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2022/09/06

昼間の水場に浸かって涼むツキノワグマ【トレイルカメラ】

 

2022年7月上旬・午後15:20・晴れ・気温23℃ 

山中の泉を無人センサーカメラ(トレイルカメラ)で監視していると、白昼堂々とツキノワグマUrsus thibetanus)が水浴していて驚きました。 
おそらく左岸から入水したようです。 

なぜか腫れぼったい目をした個体でした。 
単なる顔貌の個体差なのか、それとも蜂の子を捕食しようとしてまぶたを蜂に刺されたのかな? 
田口洋美『ヤマケイ新書 クマ問題を考える 野生動物生息域拡大期のリテラシー』によると、
・夏期から秋期にはアリやハチ(ジバチ、スズメバチ)の巣を襲って食べる 
・5月下旬〜7月上旬は繁殖期。♂は♀を探して盛んに動き回る。
水深が浅くても、ツキノワグマは気持ち良さそうに半身浴しています。 
池の底に堆積した泥や腐った落ち葉をかき混ぜるとドブ臭いメタンガスが湧き上がっているはずなのに、熊は特に気にしてない様子。 
水場の左岸近くに蠢いている大量のオタマジャクシ(映像公開予定)を捕食するかと思いきや、熊は全く興味を示しませんでした。 
やがて、池の中央に進出して腹を浸しました。 
いかにも気持ち良さそうです。 
「整うわー」
此岸にどんどん近づいて来ます。 
無邪気にトレイルカメラを壊されると困るのですが、突然ツキノワグマは慌てたように身を翻して左岸に上陸し、林道を走り去りました。 
急に逃げ出したのは、隠しカメラの存在に気づいたのでしょうか? 
人工物に嫌悪感を抱いたり、ヒトの残り香に敏感なのかもしれません。 
濡れた毛皮の水気を切る行動は今回も見られませんでした。

熊が居なくなった泉はすっかり泥水になりましたが、冷たい湧き水(地下水)が常に流入しているので、しばらくすると再び澄んできます。 

※ 水浴びの音が聞こえるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


2022/09/05

古池やヒヨドリ飛び込む水の音♪【野鳥:トレイルカメラ】

 

2022年7月上旬・午後18:00頃・晴れ・気温27℃(日の入り時刻は午後19:06) 

トレイルカメラ(無人センサーカメラ)で山中の泉を監視していると、夕方にヒヨドリHypsipetes amaurotis)が水浴びを始めました。 
岸の止まり木(灌木)から飛来して池に着水すると、すぐに止まり木へ舞い戻ります。 
すると夕日が映っていた水面に波紋が広がります。 
ヒヨドリは右から左から続けて水場に飛び込みましたが、同一個体なのか別個体なのか、私には見分けられません。 

1/4倍速のスローモーションでリプレイすると、池に飛び込んだヒヨドリが着水と同時に素早く行水してすぐに飛び去っていることが分かります。(@0:26〜) 
ヒヨドリはなぜ水場でいつもそんなに慌てているのでしょうか? 
独特の短い水浴行動がどうして進化したのか、究極要因が気になります。
水場で捕食者に襲われるかもしれないという警戒心が非常に強いのでしょうか? 
そう言えば、ヒヨドリの飲水行動を私は未だ見たことがありません。

 「古池やひよどり飛び込む水の音」 (字余り)
 ※ 水飛沫の音が聞こえるように、動画編集時に音声を正規化して音量を上げています。

新機種のトレイルカメラを導入したら、前回よりも高画質の動画で記録できました。

2022/08/29

河原で水浴びするハクセキレイ♂【野鳥:HD動画&ハイスピード動画】

 

2022年6月下旬・午後13:05頃・晴れ 

河原の浅瀬でハクセキレイ♂(Motacilla alba lugens)が水浴していました。 
浅瀬に入水して身を屈めると、頭を水に浸けながらバシャバシャと羽ばたいて水を背中にかけています。 
水浴が一段落すると、岩の上に飛び乗って羽繕いし、身震いで羽根の水気を切ります。 

行水シーンを240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:21〜1:36) 
盛んに水飛沫を跳ね上げる水浴シーンはハイスピード動画の格好の被写体です。 
スローモーションで見ると水浴行動の詳細がよく分かります。 
ハクセキレイ♂は頭を水に漬け、尾羽を左右に振りながら翼で背中に水を掛けていました。

最後は上流へ飛び去りました。

2022/08/28

水田すれすれに飛びながら虫を捕り水浴するツバメ(野鳥)

 

2022年6月中旬・午後17:20頃・晴れ
前回の記事:▶ 水田の畦道で巣材の泥を集めるツバメの親鳥(野鳥)

夕方に農村部の水田でツバメHirundo rustica)が高速で低く飛び回っていました。 
おそらく蚊柱などの小さな飛ぶ昆虫を空中で次々に捕食しているのでしょう。 
水面にすばやく着水したので1/5倍速のスローモーションで見直すと、飛びながら水浴していました。 

