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2018/03/31

田んぼの稲穂に集まるスズメ(野鳥)



2017年8月下旬

スズメPasser montanus)の群れが水田に実ったイネの種子(米)を採食しているようです。

動画に撮ろうと私が田んぼに少し近づくと、奥のフェンスに一時避難しました。
しばらくすると警戒を解いた群れが続々と田んぼに戻って来ました。

稲穂に着陸する前にスズメは少しホバリング(停空飛翔)しています。
採食シーンを撮りたいのですが、スズメがイネの茂みに隠れてしまってよく見えません。


2018/03/25

キリのつぼみの萼から吸汁し身繕いするツマジロカメムシ



2017年5月中旬

河原の橋の下に立つキリ(桐)の高木で、開花前の蕾なのに多数のツマジロカメムシMenida violacea)が集まっていました。

今回はそのうちの一匹cに注目して撮りました。
せかせかと歩いて枝をてっぺんまで登り、蕾の萼に静止しました。
クロアリとの遭遇をきっかけに少し枝を降り、花柄で立ち止まると身繕いを始めました。
口吻や触角を左右の前脚で挟んで拭っています。
再び花柄を少し登って蕾の萼に静止し、吸汁しているようです。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


▼関連記事(同じ日に続けて撮影した別個体)
桐の花の萼から吸汁し飛ぶツマジロカメムシ
桐の萼で吸汁しながら交尾するツマジロカメムシ♀♂
キリの枝を登り身繕いするツマジロカメムシ


2018/03/23

ミソハギの葉を舐めるシロオビノメイガ(蛾)



2017年9月上旬


▼前回の記事
ミソハギの花蜜を吸うシロオビノメイガ(蛾)

山麓の小湿地帯(休耕田)に咲いたミソハギの群落でシロオビノメイガSpoladea recurvalis)が訪花していました。
花蜜を吸う合間に葉の表面を口吻で舐めていたのが、とても興味深く思いました。
蛾が口直しに葉の水滴を吸水したのかもしれません。
それにしても、その葉がどうして濡れていたのか謎です。
撮影時刻は晴れた午後(15:52)なので、朝露の最後の残りなのかな? (他の葉には残っていない)

ミソハギに花外蜜腺があるという話は聞いたことがありません
アブラムシの排泄した甘露でもなさそうです。(アブラムシのコロニーが見当たらない)

葉を舐め終わるとシロオビノメイガは飛んで隣の株に移動し、吸蜜を再開しました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



2018/03/21

堤防の路上で採食するキジバト(野鳥)



2017年6月下旬

川沿いの堤防で2〜3羽のキジバトStreptopelia orientalis)が地上採食していました。
路上をとことこ歩きながら、ときどき何か餌を喋んでいます。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



2018/03/15

ナスの実を食べるヒダリマキマイマイ 【10倍速映像】



2016年10月上旬・午前5:46〜6:15

ヒダリマキマイマイEuhadra quaesita)とチャコウラナメクジAmbigolimax valentianus)を同じ容器で飼育中です。
餌として入れておいた輪切りのナス(茄子)の果実をヒダリマキマイマイが早朝から食べていました。
摂食シーンを微速度撮影で記録したので、10倍速の早回し映像でご覧ください。
容器内にはナスのへたとニンジンの輪切り、リンゴを剥いた皮も入れて置いたのですが、ヒダリマキマイマイが選んだのはナスの輪切りでした。
満足すると蝸牛は餌から這って立ち去りました。
ナスの黒紫色で固い果皮は全く食べず、白くて柔らかいスポンジ状の果肉にえぐれたような食痕が残りました。
このことから、もし野生のヒダリマキマイマイがナス畑に侵入したとしても、実ったナスの果実を果皮ごと食害するのは、考えにくいと思います。

それと入れ替わるように、物陰に隠れていたチャコウラナメクジが登場。
ナメクジもナスの実などを口にしたのかどうか気になりますが、映像でははっきりしませんでした。(素人目には食べていない気がします。)



