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2018/10/16

クリの樹洞に営巣したニホンミツバチ♀



2018年7月下旬

農村部の庭に植えられたクリ(栗)の大木の周囲を多数の蜂がひっきりなしに飛び交っていました。
大木の根本に雑草が生い茂っていてよく見えませんが、藪の隙間からそっと覗くと、どうやらニホンミツバチApis cerana japonica)の巣があるらしいと分かりました。
おそらく樹洞の中で営巣していると思われますが、防護服がないので下手に近づけません。
幹の下部を多数のワーカー♀がウロウロしています。
スズメバチが巣を襲っているときのような振身威嚇行動はしていませんでした。
採餌に出かける個体と帰巣する個体が飛び交っています。
栗の枝には未だ青いイガが実っていました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

防護服を持っていなくてもちょっとした秘策があるので、定点観察に通ってみることにします。

つづく→ニホンミツバチの巣がある樹洞を深夜に観察【暗視映像】


ニホンミツバチ♀群れ@巣口:クリ樹洞
ニホンミツバチ♀群れ@巣口:クリ樹洞

2018/10/12

コナラの樹液酒場で交尾するヨツボシケシキスイ♀♂と群がるムネアカオオアリ♀



2018年7月中旬・午後17:50

里山の林道を登っていると、発酵した樹液の濃密な匂いが漂ってきました。
帰路の下山中にも同じ場所で樹液臭がします。
辺りを見回すとスギが多くてそれ以外の樹種は少ないので、樹液臭の元を頑張って探してみることに。
すると案の定、林道の横の崖を少し登った所に生えているコナラの幹に樹液が滲んでいました。

薄暗くなってきた夕方の雑木林で、ムネアカオオアリCamponotus obscuripes)のワーカー♀が5匹、コナラの樹液に群がっていました。
甘い樹液を飲み過ぎてアリの腹部の節間膜が伸び切っています。

アリの他には交尾中のヨツボシケシキスイLibrodor japonicus)♀♂ペアが居ました。
樹液を吸汁している♀の背後から♂がマウントして交尾しています。

ストロボを焚いて撮った写真を見返すと、ヨツボシケシキスイ以外にも、とても小さい謎の甲虫も何匹か樹液に来ていました。
マクロレンズで接写する気になれないほど薄暗かったので、そちらは追求せずにスルーしてしまいました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


ヨツボシケシキスイ♀♂交尾+ムネアカオオアリ♀5群れ@@コナラ樹液酒場
ヨツボシケシキスイ♀♂交尾+ムネアカオオアリ♀5群れ@@コナラ樹液酒場

コナラ葉裏(ミズナラと異なり葉柄が長い)

動画撮影後にヨツボシケシキスイの♀♂ペアを採集しました。
容器内で離れた際に、♂の伸ばした長い交尾器が見えました。
以下は標本の写真。

2018/10/11

アカメガシワ雌株の花蜜を吸いに集まるクマバチ♀



2018年7月下旬

街中の庭に植栽された高木に見慣れない不思議な花が咲いていて、多数のキムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)が訪花して賑やかに飛び回っていました。
どの個体を撮るべきか、目移りしてしまいます。
この日は望遠レンズを持ってきていなかったのが悔やまれます。

帰ってから樹種を調べると、どうやらアカメガシワのようです。
赤い葉柄が目を引きました。
花がほとんど散りかけの状態だと後に分かったのですが、そのせいで名前を調べるのに苦労しました。

訪花するクマバチ♀のどの個体を見ても後脚の花粉籠は空荷でした。
アカメガシワは雌雄異株で花弁が無いとのこと。
この木は雌株なので、花粉を出さない雌花しか咲きません。

クマバチ♀以外にも黒い小型の蜂が高速で飛び交っていたのですが、動きがあまりにも速過ぎて撮影中の私は気づきませんでした。
それでも撮れた動画をスロー再生すると、オオハキリバチ♂かもしれません。

おそらく花蜜が目当てというよりも、交尾相手を待ち伏せして探雌飛翔していたのでしょう。
来季はアカメガシワ雌花の咲き初めから定点観察して、訪花昆虫をしっかり観察するつもりです。
(秋になると実がなったので、どこか近くに雄株の木がありそうです。)

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


クマバチ♀@アカメガシワ訪花吸蜜
クマバチ♀@アカメガシワ訪花吸蜜
クマバチ♀@アカメガシワ訪花吸蜜
クマバチ♀@アカメガシワ訪花吸蜜
クマバチ♀@アカメガシワ訪花吸蜜