その田んぼの横を通る車道(舗装路)の端でツバメ3羽の群れが鳴き交わしながら休んでいました。 
ツバメは滅多に地上に着陸しないので、珍しい光景です。 
なんとなく、巣立ったばかりの幼鳥なのかな? 
カメラを向けたらすぐに飛んで逃げてしまいました。 
水田の上を高速で低く飛び去る個体を流し撮り。 
1/5倍速のスローモーションでリプレイ。

2022/07/03

川岸の止まり木を先客から乗っ取るカワウ(冬の野鳥)

 

2021年12月下旬・午後13:30頃・晴れ

雪国では冬になると街中の雪を川に捨てるようになります。 
その雪解け水で川が増水したせいか、岸に並ぶカワウPhalacrocorax carbo hanedae)の止まり木(倒木)が減っていました。(沈んだ? 流出?) 
それでも4羽のカワウが倒木でのんびり羽繕いしたり休んだりしています。 
少し奥に見える2本の長い倒木には雪が積もっていました。 
その長い倒木に晩秋にはカワウが鈴なりに並んでいたのに、積雪期になるとなぜか1羽も止まらなくなりました。
関連記事(1月前の撮影)▶ 昼間と同じ止まり木を塒とするカワウ、夕方に飛び去るカワウ(野鳥)
 
冠雪した斜めの止まり木は不安定で、着地する気になれないのかな? 

川面で遊泳する1羽の個体に注目しました。 
(それまでは潜水漁を繰り返していたようです。) 
何度も嘴を水でゆすいでから、軽く水浴びしました。 
そして下流に向かって助走すると、飛び立ちました。 
低空で飛ぶと滑空し、コロニーの横の川面に着水しました。 
川岸の細い倒木から先客を追い出して川面から飛び乗りました。 
背後から止まり木を乗っ取られた先客は、特に激しく抗議したり喧嘩したりすることもなく、別の止まり木に移動しました。 

すぐにまた別個体のカワウが上流から飛来し、急降下するとコロニーの横の川面に着水しました。 
この個体はカルガモが休んでいた倒木に狙いを定めると、先客を追い払って川面から飛び乗りました。 
もう少し混み合ってくると、川岸の止まり木を巡って小競り合いが勃発しそうです。 

これで川岸に集まったカワウは計6羽になりました。

2022/02/19

池の水を浴びるハイタカ【野鳥:トレイルカメラ】

 

2021年11月中旬・午前8:20頃・晴れ・気温4℃
前回の記事@10月下旬:▶ 里山の池で水を飲み水浴するハイタカ?(野鳥)【トレイルカメラ】

無人センサーカメラ(トレイルカメラ)で監視している山中の水場でハイタカAccipiter nisus)が水浴していました。 
今回はフルカラーで水浴シーンを記録することができました。 

落ち葉が降り積もって浅くなった池の中央部で小型の猛禽が油断なく辺りをキョロキョロと見渡しています。 
やがて警戒を解いて本角的に行水を始めました。 
後半になるとパタパタ♪と水面を打つ羽音が聞こえます。 
今回ハイタカは池の水を飲みませんでした。 

画面の奥に見える林は晴れているものの、水場には朝日が射していません。
水浴後にハイタカが飛び去る瞬間は残念ながら撮れていませんでした。 

2022/02/13

川で水浴中にはしゃぎ回るカルガモ群れの謎(野鳥)

 

2021年11月上旬・午後15:00頃・晴れ
前回の記事:▶ 川で水浴中にはしゃぎ回るオナガガモ♀♂の謎(野鳥)
オナガガモの群れが川で水浴する行動を記録するために、4分以上長撮りしてみると、画面奥に集まっていたカルガモAnas zonorhyncha)の群れも水浴びを繰り返していました。 
ときどき、ただの水浴ではない興奮状態(に見える)の個体がいました。 
何か危険を感じた群れがパニックになって逃げ惑う逃避行動ではありません。 
周囲の個体はのんびり過ごしているからです。 

水浴の前後に急に川面を突進したり、潜水したりしています。 
一旦潜水してから急角度で曲がり(フェイント)、浮上すると別方向へ突進する個体もいました。(画面左上隅から登場@0:40) 
1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@1:06〜) 

元気があり余っている個体がはしゃいでやる水浴行動のバリエーションなのでしょうか? 
川面が混み合ってくると、もっと空いた場所で水浴したくて移動するのかな? 
なんとなく私は異性にアピールする誇示行動ではないかと予想しているのですけど、カルガモの性別を外見で見分けられないので解釈が難しいです。 

証拠映像を撮るのが難しいだけで、実はよくあることなのでしょうか? 
まさかとは思いますが、もしも水鳥の興奮状態が異常行動だとすると、川の深刻な水質汚染を疑ってしまいます。 


 

