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2023/09/15

早春の朝にカキノキ樹上で朗々とさえずる合間に脱糞するホオジロ♂【野鳥:4K動画】

 

2023年3月中旬・午前7:45頃・晴れ 

山麓の農村部で民家の庭に植栽されたカキノキの天辺に止まったホオジロ♂(Emberiza cioide)が美声で延々とさえずり続けています。 
柿の木は落葉したままで、冬芽は未だ芽吹いていません。 

初めは手持ちカメラで撮っていたのですが(映像公開予定?)、長々とカメラを向けても逃げません。 
そこで三脚を立ててカメラを固定し、高画質の4K動画で撮影してみました。 

囀りさえずりの途中で鳴き止むと尾羽根を軽く持ち上げ、少量の白い糞をポトリと排泄しました。(@0:41〜) 
用を足してスッキリしたホオジロ♂は囀りを再開したものの、節回しを1回歌っただけで、右下に飛び去りました。

2023/09/14

笹薮の溜め糞場で早春に並んで排便するホンドタヌキのペア【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年3月上旬・午後20:55・気温-1℃ 

河畔林で笹薮に囲まれた溜め糞場rpを自動撮影カメラで見張っていると、ホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が2頭同時に現れました。 
私には性別を見分けられませんが、♀♂ペアだと思われます。 
(ちなみに、2時間15分前には単独個体が溜め糞場rpをチェックしに来ていました。)

動画の冒頭から1頭aが西を向いて排便中でした。 
便秘なのか、排便体勢のまま長引いています。 
右へ少しずれたので排便を諦めたのかと思いきや、左で待機していたパートナーbが待ち切れなくなったようで、ペアで仲良く並んで排便を始めました。 (bは南西を向いて排便。) 

bは脱糞しながら、なぜかaと溜め糞の間に強引に割り込みました。 
その結果、脱糞中のパートナーaの肛門が自分の右肩に触れているのに気にしません。 
たまたまかもしれませんが、初めて見る行動です。 
我々ヒトの感覚では不潔な異常性癖?に見えます。 
aがbの体に尻を擦り付けて積極的に匂い付けしたのではなく、bが自ら好んでaに匂い付けしてもらったように見えました。 
早春の発情期と関係あるとしたら、互いに匂い付けするアロマーキングで絆を強めているのかもしれません。 (深読みし過ぎかな?) 

a、bの順で排便を終えると、パートナーを待たずに右(奥)の残雪を横切って立ち去りました。 



2023/09/12

笹薮の溜め糞場で夜な夜な排便に通い鳴く♪早春のホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年3月上旬〜中旬 


河畔林の笹薮に残された溜め糞場rpに単独で通って来るホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の記録です。 

シーン1:3/3・午後18:39・気温0℃・(@0:00〜) 
自動撮影カメラを設置した当日の晩に早くもタヌキが現れました。 
登場シーンを撮り損ねましたが、オニグルミ大木の根元にある溜め糞rpをチェックしただけで右へ立ち去りました。 
早春の残雪は凍結していてタヌキの足は潜らず、足跡も残りません。 
オニグルミ大木の背後に回り込んでから左の笹薮を通り抜け、左下に姿を消しました。 
しばらくすると、行動を共にしているパートナーらしき別個体のタヌキが画面の右奥を左に移動しました。 
赤い丸に注目してください。(@0:33 白い目が光っているだけ) 


シーン2:3/6・午後22:31・気温0℃・(@0:44〜) 
3日後の晩に、河畔林の雪原を歩いて右からタヌキがやって来ました。 
溜め糞rpの匂いを嗅いでから、カメラ目線で(北向き)排便しました。 
脱糞中にクゥーン♪とかすかな鳴き声が聞こえます。(@1:16〜) 
画面に写っている個体の口の動きと鳴き声が同期しているかどうか(リップシンクロ)、はっきりしないので、近くで待っている別個体の鳴き声かもしれません。 
用を足したタヌキは右に立ち去りました。 


シーン3:3/6・午後22:33・気温6℃・(@1:29〜) 
1分半後に別個体が右から歩いて来たものの、溜め糞場rpの匂いを嗅いだだけで手前に立ち去りました。 
溜め糞場rpに軽く小便してマーキングしたようにも見えますが、定かではありません。 
タヌキが居なくなった直後に、甲高くクゥーン♪と2回続けて鳴く声が聞こえました。(@1:43〜) 
発情期のタヌキ♀♂が鳴き交わしているのでしょうか? 


