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2018/10/29

池の昼塒でくつろぐゴイサギ幼鳥の群れ(野鳥)



2018年8月上旬


▼前回の記事
池でゴイサギの幼鳥をからかう錦鯉(野鳥)

池に突き刺さった落枝にゴイサギNycticorax nycticorax)の幼鳥が集まり、安全な昼塒として休んでいます。
落枝や周囲の枝葉の所々に白い糞が付着していたり抜けた羽毛が引っかかっていたりするので、長い期間、ねぐらとして使われているようです。

1羽の小柄な個体が水際まで降りて水面を見つめています。
尾羽を神経質そうにピクピクと上下に動かしています。
近くでカラスがうるさく鳴き騒いでいるので、少し怖がっているのかもしれません。
急に何かに驚いて跳び上がり、バタバタと羽ばたきました。(@1:26)
落枝上でバランスを崩しかけて慌てています。 
ひょっとすると、背後の水中から錦鯉が幼鳥の足をつついたのか?と思ったのですが、スロー再生で見直すとそれは私の思い違いでした。
直後にゴイサギ幼鳥が羽繕いしたのは、照れ隠しのような転移行動なのかな?
あるいは吸血性の昆虫に刺されたのかもしれませんが、映像で虫は見えませんでした。

いつかゴイサギ幼鳥が池の小魚やアメンボを捕食するのではないかと期待して動画を撮ったのですが、水面から小枝の切れ端を摘み上げただけですぐに捨てました。

上の枝から別個体が飛び降りて来ると、小柄な個体は慌てて右の細い枝に逃げました。
再び尾羽を神経質そうにピクピクと上下に動かしています。
昼塒の止まり木の中で縄張りのような占有行動があるのでしょうか。
堂々としている個体は尾羽を動かしません。
ゴイサギは夜行性のはずなのに、幼鳥は昼間も寝ているどころか元気いっぱいで活動的な印象です。
成鳥はどこに居るのでしょうか?

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


ゴイサギ幼鳥(野鳥)@池:落枝
ゴイサギ幼鳥(野鳥)@池:落枝(瞬膜を閉じた瞬間)
ゴイサギ幼鳥(野鳥)@池:落枝(背後の枝葉に大量の鳥糞が付着)
ゴイサギ幼鳥(野鳥)@池:落枝(背後の枝葉に大量の鳥糞が付着)
ゴイサギ幼鳥(野鳥)群れ@池:落枝
ゴイサギ幼鳥(野鳥)群れ@池:落枝

2018/10/27

池でゴイサギの幼鳥をからかう錦鯉(野鳥)



2018年8月上旬


▼前回の記事
池の枯木から飛んで逃げるゴイサギ幼鳥の群れ(野鳥)

仲間から離れた一羽のゴイサギNycticorax nycticorax)の幼鳥が石垣をゆっくり降りて池の水際へ移動しました。
頭を下げ、魚を獲る漁の姿勢になりました。
興味津々で水面を見つめるゴイサギ幼鳥の虹彩はオレンジ色でした。
目の前の水中をオレンジ色のニシキゴイ(錦鯉:Cyprinus carpio)が行き交います。
池の錦鯉に給餌する人が時々いるので、岸に立っているとコイ(鯉:Cyprinus carpio)が人懐こく近寄って来て口をパクパク開けて餌乞いします。
ゴイサギ幼鳥に対しても命知らずの鯉が餌乞い(度胸試し?)しているのでしょうか?

何度も岸辺近くを泳ぎ射程距離のはずなのに、ゴイサギ幼鳥は錦鯉を嘴でつついて仕留めようとしないのは意外でした。
魚捕りを未だ会得していないのか、獲物として大き過ぎて怖気づいたのかな?
その後、水中に嘴を軽く突っ込んで池の水を飲んだようです。(@1:39、1:52)

背後の岩にハグロトンボ♀(Calopteryx atrata)が止まり、黒い翅を開閉して誇示行動に余念がありません。

突然、ゴイサギ幼鳥が左へ飛び立つと、少し飛んで岸から大きく張り出した木の枝に止まり直しました。
岸のハグロトンボも驚いて飛び去りました。
ゴイサギ幼鳥は枝葉の茂みに隠れて姿が見えなくなりました。
対岸からしつこく撮影している私を警戒したようです。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