↑【おまけの動画】 
謎の行動は前後の文脈に意味があるかもしれないので、4分強(4:18)長撮りした映像素材をブログ限定で公開しておきます。 

2022/02/12

池の水を飲み水浴するルリビタキ♀の群れ#2【野鳥:トレイルカメラ】

前回の記事@10月下旬:▶ 池の水を飲み水浴するルリビタキ♀の群れ【野鳥:トレイルカメラ】

2021年11月上旬 

里山の水場でルリビタキ♀(Tarsiger cyanurus)の群れが水を飲んだり浴びたりするために繰り返し訪れていました。 
無人センサーカメラ(トレイルカメラ)が4日連続で撮った動画をまとめました。 
池に来る時間帯は午後(薄暗い夕方)が多いですが、一度だけ朝に行水していました。 
2羽のルリビタキ♀が同時に写っていることがありました。 
瑠璃色の♂が滅多に写らずに地味な♀ばかりなのは、性比が極端に偏っているのではなく、若鳥♂が♀と外見で区別できないためかもしれません。
(ルリビタキの)♂はきれいな瑠璃色になるが、4年ほどかかるようだ。♀や若鳥は(中略)褐色だ。(山形新聞社『やまがた野鳥図鑑』p98より引用)

2022/02/10

川で水浴中にはしゃぎ回るオナガガモ♀♂の謎(野鳥)

 

2021年11月上旬・午後15:00頃・晴れ 

晴れた午後の川面でオナガガモ♂(Anas acuta)の群れが水浴びを繰り返しています。 
水浴中に謎の大騒ぎがときどき勃発します。 

川面で水浴していた5、6羽の♂が、なぜか連鎖反応式に飛び立ちました。 
何か危険を感じた群れがパニックになって逃げ惑う逃避行動ではありません。
他の個体は周囲でのんびり過ごしているからです。 
川面から飛び立ったオナガガモはごく短い距離を飛んだだけで、すぐに着水します。 
いきなり潜水する個体がいたり、浮上直後にそのまま飛び去る個体もいました。 
飛ぶ方向は特に決まっていないようです。 
ほとんどが川の上流へ向かって(カメラに向かって)飛びましたが、逆に向かって飛ぶ個体もいました。 

1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると、何やらコミカルに見えます。 
この騒ぎは、♀へアピールするディスプレイ(集団誇示行動)なのでしょうか? 
突発的な事件への反射神経を競い合ったり、避難訓練なのかもしれません。 
元気があり余っているオナガガガモが気分良くはしゃいでいるだけかな? 
川面が混み合ってくると、もっと空いた場所で水浴したくて移動するのかな? 

水浴中の突発的な誇示行動?は次にいつどこで起きるか予測できません。 
オナガガモの群れの水浴シーンを引きの絵で愚直に長撮りしたら、なかなか見応えがある面白い映像が何度か撮れました。 
もっと長い時間、撮影しても良かったですね。 

3羽の♀が中州を離れて川面を遊泳し始めると、取り巻きの♂が追従します。(囲い込み)(@1:25) 
1羽の♂が近くの♀に求愛の「げっぷ」を披露しました。(@1:42) 
取り巻きの♂のうちの1羽が川から飛び立つ口火を切り、その後は騒ぎが連鎖反応で広がります。 
例えば♂に囲い込みされた♀が煩わしい取り巻きの♂を振り切るために(あるいは優秀な♂を選ぶために)飛び立つのなら理解できるのですが、そうでもなさそうです。 

地味な♀も水浴中に不思議な突進行動をしました。 
手前の此岸付近で羽繕いしていた♀個体が水浴開始のように潜水したかと思いきや、急に右へ突進しました。 (@2:00)
つづいて潜水してきた♀(エクリプス羽から生殖羽に換羽中の♂かも?)が川面に浮上すると、そのまま下流へ飛び出しました。 
短く飛んで着水すると、すぐに急角度で向きを変えて別の方向へ飛び出しました。 

同じカモ科であるコハクチョウの群れも水浴中にはしゃいでいたのも、何か共通の理由があるのでしょうか?
▼関連記事(同日に撮影) 水浴中に川面で互いに突進し合うコハクチョウの謎【野鳥:ハイスピード動画】
まさかとは思いますが、もしも水鳥の興奮状態が異常行動だとすると、川の深刻な水質汚染を疑わないといけません。

 

 ↑【おまけの動画】 
4分強(4:18)長撮りした素材をブログ限定で公開しておきます。

2022/02/07

川で水浴・羽繕いするオナガガモ♂【野鳥:HD動画&ハイスピード動画】

 

2021年11月上旬・午後14:10頃・晴れ
前回の記事:▶ 川の水を浴び羽繕いするオナガガモ♀(野鳥)
よく晴れた午後に川のあちこちでオナガガモAnas acuta)の群れが次々と水浴を始めました。 
どの個体を撮るべきか目移りしてしまいます。 
今回の動画は♂の水浴シーンをまとめてみました。 

水浴びに続けて羽根の水気を切り、次に羽繕いを行います。 
それを1セットとして何度も繰り返します。 
 羽繕いで抜け落ちた羽毛が水面に流されて行きます。(@0:30) 
水浴の合間に小声で鳴くことがありました。 
激しく水飛沫を上げながら翼を水面に叩きつけ、後半は上半身を上に伸ばしました。 
頭を水中に突っ込み、次に頭を上げると左右に振ります。 
その間は翼で水面を叩き続けています。 
立ち泳ぎしながら激しく羽ばたき、羽根の水気を切ります。 
ようやく落ち着くと、川面で尾羽を左右に振り振りしています。 