アカメガシワ
アカメガシワ
アカメガシワ雌花
アカメガシワ葉
アカメガシワ葉
アカメガシワ葉
アカメガシワ幹

2018/10/10

オオアワダチソウの花蜜を吸うカタグロチビドロバチ



2018年7月中旬

山麓の畑の隅に咲いたオオアワダチソウの群落でおそらくカタグロチビドロバチStenodynerus chinensis)と思われる小型の狩蜂が訪花していました。
性別は不明です(見分け方が分かりません)。
ちょっと吸蜜するとすぐに飛び去ってしまいました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


2018/10/09

ツルマサキの花蜜を吸うエントツドロバチ♀



2018年7月下旬

街中の神社の境内で神木(樹種不明:杉ではない針葉樹)に常緑の蔓植物ツルマサキが絡みついて、ホストの幹よりも太く育っていました。
巻きつかれたホストの木は横枝を過度に剪定されたこともあり枯死してしまい、今や全体がツルマサキに覆われるように乗っ取られてしまいました。(ツルマサキに絞め殺された後で邪魔な枝を切り落としたのかも)

そのツルマサキに地味な花が咲くと、エントツドロバチ♀(別名オオカバフスジドロバチ;Orancistrocerus drewseni)が訪花・吸蜜していました。

他の狩蜂も訪花していたのですが、動きが素早くて撮り損ねてしまいました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


エントツドロバチ♀@ツルマサキ訪花吸蜜

ツルマサキ花
ツルマサキ花
ツルマサキ花@蔓根元

2018/10/05

肉団子を作るセグロアシナガバチ♀?



2018年7月中旬

湿地帯に生えた柳(樹種不明)の灌木の虫食い(食痕)だらけの葉で、おそらくセグロアシナガバチPolistes jokahamae)と思われるアシナガバチのワーカー♀を発見。
葉に付着したアブラムシの甘露を舐めているのかと思いきや、肉団子を丸めていました。
柳の葉を食い荒らした何かの幼虫を狩った直後なのでしょう。
アシナガバチは身繕いをしてから肉団子を抱えて巣へ飛び去ってしまいました。

きっちり背側から撮りたくて私が回り込もうとしたのに、間に合いませんでした。
識別点の前伸腹節が見れていないので、よく似たキアシナガバチPolistes rothneyi)の可能性も否定できません。
腹部側面の斑紋が、なんとなくセグロアシナガバチっぽい気がしています。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


セグロアシナガバチ♀?@ヤナギ葉+肉団子作り

2018/10/04

セイヨウニンジンボクの花蜜を吸うクマバチ♀の群れ



2018年7月中旬

民家の軒下に植栽された庭木に紫色の見慣れない花が咲いていました。
多数のキムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)が訪花しています。
どの個体も後脚の花粉籠は空荷なので、花粉よりも花蜜が目当てなのでしょう。


クマバチ♀@セイヨウニンジンボク訪花吸蜜
クマバチ♀@セイヨウニンジンボク訪花吸蜜
クマバチ♀@セイヨウニンジンボク訪花吸蜜
クマバチ♀@セイヨウニンジンボク訪花吸蜜

風が強く吹く日で枝が激しく揺れ、撮影には最悪の条件です。
クマバチ以外にも狩蜂が訪花していたのに、風のせいか落ち着き無く飛び回り、撮り損ねて悔しい思いをしました。



【追記】
翌年も無風快晴の日に同じ場所で撮影した結果、クマバチ♀は穿孔盗蜜していることが判明しました。
▼関連記事セイヨウニンジンボクの花で穿孔盗蜜するクマバチ♀【HD動画&ハイスピード動画】
初めての観察時にクマバチ♀の盗蜜に気づかなかったのは、風揺れのせいだけでなく、花盛りで多数の花が花序に密生していて蜂の口元がよく見えなかったからでしょう。
クマバチ♀の採餌戦略(正当訪花と穿孔盗蜜)に個体差がある可能性も考えられます。



さて、この樹種は何でしょう?
小枝に小さな花が輪状に咲いていて、蕾は白です。
なんとなくシソ科のハーブの花と似ている気がします。
樹高は民家の2階に届くぐらいで、約3.5m。
外来植物(園芸種)だと思うのですが、全く見知らぬ花なので調べてみました。
「紫色の花 庭木 7月 掌状複葉 全縁」と目に付いた特徴を全て入れて画像検索すると、セイヨウニンジンボクとあっさり判明しました。
良い時代になったものです。
予想通りシソ科でしたが、「シソ科の樹木」があるとは知りませんでした。


