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2020/08/06

ナツグミ訪花中のクマバチ♂同士で誤認求愛



2020年5月上旬・午前11:55・晴れ

庭園に咲いたナツグミの黄色い花でキムネクマバチ♂a(Xylocopa appendiculata circumvolans)が次々と吸蜜していると、探雌飛翔中の別個体の雄蜂♂bがやって来ました。

♂aが次の花へ向かおうとナツグミの花から飛び立った途端に背後から♂bが狙いを定めて襲いかかり、空中であわや衝突しそうになりました。(♂bが躊躇した?)
♂bが再び飛びかかって相手を掴まえようとした瞬間に♂aは奇襲攻撃をかわし、ナツグミの花から急発進で高速離脱しました。
♀との交尾はとにかく早い者勝ちなので、雄蜂♂は焦っているのでしょう。
一瞬の誤認求愛をまずは1/5倍速のスローモーションでご覧ください。
その後にリアルタイム(等倍速)でリプレイ。

別の解釈としては、誤認求愛ではなくて、自分の縄張りからライバル♂を追い払おうとする行動かもしれません。


柳の樹液を吸う越冬明けのキタテハ



2020年5月中旬・午後14:40頃

川岸に生えた柳(樹種不明)の樹液酒場に越冬明けのキタテハPolygonia c-aureum)秋型が来ていました。

柳の幹に下向きに止まり、口吻を伸ばして樹液を吸汁しながら翅をゆるやかに開閉しています。
翅の縁がボロボロに破損していました。
暖冬だったとは言え、冬越しの厳しさが忍ばれます。(キタテハは成虫で越冬します。)
翅裏のCマークがキタテハの紋章です。
翅裏の地色が薄い褐色なので、シータテハは除外できます。
やがて幹を回り込むと、上に登り始めました。
柳の枝には若葉が生い茂っています。

幹の一部が小さな樹洞のようにえぐれていて、キタテハは樹洞の内側を口吻で舐めていました。
近寄ってきたアリを嫌ったのか、キタテハは翅を開閉しながら樹洞から歩き去ります。
幹の陰に回り込んで再び死角に消えたので、もしかすると私を警戒しているのかもしれません。
樹液を充分に吸汁すると、満ち足りたキタテハは柳の幹から飛び去りました。

キタテハの樹液吸汁シーンは、意外にもこれまで1例しか撮ってませんでした。

▼関連記事(7年前の撮影)
樹液酒場で飛ぶキタテハ、シータテハ、アカタテハ【ハイスピード動画&HD動画】


ちなみに、柳の樹液が滲む樹洞内には得体の知れない白い蛆虫のような謎の幼虫が大小数匹、蠢いて(泳いで)いました。
ハエ類なのか甲虫の幼虫なのか、私にはさっぱり分かりません。
この蛆虫を採集し、昆虫ゼリーを与えれば成虫まで飼育できるかな?


さらに余談ですが、撮影中に頭上から水滴が何度も滴り落ちてきました。
透明で冷たい液体でした。
雨水ではないと思うのですが、アブラムシの甘露かな?

『ヤナギハンドブック』を手に入れたので、自力で樹種を同定できるように頑張ります。
この辺りでよく見かける平凡な普通種だと思います。
花や葉、実など通年で総合的に判断しないといけないみたいで、定点観察に通うことにします。







2020/08/05

川岸で縄張り争いするハクセキレイ♂の誇示行動(野鳥)



2020年5月中旬・午後14:30頃・晴れ

街中を流れる川のコンクリート護岸の縁で2羽のハクセキレイ♂(Motacilla alba lugens)が奇妙な激しいダンスを繰り広げていました。
カメラでズームインすると、♂同士でした。
護岸を行きつ戻りつする2羽の動きを同じ画角に収めるのに苦労します。

右側の個体Rが左側の個体Lの近くまで走り寄ると目の前で高く飛び上がる、という謎の行動を繰り返しています。
1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
初めはフライングキャッチで飛んでいる虫を捕食する練習をしているのかと思いました。
どうやら縄張り争いの誇示行動のようです。
ちょうどこの地点に、2羽♂の縄張りの境界線があるのでしょう。
左の個体LはRの誇示行動(ディスプレイ)をただ見てるだけで、特に応戦しませんでした。
どうやって決着をつけるのかと興味津々で見ていると、先に飛び去ったのは意外にも、激しく縄張りを主張していた個体Rの方でした。
コンクリート護岸に居残った個体Lにズームインすると、チチッチチッ♪と鳴いていました。(勝利の凱歌?)
鳥は縄張り争いをする前にまず囀りさえずりで縄張り宣言するはずですが、そのような特殊な鳴き方は聞こえませんでした。(聞き逃した?)