シーン4:3/7・午後23:25・気温0℃・(@1:51〜) 
翌日も深夜にタヌキが現れました。 
右から溜め糞場rpに来て匂いを嗅ぐと、右へ引き返しました。 


シーン5:3/8・午前5:35・気温-3℃・(@2:18〜) 
翌日は夜明け前に登場。 (ちなみに、日の出時刻は午前5:59。) 
溜め糞場rpで北西を向いて排便すると、右上奥へと早足で立ち去りました。 


シーン6:3/8・午後20:34・気温4℃・(@3:05〜) 
15時間後の晩に現れた個体は、西向きで排便し、右に立ち去りました。 
小雪がちらついています。 


シーン7:3/10・午前0:30・気温2℃・(@3:36〜) 
深夜に溜め糞場rpに来て先客の糞の匂いをチェックすると、珍しく南向きで(肛門をカメラに向けて)軟便をボトボトと排泄しました。 
脱糞後のタヌキがカメラを振り返り、クゥーン♪と鳴いたようです。(@4:16〜) 
ただし、この個体の鳴き声かどうか定かではありません。 
(どうやらタヌキは腹話術のように口を閉じたまま鳴くようです。) 

北向きの風に乗って白いフワフワした物体がカメラに向かって降ってくるのは、雪だと思うのですが、もしかすると早春に特有の雪虫のような現象かもしれません。 


シーン8:3/11・午後18:53・気温7℃・(@4:36〜) 
溜め糞場rpに右からやって来たタヌキが、南向きで立派な一本糞を排泄しました。 
タヌキの健康状態も分かるのが溜め糞観察の特長です。 
個体識別ができるようになれば、もっと面白くなりそうです。 

その後タヌキは残雪を踏みしめながら、カメラに向かって真っ直ぐ歩き去りました。 
カメラの背後で小声で鳴きました♪(@5:20〜) 


シーン9:3/11・午後19:32・気温5℃・(@5:25〜) 
40分後に別個体と思われるタヌキが右から登場。 
オニグルミ大木の根元まで来てから少し引き返し、残雪の上でクゥーン♪と掠れ声で遠吠えしました。(@5:37〜) 
パートナーを呼んでいるのか、求愛の鳴き声なのか、初めて聞く鳴き声でした。 
オニグルミ大木の背後を左へ立ち去った後にも、かすかにクゥーン♪という甲高い鳴き声が聞こえました。 


シーン10:3/11・午後19:51・気温6℃・(@5:25〜) 
20分後、右奥の暗闇から白く光る目が現れました。 
溜め糞場rpにまっしぐらにやって来たのに、匂いを嗅いだだけでした。 
左の笹薮を通り抜け、オニグルミ大木の背後を回り込んで右奥に立ち去りました。 


シーン11:3/15・午前9:45・気温13℃・晴れ(@5:25〜) 
よく晴れた朝にたまたま撮れた現場の様子です。 
カラスが鳴き交わす声♪が聞こえます。 

林床の左半分は雪が完全に溶けました。 
右半分には残雪が広がっています。 
根雪に埋もれて倒伏していた笹薮が起き上がり、溜め糞場rpを隠すようになりました。 
昼間は笹薮が風に揺れてカメラの誤作動が頻発し、悩まされるようになりました。 

林床の下草に笹薮が発達しているということは、当地にニホンジカ(ホンシュウジカ)が生息していないことを物語っています。
カモシカと違ってニホンジカは深雪の中での移動や採食が苦手なため、冬季の主食である笹薮が雪の下に埋もれてしまう多雪地帯には進出できないのだそうです。
日本各地でニホンジカが増え過ぎた結果、山林の植生がシカの食害で荒廃してしまう話をよく耳にします。
雪国では冬の厄介者とされる大雪によって鹿から植生が守られていることになります。
もしもこれから地球温暖化が急速に進行して冬の降雪量が減ると、東北地方日本海側にも鹿が分布を広げてくるかもしれません。


シーン12:3/16・午前4:18・気温-2℃・(@7:09〜) 
未明に右から来て立ちすくんだタヌキがカメラ目線で警戒しています。 
起動したトレイルカメラの存在を警戒しているのか、なかなか溜め糞場rpに近づこうとしません。 
笹薮の茂みの陰で身震いすると、クゥーン♪と小声で鳴きました。(@7:42〜) 
ようやく警戒を解くと慎重に溜め糞場へと近づき、念入りに匂いを嗅いで回ります。 
残念ながら尻切れトンボで録画が打ち切られました。 


シーン13:3/17・午前2:39・気温3℃・(@8:09〜) 
翌日も未明(丑三つ時)にタヌキが登場。 
溜め糞場rpで南東を向いて排便を始めるときに小声でクゥーン♪と鳴きました。 
カメラの手前で勢い良く生育する笹薮のせいで、溜め糞場rpが隠されつつあります。 
溜め糞場の周囲に笹薮が生い茂っている方が、タヌキは安心するようです。 
用を足すと、右の雪原を歩き去りました。 