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
風揺れが激しい映像なので、いつものような手ブレ補正はしませんでした


セイヨウニンジンボク花
セイヨウニンジンボク花
セイヨウニンジンボク花・全景

2018/10/03

花が咲いたツタの群落で獲物を探索するキイロスズメバチ♀



2018年7月中旬

ブロック塀を覆い尽くしたツタ(蔦)の群落で訪花昆虫を目当てにキイロスズメバチVespa simillima xanthoptera)のワーカー♀が飛び回っていました。
このキイロスズメバチ♀はツタの花蜜が目当てではなく、ゆっくりホバリングして獲物を探しているようです。

▼関連記事
ツタの花蜜を吸うキイロスズメバチ♀
狩りの瞬間には立ち会えませんでした。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


2018/10/02

吸蜜のためヤブガラシを訪花するクロアナバチの羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



2018年7月上旬

民家の軒下に猫の額ほどの庭があり、ヤブガラシの群落が蔓延っていました。
そこでクロアナバチSphex argentatus fumosus)と思しき黒い狩蜂が訪花していました。
少なくとも2匹が飛び回っていました。
採集、採寸が出来ていないのですが、体長以外でコクロアナバチと見分けるポイントはあるのでしょうか?
微妙な差異ですが、顔面の毛がコクロアナバチは「銀黄色」でクロアナバチは「灰白色(銀白色)」らしいです。
今回の蜂の顔は白っぽいのでクロアナバチだと思います。


▼関連記事(5年前の撮影。実はクロアナバチかも)
コクロアナバチがヤブガラシに訪花吸蜜

それから性別も不明です。
多くの蜂では顔色が性的二型で、顔に白い毛が密生している方が雄蜂♂と相場が決まっています。

ところが、クロアナバチは♀の顔も白っぽいのです。
クロアナバチの性別判定法が図鑑を調べても載っていないので、知りたいところです。
「素人が図鑑を買って読んでも普通種さえ見分けられるようにならずフラストレーションが溜まる」のは「図鑑」として問題でしょう。
身近な普通種こそ、きちんと分かりやすい文章で記述しておいて欲しいものです。
もし雌雄の区別が困難なら、そのように書いておいてもらえると助かります。
この2種は♀の営巣習性が明らかに異なるので、そういう現場なら私にも見分けられます。

余談ですけど、蚊もヤブガラシに訪花していたのが意外でした。(@0:42〜1:02)
吸蜜シーンだとしたら嬉しいのですが、オレンジ色の花ではなく蕾で翅を休めていただけかもしれません。
蚊の背側がしっかり撮れる前に逃げられてしまい、私には種類が見分けられません。

後半は、クロアナバチがヤブガラシの花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画で撮ってみました。(@1:05〜)
飛び立つと空中でホバリング(停空飛翔)を行ない、方向転換を披露してくれました。

最後に興味深いニアミスがありました。(@1:47〜)
ヤブガラシの蔓にヤブキリ♂(Tettigonia orientalis)が止まっていました。
クロアナバチ♀はクサキリやツユムシなどを狩ることが知られています。
狩りの決定的瞬間が撮れるのではないかと期待して見守ったのですが、クロアナバチは獲物の存在に気づかずに飛び去りました。
映像に登場するクロアナバチは♂なのかな?(性別判定法を知りたいところです)
天敵である狩蜂の羽音を聞いたら慌てて逃げ出しても良さそうなのに、このヤブキリ♂は全く動じなかったことも不思議です。
襲われるまでは保護色でひたすら隠れる作戦なのかな?
このヤブキリは有翅なので成虫です。
産卵管が無いので♂でしょう。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。




【追記】
余談ですが、塚谷裕一『カラー版 - スキマの植物の世界』という中公新書を読んでいてたら、ヤブガラシについて驚愕の事実を知りました。
関東より東に生えているヤブガラシは三倍体で果実が付かない。中部地方以西には、黒い果実を付ける二倍体が混生している。 p2より引用)

関東以北で見かける個体はすべて三倍体。中部以西は二倍体が混ざる。意外なことにこの事実は、2003年に私たちが論文を発表して指摘するまで、全く気付かれていなかった。(中略)三倍体に比べ二倍体は葉の厚みが少なく、花序も華奢。三倍体は葉が必ず5枚の小葉を1セットとするが、二倍体はしばしば新芽の先などで3枚1セットの葉を付ける。 (p114-115より引用)

