2013/12/21
アキノノゲシを訪花するセイヨウミツバチ♀
2013年9月下旬
平地の草むらでアキノノゲシの小群落だけが草刈り後に残っていました。
そこでセイヨウミツバチ(Apis mellifera)のワーカー♀が花から花へと飛び回り吸蜜していました。
後脚の花粉籠には橙色の花粉団子を付けています。
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訪花
2013/12/20
ミヤギノハギを訪花するクロマルハナバチ♀
2013年9月下旬
平地の道端に咲いたミヤギノハギをクロマルハナバチ♀(Bombus ignitus)が訪花していました。
後脚の花粉籠は空荷のようです。
撮影条件はやや薄暗く、今にも雨が降り出しそうな生憎の曇り空でした。
逆光気味で動画が撮り難いので、後半は諦めてストロボ写真撮影に切り替えました。
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訪花
シオヤアブ♀の交尾拒否?【ハイスピード動画】
2013年8月上旬
満開に咲いたリョウブの花の横でシオヤアブ♀(Promachus yesonicus)がミズナラの葉表に静止していました。
飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画に撮り始めたら、予想外のちょっと面白いシーンが偶然撮れました。
尾端に白い毛束を持つ♂が飛来しました。
葉上の♀は腹端を軽く持ち上げ、慌てて葉の縁にぶら下がり身を隠しました。
♂との交尾を回避する拒否行動でしょうか?
♂はそのまま上空を通過しました。
普段、虫を狩って捕食しているシオヤアブが♀の存在に気づかなかったとは思えません。
♀の交尾拒否のシグナルを読み取った紳士的な対応なのかもしれません。
求愛の成功例も見れたら良かったのですけど、♂が♀にいきなり飛びついてすぐに交尾を始めるのか、それとも何か儀式的な求愛行動があるのか、興味があるところです。
昔の観察記録を遡ってみても、交尾中のペアを撮っただけで、交尾を始める瞬間(求愛行動)は見ていません。
関連記事→「シオヤアブの交尾」
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配偶行動
2013/12/19
産卵中のマイマイガ♀(蛾)
2013年8月上旬
某山寺の板壁の隅にマイマイガ♀(Lymantria dispar japonica)がじっと止まっていました。
飛び立つ瞬間の動画を撮るつもりで翅に触れたのですが、全く動じません。
翅をめくると卵塊が見えたので、産卵中だったようです。
♀は死んでいるのかと思いきや、かすかに動きました。
「卵塊には産卵時に♀が植えた毛がある」らしいので、接写すればよかったですね。
ドクガ科でもマイマイガの成虫に毒毛はないので、触れてもかぶれたりする心配は無用です。
【追記】
英語版wikipediaの解説によると、マイマイガの♀は飛べないので羽化した場所の近くに産卵するらしい。
ただし、日本産のマイマイガについては当てはまらず、交尾を終えた♀は日没後に歩行や飛翔が活発になり産卵場所へ移動することを後に知りました。
マイマイガを研究した小汐千春『じらすメスと離れないオス―昼行性のガの場合』によると、
アジアやヨーロッパの♀は飛ぶらしいが、アメリカの♀は飛ばないようだというのである。もともとヨーロッパから人工的に持ち込まれた個体群であるのに、アメリカの個体群に飛翔能力がないらしいことは、一種のボトルネック効果ともいうべき現象で興味深い。 (『虫たちがいて、ぼくがいた:昆虫と甲殻類の行動』第2-2章p69より引用)
【追記2】
『繭ハンドブック』p107によれば、
(マイマイガ)卵塊の表面に♀成虫腹部の鱗毛を付着させている。
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産卵
ウドの花蜜を吸うコガタスズメバチ♀
2013年9月下旬
畑の道端に咲いたウドの潅木でコガタスズメバチ♀(Vespa analis insularis)が吸蜜していました。
打ち上げ花火が放射状にパッと弾けたようなこの花を、見覚えがあるようで名前を知りませんでした。
うろ覚えの知識ではヤツデやハリギリの花に似ている気がしたのですけど、明らかに葉の形状が違います。
畑なので何か作物の花かな?と思いつつ調べてみると、こちらのサイト(ヤツデと似ている花を調べよう)で独活の花と判明しました。
【追記】
『昆虫の集まる花ハンドブック』p67によると、「スズメバチ類は(ウドなど)緑色の花が好き」とのこと。
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2013/12/18
アシグロツユムシ♀の身繕いと排便@キツリフネ
2013年9月下旬