オナガガモ♂の行水を240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@2:47〜) 
この個体は、♂エクリプス羽から生殖羽に移行中の個体だと思います。 
水浴後は立ち(泳ぎし)ながら激しく羽ばたいて伸び上がり、羽根の水気を切ります。 
水浴が一通り終わるといつも尾羽を左右に振るのがなんとも可愛らしいです。 

最後は♂エクリプスの水浴シーンのハイスピード動画です。(@7:27〜) 
以前の私なら、この個体は♀と見なしていました。 
決定版『日本のカモ識別図鑑』とじっくり見比べると、エクリプス羽の♂と判明しました。 
この図鑑は副題に「日本産カモの全羽衣をイラストと写真で詳述」とあるように、私でもかなり細かく見分けられるようになりました。 
それと同時に、カモ観察の奥深さが分かってきました。 
今後オナガガモの行動の解釈が捗りそうです。 

他には、♂幼羽から第1回生殖羽に移行中の個体も混じっています。
越冬のために渡来した直後のオナガガモには様々なステージの個体が混在しているのです。
 

2022/02/05

川の水を浴び羽繕いするオナガガモ♀(野鳥)

 

2021年11月上旬・午後14:30頃・晴れ 

久しぶりに川にやって来ると、冬鳥のオナガガモ♀♂(Anas acuta)が越冬のために渡来していました。 
各自が川面で水浴を始めました。 
今回は♀に注目します。 
(オナガガモ♂の水浴動画は別にまとめました。映像公開予定) 
川面で水浴と羽繕いを交互に繰り返しています。 
なぜか♀の水浴シーンがなかなか撮れず、苦労しました。 
群れの中で♀の個体数が♂よりも少ないのか、それとも♀の方が♂よりも警戒心が強く、私の近くに寄って来ないのかもしれません。 

他には比較的少数のカルガモも水浴していましたが、ここではオナガガモの方が優占種です。 


2022/02/03

水浴中に川面で互いに突進し合うコハクチョウの謎【野鳥:ハイスピード動画】

 

2021年11月上旬・午後14:50頃・晴れ
前回の記事:▶ 川の浅瀬で盛大に水浴するコハクチョウの群れ【野鳥:HD動画&ハイスピード動画】

浅い川で水浴するコハクチョウCygnus columbianus bewickii)の小群(成鳥5羽+若鳥1羽)を240-fpsのハイスピード動画でも撮っていたら、興味深い行動が撮れていました。 

シーン1:(@0:00〜) 
水中に体を横倒しにして水浴びを始めた幼鳥(嘴がピンク色)が体勢を立て直すと、急に川面を突進し始めました。 
左右の翼を同時に羽ばたきながら川面を走るのは、離陸前の助走と似ています。 
幼鳥は画角の外に出てしまったのですが、私が慌てて流し撮りすると、いつの間にか成鳥(嘴が黒と黄色)も幼鳥と少し並走してから立ち止まりました。 
水浴中の群れに近づいた外敵を追い払うために、2羽が協力して威嚇したのでしょうか? 
ハイスピード動画の撮影中はレンズをズームアウトできないために、肝心の相手(追い払った仮想敵)が写っていません。 
一体何が起きたのか、恥ずかしながら私も今となっては覚えていません。
もしも異種間の興味深い小競り合いが勃発したのであれば、きっと私は野帳に記録したり、音声メモを動画に吹き込んだりしたはずです。 
もしかすると、水浴中の幼鳥が隣りにいた成鳥の機嫌を損ねて追いかけられたのかもしれません。 
幼鳥に追いついても成鳥は嘴でつつくなどの直接的な攻撃を加えませんでした。 

羽ばたきながら川面を凄い剣幕で突進。 

シーン2:(@0:45〜) 
騒動のきっかけは、またもや幼鳥の水浴から始まります。 
自分で川の中に横倒しにひっくり返り、もがくように水浴びをしています。 
起き上がると左右の翼を同時に羽ばたいて水面に打ち付けながら走り回ります。 
今回は直線的な突進ではなく、左に旋回しながら川面を走ります。 
元気の有り余っている幼鳥が、水浴のついでにはしゃいでいるのかな? 
それを隣で見ていた成鳥が、同じく激しく羽ばたきながら水面を走って幼鳥を追いかけ始めました。 
更にもう1羽の成鳥も同様に駆け寄ってきました。 
川ではしゃぐ若鳥を成鳥たちがたしなめているのか…?とどうしても擬人化してしまいます。 
それとも、川面が少し混み合っているので、自分が水浴するためのスペースを確保したいのでしょうか? 
コハクチョウの群れ内で互いに威嚇し合っているのか、何か攻撃的な誇示行動(ディスプレイ)のような気がしてきました。 
群れ内の順位を決める争いがあるのですかね? 
白鳥の性別を私は見分けられないのですけど、♂が激しく走り回って♀の気を引こうと必死でアピールしているのかもしれません。(求愛誇示?)
擬人化すると、男子が合コンを盛り上げようとしてやる団体芸のようなものなのかな?
夕方の水浴タイムが終わると、コハクチョウの群れ内での小競り合い(?)は見られなくなりました。 