小笠原昭夫『セキレイの歌』 (文研科学の読み物)はセグロセキレイの生活史をまとめた児童向けの名著です。
「なわばり」の章を読み返すと、ヒントになりそうな記述がありました。

(キセキレイは)あとからあとからやってきて、こみあってくると、なかまどうしで、しばしばはでなおどしあいがおきた。1わの頭上へべつの1わが飛んでいき、ぶつかりそうな近さで宙返りしてもとへもどるという動作を、なんどもくり返した。相手も腰を低めて上をむき、くちばしを開いてはむかった。そんなときにはきまって、チチチチチ、スイスイスイーと細くするどい鳴き声をたてた。(中略)
 いっぽうハクセキレイは、池や川原へおりて、セグロセキレイと争うことが、ときどきあった。たいていはチュイリーと聞こえるするどい声を発するだけで、わかれわかれになったが、空中でもつれてたたかったり、つかみあったまま、2わいっしょに水面へ落ちてしまうほどのけんかをすることもときにはあった。(p39−41より引用)


ただし、セキレイ類の中でも種によって縄張り争いの誇示行動は微妙に異なる可能性があります。
今回私が観察したハクセキレイの事例では、喧嘩中の鳴き声は風の音にかき消されて対岸からあまり聞き取れませんでした。
ハクセキレイの激しい空中戦は以前一度だけ撮影に成功しましたが、取っ組み合いの喧嘩は未だ見たことがありません。


▼関連記事(3年前の撮影)
縄張りを巡り空中戦を繰り広げるハクセキレイ(野鳥)





2020/08/03

ナツグミの花の周りで縄張りを張りホバリングするクマバチ♂の群れ



2020年5月上旬・正午頃・晴れ

庭園に植栽されたナツグミの花が満開に咲くと、多数のキムネクマバチ♂(Xylocopa appendiculata circumvolans)がその周囲に集まってブンブンと忙しなく飛び回っていました。
ここに集まっているのはなぜか雄蜂♂ばかりでした。
交尾相手の♀が採餌に飛来するのを待ち構えて、それぞれの雄蜂♂が空中に縄張りを張り、一点でホバリング(停空飛行)しています。
縄張り内に何者かが侵入すると直ちにすっ飛んで行き、ライバル♂であれば追い払います。
クマバチ♂のエネルギー消費も激しいはずで、空腹になればナツグミの花で吸蜜して燃料を補給します。


▼関連記事
ナツグミの花で吸蜜するクマバチ♂の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】

訪花中の♂を♀と誤認して別個体の♂が飛びかかっていく(誤認求愛)こともよくあります。(映像公開予定
群飛のハイスピード動画も撮りたかったのですが、停飛中のクマバチ♂にカメラのピントを合わせる暇もありませんでした。


2020/07/31

ナツグミの花で吸蜜するクマバチ♂の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



2020年5月上旬

公園に植栽されたナツグミの木の花にキムネクマバチXylocopa appendiculata circumvolans)が群がっていました。

忙しなく正当訪花を繰り返して吸蜜する個体は、なぜか雄蜂♂ばかりでした。(動画に登場する性別不明の個体の中に少数の♀を見落としているかもしれません)
複眼が大きく発達していて顔の白い♂は花粉を集めて巣に持ち帰りませんから、後脚に花粉籠がありません。

ナツグミの花からクマバチ♂が力強く羽ばたいて飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@2:02〜)




2020/07/30

オドリコソウの花で盗蜜するクロマルハナバチ創設女王【HD動画&ハイスピード動画】



2020年5月中旬・午後17:45〜18:00頃・晴れ

用水路沿いの土手に咲いたオドリコソウの群落でクロマルハナバチ♀(Bombus ignitus)が何匹も訪花していました。
大型の個体ですし、時期的にワーカー♀ではなく創設女王だと思います。
複数個体を撮影しても後脚の花粉籠は空荷でした。
もしやと思い、訪花シーンの口元をよく観察すると盗蜜していました。
シソ科の花は唇形花と呼ばれ、複雑な形状をしています。
クロマルハナバチ♀は花筒の外側から根元に口吻をグサッと突き刺して穿孔盗蜜していました。
雄しべに体が全く触れませんから、花粉を集めることはありませんし、オドリコソウの授粉を助けません。
開花前の蕾からもお構いなしに盗蜜することがありました。(@x:xx)
胸背に黄色い花粉が付着した個体も盗蜜しています。
オドリコソウの花筒の根元に盗蜜痕が見えます(穴だらけ)。

春に咲くオドリコソウの花から盗蜜するハチがいることを本で読んで知っていたのですが、ようやく実例を動画で記録できました。
私が以前に見たオドリコソウの群落は花に盗蜜痕があるのに、舌の長いトラマルハナバチ♀が正当訪花しているだけでした。(盗蜜者の正体が不明だったのです。)