2018/10/26

池の枯木から飛んで逃げるゴイサギ幼鳥の群れ(野鳥)



2018年8月上旬

台風や大雪のせいで木の枝が折れて池の中に突き刺さり、そのまま枯れています。
ゴイサギNycticorax nycticorax)の幼鳥がその落枝に集まっていたのは、捕食者に襲われにくい安全な止まり木だからなのでしょう。
4羽以上も集まり、落枝の枝先で羽ばたき練習をしている個体もいます。

池の対岸から私がしつこく撮影すると警戒し、少し離れた木の枝や岸の石垣へ次々に飛んで移動しました。
幼鳥はもう自力で飛んで移動できることが分かりました。
飛びながら池の水面に足で着水しかけましたが、魚を狩ろうとしたのではなくて飛び方が未だ下手糞なだけのようです。

ゴイサギ幼鳥がもし全く動かずに静止していれば、見事な保護色で辺りに溶け込んで私も全く気づかなかったことでしょう。
この近くに巣があって、そこから巣立った幼鳥なのかな?
あるいは、ゴイサギは夜行性なので、ここは単に日中に休む昼塒なのかもしれません。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


ゴイサギ幼鳥(野鳥)@池畔:桜?枝先
ゴイサギ幼鳥(野鳥)@池岸:石垣

2018/10/24

水田を鳥害から守る鳥追いカイト(フクロウ型の凧)



2018年8月中旬

夏の水田に見慣れない物体が出現しました。
フクロウの絵柄をプリントした(擬態)、結構大きな凧(カイト)が朝の風に揺れていました。
長い釣り竿(?)を田んぼに突き刺し、その先に凧を糸で繋いでいます。

これから水田に稲穂が実る季節になると、これを食害するスズメなどが現れます。
害鳥を追い払うために案山子かかしの改良版を農家が試しに設置したのでしょう。
フクロウは猛禽類ですから、小鳥が本能的に怖がると期待した鳥害対策グッズのようです。
風が吹くと凧は自然に動くので、馴れが生じにくい(防鳥効果が持続する)のでしょうか?
ネット通販でも同じ商品や類似商品を見つけました。
私の素人考えでは、もっと高く飛ばした方が広範囲に効果がありそうな気がするのですけど、開発者が実験的に検討した結果この高さが最適なのでしょうか。

商品をたくさん買ってもらいたいから竿や糸を短くしてるのかな?と邪推してしまいます。
この田んぼを高所から見下ろす撮影ポイントがあれば、鳥追い効果の有無をいつか検証してみたいものです。
(ドローンは長時間飛ばせませんし、ドローンの存在自体が「鳥追い」になってしまうでしょう。)

カイトに小型の監視カメラを取り付けて飛ばしたら面白そうです。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


鳥追いカイト梟(フクロウ:野鳥)@水田
鳥追いカイト梟(フクロウ:野鳥)@水田


【追記】
藤岡正博、中村和雄『鳥害の防ぎ方』によると、
外国では、凧が鳥を追い払うためによく用いられています。(中略)アドバルーンの下に凧をぶら下げて、畑の上に揚げるという試みもなされています。これは、上空を旋回するワシタカをまねたものと考えることができるかもしれません。(中略)私たちは、ダイズを加害するキジバトに対して凧(ゲイラカイト)の効果を調べたことがあります。その結果は、マネキンよりは劣るものの、相当高い効果が得られました。p150-151より引用)



▼関連記事
鳥追いカイトは田んぼのスズメ対策に有効か?(野鳥)


2018/10/21

川岸で親鳥を待つハクセキレイの幼鳥2羽(野鳥)



2018年7月下旬
▼前回の記事
川岸で幼鳥2羽にアメンボなどの虫を給餌するハクセキレイ親鳥♂(野鳥)