 手元にあるハクチョウ関連の資料を読み返してみても、似たような行動の記述は見当たりません。
 毎日次々とオオハクチョウが越冬地に到着する頃には、家族同士でけたたましい口論が繰り返され、時には派手なけんかもする。勢力の強さは主に餌を採る権利と結びついているようである。けんかはふつう数分間つづき、翼の“手首”で相手を叩いたり、相手の肩をかんだりする。その間、幼鳥たちやほかのグループのハクチョウは喧しくはやし立てる。負けたほうはおとなしく退散するので、相手を傷つけるようなことはめったにない。日が経つにつれて順位が確立され、いさかいは少なくなる。概して、そのシーズンに早く到着した大家族がトップの座を占めることが多い。(嵯峨悌二『白鳥 (クォークスペシャル)』p91より引用)
喧嘩中の写真が載ってないので文章から想像するしかないのですが、私が今回観察した行動とは違うようです。 
今回のコハクチョウでは、相手を叩いたり噛んだりする直接的な攻撃は見られませんでした。
▼関連記事(7か月前の撮影) 
早朝の川で激しく争うコハクチョウの群れ(早春の野鳥)

2022/02/01

川の浅瀬で盛大に水浴するコハクチョウの群れ【野鳥:HD動画&ハイスピード動画】

 

2021年11月上旬・午後15:00頃・晴れ 

冬鳥のコハクチョウCygnus columbianus bewickii)が越冬のために日本の川に渡来しました。 
昼間から中洲付近の浅瀬に計6羽の小群が集まっています。 
嘴がピンク色で羽色が汚れて見える若鳥が1羽混じっていて、残りの5羽は成鳥です。 

川面で水飛沫を上げて盛大に水浴びを始めました。 
自ら体を横倒しにして片方の翼で左右非対称に羽ばたくので、初めは溺れているのかと心配しました。 
ときには水中で体をねじって両足を水面の上に出し、下半身だけ逆立ちの体勢になることもありました。 
川の中でひっくり返ってもがいているように見えます。 
経験不足な若鳥だけでなく、成鳥も同じように無様な水浴を繰り返しています。 
まさか大袈裟な偽傷行動だったりして…? 
しばらく観察していると、どうやらコハクチョウは水深の浅い川で水浴する方法を編み出したようです。 
むしろ遊びのように楽しんでいるようにも見えます。 
どうして伸び伸びと水浴できるぐらい水が深いところに行かないのか、不思議です。 
この群れは正常に飛べることを後に確認したので、片方の翼が折れたりしている訳ではありません。

長い首を水中につっこんで頭から水をかぶり、ひっくり返ると翼を激しく動かして全身に水をかけます。 
水浴が一段落すると、背伸びをしながら左右の翼を大きく広げてバサバサと激しく羽ばたき、濡れた羽根の水気を切ります。 
水浴直後に翼をバサバサしている成鳥から白い羽毛が抜け落ちました。(@x:xx) 
翼を畳むと尾羽を左右に振り振りします。 
長い首を曲げて嘴で羽根を整えます。 
羽繕いと水浴を交互に何度も繰り返しています。 
若鳥が水浴の合間にガー♪と鳴きました。(@x:xx) 

白鳥の水浴シーンを初めて240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@2:08〜) 
よく晴れていて光量も強く、絶好のハイスピード動画撮影日和でした。 
大型の水鳥が水飛沫を盛大に跳ね上げて行水する様子は壮観です。 




【追記】
世界文化社 しぜんのせかい10『はくちょう』という古い児童書を見返すと、
ひっくりかえって みずあび
とキャプションの付いた写真が掲載されていました。(p17)
水浴びも小鳥とは違い大柄ですから見事です。羽で水をたたきづけるように水浴びをします。でんぐりがえって背面水浴もします。 (p19より引用)

背面水浴は別に珍しい行動ではなかったようです。

ハクチョウは浮力が大きくて水中に潜れないのだそうです。 


2022/01/31

夕方の池で水浴するルリビタキ♂【野鳥:トレイルカメラ】

 

2021年11月上旬・午後16:30頃・気温7℃(日没時刻は午後16:36) 

山中の水場に仕込んだトレイルカメラ(無人センサーカメラ)で遂に憧れの「幸せの青い鳥」ルリビタキ♂(Tarsiger cyanurus)が撮れていました。 
これまでルリビタキは地味な♀ばかり撮れていたのですが、ようやく♂も撮れて感無量です。 
▼関連記事

秋も深まり、周囲の雑木林からの大量の落ち葉で浅い池の水面はほとんど埋め尽くされています。 
日没直前の薄暗い池の浅い所でルリビタキ♂が短時間で水浴を済ませると、さっと飛び去ってしまいました。 
あまりにも短い映像なので、1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 

実はこの7分後、ルリビタキの♀も水浴にやって来ました。 
つづく→ 

高木清和『フィールドのための野鳥図鑑:野山の鳥』によれば、
ルリビタキ♂が溜池で水浴び。いち日に数回浴びにくる 8月上旬(p79より引用)
暑い夏になれば、この水場でもルリビタキ♂の水浴回数が増えるのでしょうか。

2022/01/28

水場で水浴するシロハラ?3羽の群れ【野鳥:トレイルカメラ】

 