▼関連記事(6年前の撮影)
オドリコソウの花蜜を吸うトラマルハナバチ♀
悲願のミッシングリンクがようやく撮れて感無量です。

例えば、田中肇『昆虫の集まる花ハンドブック』でオドリコソウを調べると

笠をかぶり手に扇を持って舞う姿にたとえられる花。笠の下には雄しべ雌しべの先が隠れている。花の形にぴたりと合うのはマルハナバチ類で、蜜を吸うためにはい込むと背が雄しべ雌しべに触れ、花粉で白く染まった状態で出てくる。より大きく口の短いクマバチは、花の背後に鋭い顎で穴を開けて蜜を吸うため、花粉は媒介しない。(クマバチは)花に馬乗りになって筒部に口を差しこみ、蜜を盗む。
花の底に蜜があり、笠の下には雄しべ雌しべがある。(p11より引用)


本書でオドリコソウの送粉者の例としてコマルハナバチを挙げています。
私はコマルハナバチによる正当訪花シーンは未見です。
本書で記述されたクマバチによる盗蜜行動と今回のクロマルハナバチによる盗蜜行動は細かい点で違います。
(今回のクロマルハナバチ♀はオドリコソウの花に馬乗りになっていません。)


クロマルハナバチ♀がオドリコソウの花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@2:33〜4:31)
盗蜜中は羽ばたきを止めています。
次に来るだろうと予想した株を狙って撮り始めると、オドリコソウの花への着陸シーンが撮れました。
2匹のクロマルハナバチ女王が同じ株でニアミスすることがありました。(@2:50)

ちなみに、ピッキオ編『花のおもしろフィールド図鑑 春』でオドリコソウを調べると、

花のつけ根には蜜がたまっていてこれで昆虫をおびき寄せています。人間が花を取って吸ってみても甘いので、野山でおなかがすいたら試してみてはいかがでしょう。意外といける味にくせになること請け合いです。(中略)オドリコソウは日本在来の植物です。
白色の花は東日本に多く、西日本ではピンク色の花が多い。(p125より引用)


ここは東日本なのに、今回の群落では白い花もピンクの花も両方咲いていました。
私も真似してオドリコソウの花から盗蜜してみたくなりました。



2020/07/28

池で水浴びするハシブトガラス(野鳥)



2020年5月上旬・午後12:30頃

池の岸辺の浅いところでハシブトガラスCorvus macrorhynchos)が水浴びしていました。
カラスの行水を川ではなく池でやるのを見たのは今回が初めてです。
気温を測り忘れました。

岸から池に張り出した手前の小枝が目障り(カラスにピントを合わせにくい)ですけど、カラスからは私が見えないので安心しているのでしょう。
水浴でさっぱりしたハシブトガラスは池から岸に飛び上がると、石垣の護岸をピョンピョン駆け上がりました。
茂みの陰で激しく身震いして濡れた羽根の水気を切ってから、近くの枯木の枝に飛び上がりました。

止まり木で羽繕いすると、飛び去りました。
撮影アングルを求めて私が横に少しずれただけでハシブトガラスはすぐに気づき、警戒して飛び去ってしまいました。
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。




2020/07/27

シロツメクサの花で吸蜜するクマバチ♂の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



2020年5月中旬〜下旬・午後

平地の原っぱに咲いたシロツメクサの群落でキムネクマバチ♂(Xylocopa appendiculata circumvolans)が訪花していました。
この組み合わせは初見です。
顔の頭楯が白く、複眼が大きく発達した雄蜂♂ばかりで、なぜか♀を見かけませんでした。
私はクマバチが大好きなので、訪花植物のリストがまた一つ増えて嬉しいです。

シロツメクサの花序をよく見ると、球状に集まった個々の花はマメ科植物に特有の蝶形花になっています。
クマバチ♂が花にしがみつくとその体重で茎がしなり、倒伏することもあります。
てっきり盗蜜するかと思ったのですが、クマバチ♂はシロツメクサの花序を掻き分け、一つ一つの蝶形花に対して丹念に正当訪花していました。

▼関連記事(4年前の撮影)
ムラサキツメクサの花で盗蜜するクマバチ♀

細長い花筒に黒い舌を挿し込んで奥の蜜腺から花蜜を吸っています。
その結果、口吻の根元や顔が黄色い花粉で汚れています。
隣の花に飛び立つと、ブーン♪という重低音の羽音が響きます。
この羽音に恐怖を抱くヒトもいらっしゃいますが、雄蜂♂は毒針を持たないので刺される心配は全くありません。

クマバチ♂がシロツメクサの花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:08〜1:31、3:21〜5:03)
羽ばたきを止めて吸蜜していたクマバチ♂が、力強く羽ばたいて重そうに飛び上がる様子は見応えがあります。