【追記】
台所でナメクジを見つける度に採集して、ヒダリマキマイマイと同じ飼育容器に投入していました。
窓の外から台所に侵入したのか、それとも畑で収穫した野菜と一緒に持ち込まれたのか、どちらかでしょう。
以下の写真は2017年7月下旬の撮影。

チャコウラナメクジ@濡れた食器洗いスポンジ
チャコウラナメクジ@濡れ布巾


2018/03/08

ヤマハギの豆果を吸汁するエゾアオカメムシ



2016年9月下旬

里山で花期が終わった後のヤマハギ(山萩)の青い豆果にエゾアオカメムシPalomena angulosa)が口吻を突き立て吸汁していました。
ヤマハギの群落で複数個体見つけた中の一匹(a)をマクロレンズで接写しました。


▼関連記事(別個体bの映像)
ヤマハギの実を吸汁するエゾアオカメムシ


エゾアオカメムシa@ヤマハギ実吸汁

2018/03/01

柳の葉を蚕食するセグロシャチホコ♂(蛾)終齢幼虫



2017年8月下旬

湿地帯に自生する柳の灌木で毛虫を見つけました。

派手な色彩で、背中に瘤があります。
てっきりドクガの仲間かと思いきや、帰ってから調べてみるとシャチホコガ科セグロシャチホコ♂(Clostera anastomosis orientalis)の終齢幼虫でした。
柳の細長い葉をもりもりと食べ進みます。
食樹の葉から枝に移りかけたものの、結局は食事を再開。

この幼虫を飼育するために、柳の小枝ごと切り取って採集しました。
ノギスで採寸すると体長25mm。
(資料によると、終齢の体長は35mmらしい)
この時点で性別を見分けられた訳ではありませんが、飼育下で後日♂成虫が羽化してきました。

私は柳の種類を見分けるのがいつまで経っても苦手です。
なんとなく、これはカワヤナギまたはオノエヤナギですかね?
お勧めの良い図鑑をご存知でしたら教えてください。
ヤナギ属の検索表サイトを見つけたので、今度は自力で同定してみます。

つづく→繭を紡ぐセグロシャチホコ♂(蛾)終齢幼虫



2018/02/25

向日葵の花とスズメ(野鳥)



2017年8月下旬・午後17:30頃

夕立が降った後の雨上がり。
家庭菜園の一角に咲いたヒマワリ(向日葵)の群落でスズメPasser montanus)が集まっていました。
ヒマワリの巨大な葉っぱの下で雨宿りしていたのか?…とちょっと思いましたが、たぶんスズメは夏の雨に濡れても平気でしょうね。

ヒマワリの花の中央部をつついていますが、種子は未だ熟していないと思います。
小さな虫を捕食していたのかな?

頬の黒斑が薄い幼鳥が群れには多く混じっていました。


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

▼関連記事 (こんなシーンをスズメでも撮ってみたいと常々思っているのです)
ヒマワリの花から種子を啄むカワラヒワ(野鳥)

2年前の夏にひまわり畑で見たスズメも種子を食べてはいませんでした。

▼関連記事
ヒマワリの花とスズメ(野鳥)
種子食シーンを狙うとしたら、やはり秋になってから意識的に探さないといけないのでしょう。



2018/02/20

川底の泥を採食するアメリカザリガニ



2017年8月下旬

日本庭園の池に注ぐ浅い水路を徘徊しているアメリカザリガニProcambarus clarkii)を発見。
そのうちの一匹βが小川の底に溜まった泥(デトリタス?)を採食していました。
未だハサミが小さな個体で、特に左のハサミが欠損しているようです(再生肢)。
少しずつ移動しながら採食を続け、最後は石橋の下に隠れてしまいました。

※ 濁った川底での採餌行動を明瞭に記録するため、動画編集時に自動色調補正を施しています。
そのために、アメリカザリガニ本体の赤味がやや不自然にどぎつく強調されてしまっています。

つづく→抜け殻を味見するアメリカザリガニ




【追記】
岩波科学ライブラリー『ザリガニ:ニホン・アメリカ・ウチダ』によると、
ザリガニは一般的に雑食性で、水草や動物の死がいなど、何でも食べてしまいます。アメリカザリガニは動物性の餌を好み、スルメなどで釣れることがよく知られています。 (p18より引用)

