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2024/01/11

セイヨウタンポポの花蜜を吸って飛び去るビロウドツリアブ【ハイスピード動画】

 

2023年5月上旬・午後12:40頃・晴れ 

山麓の山道に咲いたセイヨウタンポポビロウドツリアブ(=ビロードツリアブ;Bombylius major)が訪花していました。 
ともに普通種ですけど、この組み合わせは初見です。 

長い口吻で吸蜜している間も高速で羽ばたき続けていますが、舌状花の花弁に足を掛けているので、ホバリング(停空飛翔)ではありません。 
そのまま次の花へと飛び去りました。 
アイドリングの羽ばたきを止めないのは燃費が悪い気がするのですけど、カロリー収支が赤字にならずやって行けてるのが不思議です。 
訪花中に外敵に襲われたり交尾相手が飛来した際にいつでも素早く飛び立てるように、アイドリングしているのでしょうか。

240-fpsのハイスピード動画撮影を優先したら、高画質のFHD動画に切り替える前に逃げられてしまいました。 
撮影後に頭花の総苞片が反り返っているセイヨウタンポポと確認しました。

2024/01/07

ハルザキヤマガラシの花蜜を吸うモンシロチョウ春型♂

 

2023年4月下旬・午後15:30頃・晴れ 

堤防路に沿って咲いた帰化植物ハルザキヤマガラシの群落で春型のモンシロチョウ♂(Pieris rapae)が忙しなく訪花していました。 
意外にもこの組み合わせは初見です。 

モンシロチョウは蛹で越冬しますから、春になって羽化したばかりのはずです。 
それなのに左後翅が破損した個体でした。 
翅を半開きにして吸蜜していました。 
翅表の黒い斑紋から♂と判明。 
ハルザキヤマガラシはモンシロチョウが食草とするアブラナ科ですから、♀が産卵に来るのを待ち伏せしていたのかもしれません。 

すぐに飛び去ってしまったので、飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:13〜)

2024/01/03

シャクの花蜜を吸うセスジハリバエ【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2023年5月中旬・午後15:45頃・くもり 

ニセアカシアを主体とする河畔林の林床に咲いたシャクの群落でセスジハリバエTachina nupta)が訪花していました。 
風で激しく揺れるシャクの花序にしがみついたまま、口吻を伸縮させて花粉や花蜜を舐めています。 
この白い花を、あやうくドクゼリと間違いそうになったのですけど、同じセリ科でもこの植物はシャクのようです。 

樹々が展葉した林床は薄暗い上に、激しい風揺れに悩まされました。 
虫撮りには最悪の条件です。
ハエ類は敏感なので、私が手でシャクの茎をつまんで揺れないように押さえようとすると逃げてしまいます。 
「シャクに触わるなぁ…。」 

セスジハリバエがシャクの花から飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:51〜) 
スーパースローで見ると、ひどい風揺れも気にならなくなります。 
ところがハイスピードモードに切り替えたら風が収まり、ハエがなかなか飛んでくれなくなりました。 (マーフィーの法則) 
それでも愚直に撮り続けたら、身繕いのシーンが撮れました。 
左右の前脚を互いに擦り合わせています。 
ようやく花序の上で方向転換してから、隣の花序に飛び移りました。
足を伸ばせばなんとか渡り歩ける距離なのに、わざわざ飛んで移動しました。
足場が風で揺れるので、バランスを取るために羽ばたいているのでしょう。

カワラヒワCarduelis sinica)の鳴く声が聞こえますね。

2023/12/29

カキドオシの花蜜を吸うルリシジミ♀

 

2023年4月中旬・午後14:40頃・晴れ 

河畔林の林床に咲いたカキドオシの群落でルリシジミ♀(Celastrina argiolus)が訪花していました。 
晴れているのに、初めは翅を閉じたまま吸蜜していました。 
閉じた後翅を互いに擦り合わせています。 
春風が強く吹くせいであまり飛ばず、隣の花に歩いて移動します。 

後半からは花弁に止まったまま吸蜜を止め、翅を半開きにして日光浴に専念しています。 
前翅の外縁に太い黒帯があることから♀と判明。 
粘って撮影しても飛んでくれませんでした。 