ちょうど1週間後にも同じ場所で撮影し、2日間の動画をまとめました。




2020/07/26

川で水浴しハクセキレイ♂を擬攻撃するスズメ(野鳥)



2020年5月中旬・午後14:25頃・晴れ

街中を流れる川の中洲の横でスズメPasser montanus)成鳥とハクセキレイ♂(Motacilla alba lugens)が1羽ずつ居ました。
スズメが浅瀬で水浴びを始めました。
私はスズメの砂浴びは何度か観察していますが、水浴びは嬉しい初見です。
気温を測り忘れたのが心残りです。
その間、ハクセキレイ♂はスズメには構わず、鳴いたり餌を探しながら下流の方へ(スズメから離れて)歩いて行きます。

行水を終えたスズメが下流へ飛び去るついでに、意外な行動に出ました。
ハクセキレイ♂を追いかけてモビング(擬攻撃)を仕掛けたのです。
まずは1/5倍速のスローモーションでご覧ください。
その後に等倍速でリプレイ。
スズメはハクセキレイ♂の頭上でホバリングし、なんと足で蹴るフリをしました。
背後から奇襲されたハクセキレイ♂は咄嗟に身を屈めてスズメの攻撃をかわし、軽く飛び上がってスズメを威嚇しました。
スズメはそのまま飛び去りました。
その場に残ったハクセキレイ♂は、唖然として辺りを見回しています。
スズメのモビング行動を初めて観察できて興奮しました。
しかも今回は自分よりも大きな相手に対して敢然と擬攻撃しています。
私には理由が全く分かりません。
嫌がらせをするほどの恨みがそれまでに何かあったのでしょうか?

やがてハクセキレイ♂も下流へ飛び立ちました。
流し撮りでその姿を追うと、少し下流の別な中州でハクセキレイ♂はスズメと再会していました。
(もしかするとスズメは別個体かもしれません。)
スズメは中州の横の浅瀬で何度も行水を繰り返しました。
ハクセキレイ♂も真似して行水するかと期待したのですが、私を警戒したのか、結局ハクセキレイ♂は中洲から飛び去ってしまいました。
水浴を済ませてさっぱりしたスズメは川から飛び上がると横のコンクリート護岸の上縁に止まりました。
羽根を震わせて水気を切ると、スズメは川から離れ住宅地の方へ飛び去りました。






2020/07/21

トビの帆翔(野鳥)



2019年11月上旬・午前11:20頃・くもり

広大な農耕地(畑)の上空でトビMilvus migrans)が帆翔していました。
上昇気流に乗って曇り空にクルリクルリと輪を描いています。。
風向きが安定しないようで、三角形に広げた尾羽根を絶えず左右に傾けてバランスを取ったり方向転換したりしています。
お馴染みのピーヒョロロ♪という鳴き声を全く発することなく、黙って飛んでいました。


トビ(野鳥)上面@帆翔

2020/07/19

オニグルミの枝から飛び立つジョウビタキ♂(冬の野鳥)



2019年11月下旬・午後15:30頃・くもり

川岸でほぼ落葉したオニグルミ灌木の横枝に冬鳥のジョウビタキ♂(Phoenicurus auroreus)が止まっていました。
後ろ姿を撮り始めたらすぐに、川の方へ飛び降りました。
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。




2020/07/16

スズメ幼鳥の餌乞い(野鳥)



2019年6月中旬・午後16:20頃・くもり

蓮池の横の遊歩道で、巣立ちしたばかりのスズメPasser montanus)幼鳥が1羽だけでいました。
羽根を震わせて鳴いているので、近くまで来ている親鳥に餌乞いしているのでしょう。
車が通りかかったせいか、スズメ幼鳥は急に警戒して飛び立ち、近くの桜(ソメイヨシノ)の樹上に隠れてしまいました。
一応自力で飛べるようです。

飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。



▼関連記事(2日前にほぼ同じ場所で撮影)
道端の草地で幼鳥に巣外給餌するスズメの親鳥(野鳥)




2020/07/14

モミ樹上の巣で求愛給餌するハシボソガラスの♀♂つがい(野鳥)



2020年3月上旬・午後17:05頃

池の岸に聳え立つモミ高木を見に行くと、この日は天辺の枝にカワウは止まっていませんでした。
梢の巣に運び込まれた巣材(小枝)の量が前回よりも増えていたので、造巣作業が進行中のようです。
その巣に2羽のハシボソガラスCorvus corone)が出入りしている証拠映像を初めて撮ることができました。
このモミ樹上の巣はカワウが作ったものではないか?と内心期待していたのですが、予想(願望)が外れました。
暖冬の影響で例年よりもカラスの造巣開始が早いかもしれません。