シーン14:3/17・午前5:38・気温2℃・(@8:54〜) 
3時間後、日の出直前にタヌキが再び登場。 (ちなみに、日の出時刻は午前05:45。) 
排便しないで溜め糞場rpを通り過ぎると、オニグルミ大木の下で立ち止まり、クゥーン♪と淋しげに鳴きました。 
残雪を横切って右上奥に歩き去りました。 

※ 動画編集時に自動色調補正を施し、音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


3/3〜3/17の2週間、タヌキが排便時に向いていた方角をまとめてみました。 
西1回、南西2回、南4回、南東1回、東1回、北東0回、北1回、北西2回 
確かにイヌと同様に、タヌキも南北方向を向いて排便する傾向がありそうです。 





2023/09/10

残雪に覆われた河畔林の笹薮で最大のタヌキ溜め糞場を見つけた!

 

2023年3月上旬・午後12:30頃・晴れ 

川沿いに点在するホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の溜め糞場を3ヶ所(※上流から下流にwn➔rv➔bLの順)調べているのですが、どれも小規模です。
おまけに、季節によってはほとんど使われなくなったりします(季節消長)。 
この流域のどこかにメインの溜め糞場があるに違いないと思い、雪原に残るタヌキの足跡を辿ってみるなど、あの手この手で探しています。 

次の作戦として、河畔林がまとまった広さで残されている場所に目星をつけて、スノーシューを履いて踏査することにしました。 
すると予想通り、新たに最大規模の溜め糞場rpを発見しました。 
(他の溜め糞場との位置関係は、上流から順にwn➔rv➔bL➔rp。)
場所はオニグルミ大木の根元で、残雪の上です。 
落葉したオニグルミ樹上に見える常緑の葉は、ツルマサキという蔓植物の葉です。 
オニグルミの幹にはツルマサキやフジの蔓が巻き付いているのです。 

【追記】
大木の樹種をニセアカシアだと思い込んでいたのですが、オニグルミと分かったので訂正します。

周囲の林床には笹薮が発達しています。 
深い雪に埋もれていたササが早春の雪解けと共に再び立ち上がります。 

未だ気温が低く、食糞性の昆虫はハエ1匹さえも溜め糞場rpに来ていませんでした。 
糞を分解してくれる昆虫が休眠越冬中で居ない冬季には、糞が溜まる一方です。
溜め糞場はひたすら巨大化することになります。 

早速ここにトレイルカメラを設置して、タヌキが排便に通って来ることを確かめましょう。 
ここは比較的自然豊かな河畔林でヒトも立ち入らないので、タヌキの営巣地があるのではないか?という期待もあります。



2023/09/05

中州横の雪原の溜め糞場へ夜な夜な排便に通う雪国のホンドタヌキ♀♂【トレイルカメラ:暗視映像】




2023年2月中旬
中洲横の雪原でホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の溜め糞場wnを自動撮影カメラで監視していると、三夜連続でタヌキが訪問していました。 

シーン1:2/11・午後22:10・(@0:00〜) 
単独行動しているタヌキが夜霧が立ち込める晩にニセアカシア立木の根元で雪に埋もれた溜め糞場wnに跨がり、奥を向いて(北向き)排便していました。 
横を向くと、霧の中でも、片目(右目)が白く爛々と光って見えます。 
その後タヌキは雪原を右上に(下流へ)立ち去りました。 


シーン2:2/11・午後22:23・(@0:42〜) 
12分後になぜかトレイルカメラが起動すると、霧が晴れていました。 
カメラ本体の発熱でレンズの結露が飛んだのかな? 
画面の左下の雪面に突如出現した新しい落枝によって監視カメラが誤作動したようです。 

溜め糞場wnの雪面にさきほどタヌキが排泄したばかりの新鮮な糞が黒々と見えます。 
ホカホカの糞が冷めるまで、雪面を溶かしながら糞は少し沈降していました。 


シーン3:2/12・午後23:17・(@0:49〜)
翌日の晴れた深夜、タヌキが♀♂ペアで登場しました。 
昼間は気温が上がって溶けるので、雪面がボコボコしています。 
先行する個体sが前回と同じく、ニセアカシア立木の根元にある雪上トイレに跨ると、右(北東)を向いて排便しました。 
用を足している最中に、パートナーの後続個体bが河畔林を歩いて左からやって来ました。(@1:15〜) 
後続個体bは溜め糞場wnには立ち寄らず、♀♂ペアと思われる2頭abが連れ立って右上(下流)に立ち去りました。 
放射冷却現象で雪面は固く凍結し、タヌキは足が雪面に潜ることなく楽々と歩くことができます。 


シーン3:2/13・午前2:39・(@1:25〜) 
約3時間20分後、日付が変わった未明にまたタヌキが来て、溜め糞場wnの匂いを嗅いでいました。 
前回のペアのうち排便しなかった方の個体が便意を催して戻って来たのか、あるいは単独行動の別個体かもしれません。 
(個体識別ができていません。)

やがて奥を向いて(北向き)排便を始めました。 
食料の乏しい冬はどうしても便秘になるらしく、コロコロとした丸く小さな糞が雪面に転がり落ちました。 
もしもその状態の丸い糞粒を冬のフィールドで見つけたら、ノウサギの糞と見分けがつくでしょうか?