確かに言われてみれば、ここ東北地方でヤブガラシの実を見たことがありません。
クロアナバチ:背側面@ヤブガラシ訪花吸蜜
クロアナバチ:顔@ヤブガラシ訪花吸蜜

ヤブキリ♂:背面@ヤブガラシ蔓
ヤブキリ♂:側面@ヤブガラシ蔓

2018/09/30

ツタの花で採餌するセイヨウミツバチ♀



2018年7月中旬

ツタ(蔦)の群落でセイヨウミツバチApis mellifera)のワーカー♀が訪花していました。
後脚の花粉籠に白い花粉団子を大量に運んでいます。

日暮れ時だったせいか、残念ながら一瞬しか撮れませんでした。
コンクリートの塀全体を蔦が覆い尽くしているのですが、通りに面した日陰の群落にはもう虫はあまり来ていなくて、日当たりの良い反対側の面に蜂がよく集まっているようでした。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


2018/09/29

蔦の葉で化粧するコアシナガバチ♀



2018年7月中旬

コンクリートの塀を覆い尽くしたツタ(蔦)の茂みの中にコアシナガバチPolistes snelleni)のワーカー♀を発見。
ツタの葉に乗って念入りに身繕いしていました。
飛び立つ気配がないので撮影終了。
訪花・吸蜜シーンが撮れず残念でした。
もしかしてツタの茂みの中に巣があるのかと思い、辺りを探してみたのですが、見つかりませんでした。


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


コアシナガバチ♀@ツタ葉+身繕い

2018/09/27

柳の葉を舐めるヒメスズメバチ♀



2018年7月中旬

湿地帯に生えた柳(種名不詳)の灌木でヒメスズメバチ♂(Vespa ducalis)のワーカー♀が飛び回っていました。
獲物を探索する探餌飛翔かと思いきや、ときどき葉の表面を舐めていました。
すぐに飛び去ってしまったので、後半は1/10倍速のスローモーションでリプレイ。

この湿地帯で私がこれまで柳の葉を舐める行動を観察した昆虫を列挙すると、クロマルハナバチコガタスズメバチモンスズメバチセグロアシナガバチスズバチハグロケバエです。

アブラムシの排泄した甘露が葉に付着しているか、それとも柳には花外蜜腺があるのか、どちらかだと思うのですが、どうやったら真相を突き止められるのか分からないでいます。
近くにアブラムシのコロニーが見つからないのです。
甘い樹液が葉に滴り落ちた可能性も考えてみましたが、それなら独特の発酵臭がするはずですし、スズメバチは幹から樹液が滲むスポットを直接目指すはずです。
とりあえず、この柳の種類をご存知の方は教えて下さい。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


2018/09/26

ツタの花蜜を吸うキイロスズメバチ♀



2018年7月中旬

コンクリートの塀を覆い尽くしたツタ(蔦)の群落でキイロスズメバチVespa simillima xanthoptera)のワーカー♀が何匹も訪花していました。
蔦の花は花弁も無く葉に隠れて地味に咲いているので、予備知識がなければ咲いていることに全く気づかないでしょう。
ツタの花で吸蜜する蜂は是非とも撮りたかったテーマなので、このところ開花を待ちわびて近所のツタ群落を見て回っていたのです。
ツタはヤブガラシやノブドウなどと同様に(これらは全てブドウ科)、夏の間スズメバチ類がよく集まる人気の花です。
その理由は、花の作りが単純で舌が短い種類の蜂でも花蜜を容易に舐められるからです。

たまにキイロスズメバチ同士が空中で出会うと小競り合いになるのですけど、そのシーンは上手く撮れませんでした。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


キイロスズメバチ♀@ツタ訪花吸蜜
キイロスズメバチ♀@ツタ訪花吸蜜
キイロスズメバチ♀@ツタ訪花吸蜜

ツタ花
ツタ花
ツタ花
ツタ花・全景

2018/09/21

飛べ!ニホンカブラハバチ



2018年5月上旬

川沿いの土手の草むらでニホンカブラハバチAthalia japonica)がマメ科の葉(種名不詳)から飛び立ちました。
土手に咲き乱れるカキドオシの花で吸蜜するのかどうか気になりますが、見失ってしまいました。

ハバチについては全くの勉強不足です。
成虫で越冬するのだろうか?