♂と思われる1羽が帰巣すると、在巣の個体(おそらく抱卵中の♀)に口移しで何か白い塊を給餌しました。
慌てて巣にカメラを向けて撮った一瞬の出来事なので、まずは1/5倍速のスローモーションでご覧ください。
その後に等倍速でリプレイ。
給餌メニューは不明です(拾ってきたパン?)。
夫婦間の求愛給餌だろうと思うのですが、交尾行動は見ていません。


▼関連記事(3年前の撮影)
ハシブトガラス♀♂の求愛給餌と相互羽繕い(野鳥)

♀が巣に残って抱卵するかと思ったのに、下からカメラを向けている私を警戒しているのか、残念ながら2羽ともすぐに巣から飛んで逃げてしまいました。
別々の方向に飛び去ったうちの1羽は私の頭上を飛び越えて行ったので、縄張り内をうろついては営巣木を見上げる怪しい奴を偵察に来たのでしょう。
しかしハシボソガラスはハシブトガラスに比べると穏健でヒトに寛容なので、無礼な私に対して怒って鳴いたり威嚇するなどの攻撃的な行動はありませんでした。






2020/07/13

タンポポの未熟な種子をついばむカワラヒワ♂(野鳥)



2020年4月下旬・午後15:45頃・晴れ

郊外の住宅地の庭でカワラヒワ♂(Carduelis sinica)が何かをしていたので私がカメラを向けると、警戒して近くの庭木(樹種不明)の枝先に避難しました。
私がフリーズしてしばらく待つと警戒を解いてくれ、民家の裏庭に舞い戻ってくれました。
砂利に覆われた狭い庭には春の雑草が疎らに生え始めています。

カワラヒワ♂は草の種子を啄んで食べ始めました。
動画をよく見ると、花が咲き終わって倒伏したタンポポの実を嘴でほぐして種子を食べているようです。
カワラヒワは種子食性ですが、冠毛が未発達の未熟な種子も食べるとは徹底してますね。
私の方をちらちらと見て警戒しつつも、一箇所に居座ってひたすら食べ続けています。
完食する前に満腹になったのか、庭を徘徊し始めました。
私の視線を嫌い、最後はラッパスイセンの白い花が咲いている群落の背後に隠れてしまいました。

撮影中は採食メニューがよく分かりませんでした。
直後に現場検証しようと思ったのですけど、他人様の敷地に勝手に踏み込む訳にはいきません。
仕方がないので、横の公道から庭に生えた目ぼしい雑草の写真を撮りまくって帰りました。
しかし映像をじっくり見直したら、キク科植物の黄色い花、おそらくセイヨウタンポポだろうと判明しました。
食事中のカワラヒワ♂の背後にオニノゲシと思われる鋸歯が鋭い若葉が生えていますが、花が咲き終わるには未だ時期が早いだろうと考え、除外しました。



▼関連記事(1、7年前の5月に撮影)
タンポポの種子を食すカワラヒワ♂(野鳥)
土手でセイヨウタンポポの種子を食すカワラヒワ♀♂(野鳥)
駐輪場でセイヨウタンポポの種子を食すカワラヒワ♀♂(野鳥)




2020/07/11

営巣木を巡るカワウとハシボソガラスの冷戦(野鳥)



2020年3月上旬・午後16:27〜16:37・晴れ

池の畔に聳え立つ巨大なモミな木の天辺に今年も鳥の巣が作られ始めました。
春が近づき、いよいよ営巣が始まったようです。
観察に通うと、巣の作り主はハシボソガラスCorvus corone)でした。(映像公開予定
この日は少し離れたところで張り込みをすることにしました。
望遠レンズのカメラを三脚に据え付けて巣を狙い、親鳥が帰ってくるのを待ちます。

すると1羽のカワウPhalacrocorax carbo hanedae)が飛来し、巣の上の枝(モミの天辺)に止まりました。
頭部の羽毛が銀色に輝く婚姻色(繁殖羽)で美しい個体です。
腰の両側も真っ白でよく目立ちます。
全く同じ止まり木に冬の間も1、2羽のカワウが休んでいるのを何度も見かけていたのですが、ようやく証拠映像をしっかり撮れて大満足。


▼関連記事(1月下旬の撮影)
モミ高木の梢で休むカワウ(冬の野鳥)

ということは、カワウのつがいも同じモミの木で巣作りしようとしているのでしょうか?
まさかカラスが作りかけた巣をカワウが乗っ取るのかな?
私は未だカワウの営巣地(コロニー)を見つけたことがありません。

モミの梢でキョロキョロと辺りを警戒していたカワウが急にオー、アー♪と大声で鳴きました。
何事かと思いきや、♀♂つがいと思われる2羽のハシボソガラスCorvus corone)がガーガー♪と嗄れ声で鳴きながら慌てて飛来しました。
カラスの夫婦は、カワウと対峙するようにすぐ下の横枝に並んで止まりました。