キツリフネの花の横でアシグロツユムシ♀(Phaneroptera nigroantennata)が葉に止まっていました。
産卵管を有する成虫の♀です。
のんびりと足先を舐めて掃除しています。
おもむろに糞を排泄しました。(@0:50)
肛門は産卵管の上にあるようです。
今回、糞を蹴飛ばす行動は見られませんでした。
関連記事
脱糞後はゆっくりと移動を始め、再び身繕い。
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排泄
アレチウリを訪花するコアシナガバチ♀の飛翔【ハイスピード動画&HD動画】
2013年9月中旬
堤防を覆い尽くすように繁茂したアレチウリの群落でコアシナガバチ(Polistes snelleni)のワーカー♀が飛び回り、花蜜を吸っていました。
花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画で撮ってみました。
通常のHD動画でも撮ってみました。
日差しが強くて白飛び気味の映像になってしまいました。
たまたま同じ花にもう一匹のコアシナガバチが着陸し、驚いて飛び立ちました。
最後は1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
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2013/12/17
アレチウリの花蜜を吸うキイロスズメバチ♀
2013年9月中旬
堤防に生い茂ったアレチウリの群落にキイロスズメバチ(Vespa simillima xanthoptera)のワーカー♀も来ていました。
他の蜂類とは異なり、獲物の探索が主目的のようです。
訪花シーンはほんの一瞬しか撮れませんでした。
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訪花
2013/12/16
飛べ!マエアカスカシノメイガ【蛾:ハイスピード動画】
2013年9月中旬
端山でモミジの葉に止まっていたマエアカスカシノメイガ(Palpita nigropunctalis)が飛び立つ瞬間を240-fpsのハイスピード動画で撮ってみました。
物を投げつけて飛び立たせました。
後半は更に1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
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飛翔
2013/12/15
チャイロスズメバチ♀同士の喧嘩@ミズナラ樹液酒場
2013年9月中旬
雑木林でミズナラの樹液酒場を占有しているチャイロスズメバチ(Vespa dybowskii)のワーカー♀同士で突然激しい争いが勃発しました。
互いに大顎で咬み合って喧嘩しています。
幹から落下しても林床でしばらく格闘していました。
殺し合いには至らず、勝者が元の樹液酒場に戻りました。
てっきり同じ巣から来た仲間かと思ったのですが、違うのかな?
(個体標識して巣を突き止めるか、体表の化学組成を比較しないと確かなことは分かりませんね…。)
オオスズメバチ、モンスズメバチ、コガタスズメバチと様々な蜂が次々と飛来してその度に迎撃したり対応を迫られるので、気が立っていたのかもしれません。
たまたま虫の居所が悪くて、味方なのに敵と誤認したのかもしれません。
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闘争
百日紅を訪花するセイヨウミツバチ♀
2013年9月中旬
公園に植えられたサルスベリの木でセイヨウミツバチ(Apis mellifera)のワーカー♀が訪花していました。
花はもう枯れかけのようですけど、後脚の花粉籠にオレンジ色の花粉団子を付けて忙しなく飛び回っています。
複数個体を撮影。
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訪花
アレチウリの花蜜を吸うコガタスズメバチ♂
2013年9月中旬
河原の堤防に繁茂するアレチウリの群落でコガタスズメバチ♂(Vespa analis insularis)が飛び回り、花蜜を吸っていました。
触角が長く、腹部が7節あるので♂と判明。
本種の♀も同じ群落で訪花していましたが(→関連記事)、交尾行動は見られませんでした。
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訪花
2013/12/14
褐色型トノサマバッタ♂♀の交尾
2013年9月中旬
河川敷の堤防(舗装路)で褐色型のトノサマバッタ(Locusta migratoria)が交尾していました。
そっと近寄ってよく見ると、♂は♀の背にマウントしているだけで交尾器は連結していません。
交尾後ガードなのかな?