その後は右上(下流)に立ち去りました。 

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 



2023/08/24

中州横の雪深い河畔林で排便の前後にクゥーン♪と鳴くホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】

2023年1月中旬 

川沿いの河畔林でホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が残した溜め糞場を2箇所(bL、rv)見つけたので、今度は上流に向かって雪原の足跡を辿ってみました。
ニセアカシア灌木林を通って中州の横に出た地点で、新しい溜め糞場wnを発見。 
冬にしては大きな糞塊が雪面に残されていました。 
同じ左岸の上流から下流に向かって数百m間隔でwn➔rv➔bLの順で3つの溜め糞場が見つかったことになります。
こうやって雪原の足跡を辿って芋づる式に溜め糞場を見つけられるのは、雪国の特権かもしれません。
 
雪原に残る足跡と糞塊
15cm定規を並べて置く
糞の一つに大量の輪ゴムの束と緑色のビニール片が含まれていました。 
ヒトの残飯を漁る際に包装など消化できないゴミ(緑は寿司パックのバラン?)も一緒に誤食してしまったのでしょう。 
野生動物がプラスチックごみを誤食してしまう問題は深刻です。 




溜め糞場wnを監視するために、近くの川岸に立つオニグルミの幹にトレイルカメラを設置することにしました。 
昼間の河原は吹きさらしで強風による誤作動が多いので、夜間のみ監視するようにタイマー設定しました。(午後17:00〜午前6:00)

 

2023年1月中旬〜下旬 

シーン1:1/23・午後19:50・(@0:00〜) 

晴れた晩にタヌキが登場。 
古い足跡は新雪でほぼ埋もれていました。 
右から来たタヌキaが溜め糞場wnの雪面(サラサラの乾雪)を前足で浅く掘っていました。 
掘った穴に跨って排便を始めると、その後ろからペアのパートナーbが現れました。 
背後でおとなしくトイレの順番を待っています。 
脱糞の最後に尻尾を上下して糞切りしている際に、クゥーン♪と鳴き声が小さく聞こえましたが、どちらの個体が鳴いたのか不明です。(@0:19〜) 
先客のaが左下へ歩き去ると、新雪の雪原にはタヌキに特徴的な2列の足跡が残ります。 

後続の個体bはaが排泄したばかりの新鮮な糞の匂いを嗅いでから、溜め糞場wnに跨りました。 
このときにまたクゥーン♪(またはヒューン♪)と小声で鳴きました。(@0:34〜) 
ところが、便意を催さなかったのか便秘気味なのか、結局は排便せずに左へ歩き去りました。 

急にガリガリ♪と大きな物音がしたのは、先行する個体aがカメラを固定したオニグルミの幹を引っ掻いたのかもしれません。(@0:40〜) 
ちなみに、画面の左で落葉した藪から多数ぶら下がっているのは、クズの豆果です。 


シーン2:1/24・午後18:54・(@0:51〜) 
翌日の晴れた晩にもタヌキが登場。 
古い足跡は新雪に埋もれて消えていました。 
左から右へ、新雪の雪原を足早に歩き去りました。 
溜め糞場wnで立ち止まって匂いを嗅いだりせずに素通りしました。 


シーン3:1/20・午後23:19・(@0:59〜) 
動画を披露する順番が前後してしまいましたが、トレイルカメラを設置した当日の深夜にも実はホンドタヌキが来ていました。 
吹雪が降っているせいでレンズに雪が付着してしまい、画面の下半分が曇っています。 
画面の右上に現れた光る白い目が1つから2つになりました。 
昼間に私が歩き回った巨大な足跡を警戒しているようです。 
ようやく安全を確かめると、溜め糞場wnでしゃがんで排便開始。 
残念ながら、無念の尻切れトンボで録画は終わりました。 


シーン4:1/20・午後23:19・(@1:54〜) 
20分後にカメラが再び起動すると、吹雪がほぼ止んで、画面がクリアになっていました。 
カメラ本体の発熱により、レンズの結露が飛んだのかもしれません。 
タヌキは後ろ向きで(北向き)溜め糞場wnの雪面に排便していました。 
脱糞直後にクゥーン♪という鳴き声が聞こえました。(@2:05〜) 
最後は画面の奥のニセアカシア河畔林に立ち去りました。 