近くでウグイス♂のさえずる鳴き声♪が聞こえます。 
春の林床に咲くスプリング・エフェメラルは、カキドオシに交代したようです。

2023/12/27

ハルジオンの花で後食するアカムネハナカミキリ

 

2023年5月中旬・午後15:00頃・晴れ 

川沿いの土手に咲いたハルジオンの群落で見慣れないカミキリムシが訪花していました。 
花粉や花蜜を食べているようです。(後食行動) 
後半は細い舌状花の花弁に付着した花粉を舐め取りました。 
風揺れが酷いため、ハルジオン頭花の茎を左手で押さえながら動画に撮りました。 
太陽を背にして撮影を始めてしまったので、カメラの影が被写体にかぶらないように苦労しました。 

私が手を離したら、飛び去って見失いました。 
飛翔シーンを撮り損ねたのが残念です。 

家に帰ってから図鑑で調べてみると、おそらくアカムネハナカミキリMacropidonia ruficollis)だろうと判明。 
他に候補となったホタルカミキリは触角がもっと短いですし、外来種で近年問題になっているクビアカツヤカミキリは鞘翅がもっと黒光りしているはずです。 
ところが、アカムネハナカミキリはかなり珍しい種類なのだそうです。
山地に生息するが、生息地は極限られ、確実に見られるのは長野県の1ヶ所のみという珍しいカミキリムシ。(「とある虫屋のむし写し」サイトより引用)
撮影現場は平地の川沿いですし、食樹のクロツバラという植物を私は全く知りませんでした。 
近くの河畔林で最近になってニセアカシアを大量に伐採したので、それに誘引されたのかな?と想像してみたのですが、見当違いだったようです。 
他にはノイバラの藪が生えていますが、そもそもクロツバラはバラ科ではなくクロウメモドキ科に属するらしい。 
山形県にアカムネハナカミキリは生息しないのかと心配になってネット検索してみると、山形県立博物館に標本が収蔵されていることが分かりました。 
胸部のきれいな赤色が死後は退色してしまうようです。 
県のレッドデータブックには絶滅危惧種として登録されていません。
今思うと、採集すればよかったですね。

鈴木知之『新カミキリムシハンドブック』でアカムネハナカミキリについて調べると、
ヤマボウシやノリウツギの花上で得られた記録はあるが、通常、花には集まらない(飼育下ではクロツバラの花粉をよく食べた)。(p33より引用)
今回ハルジオンの花粉を食べたのは、珍しい後食行動だったのかもしれません。

2023/12/25

キバナイカリソウの花で採餌するハキリバチの一種♀

 

2023年5月上旬・午後13:35頃・晴れ 

春の里山の山腹をつづら折れで登る山道に沿って咲いたキバナイカリソウの群落でハキリバチの1種♀が訪花していました。 
花から花へと忙しなく飛び回るので、撮影に苦労しました。 

1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:25〜) 
キバナイカリソウの蜜腺は距の奥にあるらしいので、盗蜜行動するかと期待したのですが、距を食い破って穿孔盗蜜しないで正当訪花を繰り返して吸蜜していました。 
口吻を伸ばせば蜜腺まで届くようです。 
腹面のスコパに橙色の花粉を付けています。 
空中でホバリング(停空飛翔)しながら身繕いして、体毛に付着した花粉をスコパに移していました。





2023/12/23

ミツバツチグリの花蜜を吸うビロウドツリアブ

 

2023年5月上旬・午後13:30頃・晴れ 

つづら折れの山道に沿って咲いたミツバツチグリの群落でビロウドツリアブ(=ビロードツリアブ;Bombylius major)が訪花していました。 
吸蜜中も休みなく高速で羽ばたき続けていますが、花弁に足を掛けているので、ホバリング(停空飛翔)ではありません。
 ビロウドツリアブの高速羽ばたきをハイスピード動画で撮ろうとしたら、逃げられてしまいました。 

遠くで登山客が熊よけ鈴をリンリン♪と大音量で鳴らし続けています。

2023/12/21

セイヨウタンポポの花蜜を舐めるセスジハリバエ【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2023年5月上旬・午前11:20頃・晴れ 