ひとしきり巣外給餌を済ませたハクセキレイMotacilla alba lugens)の親鳥♂が飛び去った後、残された2羽の幼鳥も相次いで川の対岸へ飛んで渡り、コンクリート護岸の上で親鳥の帰りを待っています。
幼鳥(巣立ち雛)も普通に飛べるようで、安心しました。
川の少し下流に橋がかかっていて、その真上の電線に親鳥が止まって幼鳥を見守っていました。(幼鳥の撮影を優先したので、親鳥の方は撮り損ねました。)
やがてこの家族群は下流へ飛び去ってしまいました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


ハクセキレイ幼鳥(野鳥)@川岸:コンクリート護岸
ハクセキレイ幼鳥2(野鳥)@川岸:コンクリート護岸

2018/10/20

川岸で幼鳥2羽にアメンボなどの虫を給餌するハクセキレイ親鳥♂(野鳥)



2018年7月下旬・午後12:02〜12:06

コンクリートで護岸された泥だらけの川岸でハクセキレイMotacilla alba lugens)の親鳥♂と2羽の幼鳥が一緒に居ました。
巣立ったばかりの幼鳥を連れて歩き、せっせと巣外給餌しているようです。

2羽の幼鳥(巣立ち雛)は川岸で離れ離れにならないように常に近くに居るようです。
親鳥♂が近くに来ると幼鳥は黄色い嘴を開けて給餌をねだります。
餌乞いの鳴き声は、川の流れる音にかき消されてあまりよく聞き取れず残念でした。
カラスの幼鳥とは異なり、餌乞いの際に翼を閉じたままで小刻みに震わせています。 

親鳥♂が幼鳥Lの目の前の泥に居た虫を喋んで口移しに与えました。(@1:08)
幼鳥は自力では未だ採餌(探餌)出来ないことが分かります。

そこへ急にカワラヒワCarduelis sinica)が飛来し、ハクセキレイ家族群の横に着地しました。(@1:14)
カワラヒワは種子食性ですから、ハクセキレイを襲ったり追い払ったりする意図は無いようです。
川岸に居るハクセキレイは保護色になっていて、カワラヒワは着陸寸前まで存在に気づかなかったのでしょうか。

また、川の中央から岸の方に低空飛行でやってきたハグロトンボCalopteryx atrata)が空中でターンして引き換えしました。(@1:25)
果たして親鳥♂はハグロトンボを捕食するでしょうか?

親鳥♂が急に飛び立つと、川岸に近い目の前の水面で虫を素早く捕らえました。(@1:34)
獲物はアメンボかな?
そのまま急旋回して岸に戻った親鳥♂に幼鳥Lが駆け寄ると、口移しで給餌しました。
見事な空中捕食シーンを1/5倍速のスローモーションでご覧下さい。

親鳥♂は休む間もなく川岸を下流へ歩いて移動し、次の餌を探します。
草むらで虫を素早く捕食した親鳥♂が幼鳥Lの待つ場所へ駆け戻り、給餌しました。

次に親鳥♂は川岸を上流へ歩きながら獲物を探します。
川岸の岩場から飛び立つと川面での捕食に挑みます。
一度失敗したものの、二度目は見事に水面の虫を嘴で捕らえました。
スローモーションで見直すと、ホバリング(停空飛翔)して狙いを定めると、水面を逃げるアメンボを追いかけ嘴で仕留めています。(@2:55)
岸に戻ると大き目の獲物を咥え直し、駆け寄ってきた幼鳥Lに給餌。(@3:27)
幼鳥LはRよりも飢えているのか、4回連続で給餌してもらっています。(貪欲で図々しい性格は兄弟間の競争において得でしょう。)

岩場で大人しく待っている幼鳥Rの横を通り過ぎる親鳥に対して、待ちくたびれた幼鳥Rが餌乞いしたら、ようやく餌を口移ししてくれました。
ただし、これは給餌の振りをしただけかもしれません。
明らかに餌が足りないらしく、幼鳥Rは不満そうに親鳥をちょっと追いすがりました。
未だ食べ足りない育ち盛りの幼鳥2羽が岩場で親鳥の近くに集まり、賑やかに餌乞い♪しています。
最後、ハクセキレイの親鳥♂は飛び立つと対岸のガードレールに止まり、川岸には幼鳥だけが取り残されました。

