇の水場で飛び回っていますが、コウモリがそれを狙って飛びながら狩りに成功したシーンは今のところ撮れていません。 

シーン8:6/23・午後22:55・気温18℃(@5:12) 

シーン9:6/25・午後19:53・気温19℃(@5:46) 
池の上をコウモリが低空で何度も飛び回ります。 
今回はカメラに近いところで着水してくれました。 
珍しく画面に対して横向きで飛びながら着水するシーンが撮れました。 

シーン10:6/25・午後20:24・気温21℃(@6:50) 

シーン11:6/25・午後21:48・気温20℃(@7:08) 
1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@7:29) 

シーン12:6/25・午後22:16・気温21℃(@8:16) 

シーン13:6/26・午前00:03・気温20℃(@8:33) 
1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@8:49) 

シーン14:6/26・午後20:04・気温21℃(@9:23) 
得体の知れない虫が多数、夜の池で活動しています。 
水面を素早く遊泳したり、空中を飛び回ったりしています。 
小さな尺取虫が池の落枝の上で途方に暮れたように徘徊しています。 
これらはコウモリの獲物として小さ過ぎる(超音波で探知できない?)のか、飛来したコウモリは狩ろうとしていないようです。



2022/07/30

川を渡る飛び石ブロックで飲み食いする2羽のハシボソガラス

 

2022年5月下旬・午後14:55頃・晴れ 

川を渡れるようにコンクリートの大きなブロックが飛び石のように並べてあります。 
少子化が進み、飛び石を渡って遊ぶ子供もめっきり見かけなくなりました。
しかしヒト以外の生き物も飛び石を渡っているようです。

ハシボソガラスa(Corvus corone)が飛び石ブロックのひとつに飛び降りました。 
飛び石ブロックの上で嘴を横に寝かせて、川の流水を一口飲みました。 
喉を潤したカラスは飛び石ブロックをぴょんぴょん跳んで渡り歩き、此岸に向かいます。 

ここで気配を感じた私がカメラを左にパンすると、対岸の飛び石ブロックに別個体のハシボソガラスbが止まっていました。 
何か謎の食物を足で押さえ付け、嘴でついばみ始めました。 
しつこくカメラで撮り続ける私を警戒してカラスbは餌を咥え直し、対岸の遊歩道まで少し飛んで運びました。 
私から充分に離れてようやく落ち着いたのか、食事を再開しました。 
残念ながら何度見直しても採食メニューは不明です。 
なんとなく、何か果実が干からびた物を拾い食いしているのではないか?という気がします。 
外側は白っぽい皮で包まれています。
赤っぽい中身は硬い種子のようで、カラスは食べずに捨てています。 
外側の白い薄皮も剥がして捨てているので、食べるところがあるのか?と心配になります。 
分解して遊んでいるだけなのかな? 
先を急ぐ用事のあった私は、ハシボソガラスが完食するまで見届けられませんでした。(公衆トイレに行きたかったのです。)

その間に最初の個体aはどこかに飛び去ってしまいました。

ランダムに記事を読む