あちこちの溜め糞場に設置したトレイルカメラでタヌキの鳴き声が録音できるようになったのは、真冬になってからのことです。 
他の季節には全く鳴き声を聞いたことがなかったので、繁殖期の始まりと関わりがあるのでしょうか? 
食糧事情の厳しい厳冬期には便秘気味となり、排便がつらくて悲鳴を上げている可能性もありそうです。


※ 一部は動画編集時に自動色調補正を施し、音量を正規化して音量を上げています。 
演出のため順番を入れ替えました。 
視聴者の離脱防止の為、引きのある動画を先に見せています。 



2023/08/23

雪国の川で寒中水浴するヒヨドリの群れ【冬の野鳥:FHD動画&ハイスピード動画】

 

2023年1月下旬・午前11:40頃・くもり 

スノーシューを履いて川沿いの雪原を散策していると、対岸でヒヨドリHypsipetes amaurotis)の群れがやかましく鳴き交わしています。 
雪をかぶった岸辺の落葉灌木に集まり、私を警戒しながらも徐々に下へ下へ降りていきます。 
きっとこれから川面で水浴びを始めるだろうと予感があったので、動画を撮り続けます。 
近くで除雪作業しているブルドーザーが後退(バック)する度に発する警報ブザーがピーピー♪うるさくて興醒めです…。
 
1羽の個体が細い止まり木から川の中へポトリと脱糞しました(@0:35〜)。 
まずは1/5倍速のスローモーションでご覧ください。 
直後に等倍速でリプレイ。 
普段見慣れた尿酸混じりの白っぽい液状便ではなく、黒っぽい固形の糞でした。 

やがて私の予想通り、ヒヨドリたちは冷たい川で寒中水浴を始めました。 
川岸の浅瀬に飛び込んで素早く行水すると、すぐに止まり木へ戻り、水気を切ります。 
ヒヨドリに特有の一連の短い水浴行動を何度も繰り返します。 
冬は水温が冷たいから1回の水浴時間が短い訳ではなくて、どの季節でもヒヨドリはこうなのです。 


関連記事(1、2、5、9年前の撮影)▶  


冬の川で激しく水飛沫を立てるヒヨドリの水浴シーンを240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@2:03〜2:42) 
しかし残念ながら水浴は下火となり、ヒヨドリの群れは次々に飛び去ってしまいました。 
もっと早くからハイスピード動画モードに切り替えるべきでしたね。 
水浴の合間に止まり木から脱糞する様子もスーパースローで撮れていました。(@2:25〜) 
脱糞の際に尾羽根を持ち上げてなかったものの、この個体も黒っぽい固形糞を排泄し、川面から水飛沫が上がりました。

雪解け水が流れる川の水温を測りたくても、この日は温度計を持ってきていませんでした。
対岸の河畔林に設置されたトレイルカメラがほぼ同時間帯に記録した気温は5℃でした。  

2023/08/18

ホンドタヌキがニセアカシア真下の雪深い溜め糞場で排便【トレイルカメラ:暗視映像】

2023年1月上旬 

これまでホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が通う河畔林の溜め糞場rvをトレイルカメラで長期間の定点観察をしてきました。 
しかし、どうもメインの溜め糞場として使われていないようで、タヌキの登場(排便)頻度が低いです。 
雪が積もったので、雪面に残るタヌキの足跡を辿ってみることにしました。 
すると、川沿いを下流に数百m移動した地点でニセアカシア大木の根本に新たな溜め糞場bLを発見。 
雪面の足跡を追跡できるのが雪国の強みです。
新鮮な糞が残されていたので、早速トレイルカメラを設置し直して、溜め糞場bLを見張ることにしました。






カメラを設置した日の夜から大雪が降り、レンズの直前に雪塊が積もったせいで、監視カメラの視界が遮られてしまいました。
その隙間から辛うじてタヌキらしき姿が何度か写ったのですが、どうもはっきりしません。(映像公開予定?)

 

2023年1月中旬 

シーン1:1/12・午前0:06・気温0℃・(@0:00〜) 
レンズの手前に積もった雪塊がようやく溶け落ちて、ようやくクリアな暗視映像が撮れました。 
深夜に右から(下流側から)来たタヌキが溜め糞場bLの手前で左折し、画面の右下に消えました。 
まさかトレイルカメラの赤外線照射エリアを警戒して迂回したのかな? 
新雪にタヌキの足跡が残ります。 


シーン2:1/13・午前2:21・気温-4℃・(@0:07〜) 
翌日も深夜にタヌキが登場。 
前回と同じコースで通り過ぎたタヌキがちらっと写っただけです。 
画面が少し曇っているのはレンズに霜が降りたのでしょうか。 


シーン3:1/13・午前5:54・気温-4℃・(@0:13〜) 
約3.5時間後の未明にタヌキが再登場。 
同一個体が戻って来たのか、別個体のタヌキなのか、不明です。 
小雨がしとしと降っていて、全身の毛皮が濡れています。 
画面の上から(西から)溜め糞場bLに来ると、頭を左に向けて(南向き:上流向き)排便しました。 
タヌキが西に立ち去ると、雪面に新鮮な固形糞が少量残されていました。 