カワウがこんな威嚇の鳴き声を発するの聞いたのは初めてです。
恐竜映画の鳴き声を連想しました。
『色と大きさでわかる野鳥観察図鑑』p143などの図鑑でカワウの鳴き声を調べても、

声:グルル、グルル、グワッ、グワッ(繁殖期)
としか書いてありませんでした。

カワウの剣幕や体格に圧倒されたのか、ハシボソガラスの夫婦はカワウを営巣木から追い払うためのモビング(擬攻撃)を仕掛けませんでした。
体格で勝るカワウが止まり木の枝の最高地点を占領しているためにカラスが強気に出れない、とは考えられません。
もしカラスがその気なら、たとえ大型の猛禽類が相手でも空中から激しくモビングを仕掛けるはずです。
猛禽類とは違って、魚食性の水鳥が縄張りに侵入してもそれほど敵視する必要がない(卵や雛を襲われる心配はない)と知っているのですかね?
しかし、私は過去にこんなケースを観察しています。

▼関連記事(8年前の撮影)
ササゴイにモビングするハシボソガラス【野鳥:烏鷺の争い】

樹冠のカワウはカラスに対して体格を誇示するかのように、翼を少し広げて身震いすると、余裕たっぷりに羽繕いを始めました。
睨み合いの末に、モミの梢から先に飛び去ったのは、意外にもハシボソガラスの方でした。
カワウの縄張り侵入を諦めて黙認することにしたようです。
捨て台詞のように鳴きながらカラスが飛び去りました。
過去にカワウにモビングして手酷い反撃をくらったことがあるのかもしれません。

樹上に残ったカワウはリラックスすると、顔を肩に擦り付けながら欠伸をしました。
欠伸をしながらカワウは小さな声を発しました。

動画をよく見ると、ユスリカの大群がモミ樹冠の周囲で飛び回り、蚊柱を形成しています。(群飛)
モミの木の真下は池ですから、そこから発生したユスリカと思われます。
樹上のカワウがときどき身震いしているのは、体に集るユスリカを追い払おうとしているのでしょう。
映像の前半を見直すと、カラスの周囲にも蚊柱が集っていました。

やがてカワウが樹上から白い液状便(尿)をボタボタと大量に排泄しました。(@3:13)
体重を軽量化するのは飛び立つ前兆です。
すると案の定、脱糞直後に羽ばたいて飛び去りました。
カワウの脱糞および飛び立ちの瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。

5〜6分後に同一個体と思しきカワウが再び飛来し、同じモミの梢に着陸しました。
よく晴れているのに翼を広げて羽根を乾かす訳でもなく、高い止まり木からひたすら周囲を見張っています。
夕方でハシボソガラスの夫婦は早くもどこかに塒入りしたのか、カワウを邪魔しに戻って来ることはありませんでした。

残念ながら、ここでカメラのバッテリー容量を使い切ってしまいました。
予備のバッテリーを持参し忘れたのが痛恨のミスです。
それでも、この春の野鳥観察で私が一番ワクワクした事件でした。

※ カラスとカワウが鳴く前半のみ、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。


つづく→


2020/07/08

ヒマラヤスギ林に続々と塒入りするダイサギの群れ(冬の野鳥)



2020年3月上旬・午後17:39〜18:04・(日の入り時刻は午後17:34)


▼前回の記事
夕暮れのモミ樹冠で羽繕いするダイサギ(冬の野鳥)

日没後にダイサギArdea alba)が次々に飛来して塒入りが始まりました。
上空を旋回してから、池畔のヒマラヤスギ並木の横枝にフワリと着地します。
全く鳴き声を発すること無く、静かで優雅な塒入りでした。
私が今まで見てきたカラスやムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワウなどの騒々しい集団就塒とは大違いです。

群れが陣形を作って飛来するのではなく、ダイサギは1羽ずつ塒に飛来したので、集団就塒とは呼べないかもしれません。
肉食性(魚食性)のダイサギは広い縄張りを必要としますから、日中は川や池などの水辺でほとんど単独生活を送っています。
今回の個体群を見る限り、ダイサギは他の野鳥と異なり、就塒前集合しないで直接塒入りするようです。
しかし、別の場所で以前見たダイサギは、川で就塒前集合してからカワウと一緒に河畔林に塒入りしていました。
就塒前集合の有無はケースバイケースなのでしょう。

ヒマラヤスギ巨木の林は鳥が止まる場所がたくさんありますから、たかだか10羽のダイサギが集まっても混み合わず余裕があります。
塒内でダイサギ同士で場所取りの小競り合いがほとんど起きなかったのは、そのためでしょう。
軽い威嚇や小競り合いがあっても、鳴き声は聞き取れませんでした。