辺りを探しても母鳥♀の姿はありませんでした。
巣立った幼鳥を2群に分けて親鳥♀♂が別々に面倒を見ているのでしょうか。
育雛の初期には沢山の虫を嘴に貯めてから帰巣するハクセキレイの姿を見かけました。

▼関連記事(5月の撮影)
雛のために橋で虫を捕食するハクセキレイ♀(野鳥)
田んぼの水面で芋虫を捕食して巣に運ぶハクセキレイ♂(野鳥)
一方、今回観察した巣外給餌では、虫を一匹捕らえる度に幼鳥へ給餌していました。
雛が巣立つと親鳥について歩くようになります。
親鳥が捕らえ集めた獲物をいちいち巣に運ばなくて済むので、この時期の給餌は楽なのかもしれません。

確実に幼鳥と分かるハクセキレイを今回初めて撮ることができました♪
営巣地が近くにあったのかな?
大きな護岸ブロック(テトラポット? 正式名不詳)の下の穴が怪しいと思うのですが、どうでしょう?
身近にいるハクセキレイの断片的な観察を積み重ねてきて暮らしぶり(生態)が大体分かってきたものの、どうしても未だ巣を見つけることが出来ていません。

つづく→川岸で親鳥を待つハクセキレイの幼鳥2羽(野鳥)


ハクセキレイ(野鳥)親鳥♂@川岸+巣外給餌→幼鳥
ハクセキレイ(野鳥)親鳥♂@川岸+巣外給餌→幼鳥
ハクセキレイ(野鳥)親鳥♂@川岸+巣外給餌→幼鳥
ハクセキレイ(野鳥)親鳥♂+幼鳥2@川岸

2018/10/17

川に降りて水を飲み、水飛沫を浴びて涼む夏のドバト(野鳥)



2018年7月下旬・午後12:20〜12:30

よく晴れた暑い夏の昼下がり。
川沿いの堤防に居た1羽のカワラバト(=ドバト;Columba livia)が眼下の川を見つめ、いかにも水際に降りそうな素振りをしています。
これから水浴または飲水するのではないかと予想し、動画撮影開始。
案の定、ドバトはコンクリートブロックで覆われた護岸の急斜面を苦労して下り始めました。
バランスを崩しそうになると羽ばたいて少し飛び、ようやく水際まで辿り着きました。

小さな滝のように水飛沫を上げている堰の近くに設置されたコンクリート塊の凹みに水が溜まっています。
鳩はそこで嘴を浸すと流れる川の水をゴクゴク飲み始めました。
一般に鳥類は一口ごとに首を上げて水を喉に流し込まないといけませんが、ハト類だけは頭を下げたまま水を飲み込めるのです。
(この特技を可能とする比較解剖学的なメカニズムは既に調べられているのですかね?)

喉の乾きを癒やしたドバトは、水浴びはせずに、コンクリート塊を一段登ってじっとしています。
堰の水飛沫を浴びて涼しそうです。
辺りをキョロキョロ見回しているので、私の存在を警戒しているのかもしれません。
私が見てるから水浴してくれないのかな?
試しに私が少しずつ離れても鳩は長時間じっと佇んでいるだけでした。
行水しなくてもミスト・シャワーを浴びているだけで充分気持ち良いのでしょう。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


ドバト(野鳥)@川+飲水
ドバト(野鳥)@川:水際+納涼

2018/10/13

古巣のある高圧線鉄塔で鳴き騒ぐハシブトガラスの家族群(野鳥)



2018年7月中旬

水辺に建てられた高圧線の鉄塔#26の天辺付近で、カラスがいつの間にか枯枝を組み合わせた巣を作り、今季の繁殖を既に終えたようです。
昨年はここには営巣せず、しかも今年の春(3月下旬)に見たときには造巣してなかったので、すっかり油断していました。

高圧線で1羽のハシブトガラスCorvus macrorhynchos)がやかましく鳴き騒いでいました。
飛び立つと鉄塔に残された古巣の下の段の鉄骨に止まり、更に鳴き続けています。
そこへ更に2羽が相次いで飛来し合流しました。
ここで巣立った家族群(親鳥と幼鳥)なのでしょうか?
営巣期の状況を観察していないのですけど、警戒心の強いハシブトガラスがこんな丸見えの場所に巣を作るとは考えにくいです。
なんとなくハシボソガラスの古巣ではないかと私は思います。
(作りかけのまま使われずに放置された偽巣という可能性もあります。)
警戒心の強いハシブトガラスだからこそ、古巣をじっと見上げている私に対して警戒声を発しているのかな?