♂が右前脚で顔(右触角)を拭って身繕いする以外は目立った動きはありませんでした。
いつもはすぐに逃げられてしまうので、今回も警戒して飛ぶかな?と思い念の為に動画で撮ったのですけど、ペアは静止したままでした。
後で思えば、♂だけでも採集して「バッタ釣り」の実験をしてみればよかったですね…。
【追記】
バッタは産卵管が短いので♂が上になり、腹端を曲げて♀の腹の下側から交尾する。直翅目でも産卵管の長い種類では♀が上になる交尾が行われる。(『日本動物大百科8昆虫Ⅰ』p103-104より引用)
【追記2】
『カラー自然シリーズ44:バッタのくらし』によると、
トノサマバッタの♂は、飛んでくるバッタの羽音や着地の音を頼りに、交尾の相手をさがしはじめます。(中略)♀の背なかにのった♂は、他の♂が近よってくると、足で羽をこすり、シュルシュルと音をたてて追いはらいます。(p15より引用)いつか私も配偶行動の一部始終を観察してみたいものです。
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アレチウリの花蜜を吸うクマバチ♀
2013年9月中旬
河原の堤防に生い茂ったアレチウリの群落でキムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)が飛び回り、花蜜を吸っていました。
後脚の花粉籠は空荷です。
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オオスズメバチvsチャイロスズメバチ:樹液酒場での序列【HD動画&ハイスピード動画】
2013年9月中旬
ミズナラの樹液酒場は千客万来です。
最後に真打のオオスズメバチ♀(Vespa mandarinia japonica)が登場しました。
強力な大顎で樹皮を齧り樹液を舐めています。
やはりオオスズメバチが最大かつ最強です。
数で勝るチャイロスズメバチを易易と追い散らします。
オオが幹から飛び立ち、近くの樹液酒場に居たチャイロを追い払いました。(餌場の占有行動)
オオスズメバチの数が少ないことと、樹液酒場が幹のあちこちに分散しているため、平和がある程度保たれているようです。(追い払われたチャイロは別の樹液スポットに戻るだけで、イタチごっこになる。)
今回観察できたスズメバチ(Vespa属)3種の力関係はオオ>チャイロ>モンでした。
これは本の記述と合致しています。
『本能の進化:蜂の比較習性学的研究』 岩田久二雄・眞野書店 p318 によると、樹液の出る場所での席次争いで強いものから弱いものへの順列は、オオ>チャイロ>コガタ>モン>ヒメ(スズメバチ)らしい。
2種の空中戦を240-fpsのハイスピード動画で記録してみました。
通常は追い回すだけですが、稀に空中で激しい格闘となり、もつれ合うように落下しました。
オオスズメバチが幹を登ると、上の樹液ポイントに居たチャイロが慌てたように飛んで逃げます。
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2013/12/13
ギンリョウソウの花に出入りするアメイロアリ♀
2013年9月中旬
前回の撮影から4日後の定点観察。
なんとか時間を見つけて、スギの植林地にぽつんと咲いたギンリョウソウの小群落を再訪しました。
ギンリョウソウの花に出入りする様子をマクロレンズで接写してみました。
「花の奥の蜜腺を目指して一目散に潜り込む」ようながっついた様子は無く、「ウロウロと徘徊しては時々花の中も探索してみる」といった印象です。
花内部での滞在時間もそれほど長くありません。
マルハナバチなど蜂類の送粉者はこの日も見られず、期待外れでした。
そのうち他のことが忙しくなったり台風が次々に上陸したりで、足が遠のきました。
久しぶりに見に行くと、このギンリョウソウの群落は黒く溶けたように消えてしまい、結実の有無を見届けられませんでした。
もし上手く受粉できていれば、来年も同じ場所に花を咲かせるかな?
