2014/01/11

猿の死骸に来たハネカクシの仲間(黒)



2013年9月下旬

ニホンザルの死骸を土に還す者たち:#08

ハネカクシの仲間と思われる甲虫も何匹かニホンザルの死骸に来ていました。
素早く徘徊し、あちこちに潜り込んでいます。
屍肉を直接食べているのか、あるいは死骸に集まる他の虫を捕食するのか、不明です。
♀が毛皮の奥に産卵しているのかな?
とにかくハネカクシについて予備知識が全く無いため、観察ポイントや目の付け所が分かりません。

図鑑も持っていないので、「こんな虫も居ました」というだけの記録映像です。
後日、色の違うタイプのハネカクシも見つけました。
ここでは便宜上、黒タイプのハネカクシと呼ぶことにします。
もし名前が分かる方がいらっしゃいましたら教えて下さい。

交尾中のペアも一瞬だけ見ました。
交尾器を連結したまま一方が他方を引きずって歩き回っていました。
残念ながらすぐに地面の枯草に潜り込んで姿を消しました。

地面を歩いて来て、檻の中に侵入するシーンも撮れました。

「◯◯に集まる昆虫ハンドブック」のシリーズを刊行している文一総合出版あたりが、「動物の死骸や糞に集まる昆虫」編を出してくれないかなー?(おねだり)
きっと需要が少ないのでしょうけど、とっかかりとなる入門書の図鑑が欲しいです。

つづく→シリーズ#09





朽木で羽繕い、脱糞するアカゲラ♀(野鳥)♪



2013年9月下旬

林道脇の立ち枯れした高木で断続的にキョッキョッ♪と鳴いている啄木鳥を発見。
アカゲラ♀(Dendrocopos major)のようです。
あちこち朽木をつついて中の虫を探したり、羽繕いしたりしています。
望遠レンズで狙っているのですが、どうもこちらに気づいているようで、警戒して幹の陰に隠れようとしている印象を受けました。
やがて朽木の天辺まで登ると脱糞しました(@3:10)。
少し身軽になったアカゲラ♀は鋭く鳴きながら飛び去りました。

【追記】
『スズメの少子化、カラスのいじめ:身近な鳥の不思議な世界』p100によると、

尾羽で体を支えて幹にとまっているキツツキの仲間が用を足すときは体を幹に対して横向きにしたり、その瞬間だけ尾羽を上げるなど、尾羽にかからないようにしている。
今回の映像では後者のやり方で排便しました。





トリカブトを訪花するトラマルハナバチ♀



2013年9月下旬

鎮守の森(杉林)の暗い林床に咲いたトリカブトの群落でトラマルハナバチ♀(Bombus diversus diversus)が飛び回り訪花していました。
後脚の花粉籠に白い花粉団子が少しだけ付着しています。



トリカブトの仲間にも種類が色々とあるようですけど、私には見分けられません。
当てずっぽうでヤマトリカブト?

トリカブトは悪名高い有毒植物です。

蜜、花粉にも中毒例がある。このため、養蜂家はトリカブトが自生している所では蜂蜜を採集しないか開花期を避ける。(wikipediaより)
トリカブトの受粉を助ける蜂は平気なようですけど、脊椎動物に対してのみ毒性があるのかな?

実はこの直後、同一個体の蜂がサラシナショウマにも訪花しました。(映像はこちら。)



ランダムに記事を読む