撮影後にこの群れが隣の鉄塔#27へ飛んで移動しました。
隣の鉄塔に巣はありません。(昨年は鉄塔#27でハシボソガラスが営巣していました。)

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

今季は樹上に営巣したカラスの巣を重点的に観察していたので、ここは見回りしていませんでした。


ハシブトガラス(野鳥)@高圧線
ハシブトガラス3(野鳥)@高圧線鉄塔#26
カラスsp古巣(野鳥)@高圧線鉄塔#26
カラスsp古巣(野鳥)@高圧線鉄塔#26
カラスsp古巣(野鳥)@高圧線鉄塔#26

2018/10/11

電波塔で鳴くノスリ♪(野鳥)



2018年7月下旬

田園地帯にそびえ立つ携帯電話基地局の鉄塔(電波塔)に1羽の猛禽類が止まっていました。
鉄塔の中段付近の鉄骨に止まって辺りをキョロキョロ見回しています。
ピーエ、ピーエ♪と甲高い声で断続的に鳴き続けています。
同定のために翼の下面を撮りたいのですが、一向に飛び立ってくれません。
胸の辺りの羽毛が白いので、この辺りで顔馴染みのノスリButeo japonicus)だと思います。

辺りでひっきりなしに鳴く蝉時雨(ミンミンゼミ♂など)がやかましいので、ノスリの鳴き声の声紋解析は諦めました。
この鳴き声は「囀りさえずり」なのでしょうか?
そしてノスリの場合もさえずるのは♂だけだとすれば、タイトルに「ノスリ♂」と書けるのですけど、どうなのでしょう?
つがいの♀を呼んでいるのかな?

実はつい先程まで鉄塔の天辺にカラスが止まっていたのを思い出してカメラを上にパンすると、いつの間にか居なくなっていました。
繁殖期が終わるとカラスは猛禽類に対してあまりモビング行動しなくなるのかな?

アングルを変えてノスリの後ろ姿も撮ってみました。
ズームアウトすると、鉄塔の背景に夏の青空と白い雲が美しいコントラストをなし、なかなかフォトジェニックでした。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
風で大きく揺れる杉の木が鉄塔の手前にあるせいで、いつものように手ブレ補正処理すると副作用が酷く、鉄骨がグニャグニャになるので今回は省きました。


ノスリ?(野鳥)@携帯電話基地局鉄塔
ノスリ?(野鳥)@携帯電話基地局鉄塔♪
ノスリ?(野鳥)@携帯電話基地局鉄塔・全景

2018/10/10

ニガナ?の茎を蹴倒して種子を食べるカワラヒワ(野鳥)



2018年7月下旬

民家の庭の片隅で種子食性のカワラヒワCarduelis sinica)がキク科の雑草の種子を食べていました。

画面の奥にはヒメジョオンの花の群落が見えます。
その手前で花が散った後の雑草(ヒメジョオンよりも背が高い)の種子をカワラヒワは集中的に食べています。
ひょろりとまっすぐ伸びた細い茎を足で押さえつけて倒伏させ、細長い種子を地面で喋んでいます。
地面から茎に跳びついて足で器用に蹴倒す技には感心させられました。
この植物の茎はあまりに細くて華奢なので、カワラヒワが茎に掴まりながら実を食べようとしても体重が支えきれず茎が折れてしまうでしょう。
種子に白い綿毛(冠毛)が見えるので、キク科ですね。
採食シーンをよく見ると、綿毛の部分は捨てて種子だけ食べているようにも見えます。
後半は茂みの奥で採食するようになり、撮影終了。