シーン4:1/13・午後13:17・気温13℃・(@0:49〜) 
同日の昼過ぎの状況です。 
寒暖差が激しく、晴れると13℃まで気温が上昇しました。 
雪面からの照り返しが眩しいです。
林床の雪原に河畔林(落葉樹ニセアカシア)の影が落ちています。 

7.5時間前に排泄されたばかりのタヌキの糞は、雪の中に少し沈下していました。 
排便直後は体温(直腸温)の予熱でホカホカと温かい上に、晴れた日中は黒っぽい糞が太陽熱で温められるために、雪を溶かしながら沈んでいくのです。 

これで厳冬期にホンドタヌキが排便に通っているという証拠映像が得られました。
しかし驚いたことに、この溜め糞場bLはホンドテンも共有していることが分かりました。
糞便臭による匂い付けで互いに張り合っているのでしょうか?(縄張り争い?)




つづく→

2023/08/17

ニセアカシア真下の雪深い溜め糞場で排便する冬毛のホンドテン【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2023年1月上旬〜中旬 

雪の積もった河畔林でニセアカシア(別名ハリエンジュ)大木の真下にタヌキが残したと思しき溜め糞場bLを新たに見つけました。 
早速トレイルカメラを設置して監視すると、タヌキではなく意外な珍客が何度も写りました。 


シーン1:1/7・午前2:15・気温-5℃・(@0:00〜) 
深夜に野生動物が登場し、監視カメラが起動しました。 
ニセアカシア大木に巻き付くフジの太い蔓にトレイルカメラを固定していました。 
根本の溜め糞場bLを見下ろすようにカメラ自体を俯角に設置すれば雨雪でレンズが濡れる心配はありません。 
ところが、直後に大雪が降ってフジ蔓の下部に雪が積もり、レンズ左側の視界を遮ってしまいました。 
レンズのすぐ目の前に雪が積もる可能性は全く想定外でした。 
自動ワイパーのような装置を付けたくなりますが、トレイルカメラの消費電力がますます増えそうです。
カメラの照射する赤外線を手前の雪塊が至近距離でほとんど反射してしまい、映像が眩しくて仕方ありません。 
手前の雪が露出オーバーで、肝心の奥が暗くなっています。 

動画編集時に逆光補正してみると、謎の獣の正体はタヌキではなく冬毛のホンドテンMartes melampus melampus)でした。 
ニセアカシアの根本の雪面を左から右へ横切り、雪に埋もれた溜め糞は素通りしました。 

同じ流域の河畔林で前の冬にテンがトレイルカメラに写っていたので、少し離れた今回の地点でもテンが撮れたのは不思議ではありません。(同一個体かも?)




シーン2:1/6・午後19:36・気温-2℃・(@0:07〜) 
順番が逆になりましたが、前日の晩にもテンが出没していました。 
右から登場すると、溜め糞場bLを横切って左の死角にスルスルッと消えました。 
テンは一体何をしに通っているのでしょう? 


シーン3:1/14・午後23:48・気温4℃・(@0:15〜) 
カメラの視界を遮っていた雪塊が溶け落ち、ようやく見晴らしが良くなりました。 
タヌキの溜め糞は新雪の下に埋もれています。 

深夜に登場した冬毛のホンドテンがニセアカシアの木の根元の匂いを嗅いでいるようです。
木の根元に尿でマーキングした可能性もありそうですが、この撮影アングルでは分かりません。 
やがて身を翻して画面右下に走り去りました。 
1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:33〜) 
胴体も尻尾も白く、足だけが黒い靴下を履いたように黒い毛に覆われています。 


シーン4:1/18・午前4:16・気温-7℃(最低気温を更新)・(@0:51〜) 
4日後の未明、遂にホンドテンの全身像を暗視映像で記録できました! 
林床の積雪が少し溶けた結果、タヌキ?の溜め糞bLが再び雪面に露出しました。 
右から登場した白いテンが、糞の匂いを嗅いでいます。 
驚いたことに、テンはニセアカシア大木に向かって(画面下を向いた姿勢で)排便しました! 
この溜め糞場bLは複数種の哺乳類の共同トイレだったのです!(タヌキ、キツネ?、ホンドテン) 
脱糞後のテンはニセアカシアの木の根元で何かしています。 
尿マーキングではないか?と予想するものの、監視カメラをもう1台増やして別アングルで撮らない限り分かりませんね。 
テンは方向転換して自分の糞の匂いを嗅ぐと、左へ立ち去りました。 
雪面には新鮮な細長い糞が1個追加されていました。 
未明の極低温(放射冷却現象?)により雪面はクラスト凍結してるので、テンが歩いても足跡は残りません。 