▼関連記事(2年前の11月に撮影)
河畔林の集団塒でダイサギ同士が小競り合い(野鳥)


結局この日ヒマラヤスギ林に塒入りしたダイサギは、計10羽ぐらいでした。
一旦止まった枝から別の枝に飛び移ることが多いので、撮影に集中しているとなかなかカウントと両立できません。
例えば近くのモミ高木に着陸しかけた個体は、仲間が居ないことに気づくと再びアプローチをやり直し、集団塒に合流しました。
隣の個体との距離が近すぎると先客に威嚇され、追い払われてしまいます。
池の対岸から撮影している私を警戒して、死角となる枝へ飛んで移動している印象も受けました。
ヒマラヤスギ樹上で落ち着くと、ダイサギは各々が羽繕いしています。

ここでもカワウとダイサギの混群が塒入りするかと期待したのですが、少なくとも1羽のカワウが日没直後、私に驚いて池から逃げてしまいました。
(もし私が邪魔しなければ、カワウもダイサギと同じヒマラヤスギ樹上に塒入りしたかもしれません。)


※ 動画編集時に彩度を少し上げました。
暗視カメラの赤外線がとても届かない距離なので、自然光(および外灯)による明るさが撮影可能限界になるまで愛機FZ85の手持ち夜景モードで動画撮影しました。

日が暮れると気温が急激に下がりました。
午後17:33 12.0℃、湿度31%
午後17:45 7.1℃、42%
午後18:04 4.3℃、57%





翌朝の離塒も撮影すべきでしたね。
野鳥が夜なぜ群れで集まって眠るのかという疑問に対する仮説がいくつか提唱されています。
柴田佳秀『うち、カラスいるんだけど来る? カラスの生態完全読本』によると、

エサ場の情報センター説はカラスではまだ確かめられていませんが、サギでは実証されています。(p44より引用)



今回は逆光のアングルで空を横切る電線も目障りでした。

順光の逆側からダイサギの塒入りを撮り直そうと9日後の3月中旬に現場を再訪しました。
ところが、日が暮れてもなぜかダイサギは1羽も現れませんでした。
集団塒の場所を変えてしまったのでしょうか?
9日前の私の撮影行為がダイサギ達を警戒させてしまったのかもしれない…という一抹の懸念があります。
ブラインドを張って隠し撮りしたくても、設置場所が確保できないのです。
それとも、鷺山の糞害を恐れる誰かに追い払われたのかな?
定点観察の間隔が9日も空いてしまったのが悔やまれます。
楽観的に考えると、春になってダイサギは渡去したのかもしれません。



↑【おまけの動画】
午後17:57~17:59(日の入り時刻は午後17:32)

2日前の晩に現場を偶然通りかかり、白鷺の集団塒を初めて見つけたときの証拠映像です。
塒入りが完了した後でした。
池畔に聳え立つヒマラヤスギ並木の集団塒で、6羽のダイサギが思い思いに羽繕いしています。
ブログ限定で公開しておきます。

※ 動画編集時に強制的に明るさを上げました。
暗がりでも純白の白鷺の姿が辛うじて樹上に見えます。
暗視カメラの赤外線がとても届かない距離なので、愛機FZ85の手持ち夜景モードで動画撮影しました。


2020/07/06

求愛の囲い込みから脱落するオナガガモ♂(冬の野鳥)



2020年1月上旬・午後15:30頃

川面で7羽のオナガガモ♂(Anas acuta)が1羽の♀を取り囲んでいます。(「囲い込み」)
♂が首を繰り返し伸縮させているのは♀への求愛アピールでしょう。(「あご上げ」または「げっぷ」)
♀が向きを変えて逃げようとする度に、取り巻きの♂たちも向きを変えて追走します。
♂同士の争いはありませんでした。

しばらくすると、手前の♂1羽が水面から此岸に向かって飛び立ちました。(@0:18)
この個体は♀から最も遠く、選ばれる見込みのない劣位♂なので、諦めて囲い込みから離脱したようです。

やがて、突然♀も上流へ向かって飛び去りました。(@0:44)
それにつられて♂も続々と飛び立ち、♀を追いかけて行きます。
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
川岸からしつこくカメラを向けている私を警戒して逃げたというよりも、求婚されている♀はときどき自発的に飛んで場所を変えるようです。
もしかすると、どの♂の反射神経が一番優れていて真っ先に飛び立ってくれるか、♀はテストしているのかもしれませんね。(♀による♂の選り好み)
飛翔中も♂は♀に求愛誇示することがあるらしいのですが、私は見ていません。
♀は少し飛んだだけで同じ川に着水し、♂による囲い込みおよび求愛誇示が再開されます。


夕暮れのモミ樹冠で羽繕いするダイサギ(冬の野鳥)