この日は望遠レンズを持ってきておらず、遠目からではカワラヒワが採食した草の種類が良く分かりません。
花が散った後でキク科の雑草をきっちり見分けるのは難しいかもしれません。
なんとなくニガナではないかと思うのですけど、どうでしょうか?
園芸植物や外来種だとすると、私にはお手上げです。
今思うと、私もこの種子を少し採取して家で栽培すれば、種類を同定できたはずですね。
そこまでやる発想も根性もありませんでした。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


カワラヒワ(野鳥)@ニガナ?種子採食
カワラヒワ(野鳥)@ニガナ?種子採食
カワラヒワ(野鳥)@ニガナ?種子採食

ニガナ?種子@群落

2018/10/08

ソバ畑から逃走するキジ♂(野鳥)



2018年7月下旬

耕して畝が作られたばかりの広い畑でキジ♂(Phasianus versicolor)とバッタリ遭遇しました。
おそらく種まきした直後の畑で採食中だったのでしょう。
一緒に居たキジバトは、私がカメラを向ける間もなく、慌てふためいて飛んで逃げてしまいました。
このキジ個体がほっそりした体型なのは、若鳥♂なのかな?
繁殖期を終えた夏の羽毛は量が少ないのでしょうか?

歩き去る途中で地面を喋みましたが、手前の草が邪魔でよく見えません。
私を警戒したキジ♂は走って逃げ出すと、畑に隣接する草むらに逃げ込みました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

撮影時点では畑を耕した直後で、何が生えてくるのか不明でした。
9月になってから現場を再訪すると、一面のソバ畑になっていました。


キジ♂(野鳥)@ソバ畑

2018/10/07

電線で酷暑に喘ぐスズメスズメ(野鳥)



2018年7月下旬・午後16:51

街中の電線にスズメPasser montanus)の成鳥が一羽で止まっていました。
そろそろ夕方なのに気温35℃と猛暑の日でした。
このスズメは嘴を開けて暑さに喘いでいるように見えました。
鳥類は暑い時にどうやって体温調節しているのでしょう。
金子凱彦『銀座のツバメ』によると、

犬と同じように鳥類には発汗作用がなく、口を開けて暑さをしのぐ。 (p78より引用)


我慢できなければ日陰に移動したり水浴するのかな?
最後は電線からどこかに飛び去りました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


▼関連記事(3年前に撮影。気温データなし)
スズメ(野鳥)の耐暑法?


スズメ(野鳥)@酷暑:電線

2018/09/24

池の畔の枝に並ぶカワセミ♂とスズメ(野鳥)



2018年7月中旬

溜池の畔から池に張り出した柳の枝にカワセミ♂(Alcedo atthis bengalensis)と2羽のスズメPasser montanus)が並んで止まっていました。

このカワセミは嘴が黒いので♂ですね。
最近雨が降らないので溜池の水位は低く、干上がりかけた泥にはアオコ?のような藻が発生しています。
見るからに水質が悪化していて、カワセミの餌となる小魚も減っているのではないかと心配です。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


カワセミ♂+スズメ(野鳥)@ヤナギ枝:池畔

2018/09/23

雛に給餌し糞を巣の外へ捨てに行くハシボソガラスの親鳥(野鳥)



2018年5月中旬
▼前回の記事
高圧線鉄塔の巣で羽繕い、羽ばたき練習するハシボソガラスの雛鳥(野鳥)

ハシボソガラスCorvus corone)の親鳥が帰巣すると、賑やかに餌乞いする雛鳥に口移しで給餌しました。
在巣の雛は少なくとも3羽は居そうです。
出巣の直前に
食後に一羽の雛が排泄した糞を親鳥が咥えてから巣を離れました。
ゼリー状の粘膜に包まれた雛の糞を(飲み込んで喉袋に入れた?)巣の外へ捨てに行ったのです。(排糞行動)

私が鉄塔から少し離れると、再び給餌シーンが撮れました。
慌ただしく給餌を済ませると、共働きの親鳥♀♂が相次いで出巣しました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



【追記】
小林朋道『先生、大型野獣がキャンパスに侵入しました!: 鳥取環境大学の森の人間動物行動学』という本によると、
親鳥が、ヒナの糞・尿を捨てに行く意味と、卵殻を捨てに行く意味とは異なっている。糞尿を捨てるのは、おもに、巣内にダニなどの病気のもとになる生物が繁殖するのを防ぐため、と考えられている。一方、卵殻を捨てるのは、(卵殻の内面が白くて目立つので:しぐま註)捕食者が巣の存在に気づくのを防ぐためである。 (p24より引用)