2021年10月下旬・午前10:10頃・気温11℃ 

見慣れない地味な鳥の小群が山中の水場で水浴していました。 
冬鳥のシロハラTurdus pallidus)ですかね? 
もし間違っていたら、ご指摘願います。 
トレイルカメラ(無人センサーカメラ)を写真+動画モードに設定しておいたおかげで、動画をフルカラーで記録できるようになりました。
しかし、それと引き換えに、肝心の動画撮影開始まで数秒の遅延が生じます。 
その間に手前の此岸付近で水浴びしていた個体はすぐに右上へ飛び去ってしまいました。 
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 
対岸近くの左岸で水浴していた別個体は左上へ飛び去りました。 
画角の右外の水面で更に別個体が水浴を始めたようで、波紋が池に広がります。 
最後に画面左上からまた別の個体が登場するも、録画終了で尻切れトンボ。 
3〜4羽の小さな群れ(少なくとも2羽以上)に見えたのですが、重複があるかもしれません。

シロハラはひっそりとした暗い場所を好み、非常に臆病らしく、私は自分の目で見つけたことが未だありません。
トレイルカメラという文明の利器でようやく存在を知りました。


2022/01/24

池の水を飲み水浴するルリビタキ♀の群れ【野鳥:トレイルカメラ】

 

2021年10月下旬・ 

里山の水場に設置した無人センサーカメラ(トレイルカメラ)にまた新たに見慣れない地味な鳥の群れが2日連続で写っていました。 
これはルリビタキ♀(Tarsiger cyanurus)ですかね? 
あまり自信がないので、もし間違っていたらご指摘願います。 
地味な♀ばかりで瑠璃色の♂が登場しないのは、若鳥も混じっているから? 
晩秋で落ち葉が降り積もり、此岸がカメラの死角になってしまいました。 

シーン1: 10/30 午後13:20・気温12℃ 
画面右下の浅い岸辺で水を一口飲んだだけで、すぐに飛び去りました。 
トレイルカメラの存在を警戒しているのでしょうか? 
シーン2: 10/30 午後16:24・気温9℃ 
薄暗い夕方でもなんとかぎりぎり、フルカラー映像で撮れています。 
気温が10℃を切り、かなり冷え込んできました。 
今度は画面の左下にルリビタキ♀?が登場しました。 
浅い池に入ると水を一口飲みました。 
次は目の前にある落枝を何度も啄みました。 
水面に浮かぶ落枝をピョンピョンと伝って池の中央部までに来ると、本格的に水浴びを始めました。 
頭を下げて水に浸しながら素早く羽ばたいて水を跳ね上げています。 
日頃の手入れが行き届いた(油を塗った)羽根は水を全て弾いてしまい、水浴しても濡れません。 
すっきりしたルリビタキ♀は右上へ飛び去りました。 
羽繕いは池の外(樹上?)で行なうようです。
シーン3:10/31 午前9:26・気温7℃ 
今回は初めから画面中央で水に入っています。 
何かに驚いたようで、水浴を始めてすぐに飛び去ってしまいました。 
まさか水温が冷たいせいで短い水浴にしたとは思えません。 
シーン4:10/31 午前10:09・気温7℃ 
この茶色っぽい(焦げ茶色)個体がルリビタキ♀かどうか、特に自信がありません。(@1:52〜  下の写真も) 
まさかカワガラスですかね??  シロハラ?
2、3羽の小群が水場を訪れて、あちこち場所を変えながら水浴しています。 
後半に対岸で水浴する3羽はルリビタキ♀っぽく見えます。
互いに離れて同時に水浴するのは、群れで協力して四方八方を警戒するためでしょうか。 

最後の最後にシジュウカラ?が左から飛来したのに、録画終了で尻切れトンボに終わりました。






2022/01/22

池に飛び込み一瞬の水浴を繰り返すヒヨドリ(野鳥)【トレイルカメラ】

 

2021年10月下旬・午後12:45頃・気温13℃ 

山中の水場を監視していたトレイルカメラ(無人センサーカメラ)にヒヨドリHypsipetes amaurotis)の水浴シーンが撮れていました。 
浅い池の中央で落枝に乗ると、お辞儀をして水を飲みました。 
急に飛び立つとすぐ眼の前の水面に飛び込み、一瞬水浴しただけで飛び去りました。 
何かに警戒して逃げたのでしょうか? 

ヒヨドリが居なくなると、次は見慣れない小鳥が水場に飛来しました。(@0:20) 
これはコゲラDendrocopos kizuki)ですかね? 
もし間違っていたらご指摘願います。 
ところが水を一口飲んだだけで、コゲラはヒヨドリに追い払われるように逃げて行きました。 
【追記】コゲラではなく、マヒワ♀かもしれません。

そのヒヨドリは、今度は右岸付近の水面に飛び込みました。 
またもや短時間の水浴をしただけで、すぐに飛び去りました。 
「カラスの行水」よりもせっかちな早業です。 
その後もおそらく同一個体と思われるヒヨドリが同じ場所(右岸付近の水面)で飛び込み水浴をもう2回繰り返しました。 