山麓の道端に咲いたセイヨウタンポポの群落でセスジハリバエTachina nupta)が訪花していました。 
花の上でクルクルと自ら向きを変えながら、花蜜や花粉を舐めています。 
伸ばした口吻を深く差し込んでいることが分かります。 
花から飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:06〜) 

この組み合わせは初見です。 
タンポポの総苞片が反り返っていたので、帰化植物のセイヨウタンポポでした。

2023/12/18

ミツバツチグリの花で採餌するハキリバチの一種♀

 

2023年5月上旬・午後13:35頃・晴れ 

里山でつづら折れの細い山道に沿って咲いたミツバツチグリの群落でハキリバチの一種♀が忙しなく訪花していました。 
花に着地すると蜂の体重で細い茎(花柄)が大きくしなります。 

採餌行動を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 (@0:34〜)
吸蜜しながらミツバツチグリの花粉もせっせと集めています。
空中で飛びながら身繕いして、体毛に付着した橙色の花粉を腹面のスコパに移し替えていました。
春の野山でよく見かけるのに、この植物の名前を私は知りませんでした。 
この機会に図鑑で調べると、バラ科のミツバツチグリと判明。 
名前の通り、鋸歯のある小葉が「三つ葉」です。
ミツバアケビの若葉も一緒に生えていますね。

2023/12/12

ヒラドツツジの花で採餌するコマルハナバチ♀【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2023年5月上旬・午後12:25頃・晴れ 

山麓の集落で民家の庭に植栽された躑躅に薄いピンクの花が満開に咲いていました。 
私は庭木に疎いのですが、調べてみるとヒラドツツジ(淡ピンクの花が咲く品種)ですかね? 
名前が長崎の平戸に由来するように、栽培適地は関東以西らしいです。
寒冷地(雪国)の山形県でも冬に「雪囲い」すれば栽培可能になったのでしょうか? 

コマルハナバチBombus ardens)のワーカー♀が複数で忙しなく訪花していました。 
近づいて接写すると、風切り音に混じって蜂の羽音♪がかすかに聞こえます。 
口吻を伸ばして吸蜜する蜂の後脚を見ると、白い花粉団子を花粉籠に付けて運んでいます。 
体毛には白い花粉が付着しています。 
橙色の花粉団子を満載した個体は、何か別の蜜源植物から花粉を集めてきた後と思われます。 

ヒラドツツジの5枚組の花弁のうち、上側に位置する1枚の花弁だけ内側の根元に赤い斑点が散りばめられているのは、送粉者に蜜腺の在処を知らせる蜜標なのでしょう。 
紫外線カメラで撮ると、どう見えるのかな?

晴れているものの春風が吹き荒れる虫撮りには最悪の条件で、じっくりズームインすることが出来ません。 
早々に諦めて、240-fpsのハイスピード動画での撮影に切り替えました。(@1:04〜) 
強風をものともせず採餌に勤しむコマルハナバチ♀をスーパースローで観察するのも面白いです。
訪花中に強風で激しく揺さぶられても、蜂は必死にしがみついています。(@3:46〜) 
激しい風揺れの中、伸ばした口吻の先端で蜜腺を探っています。(@3:18〜) 
ヒラドツツジの花から飛び立ったコマルハナバチ♀が次の花に移ろうとしても、風で激しく揺れる花に着陸失敗するNGシーンが撮れていました。(@2:12〜) 
着地しようとして、雄しべや雌しべの束を掴み損ねています。

2023/12/09

菜の花の花蜜を吸うクマバチ♀

 

2023年4月下旬・午後14:20頃・晴れ 

農村部の道端に咲いた菜の花(種名不詳)にキムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)が忙しなく訪花していました。 
この組み合わせは初見です。

関連記事(15年前の撮影)▶ 菜の花で休むクマバチ♂


吸蜜する顔が菜の花で隠れてしまい、複眼の形状が見えません。 
飛び去るシーンを1/10倍速のスローモーションでリプレイすると、頭楯が黒かったので♀のようです。 
後脚の花粉籠は空荷でした。