私は未だ親鳥が卵殻を巣から捨てる行動を見たことがないので、今後の課題です。

ハシボソガラス親鳥(野鳥)@帰巣:高圧線鉄塔#19+雛給餌

2018/09/22

池の畔で脱糞するヨシゴイ♂(野鳥)



2018年7月中旬

溜池でヨシゴイIxobrychus sinensis)が水際のヨシに止まって休んでいました。
その場で白っぽい軟便を排泄しました。(@0:09)
すると近くの線路で踏切が鳴り列車が通りました。
ヨシゴイは有名な擬態のポーズにはならず、芦原の奥に逃げ込んでしまいました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


ヨシゴイ♂(野鳥)@ヨシ原:池畔

2018/09/21

高圧線鉄塔の巣で羽繕い、羽ばたき練習するハシボソガラスの雛鳥(野鳥)



2018年5月中旬


▼前回の記事
前年と同じ高圧線鉄塔の巣で抱卵を始めたハシボソガラス(野鳥)

定点観察の空白期間がかなり開いてしまいました。
今季は樹上に営巣したカラスの巣を優先して調べていたからです。

久しぶりに様子を見に行くと、高圧線鉄塔#19に作られた巣の中でハシボソガラスCorvus corone)の雛が留守番しながら羽繕いしていました。
このときは未だ1羽しか姿が見えません。
他の雛鳥は巣の中で座っていると、下からはなかなか見えないのです。

鉄塔に近づいてから続きを撮ろうとしたら、親鳥の帰巣および給餌シーンを撮り損ねてしまいました。
画面の左で鉄骨に止まって巣の外を見張っているのが親鳥です。
在巣の雛は少なくとも3羽いることが分かりました。
ときどき元気に羽ばたきの練習をしています。
親鳥が鉄骨から鉄骨へピョンと跳んで移動し、今度は逆の方角を見張っています。

最後にようやく親鳥が鉄塔から滑空し、巣を離れました。
雛に与える餌を探しに行ったのです。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

つづく→雛に給餌し糞を巣の外へ捨てに行くハシボソガラスの親鳥(野鳥


ハシボソガラス雛(野鳥)@巣:高圧線鉄塔#19+羽繕い
ハシボソガラス親鳥+雛(野鳥)@巣:高圧線鉄塔#19

2018/09/20

イチョウ並木に塒入りするカワラヒワの群れ(野鳥)



2018年7月上旬・午後18:45〜19:05・気温28℃(日の入り時刻は19:04)

市街地の大通り沿いに植栽されたイチョウの樹冠とすぐ横を走る電線に2羽のカワラヒワCarduelis sinica)が止まっていました。
嘴を足元の電線やイチョウの枝に擦り付けています。
大型トラックが通りかかったせいか、急に飛び立つと左隣に立つ別の街路樹(樹種不明)の梢に移動しました。

日没直後に現場を再訪すると、更に薄暗くなった大通りの電線に止まっていたカワラヒワが、真下にあるイチョウ街路樹の青々と繁った枝葉に飛び込みました。
カワラヒワの塒入りは初見で、本でも読んだことがありません。
ハクセキレイの就塒前集合とは異なり、カワラヒワは鳴き交わしてはいませんでした。(群れと呼ぶには数が少な過ぎるから?)

このイチョウ並木は昨年、ハクセキレイの集団塒でした。
▼関連記事
イチョウ並木に塒入りするハクセキレイの群れ(野鳥)
イチョウの街路樹を塒とするハクセキレイ♀♂の群れ(野鳥)
しかし、今回ハクセキレイの姿はなぜかほとんど見かけませんでした。
数の少ないカワラヒワにお気に入りの塒を追い出されたとは思えないのですが、ハクセキレイの群れは集団塒の位置を変えたのでしょう。


※ 実際はもっと薄暗いのですが、動画編集時に自動色調補正を施しています。


カワラヒワ2(野鳥)@電線/イチョウ樹冠

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