ヒヨドリの飛び込みシーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみましょう。(@1:00〜) 
アメンボなど水面の獲物を狙って捕食したのではなく、明らかに水浴行動を繰り返しています。 
ヒヨドリが落ち着き無く短い水浴を繰り返すのは、てっきりトレイルカメラが発する微かな電子ノイズを警戒しているのかと初めは思いました。 
しかし、過去の水浴映像を見直してみると、これがヒヨドリに特有の水浴行動なのだと分かりました。
短い水浴行動が進化したということは、ヒヨドリの祖先が水辺で待ち伏せしている天敵(捕食者)に繰り返し襲われた過去があるのかな?
関連記事(3、7年前の撮影)▶  
川で水浴びするヒヨドリの群れ(野鳥) 
川岸で水浴びするヒヨドリとハクセキレイ♂(野鳥)

【参考サイト】 
ヒヨドリの水浴び
午後から陽射しが出てきましたので、ヒヨドリが水浴びをしていました。 ヒヨドリの水浴びは他の小鳥と違い、カワセミの様に木の枝等からダイビングして行い、直ぐ上がってきますので、所謂、カラスの行水より短いが、これを何遍も繰り返します。(引用)
・ヒヨドリスト ~ヒヨドリの雛 保護観察レポート~ レポート27 ヒヨドリの行水



つづく(1年後に新機種カメラで高画質)→古池やヒヨドリ飛び込む水の音♪【野鳥:トレイルカメラ】

 
この動画を拝見すると、ヒヨドリの水浴時間が短いのは生まれつきだと判明しました。 


私の使っているトレイルカメラは明るい昼間でもなぜか暗視モードになってしまい、困っていたのですが、遂にフルカラーで動画を撮れるようになりました。 (祝!)
これまでは動画モードに設定していたのを試しに写真+動画モードに切り替えたら、あっさり解決しました。 
そんなことはカメラの取り扱い説明書にも書いてないので、制御プログラムのバグだと思います。 
写真+動画モードだと、センサーが熱源を動体検知したら写真を1枚撮ってから動画撮影が始まります。 
動画を撮り始めるまでどうしても若干のタイムロスがあるのですが、気温や月齢を写真で取得できるようになりました。

2022/01/20

山中の池で飲水・水浴・採食するシロハラ?(野鳥)【トレイルカメラ】

 

2021年10月下旬・午前11:26〜午後16:30

里山の水場を監視している無人センサーカメラ(トレイルカメラ)で見慣れない野鳥が撮れていました。 
同じ日に繰り返し何度も登場しました。 
おそらく冬鳥のシロハラTurdus pallidus)ではないか?と思うのですが、どうでしょうか。
間違っていたら(別種の鳥の映像が混じっていたら)ご指摘願います。 
『やまがた野鳥図鑑』p160によると、県内でシロハラは10月中旬から見られるそうです。 
ほとんど白黒の映像なので、鳥の色が分からず同定の難易度が上がってしまっています。 (私の設定ミス? トレイルカメラの制御ブログラムのバグ?)

シーン1:午前11:26 
カメラのレンズに水滴が付着したのか、肝心の画面の中央部がぼやけています。 
冒頭から鳥が至近距離のカメラ目線で登場しました。 
此岸の崖を降りて水際まで降りると、池の中に入りました。 
水深が浅いので小鳥でも立てます。 
少し水を飲んだようです。(目の前の虫を啄んだ?) 
すぐに飛び去ってしまいました。 

シーン2:午前11:31 
左岸近くの浅瀬で水浴しています。 
別個体が飛来し右奥の林道に着陸しました。 
小雨がポツポツ降っていて、水面に波紋が広がります。 
右から別個体が飛来し、池の落枝に着陸しました。 
ところが水浴せずに辺りをキョロキョロ見回しています。 
左岸で水浴していた個体は入れ替わるように飛び去りました。 

シーン3:午後14:15 
レンズに付着していた水滴が乾いたようで、視界が晴れました。 
画面の右下隅で水浴を開始。 
少なくとも2羽が水場を訪れています。 
右岸でシロハラ?が嘴で払い除けた落ち葉が池に落ちました。 
落ち葉をめくって下に隠れた虫を探しているのでしょう。(探餌行動) 
飛んで右岸から左岸に移動すると入水し、水際をつついて歩きます。

シーン4:午後14:17 
つづき 左岸の水際で採食活動を続けています。 
嘴で落ち葉をめくって虫探し。 

シーン5:午後14:32 
画面の左下隅に登場したものの、左上に飛び上がって消えました。 

シーン6:午後15:46 
手前の水面の落枝を慎重に伝い歩いて右へいどうすると、ようやく入水。 
浅い所で軽く水浴・飲水。 
ようやく警戒を解いて本格的に水を浴び始めたのに録画終了(尻切れトンボ)。 

シーン7:午後16:27 
左岸の浅瀬で行水していました。 
水浴を繰り返しながら少しずつ深いところへ進みました。 
水浴後は左岸から池の上に張り出したミズナラの横枝に止まり、羽繕いしてるようです。(画角のギリギリ外) 

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 
明るい昼間に撮れた動画なのに、なぜか赤外線の暗視モードになっています。 
画面全体がピンク色に点滅する目障りな症状が出るので、自動色調補正しました。 
画面奥の森の緑色だけが薄っすらと復活しています。 