濁った川底で泥を採食するアメリカザリガニ
濁った川底で泥を採食するアメリカザリガニ
自動色調補正後
自動色調補正後



2018/02/19

水路を往復し、抜け殻を味見するアメリカザリガニ



2017年8月下旬


▼前回の記事
川底の泥を採食するアメリカザリガニ

日本庭園の睡蓮池から、そこに流れ込む細い水路を上流に向かって真っ赤なアメリカザリガニProcambarus clarkii)αが遡上を始めました。
浅い水路を前進だけでなく後退もできるようです。(@0:40)

流れる水面をすいすい泳ぐアメンボがいます。
しばらく歩くと、もう一匹の個体βと出会いました。(@1:14)
体格差はさほどありません。
上流を向いて静止していた2匹目の個体βは、体色の赤色が薄く、ハサミは右しか無くて小ぶりです(左のハサミは更に小さな再生肢)。
αは右の触角でβの存在に気づくと、攻撃したりせずに迂回しました。
同時にβも上流へ移動し始めました。(前回の記事の採食行動に続く)

水路内をどんどん上流へ移動するαを追いかけると、3匹目の小型個体γと出会いました。(@1:53)
とても小さなγは体色も未だ赤味が無くて土色です。
若い個体で脱皮直後なのかな?
(私は水性動物にまるで疎いので、もしかしてアメリカザリガニではない在来種のザリガニとか川エビだったりしたら恥ずかしい…)
体格で圧倒的に勝るαがγを襲って捕食(共食い)するかと思いきや、αは岸沿いに残されていた脱皮殻を見つけました。
おそらくこれはγの抜け殻なのでしょう。
αをこの抜け殻ハサミで引き寄せると、食べ始めました。
もしかすると、αはこの匂いに誘引されて水路をはるばる遡上してきたのか?と想像したりしました。
なぜか獲物を抱えたままどんどん後ずさりを始めました。(獲物を独り占めするため?)
このとき大きなハサミを獲物の保持には使わず左右に大きく広げているのは威嚇でしょうか?
どこかでゆっくり食べるのかと思いきや、味見をしただけで、なぜか途中で抜け殻を捨ててしまいました。(@2:17)
死骸だと思ったのに、食べる身が残っていない抜け殻だと気づいたようです。
今思えば、捨てられた抜け殻を記念に採集すればよかったですね。

後退を続けるαが急に後ろへ跳んで逃げ、川底の泥が舞い上がりました。(@2:20)
体の向きを変えて石橋をくぐり、下流に向かって前進します。
ここで採食中のβと再会しました。(@2:33)
βは川底の泥を掘って口にせっせと運んでいます。
今回もαはβに遠慮するかのように迂回して、下流への移動を続けます。
最後は睡蓮池への流れ込みを乗り越え、池の水中に戻りました。
乗り越える際に体が自ら少し出ても平気なようです。

※ α、β、γとは、3匹を区別するため登場順に付けた名前で、必ずしも集団の順位制(強い者順)を表すものではありません。

※ やや濁った川底での行動を明瞭に記録するため、動画編集時に自動色調補正を施しています。
そのために、アメリカザリガニ本体の赤味がやや不自然にどぎつく強調されてしまっています。

以下の写真も自動色調補正済み。



アメリカザリガニα@水路徘徊
アメリカザリガニαvsβ@水路
アメリカザリガニαvsβ@水路
アメリカザリガニαvsγ@水路
アメリカザリガニα@水路+脱皮殻捕食

【追記】
岩波科学ライブラリー『ザリガニ:ニホン・アメリカ・ウチダ』によると、
脱皮の時間は短く、わずか数分間です。これには理由があります。脱皮直後の身体はブヨブヨなので、このときに敵や他の個体に襲われたら大変だからです。 エビカニの仲間は通常、夜間に活動します。昼間に脱皮すると、他の個体が休んでいる最中なので仲間に襲われる可能性が低くなるのだと思われます。ところがアメリカザリガニの成体は、昼間に脱皮します。ただし、小さな個体は脱皮してから比較的短い時間で通常の動きができるようになるためか、夜間に脱皮する例も多く見られます。 (p62より引用) 