テンの排便シーンをしっかり動画撮影できたのは初めてです。


シーン5:1/15・午前2:01・気温4℃・(@1:14〜) 
順番が前後してしまいましたが、数日前の深夜にもテンらしき白毛の獣がちらっと写っていました。 
1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@1:17〜) 
溜め糞場には立ち寄らなかったようで、左に素早く移動する後ろ姿だけでした。 

ニセアカシアを主体とする河畔林は冬に落葉すると吹きさらしとなります。 
強風が吹くと、カメラを設置したニセアカシア老木が左右に大きく揺れ、センサーが誤作動しがちです。






2023/08/11

メジロの群れが熟柿を食べ脱糞(冬の野鳥)

 

2023年1月上旬・午後14:10頃・晴れ 

道端の庭に植栽されたカキノキメジロZosterops japonicus)の群れが集まり、賑やかに鳴き交わしていました。 
初め、メジロ同士が落葉したカキノキ樹上で小競り合いのような追いかけっこをしていました。 
1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 
忙しなく飛び回るため、別種の鳥も混じっていた(混群)のかどうか不明です。 

関連記事(6年前の撮影)▶ 熟柿をついばむ雪国のスズメとメジロ(冬の野鳥)
後半は、甘く熟した果実を美味そうに啄む様子を順光できれいに撮れました。
横の車道を車が通りかかるたびにメジロは警戒して少しずつ飛び去ってしまい、居残って採食を続ける図太い個体も逃げ腰になります。 

採食の合間にメジロが枝先で後ろ向きになり、脱糞しました。 
排便の瞬間をまずは1/5倍速のスローモーションでご覧ください。(@1:44〜) 
続けて等倍速でリプレイ。 
普段バードウォッチャーが見慣れた尿酸混じりの白っぽい鳥の糞ではなく、いかにも熟柿食後らしいオレンジ色で粘度の高い軟便でした。 
これは種子散布の瞬間でしょうか? 
カキノキは果実(液果)を種子ごと丸呑みする動物(哺乳類と大型の鳥類)に種子散布を託しています。 
チビチビと熟柿の果肉を啄むメジロの採食法から見て、柿の種を丸呑みするとは思えません。 
柿の種はメジロの口には大きすぎるので、カキノキの種子散布には関与してないはずです。 
撮影後にカキノキの下でメジロの糞を探して、種子が含まれていないことを確かめればよかったですね。

2023/08/06

雪に埋もれたスギ林道の溜め糞場(雪隠)で排便するホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】

 




2022年12月下旬

里山のスギ林道が根雪に埋もれた年末にもホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が夜な夜な溜め糞場sに通ってきます。


シーン1:12/23・午後20:43・気温-4℃・(@0:00~) 
雪が降る晩に雪道を左から登場したタヌキが溜め糞場sを素通りして、右へ立ち去りました。
雪面は固く締まっているようで、タヌキが歩いても深く潜りません。 (ラッセル不要)


シーン2:12/24・午後19:03・気温-1℃・(@0:10~) 
翌日も2夜連続でタヌキが登場。 
スギ樹上から大量の落雪があった後らしく、凍った雪面に落枝も散乱しています。 
凍結(クラスト)した雪面の匂いを嗅ぎながらグルグルと徘徊すると、ようやく溜め糞場sの匂いを嗅ぎつけ、その上に跨り右向き(南向き)で排便。 
用を足しながらカメラ目線になりました。 
夏季に比べると冬季(積雪期)は便量が少なく、食生活が困窮していることが伺えます。 
そのまま林道を右へ立ち去りました。 

雪国のホンドタヌキが雪上の溜め糞場(まさに雪隠せっちん!)に排泄する様子を初めて記録することができました。
私にとって最高のクリスマスプレゼントになりました。 




2023/08/02

脱糞中のヤマナメクジを裏返してみる

 

2022年9月中旬・午後13:50頃・くもり 

低山の尾根道でヤマナメクジMeghimatium fruhstorferi)を発見。 
黒っぽい個体でした。 
辺りの地面を這い回った軌跡として、体表から分泌される粘液がカピカピ(テカテカ)に乾いたまま残っていました。 
現場では気付かなかったのですが、動画をよく見ると、頭部の横から金魚のフンのような細長い糞がニョロニョロと伸びていました。 
脱糞シーンを微速度撮影すれば面白そうです。 

採寸した後で定規を使ってヤマナメクジを仰向けにひっくり返すと、腹面は白色でした。 
この個体はなぜか動きがひどく鈍く、自力で起き上がろうとしません。 
2か月前に出会った個体とは大違いです。 
ナメクジも擬死するのかな? 