2020年3月上旬・午後17:23〜17:39・晴れ・日の入り時刻は午後17:34

白鷺の群れが夜に眠る集団ねぐらを先日たまたま見つけたので、日を改めてねぐら入りする様子を撮影にやって来ました。

池の畔に常緑針葉樹の巨木が並んでいる一角があり、その樹上に集団就塒していました。
午後の未だ明るい時間から現場入りして、まずは集団ねぐらの樹種を調べました。

日没前に全体を見渡せる撮影ポイントに戻ると、モミ高木の天辺(樹冠)で1羽のダイサギArdea alba)がのんびり羽繕いしていました。

モミの梢でキョロキョロと周囲を見回していたダイサギが、急に飛び立ちました。
池の対岸から私がしつこく撮り続けるので警戒したのでしょうか?
飛び立つ瞬間をうっかり撮り損ねてしまいました。

逃げられたと思いきや、右回り左回りに旋回してから、モミに隣接するヒマラヤスギの横枝にフワリと着陸しました。
今晩の集団塒に一番乗りした個体です。
これからダイサギの群れが続々と集まり始めます。

※ 逆光なので、動画編集時に彩度を少し上げました。
オレンジ色の光は夕日ではなく外灯です。

つづく→ヒマラヤスギ林に続々と塒入りするダイサギの群れ(冬の野鳥)


2020/07/04

池の岸から小魚を捕食するダイサギ(冬の野鳥)



2020年2月中旬・午後16:18〜16:28

日本庭園で池の岸で白鷺が佇んだり、ゆっくりと歩き回ったりしていました。
ダイサギArdea alba)です。
飾り羽が美しいですね。
少量の残雪が積もった岸から何度も長い嘴を水中に素早く突っ込んで獲物の捕食を試みています。
何度か失敗したり獲物に逃げられたりしたものの、私が見ている間に少なくとも二度は小魚の捕食に成功しました。

池の水面には、細かく溶けた氷(雪かも?)が浮いています。
ダイサギは岸の水際に忍び寄り、鋭い眼光で水中を見つめています。
日本庭園の庭木は冬の間、雪囲いされています。

水中に獲物を見つけると、ダイサギは頭を低く下げた姿勢で忍び寄ります。
狙いを定め、池の水際の岸に嘴を電光石火の早業で突き刺しました。
見事に咥えた長い嘴の先には小魚(種名不詳)がピチピチと暴れていました。
獲物を丸呑みすると、首を左右に振って嘴から水を振り落としました。

川で魚を捕食するダイサギは今まで何度も観察してきましたが、池での漁は初見です。
川での漁と異なる点として、食後に嘴を水でゆすぐ行動をしませんでした。
今回、食後のダイサギは首を左右に振って嘴の水気を切っただけで、すぐに次の獲物を探しに歩き出しました。
おそらく、池の静水で嘴をゆすいだりすると魚に警戒され逃げられてしまうからでしょう。

もう一つ大きな疑問として、川では「足踏み追い出し漁」がダイサギの得意技なのに、池では水中に入って歩き回らないのは何故でしょうか?
単なる個体差なのかな?
釣りをやらない私は想像するしかないのですが、池と川では効率的な漁のやり方が異なるのかもしれません。(池の魚の方が警戒心が強い?)

止水の池で足踏みすると水底から舞い上がった泥で濁ってしまい、肝心の獲物が見えなくなりそうです。
一方、川で足踏み追い出し漁をやる場合は、川底から舞い上がった泥は川の水ですぐに川下へ流されますから、ダイサギの視界は良好に保たれるはずです。

飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
実はこの飛翔シーンは一番最初に撮りました。
この記事は捕食行動が主題なので、ストーリーの演出上、編集で後回しにしました。
私が対岸からカメラを構えたら警戒し、少し飛んで死角に逃げてしまいました。
木の橋を飛び越えて逃げる際にアオサギのように鳴いて騒いだり脱糞したりしないのが、優雅な白鷺らしいと思いました。(たまたまかも?)
それでも私は辛抱強くダイサギを追いかけて粘り、なんとか捕食シーンを撮ることができました。

2020/07/01

モミと桜の樹上で採食するエナガの群れ(冬の野鳥)



2020年2月上旬・午後14:50頃・晴れ

エナガAegithalos caudatus)の群れが桜並木(おそらくソメイヨシノ)と隣接する常緑針葉樹(おそらくモミ)の枝から枝へ忙しなく飛び回って採食していました。
冬芽そのものを食べるのではなく、樹皮の隙間に潜んでいる小さなアブラムシなど越冬中の昆虫を捕食しているようです。

入り組んだ枝葉の奥で動き回るのでピントを合わせる前に移動してしまうことが多く、難しい被写体でした。


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