脱皮が終わった個体は、しばらくすると脱いだ殻を自ら食べ始めます。カルシウムは殻を硬くする作用がありますが、淡水中では不足気味です。もしかしたら、古い脱皮殻には新しくて柔らかい殻を硬くするのに必要なカルシウム成分が、たっぷりと含まれているのでしょうか。脱皮殻を繰り返し取り上げてしまうと、その個体は死亡しやすくなるという実験結果もあります。 (p63より引用)
ということは、今回の映像で抜け殻をαに横取りされた個体γはカルシウム成分を補給できずに困ったことになりましたね。
αが脱皮直後のγを襲って捕食しなかったのは、さほど飢えていなかったからかな?
それなら、抜け殻を独り占めしようとしたのは気まぐれなのか? と堂々巡りになります
いつか私もアメリカザリガニを自分で飼育して、脱皮の一部始終を観察してみたいものです。


【追記2】
小田英智、大塚高雄『ザリガニ観察ブック』によれば、
 小さなザリガニの子どもは、脱皮したあとで脱皮殻をたべます。殻にのこったカルシウムや養分を再利用しているのです。(p29より引用)
どうやら大きなザリガニは抜け殻を食べなくなるようです。

2018/02/03

川のコンクリート護岸で採食するハクセキレイ♀(野鳥)



2016年10月上旬

コンクリートで固められた川の護岸をハクセキレイ♂♀(Motacilla alba lugens)が小走りで移動しながら地上採食していました。
川の水音と風切り音に混じってハクセキレイの鳴き声が聞こえるものの、嘴の動きと一致しないので(リップシンクロ)、鳴いているのは別個体なのでしょう。

最後は橋の方へ飛び去りました。



2018/01/18

川岸でパン屑を食べるオナガガモ♀♂とマガモ♂の群れ(冬の野鳥)



2016年12月中旬

川岸の桟橋で家族連れがカモ類にパンを千切って給餌していました。
オナガガモ♀♂(Anas acuta)とマガモ♂(Anas platyrhynchos)が群がり、やかましく鳴きながらパン屑を採食しています。
桟橋には雪がうっすらと積もっています。
プライバシーを考慮して、家族連れが映らないように気を使っています。(モザイク処理とか面倒なので)

この家族連れが帰ってからしばらくすると、カモ類が食べ残したパン屑をハクセキレイが拾い食いしていました。

▼関連記事 
パン屑を採食するハクセキレイ♂(冬の野鳥)

ハクセキレイがヒトから給餌されたパンをカモ類に混じって直接食べていたのかどうか気になって映像を見返したのですが、ヒトがいる間はハクセキレイは来ていなかったようです。



【追記】
今泉忠明『気がつけば動物学者三代』を読んでいたら、この2種の鴨について興味深いことを学びました。
マガモとオナガガモはDNAの比較にを比較するとあきらかに違います。種が違うからでしょう。しかし、この二種は、人間が飼育する環境の下では自由に交配し、雑種の子がでてきます。さらに、その雑種の子は一代、二代、三代間でも、また、それら雑種と両親の種との間で「戻し交配」をしても完全に子どもができます。 この二種の繁殖地は大部分重なり合っていますから、野生のものも自由に交雑し、この両種は完全に溶けあってしまいそうなものですが、実際はそうなっていません。両種間の雑種は数千羽に一羽という低い確率でしか現れず、戻し交配が起こったと思われる例も知られていません。雑種だけが集まって、ひとつの個体群を形成するようなこともありません。 つまり、マガモの集団とオナガガモの集団は、互いに遺伝子を交換することなく、はっきり違った集団として存在しているのです。 (p214より引用)




2018/01/07

線路で採食、脱糞するハクセキレイ♂(野鳥)