関連記事(2か月前の撮影):▶ 仰向けにしたヤマナメクジが起き上がるまで

採集して飼育してみようか迷ったのですけど、暑い時期だと家に持ち帰るまでに衰弱しそうで諦めました。 


2023/08/01

河畔林の溜め糞場へ排便に通うホンドタヌキ:2022年12月上旬~中旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2022年12月上旬~中旬 

河畔林の溜め糞場rvに単独で通ってくるホンドタヌキNyctereutes viverrinus)をまとめました。 
個体識別できていないので、計何頭が写っているか分かりません。


シーン1:12/5・午前03:45・(0:00~) 
カラスに悪戯されたのか、トレイルカメラが変な角度にずれています。
画面下端のやや左寄りの林床に黒々と写っている領域が溜め糞です。 
みぞれの降る未明に、タヌキが地面の匂いを嗅ぎながら、溜め糞場rvからゆっくり立ち去りました。 


シーン2:12/8・午前5:38・(0:19~) 
小雨の降る夜明け前に来たタヌキがおそらく脱糞中だったのに、カメラの電池切れで録画が打ち切られてしまい残念無念。 


シーン3:12/12・午前4:53・(0:28~) 
カメラの設置アングルを改善しました。 
夜明け前にタヌキが来たものの、右の溜め糞Rをチェックしただけで、排便せずに立ち去りました。 

そろそろ林床に根雪が積もります。 
ホンドタヌキはエゾタヌキと違って冬ごもりをしません。

つづく→

2023/07/31

川岸の倒木に並ぶカワウの群れ(野鳥):羽繕い、羽根乾燥、座位休息、脱糞、助走、飛び立ち

 

2022年10月下旬・午後12:00頃および午後14:25頃・晴れ 

川岸の倒木に並んで止まっているカワウPhalacrocorax carbo hanedae)を対岸から忍び寄って撮影してみました。
全身が黒い羽毛の個体は成鳥で、首や胸に白い斑模様がある個体は若鳥です。 
各々が止まり木でのんびり羽繕いしたり、座って休んだりしています。 
その場でバサバサと羽ばたいて水気を切り、翼を大きく広げて日光浴で乾かす個体もいます。 

止まり木からカワウはときどき白い液状便を勢いよく川に放出します。 
カワウの糞で白濁した水が川面を漂い、下流へゆっくり流れていきます。(水洗トイレ) 

危険に敏感な(臆病な)カモ類(カルガモやマガモなど)が対岸に潜む私にいち早く気付いて、川から逃げ出しました。 
カワウはやや鈍感らしく、カモ類の大騒ぎでようやく警戒し、次々と逃げ出しました。 
低い止まり木から続々と川に飛び降りると、川面を騒々しく走り回ります。 
潜水に特化した体形のカワウは離陸するのが苦手で、いきなり空中に飛び立つことはできません。
長い距離を助走する必要があるのです。 
羽ばたきながら両足を揃えて跳ぶように川面を走ります。 

脱糞および飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。

2023/07/22

初冬の険しい山道で新たに見つけたタヌキの溜め糞場

 

2022年12月上旬・午前11:30頃・くもり 

初雪が降った翌日に長靴を履いて里山に登りました。 
この日は地図にも載っていない新しいルートを開拓します。 
ふくらはぎが攣りそうになりながら急峻な山道を息せき切って登っていると、ホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の溜め糞場pを新たに見つけました。 
山道(尾根道の枝)の地面には広葉樹の落ち葉やスギ落枝が散乱しています。 
その落葉の上に新鮮な糞塊が大量に残されていました。 
これまで私が見てきた溜め糞の中でも最大クラスです。 

気温の低い冬はもう糞虫などの活動が無いので獣糞は分解されなくなり、溜め糞は溜まる一方です。 
寒くてハエすらも一匹も来ていませんでした。 
平坦な場所ではタヌキの溜め糞はこんもりとした山状の糞塊になります。 
一方ここでは細い山道に沿ってかなり広範囲に溜め糞が形成されているのは、地形(急坂)のせいと思われます。 
タヌキも急斜面の山道で排便姿勢を保つのが大変なのでしょう。 
イヌは排便の際に南北方向を向くらしいのですが、好みの方角を向くよりも排便中にバランスを崩して急斜面から転げ落ちないようにすることが大事です。 

本当にタヌキが排便に通っていることを証明するために当然トレイルカメラで監視したいところですが、どうにも設置しにくい場所なので後回しになっています。 
地面には前日に降った初雪が所々にうっすらと残っています。 
周囲のスギ植林地の枝葉がうっすらと雪化粧しています。
山道をもう少し登ると雑木林に移行します。 

根雪が積もってもタヌキは険しい雪山の溜め糞場pに通ってくるのでしょうか?
こんな急斜面では雪崩が多発しそうです。
ちなみに、ホンドタヌキはエゾタヌキと違って冬ごもりをしません。
 

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