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訪花
アレチウリの花蜜を吸うヒメスズメバチ♂
2013年9月中旬
堤防に繁茂するアレチウリの群落でヒメスズメバチ♂(Vespa ducalis pulchra)が飛び回り花蜜を吸っていました。
触角および腹部が長いので♂だと思います。
【追記】
『昆虫の集まる花ハンドブック』p66によると、
スズメバチ類は舌が短いため、(アレチウリの)蜜を吸うときに必ず口の周囲に雄しべか雌しべに触れる。
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訪花
2013/12/12
スキバホウジャク?幼虫(蛾)の痙攣
2013年9月中旬
山間部の車道で見つけたイモムシです。
黒い尾角が目立つのでスズメガ科の一種と思われます。
側面に眼状紋の列などはありませんでした。
なぜかピクピクと痙攣を繰り返すだけで、蠕動による徘徊運動をしません。
車に轢かれた様子はありません。
ひょっとして天敵に襲われたのか?と思ったら、近くでオオカマキリ♀がイモムシの動きを凝視していました。
もうしばらく待てば、次第に落ち着いて正常に徘徊を始めたでしょうか。
あるいは何者かに体内寄生された影響で神経系に異常を来しているのかもしれません。
食草の情報が不明なので、採集・飼育して確かめる気になれませんでした。
「幼虫図鑑」サイトで自分なりに絵合わせしてみると、スキバホウジャクの幼虫と雰囲気が似ている気がしました。
未採集、未採寸。
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アレチウリを訪花するスズバチの飛翔【HD動画&ハイスピード動画】
2013年9月中旬
堤防に繁茂するアレチウリの群落でスズバチ(Oreumenes decoratus)が飛び回り往復していました。
複数個体を撮影しましたが性別不明です。
獲物(または交尾相手の♀)を求めて探索飛行する合間に花蜜を吸っていました。
吸蜜している花で芋虫が動いても狩ろうとしません。
狩りの対象に選り好みがあるのか、あるいはスズバチが♂なのかもしれません。
近くの歩道でスズバチ♀が採土する光景も目撃しました。(映像なし)
アレチウリの花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。
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飛翔,
訪花
2013/12/11
イワガラミの葉を食害するアメリカシロヒトリ(蛾)終齢幼虫【微速度撮影】
2013年9月上旬
アメリカシロヒトリの飼育記録5
餌として与えているイワガラミを毎朝を新しい葉に取り替えてやります。
アメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea)終齢幼虫の行動を15時間48分間、微速度撮影してみました。
10秒間隔でインターバル撮影した計5,555枚の写真から早回し映像を作成しました。
蚕食、徘徊、脱糞行動を一日中ひたすら繰り返しています。
容器の蓋代わりに透明なラップで密閉していたら後半は葉からの蒸散でラップが少し曇ってしまいました。
成長後期のアメリカシロヒトリ幼虫は食べ方に無駄がない(汚らしくない)というか、端から食べ進んでほとんど食べ残しをしないので、見ていてとても好感がもてます。
そこが害虫として嫌われ恐れられている所以ですけど…。
もしかすると夜の方が摂食活動が活発なのかも(本来は夜行性?)と思ったりもしましたが、夜間の微速度撮影は試していません。
【追記】
その後、忙しくて観察が疎かになり容器内でいつの間にか繭を紡ぎました。
蛹で越冬し、いつの間にか成虫が羽化していました。
触角が櫛歯状であることから♂と判明。
シリーズ完。
繭+羽化殻 |
繭:羽化口 |
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食事,
微速度撮影
2013/12/10
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