2017年4月下旬

ローカル線の線路でハクセキレイ♂♀(Motacilla alba lugens)が採食していました。
レールや砂利の上を歩き回り、餌を探しています。
立ち止まったハクセキレイ♂がレールの上でやや屈むと、糞をポトリと排泄(@0:58)しました。
最後は線路脇の休耕地の方へ飛び去りました。
飛び立つ前に脱糞するのは色んな鳥で見られますが、軽量化のためなのでしょう。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



2017/12/25

除草剤に汚染された?雑草の種子を採食するスズメの群れ(野鳥)



2017年8月上旬・午前5:50〜5:54

山麓の農道で早朝、スズメPasser montanus)の群れがエノコログサなどイネ科雑草の種子を採食していました。
道端に生えた群落から路上に落ちた落ち穂の種を喋んだり、たまに飛び上がって穂先に飛びついたりしています。
奥に水田が見えるのですが、イネには未だ実がついていないのか、スズメは食害していません。

▼関連記事 (2年前の撮影) 
エノコログサの穂を採食するスズメの群れ(野鳥)

画面右に見えているエノコログサの群落は夏らしく青々しているのに、スズメが群がっている画面左の群落は全体的に黄色っぽい点が気になりました。
穂が金色になるキンエノコロとは異なり、葉まで黄色になっています。
水田のすぐ横ですから、これは除草剤を散布されて枯れかけの群落ではないでしょうか?
除草剤に汚染された実は味や匂いの変化で忌避しそうなもんですが、鳥類は味覚や嗅覚が鈍いのでしょう。


除草剤に汚染された実を食べたスズメに農薬中毒のおそれは無いのか、心配になります。
スズメに影響が出なくても、それを捕食する猛禽類などに生物濃縮の影響が現れそうです。

(この問題について私は勉強不足であることは否めません。)



後半はスズメに少し近づいてから、望遠レンズを装着してみました。
雑草の群落にエノコログサだけでなくメヒシバイヌビエの穂も少し混じって見えました。
スズメは幼鳥が多く、成鳥は少ないです。
巣立ちした家族群なのかな?
ピョンピョン両足で跳びはねるようにホッピングして路上を移動します。
最後は何かに驚いて一斉に飛び去りました。



2017/12/22

オオハナウドの花に群がるコアオハナムグリ



2016年6月上旬

農村部の用水路沿いに咲いたオオハナウドの花序にコアオハナムグリGametis jucunda)の群れが集まっていました。
花に潜り込んで花粉や花蜜を食べているようです。
餌場の奪い合いなのか、ときどき出会うと互いに小競り合いになります。



2017/12/13

トウモロコシ畑で雄花を啄むスズメの群れ(野鳥)



2017年8月上旬

平地のトウモロコシ畑にスズメPasser montanus)が群がっていました。
嘴の根元が黄色く、頬の黒班が薄い個体は、巣立ったばかりの幼鳥です。
トウモロコシ株の上部にある雄穂に止まって採食しています。
雄花で花粉の詰まった葯を食べているのでしょうか?
あるいは雄穂に発生したアブラムシなどの害虫を捕食している可能性もありますが、遠くてよく見えません。

▼関連記事
トウモロコシ畑の害虫アブラムシを捕食するスズメ(野鳥)

頬の黒班が濃い成鳥も飛来して同様に採食しました。
トウモロコシの茎の下部には雌穂の実が育っているのにスズメが決して実を食べない(一羽もトウモロコシの実に口を付けない)ということは、きっと未熟なのでしょう。

▼関連記事
トウモロコシ畑で実を採食するスズメ(野鳥)
ここの農家は鳥獣による食害を防ぐために、トウモロコシ畑全体を電気柵で囲んでいる上に、オレンジ色の防鳥ネットを上から被せてありました。
しかし、スズメの群れは平気でネットを出入りしています。(防鳥ネットの効果なし)
ネットを張る意図がよく分かりませんが、ムクドリやカラスなど大型の野鳥を排除しているのでしょうか?
防鳥ネットを張りかけの段階(未完成)なのかもしれません。
そもそも私は防鳥ネットについて疎いのですけど、素朴な疑問として、カスミ網とどう違うのですかね?
色付きなら違法なカスミ網ではなくなるのかな? (農家の防鳥ネット使用を問題視している訳ではありません。ただの素朴な疑問です。)