実はもう1台の別なトレイルカメラを設置し、逆のアングルから池畔を狙いました。 
以下の写真はその別カメラで同じ日に撮れたシロハラ?の静止画です。 
動画を撮ったメインカメラが発する赤外線に反応して、最後の写真は白飛びしてしまっています。 
シロハラ?は池畔の崖で周囲の安全を確認してから水場に降り立つようです。 
写真+動画モードで記録すると、肝心の動画撮影を始めるまで遅延が生じてしまうのですけど、写真に気温と月齢が記録されるメリットがあります。 
(動画モードにすると気温と月齢が記録されない原因が分からず、困っています。)

2022/01/17

里山の池で水を飲み水浴するハイタカ?(野鳥)【トレイルカメラ】

 

2021年10月下旬・午前11:00頃・晴れ 

トレイルカメラ(無人センサーカメラ)で監視している里山の水場に珍しく猛禽が登場しました。 
明るい昼間のはずなのに、カメラの設定ミスで暗視モードの白黒映像になってしまったのが残念です。 
おそらくハイタカAccipiter nisus)ではないか?と思うのですが、どうでしょうか。 
カッコウと迷ったのですが、この時期に夏鳥はもう渡去して居ないでしょうし、尾羽の横縞模様が違います。 

浅い池の中央で辺りを警戒しながら水を飲んでいました。 
やがて水浴を始めました。 
翼を羽ばたかせながら頭を水中に何度も浸しています。 
しかし手入れの行き届いた羽毛は水をすぐに弾いてしまいます。 
その後も飲水と行水を繰り返しています。 
カメラの設定で1分30秒で録画が終了してしまいます。 
ハイタカ?が水場から飛び去るまで見届けられず残念。 

ところが、数分後におそらく同一個体と思われるハイタカが水場に戻って来ました。 
♀♂つがいの可能性もありますかね? 
今度は場所を変え、左岸付近の浅瀬で水浴を開始。 
ときどき水浴を中断し、池の中でじっと辺りを警戒しています。 
断続的に水浴びを繰り返しました。
パタパタ、パシャパシャと翼を羽ばたいて水飛沫を上げる音が聞こえます。 
水浴の合間に、浅い池の中で羽繕いを始めました。
胸の羽毛を嘴で軽く整えています。 
その後も再び同じ所で水浴をやり直しました。 

結局、ハイタカが水場から飛び立つ様子を見届けられませんでした。 
尻切れトンボの映像で残念です。 

ハイタカがこれほど水浴好きとは知りませんでした。 
もしかすると狩りの直後で獲物の返り血を浴びていたのかな? 

※ 画面全体が不自然なピンク色に点滅する症状が煩わしいので、動画編集時に自動色調補正を施しています。 
画面奥に見える森の緑色だけがほんのりと復活しています。 


2022/01/04

山中の水場で水浴するカケス(野鳥)【トレイルカメラ】

 

2021年10月上旬・午後16:00頃・くもり(日の入り時刻は午後17:10) 

山中の水場にトレイルカメラ(無人センサーカメラ)を設置しようと思ったきっかけは、私が横を通りかかった際に数羽のカケスGarrulus glandarius)がけたたましく鳴きながら水場から飛び去ったのを見かけたからです。 
野鳥の水浴シーンが撮れそうだと期待して、水場に監視カメラを据えました。 
カケスはとにかく警戒心が強くて、私が普通にカメラを構えても自然な行動を滅多に撮らせてくれません。 
カラス科のカケスは賢いので、私がブラインドに隠れて隠し撮りしようとしてもすぐに見破られそうです。 
トレイルカメラのおかげで、カケスがリラックスして水浴するシーンを初めて撮ることができました。 
ジャージャー♪という耳障りな警戒声を発しないカケスの姿は新鮮です。 

未だ日の入り前の午後なのに、鬱蒼とした雑木林の山中は一日中薄暗いのか、暗視モードで記録されていました。 
画面全体がピンクで不自然な色調の映像をモノクロに加工しました。 

雨が上がっても水場の水量は安定していて、さほど増していませんでした。 
画面右の岸辺で1羽のカケスが水浴びしていました。 
翼で跳ね上げるパシャパシャ♪という水音が聞こえます。 
水浴を中断すると、岸から池の上に張り出した細い枝に飛び乗りました。 
翼を軽く震わせ、横枝に嘴を擦りつけました。 
画面奥の対岸に飛び降りると、さっきとは別の浅瀬で水浴を再開。 

姿がよく見えないのですが、どうやら周囲の樹上にもう1羽のカケスも来ているようです。 
夕方の行水を済ませたカケスは水場から飛び立つと、画面右から池の上に張り出している枯れ木の先に止まり直しました。 
ぴょんぴょん跳んで枯れ木を登り、画角の外に消えました。 
水浴後の羽繕いをしたかどうか不明です。 
最後は、枯れ木から画面の奥の森に向かって飛び、樹上に止まり直しました。 

※ 動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。


関連記事(1年後に新機種を使い高画質のフルカラーで撮影)▶ 山中の池で水浴するカケス【野鳥:トレイルカメラ】

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