2023/12/06

ハナズオウの花蜜を吸うナミアゲハ春型

 

2023年4月下旬・午後15:00頃・晴れ 

郊外の畑の片隅に植栽されたハナズオウが花を満開に咲かせています。 
そこに春型のナミアゲハPapilio xuthus)が訪花していました。 
ナミアゲハは今季初見です。 

翅を全開にしたまま、がっつくようにマメ科の蝶形花から吸蜜していました。 
花から花へ伝い歩きをするときだけ、少し羽ばたいてバランスを取ります。 
最後は自発的に飛び去りました。
今回私が撮った個体の雌雄を見分けられる方がいらっしゃいましたら、教えてください。 
『フィールドガイド日本のチョウ』によると、ナミアゲハの腹端を側面から見れば性別判定が可能らしいです。
いつもお世話になっている図鑑なのですが、どうしても苦言したい点があります。
せっかく掲載された腹端の写真があまりにも小さ過ぎて、図鑑と見比べて性別判定を実践することができません。 
これは致命的な問題ではないでしょうか。 
もっと拡大した写真を載せてください。
図鑑を買っても種類や性別を見分けられないというのは、図鑑としての使命を果たしていません。
(増補改訂版では改善されているのでしょうか?)
紙の図鑑でフルカラーの写真を大きくふんだんに載せようとすると印刷コストが跳ね上がるという出版社側の事情は理解できます。
なるべく多くの情報を限られた紙面に詰め込みたいというレイアウトの苦心が伺えます。
それなら、もう全て電子書籍で販売して欲しいというのが私の個人的な願いです。 
電子書籍化すれば、必要に応じて写真を拡大できますし、重くてかさばる図鑑を何冊でも野外に持ち歩くことが可能になります。
写真ファイルだけでなく鳴き声の音声ファイルや行動の動画ファイルを一体化したマルチメディア図鑑に進化すべきなのに、ここ何十年も紙のまま中途半端に停滞している(進歩を拒んでいる?)出版社の怠慢が解せません。
検索性も含めると使い勝手では紙の図鑑よりもインターネット上のWEB図鑑が圧勝しているので、そのオフライン版を電子書籍で販売して欲しいのです。
 

2023/12/03

エゾタンポポの花で採餌するセイヨウミツバチ♀【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2023年4月下旬・午後14:30頃・晴れ 

田園地帯の農道に咲いたエゾタンポポの群落でセイヨウミツバチApis mellifera)のワーカー♀が訪花していました。 
この組み合わせは初見です。 

帰化植物のセイヨウタンポポが日本中を席巻しているかと思いきや、この地点にはなぜか在来種のタンポポばかりが咲いていました。 
茎は未だ短く、草丈が低いです。 

口吻を伸ばして吸蜜するミツバチの後脚を見ると、花粉籠は未だほとんど空荷でした。 
群落内で隣の頭花へ飛んで次々に移動します。 
胸背部や頭部の体毛にエゾタンポポの黄色い花粉が付着すると、採餌の合間に身繕い。 
タンポポの横に咲いているヒメオドリコソウの花には見向きもしませんでした。 

撮影中は気づかなかったのですが、タンポポの花弁に黒くて微小な昆虫がしがみついています。 
ハナバチ類に寄生するツチハンミョウ(ゲンセイ)の仲間かもしれません。 
マクロレンズを装着して接写しないと正体不明です。 
しかし、訪花中のミツバチに取り付くシーンは撮れていませんでした。 
ミツバチが近づくと飛んで逃げたので違いますね。

セイヨウミツバチ♀がエゾタンポポの花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@2:35〜) 
春風が強く吹いても日差しが強いので、絶好のハイスピード動画撮影日和です。 
強風下で飛ぶのは大変そうです。
次の花に向かって飛びながら、空中で左右の後脚を擦り合わせています。
口吻を伸ばしたまま飛ぶこともありました。 

タンポポの頭花をめくって萼(総苞片)の形状を調べると、在来種のエゾタンポポと判明。 
このシーンだけ70%のスローモーションに加工しました。(@2:12〜2:34)