実はこのトウモロコシ畑には収穫直後の区画があり、スズメの群れは最初そこに集まって地上採食していました。(映像無し)
トウモロコシを根本の茎ごと刈った後の畑でおそらく虫を探しては食べていたのでしょう。


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。




2017/12/10

アキノノゲシの実を食べるカワラヒワ(野鳥)



2017年8月上旬

市街地の空き地が草ぼうぼうの原っぱになっています。
そこで一羽のカワラヒワCarduelis sinica)がアキノノゲシの細い茎に足で器用に掴まり、実を喋んでいました。
綿毛の付いた種子だけでなく、もう少し若い実を主に食べています。
風が吹いて茎が激しく揺れても平気で食事を続けていました。
敷地を囲む金網のフェンスの隙間に止まって、横に生えたアキノノゲシの実を啄むこともありました。
白い花が咲いているヒメジョオンの茎に止まっても、食べているのは隣に生えたアキノノゲシの実でした。
種子食性のカワラヒワの面目躍如です。
数日前にテレビ番組「鉄腕!DASH!」にて、家庭菜園のカブの種子を食べに来たカワラヒワの生態映像を見たばかりだったので、とてもタイムリーでした。

救急車がサイレンを鳴らしながら近くを通りかかってもカワラヒワは逃げませんでした。
どうやらフェンスに囲まれていればヒトは入って来られず安全だと知っているようです。




原っぱ全体を見渡しても花が全て咲き終わった後なので、その場ではキク科植物としか分かりませんでした。
数日後に現場へ戻り一株を丸ごと採集し、持ち帰って検討したところ、アキノノゲシと判明。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


アキノノゲシ実・全景
アキノノゲシ葉
アキノノゲシ実

2017/12/03

ラ・フランス熟果を吸汁するキタテハ秋型



2016年10月上旬

山麓の果樹園で洋梨(ラ・フランス)の枝になったまま熟した(腐りかけた)果実に秋型のキタテハPolygonia c-aureum)が何頭も集まっていました。
翅を閉じたまま果汁を吸っています。
後半は秋の陽射しを浴びつつ翅を開閉したり方向転換してくれるようになりました。
複数個体を撮影。

発酵した芳香に誘われて、他にはハエ(種名不詳)も集まっていました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


▼関連記事
ラ・フランスの果実で吸汁するアカタテハ、ヒメスズメバチ、キタテハ秋型




2017/12/02

獣糞を食べるオオヒラタシデムシ



2016年10月中旬

郊外の道端に落ちていた獣糞にオオヒラタシデムシNecrophila japonica)が来ていました。
採寸代わりに一円玉を並べて置きます。

飼い犬の糞かもしれませんが、この辺りだと野生動物の糞でもおかしくありません。
糞に獣毛が混じっているのは、自分で毛繕いした際に飲み込んでしまったのか、それとも肉食獣が食べた獲物の体毛かもしれません。

オオヒラタシデムシは、黒っぽい糞に胸部も頭も突っ込んで夢中で食糞しています。
触角だけが動いています。

小枝を使ってオオヒラタシデムシを裏返そうとしたら、慌てて逃げ出しました。
急いで仰向けに裏返すと、この個体の腹面にダニは寄生していませんでした。

▼関連記事
オオヒラタシデムシに便乗するダニ
すぐに横に寝返りを打って自力で起き上がると、道端の草むらに逃走。
とても元気な(健康な)個体でした。



2017/11/27

川沿いの路上で拾い食いするハシボソガラス(野鳥)



2017年5月下旬

川沿いの道を一羽のハシボソガラスCorvus corone)が向こうから歩いて来ました。
路上で何かを咥え上げると私に気づき、横のガードレールに跳び乗りました。
最後は飛んで下の川に降りました。
安全な物陰でゆっくり食べるのでしょう。
採食メニューは不明です。(白っぽくて細長く、あまり食べ物には見えませんでした。)

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



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