【追記】
森林学の解説書、西口親雄『森はナゾがいっぱい』を読んでいたら、私の疑問が解決しました。
ハバチの仲間は、みんな、土中(落葉層)で、幼虫態で、越冬する。(中略)これは、蛾類の越冬の仕方と、おおいに異なる。
・ハバチでは、21種のうち、土中幼虫越冬が18種、樹上幼虫越冬が2種、樹上卵越冬が1種で、土中幼虫越冬が圧倒的(86%)に多かった。 @p206より引用)


ニホンカブラハバチ@葉上

2018/09/18

モナルダを訪花するクロマルハナバチ♀の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



2018年7月上旬・夕方

民家の花壇に咲いたモナルダ(別名ヤグルマハッカ、ベルガモット)にクロマルハナバチBombus ignitus)のワーカー♀が訪花していました。
胸背が禿げた個体で、後脚の花粉籠は空荷です。

吸蜜後に花から花へ飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:47〜)

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


クロマルハナバチ♀@モナルダ訪花吸蜜

2018/09/15

イタドリの花蜜を吸うエントツドロバチ♀



2018年7月上旬

川沿いの道端に背高く育ったイタドリエントツドロバチ♀(別名オオカバフスジドロバチ;Orancistrocerus drewseni)が訪花していました。
胸部が泥まみれに見えたので、泥巣から羽化したての個体なのかと思いました。
しかし落ち着いて拡大すると、イタドリ以外のオレンジ色の花粉が付着しているようです。

この組み合わせは初見でした。

▼関連記事(6年前の撮影)
イタドリの花蜜を吸うオオフタオビドロバチ♂【HD動画&ハイスピード動画】

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


エントツドロバチ♀@イタドリ訪花吸蜜
エントツドロバチ♀@イタドリ訪花吸蜜・全景

2018/09/12

コンクリートブロックを物色して営巣地を決めたスズバチ♀



2018年7月上旬・午後17:39

マンションの敷地の隅にある駐輪場やゴミ集積場の付近をスズバチ♀(Oreumenes decoratus)が高く低く飛び回っていました。
通りすがりの私を警戒しているのかな?
小屋の軒下に並べてあったコンクリートブロックに興味を示しています。
低空でしばらくホバリング(停空飛翔)してから、コンクリートブロックの真ん中の穴に侵入しました。
このとき巣材の泥団子は運んでいません。

蜂は穴の中に43秒間滞在してから外に飛び出してきました。
続いて、穴の位置を正確に記憶するための定位飛行を披露しました。
穴の方に顔を向けてホバリングしながら水平方向に扇状に弧を描いて飛び、その弧を少しずつ大きくしていきます。
どうやらこの穴に巣作りを始めるようです。
泥巣の営巣基としてコンクリートは相性が抜群でしょう。
(セメント細工に関しては人類よりもスズバチの方が先輩です。)
スズバチ♀が飛び去ってから私もコンクリートブロックの穴の奥を覗いてみると、泥巣は未だ作られていませんでした。

コンクリートブロックを採寸してみると、縦×横×高さ=39×19×10cm。
各ブロックに3つある深さ19cmの穴の断面は角が面取りされていて、長径×短径=8×4.5cmの楕円状でした。

その後もスズバチ♀は近所を空高く飛んだり戻ってきたりと激しく飛び回っていたのですが、動画に撮ろうとしても小さな蜂にピントが合いませんでした。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

スズバチ♀の造巣を一から観察したいとかねがね思っていたので、これは千載一遇のチャンスです。
定点観察してみましょう。

つづく→三巣並行営巣に失敗したスズバチ♀


スズバチ♀@営巣地物色+定位飛行
スズバチ営巣地@ゴミ集積場軒下:コンクリートブロック穴

2018/09/11

オオアワダチソウの花蜜を吸うナミツチスガリ



2018年7月上旬

山麓の畑の隅に咲いたオオアワダチソウの群落でナミツチスガリCerceris hortivaga)が訪花していました。
黄色い花序を歩き回りながら吸蜜しています。
顔の正面を向いてくれず、性別が見分けられませんでした。
♀だとしたら、獲物の小型ハナバチ類を狩る瞬間を観察できなかったのは残念。


ナミツチスガリ♀?@オオアワダチソウ訪花吸蜜
ナミツチスガリ♀?@オオアワダチソウ訪花吸蜜
ナミツチスガリ♀?@オオアワダチソウ訪花吸蜜

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