2023/11/30

ハナズオウの花蜜を吸うクマバチ♂

 



2023年4月下旬・午後15:00頃・晴れ 

郊外の畑の片隅に植栽されたハナズオウキムネクマバチ♂(Xylocopa appendiculata circumvolans)が訪花していました。 
赤紫色の蝶形花に口吻を差し込んで吸蜜しています。 

複眼が大きく発達していて顔の頭楯が白い雄蜂♂は1匹しか見かけませんでした。 
同じハナズオウの木に♀も訪花していたのに、求愛や交尾行動は見ていません。

2023/11/28

葉桜になったソメイヨシノの花で吸蜜するヒヨドリ(野鳥)

 

2023年4月下旬・午前10:55頃・晴れ 

街路樹のソメイヨシノ老木でヒヨドリHypsipetes amaurotis)が訪花していました。 
ソメイヨシノという品種は、花後に若葉が開きます。 
花弁が散った後の花からでもヒヨドリは嘴を差し込んで吸蜜しています。 
首をねじって多少無理な体勢でも吸蜜します。
散り残った花も未だ少しあるのに、わざわざ選んで訪花することはありませんでした。 
ヒヨドリは葉桜の花蜜に夢中で、飛び去る気配がありません。 

関連記事(6年前の撮影)▶ 葉桜の花蜜を吸うヒヨドリ(野鳥)

2023/11/27

ハルザキヤマガラシの花蜜を吸うフタモンアシナガバチ創設女王

 

2023年4月下旬・午後14:30頃・晴れ 

郊外の道端に咲いたハルザキヤマガラシの群落でフタモンアシナガバチ♀(Polistes chinensis antennalis)が訪花していました。 
この組み合わせは初見です。 
時期的にワーカー♀ではなく、越冬明けの創設女王と思われます。 

まずは望遠マクロで撮りました。 
次は通常マクロモードでそっと近づき、接写してみます。 
臨場感はあるものの、奥ピンになりがちです。 
レンズを近づけても吸蜜中のフタモンアシナガバチ創設女王は逃げませんでした。 

ハルザキヤマガラシの株は未だ蕾が多く、花序ごとに少数の花しか咲いていませんでした。

2023/11/24

シバザクラの花蜜を吸うビロウドツリアブ

 

2023年4月下旬・午後12:45頃・晴れ 

郊外の道端に咲いたシバザクラ(芝桜)の花壇でビロウドツリアブ(=ビロードツリアブ;Bombylius major)が訪花していました。 
この組み合わせは初見です。 

シバザクラの花には分かりやすい蜜標があります。 
それを目がけて細長い口吻を差し込み、吸蜜します。 
ツリアブの仲間はホバリング(停空飛翔)の名手ですけど、吸蜜中は芝桜の花弁に足を掛けていた(着陸していた)ので、今回は吸蜜ホバリングではありません。 

ハイスピード動画に切り替えようとしたら私の背後を車が通りかかり、ビロウドツリアブは怖がって逃げてしまいました。 

複数個体のビロウドツリアブが忙しなく飛び回り、互いに追いかけあっている様子を目撃しました。 
シバザクラの花壇で♂同士の縄張り争いがあって、訪花に来る♀を待ち伏せしているのかもしれません。 
証拠映像が撮れずに残念でした。

2023/11/21

セイヨウタンポポの花蜜を吸うツバメシジミ♂【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2023年4月下旬・午後14:40頃・晴れ 

農道の横に咲いたセイヨウタンポポの群落でツバメシジミ♂(Everes argiades hellotia)が訪花していました。 

初めは翅を半開きのまま吸蜜していました。 
やがて翅をときどき開閉するようになりました。 
次はしっかり閉じた翅の後翅を互いに擦り合わせています。 
後翅の尾状突起を触角のように動かす自己擬態の行動です。 

セイヨウタンポポの花からツバメシジミ♂が飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:44〜)

この組み合わせは初見です。 
個人的に、ツバメシジミの成虫をこんな早い時期に見たのも初めてです。 
本種は幼虫で越冬するのだそうです。 
温暖化で羽化が早まっているのでしょうか? 
 

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